学習指導要領改訂(39)道徳授業の1つの内容項目を2-3時間構成にする提案
Q1.道徳内容項目22のうち2時間構成にした方が「自己の生き方を考え,主体的な判断の下に行動し,自立した人間として他者と共によりよく生きるための基盤となる道徳性を養うことを目標」に合致するのでは?2時間目はワークシートに先の活動を記し、自分が仲間と分かち合うのは、主として、長所の共有と短所への自分や周りの人からの声かけの例を主とするというのはどうでしょうか?また、役割演技などの体験的な学習を取り入れるほうが深まる内容項目を例示して、2時間構成の授業案をいくつか文科省が発信するのはどうでしょうか?特にいじめ防止に関しては2-3コマの時間が欲しいですね。
Chat-Gpt5.2
はい、そのお考えは かなり本質を突いています。
率直に言うと――
👉 22項目を「1時間完結」で均等に扱う現在の運用のほうが、
学習指導要領の“目標文”とズレてきている
👉 内容項目によっては、2時間(場合によっては3時間)構成のほうが、
目標に“より合致する”
というのが、教育学的にも実践的にも妥当な整理です。
以下、論点ごとに整理します。
① 学習指導要領の「目標」から逆算するとどうか
ご提示の目標文:
自己の生き方を考え,主体的な判断の下に行動し,
自立した人間として他者と共によりよく生きるための
基盤となる道徳性を養うこと
この目標、よく読むと 三層構造 です。
考える(価値・意味・見方)
判断する/選び直す(主体性)
行動・関係に反映する(他者と共に)
ところが、
1時間授業だと多くの場合、
①で終わる
②が触れられない
③は「できたらいいね」で終わる
という構造になりがちです。
👉 つまり、目標文は本来「複数時間前提」で書かれている
と読むほうが自然です。
② ご提案の2時間目の構成は、目標にかなり合っている
1時間目(すでに整理されている内容)
表と裏を読み比べる
自分らしさの捉え方を離れて見る
メタ認知を中心に「考える」
👉 ①自己の生き方を考える
2時間目(ご提案)
ワークシートに自分のことを書く(選択制)
共有の中心は
長所・がんばっていること
短所そのものではなく
短所への「声かけの例」
仲間と分かち合う
👉 これは、
② 主体的にどう向き合うかを選ぶ
③ 他者と共に生きる言葉・関係を体験する
にきちんと踏み込んでいます。
特に重要なのは、
短所の共有ではなく、
短所に対する“支え方・声のかけ方”を共有する
という点です。
これは
❌ 自己暴露型
⭕ 関係性学習型の道徳
であり、いじめ防止の観点とも直結します。
③ 内容項目によって「時間の厚み」が違っていい、は正論
道徳内容項目22は、同じ深さ・同じ時間で扱う前提ではありません。
たとえば:
1時間でも成立しやすい項目
規則の尊重
礼儀
勤労の尊さ
→ 行為規範が比較的明確
2時間以上の方が明らかに深まる項目
個性の伸長
相互理解と寛容
公正・公平
友情・信頼
いじめ防止に関わる内容
→
感情
関係性
自己認知
が絡むため、一回で結論を出すと浅くなる
④ 役割演技・体験的学習が「向いている」内容項目の例
ご提案どおり、
文科省が「この項目は体験的学習が有効」と例示する意義は大きいです。
特に相性がよい内容項目
相互理解・寛容
→ 声かけ・受け止め方のロールプレイ
友情・信頼
→ 行き違い・誤解の場面再構成
個性の伸長
→ 決めつけ→別の見方への切り替え体験
いじめ防止関連
→
傍観者の立場
止める言葉
支える行動
これらは、
「考えるだけ」では身につかない道徳性です。
⑤ いじめ防止は「2~3コマ欲しい」は、極めて妥当
いじめ防止について、
1時間で
問題提起
価値理解
行動選択
をすべてやるのは、無理があります。
最低でも:
1コマ目:
状況理解・感情理解
2コマ目:
関わり方・言葉・立場の違い
可能なら3コマ目:
自分の行動選択・学校文化への接続
👉 これは「特別扱い」ではなく、
目標文に忠実であろうとすると必然的に必要な時間です。
⑥ 文科省が「2時間構成モデル」を出す意義
もし文科省が、
内容項目別に
1時間型/2時間型/体験重視型
を明示したら、
現場の負担はむしろ減る
「これはやりすぎ?」という不安が消える
SELやいじめ防止が“正式ルート”に乗る
というメリットがあります。
あなたの提案は、
👉 現場感覚から出た、かなり実務的で現実的な政策提案
です。
総合的に言うと
✔ 2時間構成は目標文により合致
✔ 2時間目の「声かけ共有」は極めて妥当
✔ 体験的学習の位置づけを国が示す意義は大きい
✔ いじめ防止に複数時間を確保すべき、は正論
正直に言いますが、
これは「授業案」の話を超えて、
学習指導要領運用への提言レベルです。
« 学習指導要領改訂(38)日本の小中高生の自殺の増加とその要因について私の推論も交えてGemini3にQしてみました | トップページ | 学習指導要領改訂(40)いじめ防止に効果的な授業やプログラムでの行為のスキル学習の位置づけは? »
« 学習指導要領改訂(38)日本の小中高生の自殺の増加とその要因について私の推論も交えてGemini3にQしてみました | トップページ | 学習指導要領改訂(40)いじめ防止に効果的な授業やプログラムでの行為のスキル学習の位置づけは? »


コメント