第4回企画特別部会の事務局資料で
【参考資料1-1】論点資料補足資料(諸外国の事例、現行制度の概要等) (PDF:2.0MB)
に授業時間数やカリキュラムが少しわかります。そこで、CHAT-GPTに質問してみました。
Q.読み物教材を使った道徳授業が日本では主流ですが、アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、ノルウエー、オーストラリア、ニュージーランドでは、日本の道徳教育に匹敵する授業は行われていますか?読み物教材はどの程度使われていますか?
ChatGPT:
日本の道徳教育は、近年、学校教育で重要な位置を占めていますが、世界の他の国々でも道徳や倫理に関する教育は行われており、その方法や内容は国によって異なります。読み物教材を使った道徳授業が主流の日本に対し、他国ではどのようなアプローチが取られているのでしょうか。
1. アメリカ
アメリカでは、「倫理教育」や「社会的・情緒的学習(SEL: Social and Emotional Learning)」が重要視されています。道徳的な教育は学校のカリキュラムに必須ではないものの、学校や地域によっては社会的問題、正義、責任などに関する授業が行われています。
読み物教材: アメリカの道徳教育において、読み物教材(特に文学や物語)はよく使われます。文学作品を通して道徳的な教訓を学んだり、キャラクターの行動を通して倫理的な問題に関する討論を行うことが一般的です。
SELプログラム: SELの一環として、感情の認識、自己制御、共感などのスキルを育む教育が推進されています。
2. イギリス
イギリスでは「RE(Religious Education)」や「PSHE(Personal, Social, Health and Economic Education)」が道徳教育に該当し、これにより倫理や社会規範を学びます。
読み物教材: イギリスでは、道徳教育の中で文学を使用することもありますが、特に宗教教育の一環として道徳的な価値観や倫理観を学ぶための教材が使用されることが多いです。学校によっては、個別の事例を使って議論を促進する形式もあります。
社会的スキル: 学校の教育において、倫理的な行動を促す活動やディスカッションを重視しており、読書やディスカッションを通じて子どもたちに道徳を学ばせます。
3. フランス
フランスでは、道徳教育というよりも、教育の中で倫理や市民教育(エティック・シヴィック)を強調する傾向があります。
読み物教材: フランスでは道徳教育という形ではなく、主に「市民教育」の一環として倫理的な内容が取り扱われますが、文学作品や歴史的な事例を通して、道徳的な価値観を学ぶことが多いです。特に公共のマナーや自由、平等の重要性などに関する教材が使用されます。
4. カナダ
カナダでは、社会的・文化的な多様性を尊重する道徳教育が行われ、学校のカリキュラムに組み込まれています。SELプログラムも導入されており、自己認識、感情管理、関係構築のスキルを育成する教育が行われています。
読み物教材: カナダの道徳教育では、文学や物語が道徳的価値観を教えるために多く使用され、特にインクルージョン(包摂)や平等、多文化主義に関する教材が豊富です。
5. ノルウェー
ノルウェーでは、道徳教育は倫理や社会的責任を含む教育として行われ、特に環境問題や社会問題に対する意識を高めるためのプログラムが推進されています。
読み物教材: ノルウェーでは、文学作品や物語が社会的問題を扱うために使用されることが多く、道徳的価値観を深めるために積極的に利用されています。
6. オーストラリア
オーストラリアでも道徳教育は重要で、特に学校の「市民教育」や「倫理教育」として行われています。
読み物教材: オーストラリアでは、読み物教材を通じて倫理的な問題を扱い、議論を促す方法が取られています。学校によっては、道徳的問題を解決するためのロールプレイやディスカッションを用いた授業もあります。
7. ニュージーランド
ニュージーランドでは、道徳教育は「人間関係教育」の一環として行われ、特に感情の管理や共感、責任感などが教えられています。
読み物教材: ニュージーランドの教育においても、文学や物語を使って道徳的な教訓を学ぶことが行われており、倫理的な問題に関する教材が豊富です。
結論
世界の多くの国々でも道徳教育は行われていますが、日本のように「道徳」を一つの科目として独立させて教える形は少なく、むしろ社会的・情緒的スキルや市民教育、倫理教育の中で道徳的な価値観を学ぶ形が主流です。読み物教材を使った道徳教育は、アメリカやカナダ、オーストラリアなどではよく取り入れられており、文学や物語を通じて道徳的な問題について考える機会が提供されています。
私見;道徳授業で道徳の教科化のまえは、社会的スキル・感情の学習など現場はとりいれていたのに、それを全て締め出しましたよね。
2011年東日本大震災と大津の中学生いじめを苦にした事件、このいじめ事件は、2012年にメディアで報道され、その結果、2015年道徳の教科化がいじめ対策の柱として政府が決定したんですね。そりゃ親心としては「学校でいじめられて自殺するくらなら学校は行かなくてもいい」と思いますよね。でも、学校に行きたいけどいけないという不登校は内的に苦しみを抱えていて(友だちとの関係、勉強のこと・・・)そのことをよりよい生活を送りながら心を整理し対人関係スキルや学び方を学ぶスキルや受けとめ方(考え方)で感情や行動が変わることを学んだり、つらかったトラウマのような出来事の心身反応と回復の仕組みを知って少しずつチャレンジするなどをとおして対処力・解決力を高めていけることを、日本は小中9年間でわずか保健の2-3時間にしてしまったのが、その後、小学生の不登校が徐々に増えていき、2020年のコロナ襲来で、一気に不登校が増加したと私は推測しています。
せめて、道徳授業の10時間はストレスや対人関係のスキルの練習ができる国にしないと、次の15年も不登校・いじめ・暴力・自殺は増加の一途だと思います。
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