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次の内閣 民主党部門会議日程表をみていたら、
7月9日
8:15 文部科学部門会議/衆1-地下1階 第5会議室
(議題)1.教育現場におけるストレスチェックの導入について、文部科学省よりヒアリング
と掲載されていました。
文部科学省は、教育現場におけるストレスチェックを考えているのでしょうか?
ストレスチェックには2種類あります。
1つは、ストレスチェックをしてハイスコアの児童生徒をリストアップして、スクールカウンセラーの個別面接につなげるという「スクリーニング」としてのストレスチェックです。
2つめは、児童生徒自身が自分のストレスを知り、どう対処したらいいかを学ぶ「セルフケア」のためのストレスチェックです。
スクリーニングモデルのストレスチェックは、10分ほどでできるので、忙しい学校教育では、どうしてもこのモデルを活用しようとします。
セルフケアモデルのストレスチェックは、1コマの授業が必要です。自分のストレスをチェックして、怒りがこの1週間たまっていたなー、とか、緊張していたなーということを振り返り、その怒りや緊張をどのようにマネジメントするかを学ぶストレスコーピングを
具体的に考えます。望ましい対処と望ましくない対処を考え、怒りを静める呼吸法などを体験します。落ち着いた心のつぶやきを考えてみます。
ストレスチェックを活用して、自分自身のストレスを知ることは、自分で自分のストレスをマネジメントする力を育てます。その上で、相談したい者は、担任やスクールカウンセラーに相談するといったシステムであってほしいのです。
どちらのモデルが子どもたちのためになるか、少し考えればだれにでもわかります。
スクリーニングモデルのストレスチェックは、大人が子どもを管理するという発想になってしまいます。これは、やめてほしいと思います。
すでに、岩手県教育委員会は311以来、「いわて子どものこころのサポート」のホームページを立ち上げ、こころのサポート授業案を配信し、セルフケアモデルのストレスチェックを全県下で実施してきています。
くれぐれも、スクリーニングモデルのストレスチェックの実施はやらないでほしいと思います。
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