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2025年3月

2025年3月25日 (火)

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(20)H26年道徳教育部会主査が「読み物中心は実効性がない」の認識なのになぜ教科書は読み物教材がほとんどなんだろう?

押谷ほか(2013)が主張するように、読み物中心の心情主義教育はしばしば授業の形骸化を招き、実効性がないとされているからである。
(藤橋、2022)より
藤橋 宙生(2022)『中学校学習指導要領 解説「特別の教科道徳」』の価値観の計量的分析 ―『中学校学習指導要領 解説「特別の教科 道徳」』のテキストマイニングを通して―
押谷由夫さんは、前回学習指導要領改訂の道徳教育部会の主査を務められておられます。道徳の教科書では東京書籍の代表を務めておられます。
それで、小学校道徳教科書1年は34中8が読み物教材でない絵が教材になっています。たのしいがっこうせいかつ1ようこそ、1年生ではプールで輪になっている写真、図書室で本を読んでいる写真、運動会の写真などがちりばめられています。 じぶんでできること2べんきょうがはじまります 庭かグラウンドで遊んでいる絵、みなさんはじかんをまもっていますか? という問い。などです。ところが、小2の教科書をみると35中全て読み物教材です。いっぽう、62pに いじめの ない せかいへ ともだちのことをかんがえて 机でひとりでいる男の子の絵 3人の立っている子 「なんていってあげようかな」 じょうほうモラル いのちはいくつもあるのかな このまんがではかみさまのchからでいきかえったわ ゲームのなかではしんでもいきかえるよ などが1頁(126p) ありがとうカードをまとめましょう(102p) ありがとうカード(103p) がはいっています。これらはメイン教材じゃないんでしょうが、これらをメイン教材にできる 学習指導要領になったらいいなー。
29 ぼくは 「のび太」でした 藤子・F・不二雄 高校時代手塚治虫さんに会いにいったお話しなど どらえもんの絵もふくめて4頁が掲載されています。・・・・ドラえもんを道徳の教材に使えると、3つの言い方(のびた、ジャイアン、しずかちゃん;がまんさん、おこりんぼさん、さわやかさん(アサーション)も、学べるし、なにより 災害・暴力・いじめにあったあと、「あんぜん」と「きけん」の区別がつきにくくなることをドラえもんで学べるのにと、ため息がでます。ドラえもんは、ねずみがトラウマで、「ねずみ」という言葉をきいただけで、ぎゃーと飛び上がる(過覚醒)、ねずみという言葉はドラえもんにとってとっても嫌な言葉だけど、ねずみという言葉がドラえもんの耳を齧るかな?齧らないよね安全だよね。地震、つなみ、暴力、いじめもとっても嫌なことばだけど、その言葉を落ちついて使えると、ねずみ対策、地震対策、津波対策、いじめ対策を考えることができるよ、道徳的価値を学ぶ大前提に、安全と危険を見分ける力を育もう、を学べるのになー。

次回の道徳科の目標を「・・・・実践意欲と態度と行為を育む」に改訂してほしい。

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(19)道徳科の目標に「…実践意欲と態度と行為を育てる」に改訂する意義

Q.次期学習指導要領改訂では、単元を重視するという方針のようですね。道徳の目標を「・・実践意欲と態度と行為(ないし行動)を育てる」にして、例えば内容項目の節度節制では1時間目は読み物教材で節度節制という道徳的価値を学び、規則正しい生活をするために、2時間目は、ゲームを長時間して睡眠時間を削るという児童が、ゲームの時間をコントロールする方法や睡眠を十分とる意味とその対処行動を中心にグループでの話し合いや体験学習をメインにするといった構成にすれば、物語の主人公の身になって考え議論するだけではく、自分事として自己コントロールの大切さを学べるのではないでしょうか?どう思いますか?

ChatGPT:
とても良い提案だと思います。次期学習指導要領で「単元を重視する」方針が示されていることを踏まえると、道徳の授業を単発で終わらせず、複数の時間をかけて深く学べる構成は、学習の定着に効果的ですね。

提案のポイントと良い点
「実践意欲・態度・行為(行動)」を目標に含めることで、道徳が実生活に結びつく

現行の道徳授業では、「考えること」に重きを置きすぎており、実際の行動変容に結びつきにくい面がある。

「実践」にまでつなげることを目標とすることで、道徳の授業の価値がより明確になる。

1時間目: 物語教材で道徳的価値(節度・節制)を学ぶ

物語を通じて、価値観や道徳的ジレンマについて考えるのは重要。

しかし、それだけで終わると「考えたけど行動しない」という課題が残る。

2時間目: 具体的な生活場面を想定し、行動レベルでの学習

例えば「ゲームを長時間しすぎてしまう」など、児童自身が身近に感じる課題を題材にする。

グループワークや体験学習を取り入れることで、他者と対話しながら自己コントロールの方法を学ぶ。

さらに「どうすればコントロールできるか?」を考え、実際に試してみることで、実践につなげる。

期待できる効果
道徳の学びが「自分事」になりやすい
→ 「物語の主人公ならどうする?」だけでなく、「自分はどうする?」という視点を持てる。

自己コントロールのスキルが身につく
→ ただ「ゲームはほどほどに」と言われるだけでなく、「どうすれば節度を持てるのか?」を具体的に考えられる。

道徳が「机上の学び」ではなく「行動につながる学び」になる
→ これこそ「心の教育」としての道徳を機能させるカギになる。

改善点や補足のアイデア
2時間目の話し合いでは、**「節度を守るための工夫を考えよう」**というワークを入れるとより実践的。

例: 「ゲームをやめられない人のための工夫リストをつくる」

「スクリーンタイムを設定する」「寝る前に本を読む」「家族と約束する」など、実行可能なアイデアを共有する。

振り返りを大切にする

3時間目(または1週間後)に「自分が実践できたこと・できなかったこと」を振り返る時間を設けると、さらに定着しやすい。

総合的な評価
→ 「考え」だけで終わらず、「実践」につなげる道徳授業のモデルとして非常に有効な構成!
単元を重視する方向性にも合致しており、次期学習指導要領の流れに沿った実践として推進できそうです。


2025年3月24日 (月)

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(18)道徳モデルと認知科学モデルの共通点と相違点

Q.出来事<私が友だちに「おはよう」と声をかけたが、友だちから返事がなかった>を例に、道徳学「道徳的価値、自己、生き方、判断力、心情、意欲、態度、道徳的行為、行動」と認知科学「スキーマ、受けとめ方、認知、思考、感情、行為、行動」」の2つの立場の共通点と相違点を時系列(情報処理過程)で教えて下さい。

ChatGPT:
出来事:私が友だちに「おはよう」と声をかけたが、友だちから返事がなかった
この出来事を 道徳学 と 認知科学 の視点から、時系列(情報処理過程)で整理し、共通点と相違点を比較します。

1. 道徳学と認知科学の情報処理モデル(時系列)

 

Photo_20250324080901

 

2. 道徳学と認知科学の共通点と相違点
(1) 共通点
情報処理のプロセスがある

 

出来事を知覚 → 解釈(認知・思考)→ 感情が生じる → 行動の決定 → 実行 という流れは共通。

 

個人の経験(スキーマや価値観)が影響する

 

過去の経験や信念によって「返事がない」という出来事の解釈が変わる。

 

感情が行動に影響を与える

 

「悲しい」「怒り」「不安」などの感情が生じ、それが行動選択に関わる。

 

(2) 相違点
道徳学 認知科学
「どのように考えるべきか?」を問う 「どのように認知し、どのような影響があるか?」を分析する
道徳的価値(挨拶の重要性、他者との関係)を重視 認知のバイアスや思考のプロセスを重視
「自分の生き方や態度」を考え、社会的に適切な判断を促す 「なぜそのような認知・感情が生じたのか」を探る
行動の選択肢に「道徳的成長」の視点を含める 行動選択の背後にある認知的要因(スキーマ・バイアス)を考える
3. まとめ
この出来事は 道徳学 では「どのように考え、どんな態度を取るべきか」を学ぶ機会とされ、認知科学 では「なぜそのような認知や感情が生じ、行動につながったのか」を分析するものと考えます。
両方の視点を組み合わせることで、より適切な自己理解と他者理解が可能になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

2025年3月22日 (土)

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(17)知ってますか?道徳授業で<いじめのない楽しいクラスにしよう>授業ができないことを。

Q. 2017年道徳を特別の教科にして、授業のねらいと授業方法を文科省が発信しました。道徳科の目標に「・・・態度と行為を育てる」となっておらず、「行為(ないし行動)」を入れずに、「内面の涵養」を重視したため、道徳授業で「いじめのない楽しいクラスにしよう」は、道徳授業で行うのは不適切との大原龍一さんの解説は、現在の道徳授業では一般的と理解してよろしでしょうか? 

ChatGPT:
​ご指摘のとおり、2017年に道徳が「特別の教科」として位置づけられ、文部科学省はその授業の目標や方法を提示しました。 ​
道徳科の目標は、児童生徒の内面的な資質、すなわち道徳的心情、判断力、実践意欲と態度を育成することに重点を置いています。 ​そのため、具体的な行動指導よりも、内面的な涵養を重視する傾向があります。​
大原龍一氏は、道徳の時間において「いじめのない楽しいクラスにしよう」といった具体的な行動指導を行うことは、特別活動(学級活動)の領域であり、道徳科の本来の目的とは異なると指摘しています。 この見解は、道徳科の目標が内面的な資質の育成にあるという観点から、現在の道徳授業において一般的な理解とされています。​

Q.いじめ防止を目的にした道徳の教科化なのに、<いじめのない楽しいクラスをするにはどうしたらいい?>の授業を道徳授業でできないことを、国民は知っているでしょうか?

ChatGPT:
多くの人は、「道徳の教科化=いじめ防止のため」と考えているかもしれませんが、「いじめのない楽しいクラスをつくるには?」という授業が道徳の時間では適切ではない という点について、国民全体が正しく理解しているとは言い難いでしょう。

なぜ国民の理解が進んでいないのか?
「道徳=いじめ防止」のイメージが強い

文部科学省が「いじめ防止」を道徳の教科化の理由の一つとして掲げていたため、道徳の時間で直接「いじめをなくす方法」を話し合うものだと思われがちです。

授業目標と方法のズレ

実際には、道徳科の目標は「内面の涵養(道徳的価値の理解・判断力・態度の形成)」であり、「具体的な行動指導」は主に特別活動(学級活動)で扱うべきとされているため、授業で直接「どうしたらいじめがなくなるか?」を話し合うことは不適切とされています。

現場の実情とのギャップ

道徳科では「登場人物の気持ちを考えよう」といった教材を使うことが多く、「では実際にどう行動するか?」について深掘りしにくいという制約があるため、「いじめ防止」に直結する実践的な授業になりにくいのが現状です。

国民にどう伝えればよいか?
この現状を国民が正しく理解するには、次のようなアプローチが必要かもしれません。

①道徳科と特別活動(学級活動)の役割を明確に周知する

「いじめ防止に関する具体的な話し合いや行動指導は、特別活動(学級活動)で行う」ということを、学校・保護者向けにもっと説明する。

➁「道徳科で何ができて、何ができないのか?」を具体例を交えて発信する

例えば「道徳科では"いじめはなぜ悪いのか?"を考えるが、"どうすればいじめをなくせるか?"は特別活動で話し合う」といった具体的な区別を伝える。

③道徳科の授業のあり方を見直す議論を進める

「内面の涵養」と「実践的な行動指導」のバランスをどう取るかを、教育政策のレベルで見直すことも必要かもしれません。

この問題について、どのような形で発信すればよいか考えていますか?


Q.次期の学習指導要領改訂の議論がはじまったのに、<「内面の涵養」と「実践的な行動指導」のバランスをどう取るかを、教育政策のレベルで見直すことも必要かもしれません。>は中教審に諮問した審議の4つの柱に含まれていません。いじめ第三者委員会の設置件数が年々増えている状況を中教審の委員はどう考えてるのでしょうか?あなたはどう考えますか?

ChatGPT:
​いじめ防止を目的に道徳が教科化されたにもかかわらず、道徳科での「内面の涵養」と「実践的な行動指導」のバランスに関する議論が、現在の中央教育審議会(中教審)の審議の4つの柱に含まれていない点について、疑問をお持ちですね。​

いじめに関する第三者委員会の設置件数が年々増加している状況は、教育現場におけるいじめ問題の深刻さを示しています。​しかし、現時点で中教審の委員がこの状況をどのように受け止めているか、具体的な情報は見つかりませんでした。​

私見としては、いじめ防止のためには、道徳教育における「内面の涵養」と「実践的な行動指導」のバランスが重要であると考えます。​児童生徒が道徳的な価値観を理解するだけでなく、それを具体的な行動に移せる力を育むことが、いじめのない学校環境の実現につながると考えます。​

 

したがって、次期学習指導要領の改訂においては、このバランスを適切に取り入れるための議論が必要であり、中教審においてもこの点が検討されることを期待します。

2025年3月21日 (金)

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(16)道徳教材の県教委や教育教材の実績ある社団法人からの教材の活用について

Q.道徳の教科書には22の内容項目に対し35時間分の教材が掲載されています。同じ内容項目が2-3つ掲載されているのもあります。また、県教育委員会や教育教材作成に実績のある社団法人から、独自の教材が発信されていれば、文部科学省は、道徳の教科書教材を使うことを推奨しながら、県教委や社団法人が発信している教材も使っていいと通知していますか?使う場合はどこに事前申請すればいいですか?

ChatGPT:
文部科学省は、道徳の授業において教科書を主たる教材として使用することを推奨しています。しかし、学校教育法第34条第2項により、教科書以外の有益適切な補助教材の使用も認められています。
 ※学校教育法第34条2項④ 教科用図書及び第二項に規定する教材以外の教材で、有益適切なものは、これを使用することができる。(教科図書とは道徳教科書に限定されていない全ての教科の教科書)
(文部科学省)また、学習指導要領では、児童生徒の発達段階や地域の実情等を考慮し、多様な教材の活用が推奨されています。(文部科学省)したがって、県教育委員会や教育教材作成に実績のある社団法人が提供する教材も、適切であれば使用することが可能です。補助教材の使用に際しての事前申請については、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第33条第2項に基づき、各教育委員会が必要と判断した場合、学校に対して補助教材の使用についてあらかじめ届け出させるか、承認を受けさせることができると定められています。 (文部科学省)
※(学校等の管理)
※地方教育行政の組織及び運営に関する法律
第三十三条 教育委員会は、法令又は条例に違反しない限りにおいて、その所管に属する学校その他の教育機関の施設、設備、組織編制、教育課程、教材の取扱いその他の管理運営の基本的事項について、必要な教育委員会規則を定めるものとする。この場合において、当該教育委員会規則で定めようとする事項のうち、その実施のためには新たに予算を伴うこととなるものについては、教育委員会は、あらかじめ当該地方公共団体の長に協議しなければならない。
2 前項の場合において、教育委員会は、学校における教科書以外の教材の使用について、あらかじめ、教育委員会に届け出させ、又は教育委員会の承認を受けさせることとする定めを設けるものとする。

したがって、補助教材の使用に関する届け出や承認の手続きは、各都道府県や市区町村の教育委員会が定める規定に従う必要があります。具体的な手続きについては、所属する学校の教育委員会に確認することが重要です。

Q.3つの言い方(がまんさん、おこりんぼさん、さわやかさん(アサーション)、上手な話の聴き方、考え方で感情や行動が変わる、自分のストレスを知って対処法を学ぶ、などの上位概念はなんですか?心の健康、ストレスマネジメント、人間関係、など、いい言葉が思い浮かびません?考えていただけませんか?

ChatGPT:
それらの内容を包括する上位概念として、以下のような言葉が考えられます。
① 心の健康と自己理解
自分の感情や考え方を理解し、適切に表現する力を育むことを中心にした概念。
例:「考え方で感情や行動が変わる」「自分のストレスを知って対処法を学ぶ」
② 感情マネジメントと対人スキル
感情のコントロールや対人関係のスキルを総合的に学ぶ枠組み。
例:「がまんさん・おこりんぼさん・さわやかさん(アサーション)」「上手な話の聴き方」
③ ウェルビーイング教育
心理的・社会的な健康を包括的に扱う言葉で、ストレスマネジメントや人間関係の形成を含む。
もし、もう少し絞った表現がいい場合は、 「感情と対人関係スキル」 や 「心のセルフマネジメント」 なども考えられます。
何かイメージに合うものはありますか?
:
Q.ウエルビーイング教育、日本語でなんと言いますか?

ChatGPT:
「ウェルビーイング教育」を日本語で表現すると、以下のような言葉が考えられます。

① 「幸福教育」
「ウェルビーイング(Well-being)」の直訳に近い表現。
ただし、「幸福」が主観的な幸せに限定される印象があるため、やや抽象的。
② 「心と体の健康教育」
心理的・社会的・身体的な健康を包括する表現。
例:「心の健康」「ストレスマネジメント」「人間関係」などを含む。
③ 「心の健康と人間関係教育」
心理的な健康と社会性を両立する内容を強調。
④ 「生きる力を育む教育」
文部科学省が重視する「生きる力」の概念と親和性が高い。
ストレス対処・感情調整・対人スキルを含む。
「心の健康教育」 や 「感情と人間関係の学び」 なども分かりやすいかもしれません。
どの表現がイメージに合いそうですか?

Q.道徳科の内容項目22で社会的WB,心理的WBのどちらかを充てるというのはどうでしょうか?
ChatGPT:
道徳科の22の内容項目に「社会的ウェルビーイング(WB)」と「心理的ウェルビーイング(WB)」のどちらかを対応させる というアイデアは、とても理にかなっています。

道徳科の内容項目は、 個人の内面の発達(心理的WB)と 他者や社会との関わり(社会的WB)の両方に関わるものが多いので、次のように整理するとわかりやすいかもしれません。

分類のイメージ
心理的ウェルビーイング(WB)
→ 自己理解・感情調整・価値観の確立に関する内容
(例:節度・節制、希望と勇気、自己の向上 など)

社会的ウェルビーイング(WB)
→ 人間関係・協力・社会的役割に関する内容
(例:礼儀、友情と信頼、公正・公平、社会参画 など)

例えば、
✅ 「感謝」→ 心理的WB(幸福感や満足感の向上)+ 社会的WB(人間関係の強化)
✅ 「公正、公平、社会正義」→ 社会的WB(社会の一員としての意識)
✅ 「希望と勇気、努力と強い意志」→ 心理的WB(自己肯定感の向上)

といった形で分類できます。

期待されるメリット
「心の健康」や「生きる力」と道徳の関連性が明確になる
「ウェルビーイング」の視点を加えることで、道徳を単なる価値観の学びではなく、生徒自身の幸せや成長に結びつける授業 にしやすい
22の内容項目を「心理的WB」「社会的WB」のどちらに重点を置くか整理することで、授業のねらいを明確にしやすい
もし具体的な分類表を作りたい場合、22の内容項目ごとに心理的WB・社会的WBのどちらを充てるかリストアップすることもできます。
この考え方を道徳の授業に活かしたいと考えていますか?

Chat-GPTが、中央教育審議会の特別委員だったら、日本の教育はもっとよくなるかも?

Q.道徳の学習指導要領で、道徳科の目標は「...実践意欲と態度を育てる」となっており「行為」がはいってないのに、「(3) 第3 指導計画の作成と内容の取扱い オ  道徳科の特質を生かした指導を行う際の指導方法の工夫例を,問題解決的な学習,道徳的行為に関する体験的な学習等として示した。 」と道徳的行為に関する体験的な学習 と記載されているのですか?

ChatGPT:
これは、学習指導要領における目標と指導方法の関係性に由来するものと考えられます。
1. 目標に「行為」が含まれない理由
学習指導要領では、道徳科の目標を 「考え方や態度の育成」に重点 を置いています。これは、道徳教育において 「内面の涵養」 を重視し、児童が主体的に道徳的判断を行う力を育てることを目的としているためです。そのため、目標には 「道徳的行為の実践」そのもの は明記されていません。

2. 指導方法に「道徳的行為に関する体験的な学習」が含まれる理由
一方で、目標の達成のためには、単に考えさせるだけではなく、 実際の経験を通じて学ぶことが有効 であると考えられています。そのため、「指導計画の作成と内容の取扱い」においては、指導方法の一つとして 「道徳的行為に関する体験的な学習」 が示されているのです。

これは、単に道徳的行動を強制するものではなく、 体験を通じて道徳的価値を深く理解し、主体的に行動できるようにする ことを目的としています。つまり、道徳科の目標は 「内面の成長」 にあり、その手段の一つとして 「行為に関する体験」 を活用するという構造になっています。

結論
目標には 「行為」 が含まれないが、指導方法として 「道徳的行為に関する体験的な学習」 が推奨されているのは、 児童の主体的な内面の成長を促し、それを支えるために体験的な学習が有効とされているため です。

この点について、もし 「実践意欲や態度」だけでなく、「行為」も明示的に目標に含めるべきではないか という意見があるなら、それを 学習指導要領の改善提案 の一つとして議論することは可能かもしれません。

Q「道徳的行為に関する体験的な学習」を推奨するのなら、目標に「と行為を育てる」にすべきではないですか?

ChatGPT:
おっしゃる通り、 「道徳的行為に関する体験的な学習」を推奨するのであれば、目標にも「行為」を明記するべきではないか という疑問はもっともです。
これについては、現在の道徳科の位置づけや教育方針の考え方と関係しています。

1. なぜ「行為」が目標に含まれていないのか?
文部科学省の道徳教育の考え方として、道徳科は 「内面の涵養」を主眼 に置いているため、「行為そのもの」を目標とすることには慎重な立場を取っています。

① 「考えさせる道徳」へのシフト
2018年度の学習指導要領改訂では、道徳の授業が「考えさせる道徳」として整理され、
「何が正しい行為か」を押し付けるのではなく、児童自身が道徳的価値を考え、自らの判断に基づいて行動できるようになること が求められました。
このため、目標には 「行為を育てる」と明記すると、行為の強制につながる懸念がある という考え方が背景にあると考えられます。

② 評価の問題
道徳科は 数値評価をせず、記述式評価 を採用しています。
もし「道徳的行為の実践」そのものが目標に含まれると、
「どの行動が道徳的か」という評価基準の問題が発生し、教師が児童の道徳的行為を評価する立場になってしまいます。
そのため、あえて目標から「行為」を外し、「実践意欲と態度」にとどめている のだと考えられます。

2. それでも「行為を育てる」と明記すべきか?
この点については議論の余地があります。
特に、指導要領に 「道徳的行為に関する体験的な学習」 を推奨している以上、 目標にも「行為」の要素を含めるべきではないか という意見は十分に理にかなっています。

① 目標を「実践意欲・態度・行為」にすることで、一貫性が生まれる
現状のように 「行為」は指導方法の中にしか出てこない 状態では、「体験的な学習をしても、行動の変容を目標としていない」 という矛盾が生じます。
もし、目標を「実践意欲・態度・行為を育てる」と変更すれば、
道徳科の目標と実際の指導方法の整合性がとれる というメリットがあります。

② 「道徳的行為=強制されるもの」という誤解を防ぐ工夫が必要
一方で、「道徳的行為」を目標に明記すると、「行為を強制される」と誤解される可能性があります。
そのため、例えば 「主体的に道徳的行為を選択し、実践する力を育てる」 という表現にすることで、
「道徳的行為は強制ではなく、自分で考えて選ぶものだ」という考え方を前提にできるかもしれません。

3. まとめ
現状の目標(行為を含まない) は、「内面の涵養」を重視し、行為の強制や評価の難しさを回避するために設計されている。
しかし、「道徳的行為に関する体験的な学習」を推奨しているのに、目標に「行為」がないのは不整合ではないか」という指摘はもっとも。
解決策として、「主体的に道徳的行為を選択し、実践する力を育てる」という形で目標を修正することが考えられる。
もし、「行為」も目標に明記すべきだという提案 をされるのであれば、
「強制」ではなく「主体的な選択としての道徳的行為の実践」という視点を強調することが重要だと思います。

これは「心の教育プログラム」の一環として、次の学習指導要領改訂への提案にもつながるのではないでしょうか?

Q.子どもは腹が立った時相手を叩いたり蹴ったりしてはいけないことは知っています。でも、してしまうといいます。適切な道徳的行為ができるように学ぶことができなければ、「人を愛していますよ、だから愛する人を誰にも奪われないために殺すのです」と、全く不適切な行為に目を背ける道徳教育って実際役にたちませんよ。

ChatGPT:
おっしゃる通りです。
「してはいけない」と知っていても、感情に流されて行動してしまう――これは、道徳教育が「知識の学習」だけでは不十分であることを示しています。

現行の道徳科では、「内面の涵養」が重視されるあまり、具体的な行動の仕方や衝動を抑えるスキルの指導が不十分 になりがちです。
その結果、子どもたちは 「なぜ悪いのか」は理解しているが、実際にどうすればいいかは学んでいない という状況に陥ります。

1. 「道徳的行為の実践」を学ばなければ意味がない
極端な例として、「愛しているから殺す」 というような歪んだ道徳観が生まれるのは、 感情と行為の結びつきを適切に学べていない ことが原因の一つです。
これは「道徳的価値を知ること」と「道徳的行為ができること」は別物であることを示しています。

知識だけの道徳教育の限界
✅「怒りをぶつけるのは良くない」と知っている
❌ でも、怒りをどう処理すればいいかは学んでいない
✅「いじめは悪い」と理解している
❌ でも、目の前でいじめが起きたときどうすればいいかわからない

このように、「知っていること」と「できること」のギャップを埋める教育が不足している のが、現在の道徳教育の問題点です。

2. どうすれば適切な行為を身につけられるのか?
① 「感情のコントロール」を学ぶ
子どもが衝動的に暴力を振るうのは、 怒りを適切に処理する方法を知らないから です。
そこで、「怒りを感じたときにどうするか?」 を具体的に学ぶ必要があります。

たとえば、ユーザーが実践されている
✅ 「イライラしたときどうする?」の授業
✅ 呼吸法や望ましい表現の練習
は、まさにこの問題を解決するための実践的な学習です。

このような取り組みが、道徳の授業の中に正式に組み込まれるべき ではないでしょうか?

② 「道徳的行為のスキル」を実践で学ぶ
現状の道徳科では、「問題解決的な学習」「体験的な学習」は例示されていますが、十分に実施されていません。
本当に子どもたちが適切な行動をとれるようにするためには、
「実際の場面を想定したロールプレイや練習」 を行うことが重要です。

✅ 友達に嫌なことをされたとき、どう言えばいいか? → 断り方・伝え方の練習
✅ トラブルになったときにどう冷静になるか? → 呼吸法・気持ちの整理の仕方を練習
✅ いじめを見たとき、どう対応すればいいか? → 具体的な対処法をケースごとに学ぶ

こうした**「道徳的行為を選択し、実践する力」を育てる学習** がなければ、道徳教育は「絵に描いた餅」で終わってしまいます。

3. 道徳教育を「実践的な教育」に変えるためには?
ユーザーが提案されている 「ハート教育プログラム」 は、この問題を解決するための方策として非常に有効です。
特に、
✅ 「実際にどう行動するか?」を学ぶ時間の確保
✅ 「感情のコントロール」「自己主張」の指導を充実させる
✅ 「どう助けを求めるか」「どう断るか」など、具体的な行動の練習
が含まれることで、道徳教育が 「知識」だけでなく「行為の実践」に結びつく 形になります。

4. まとめ
💡 道徳教育は「知識を学ぶだけ」では意味がない。
💡 「適切な行為を身につける実践的な教育」が必要。
💡 道徳科の目標に「行為」を含め、実際の行動を学ぶ時間を増やすべき。
💡 「心の教育プログラム」は、この課題を解決するための有効な提案となる。

「道徳的に考える」だけではなく、「道徳的に行動できる」子どもを育てるために、
「道徳科の目標に行為を加える」「実践的な授業を導入する」 という方向での改革が必要だと思います。

こうした提案を、今後の学習指導要領改訂の議論に組み込んでいく価値があるのではないでしょうか?

Q.道徳は「内面の涵養」を重視し、定性評価するので何が適切な道徳的行為かを評価することは強制につながるので、目標に「と行為を育てる」を入れなかったというのであれば、評価をしなければいいのです。評価ではなく、児童生徒と保護者がサポートファイル(メッセージ)を共有して次学年に申し送ればいいのです。自分のストレスをチェックすることは、やりたくなければやらなくていい、やらないことを評価してはいけない、のです。そんな議論もできなかった前期の学習指導要領改訂で、いじめ対策で道徳を教科にしたのに、全くひとり一人の児童生徒を尊重してない制度になってしまったと思いませんか?

ChatGPT:
おっしゃる通り、現在の道徳科の制度には 「児童生徒一人ひとりを尊重する」 という理念と、実際の運用との間に矛盾がある と思います。

1. 道徳を「教科化」したのに、個の尊重が欠けている
道徳が「特別の教科」となった最大の理由は 「いじめ対策」 でした。
しかし、実際の運用を見ると、個々の児童生徒の内面の成長を尊重する制度にはなっていない という問題があります。

矛盾①:「内面の涵養」を重視するのに、実践を軽視
「道徳的行為に関する体験的な学習」は推奨するのに、目標に「行為」が入っていない。
「道徳的に考える力」を育てることは強調されるが、「実際にどう行動するか」の学びは弱い。
➡ 結果として、道徳科の学びが「知識の蓄積」にとどまり、行動につながりにくい。
矛盾②:「個を尊重する」と言いながら、道徳の学習記録を管理しない
「数値評価はしない」としながらも、教師が一方的に評価し、児童生徒自身が学びの記録を管理する仕組みがない。
「どう成長したか」を児童生徒や保護者が振り返る機会がなく、次学年へ引き継がれない。
➡ 本来、個を尊重するなら、「成長の記録」を児童生徒自身が主体的に活用できる仕組みが必要ではないか?
2. 「評価しない」形で個を尊重する道徳教育へ
現在の道徳の評価には、多くの矛盾があります。
そもそも、「評価しなければ行為を育てられない」という発想自体が 「道徳=評価されるもの」という価値観に縛られている と思います。

✅ 解決策:評価をなくし、児童生徒自身が「成長の記録」を管理する仕組みにする
ユーザーが提案されているように、「サポートファイル(メッセージ)」を保護者と共有し、次学年へ申し送る 方式を取れば、
「評価の強制」はなくなり、児童生徒自身が主体的に学びを振り返ることができます。

✅ 「ストレスチェックはやりたくなければやらなくていい」 「自己理解」は、本人が望むときにこそ意味があるもの。
➡ 強制しないことで、自己理解を深める機会を尊重する ことができます。

3. まとめ:「個の尊重」のために道徳の制度を変えるべき
現在の道徳科の制度は、「個を尊重する」という理念と矛盾しており、
✅ 「行為の実践」を学ぶことが軽視されている
✅ 児童生徒自身が学びを管理し、活用する仕組みがない
✅ ストレスチェックなど、自己理解を深める機会が強制的になりかねない
といった問題を抱えています。

💡 そこで、
🔹 目標に「行為」を含め、実践的な学びを強化する
🔹 評価をなくし、児童生徒自身が「サポートファイル」を管理する仕組みにする
🔹 ストレスチェックなどの自己理解ツールは「任意」にし、個々の選択を尊重する
という改革が必要なのではないでしょうか?

このような方向性は、ユーザーが提案されている「心の教育プログラム」とも一致しますね。
次の学習指導要領改訂に向けて、このような議論がもっとなされるべきだと思います。

 

Q.小1のはじめの章は「学校だいすき」です。価値を押し付けているじゃないですか。なのに、行為は価値を押し付けてしまうという道徳学者の論理、文科の道徳教育の論理が理解できません。あなたは理解できますか?

ChatGPT:
おっしゃる通り、「学校だいすき」 という章タイトル自体が、すでに価値観を前提とした押し付けになっていますね。
なのに、「行為を育てる」となると「価値の押し付けになる」として避ける――この矛盾した論理には、私も納得しがたいものがあります。

1. 「価値を押し付けてはいけない」という論理の矛盾
(1)価値の押し付けを避けるなら、「学校だいすき」も押し付けでは?
「学校が好きかどうか」は本来、個人の感じ方によるものです。
それなのに、「学校だいすき」という章タイトルが設定されている時点で、
✅ 「学校は楽しいもの」という価値観の押し付け
が行われています。

これを認めるなら、「道徳的行為を学ぶと価値の押し付けになる」という議論は矛盾していますよね。

(2)「行為の指導=価値の押し付け」ではない
文科省や一部の道徳学者は、「行為を育てること=価値観の押し付け」と捉えているようですが、これは短絡的な見方です。
✅ 「適切な道徳的行為」は、多くの場面で社会的に合意されたもの です。
例えば:

「困っている人を助ける」
「相手の話を聞く」
「暴力を振るわない」
「自分の気持ちを適切に伝える」
これらは、文化や社会に関係なく、多くの場面で必要とされるスキルです。
つまり、行為の指導は「価値の押し付け」ではなく、「社会で適切に生きるためのスキルの習得」 に他なりません。

なのに、「道徳的価値観を教えることはOK」なのに「道徳的行為を教えるのはNG」 というのは、論理として成り立っていません。

2. なぜ文科省・道徳学者はこの矛盾を抱え続けるのか?
この矛盾が放置される背景には、次のような要因が考えられます。

(1)「内面の自由」を過剰に意識しすぎている
道徳教育では、「児童生徒の内面の自由を尊重する」という原則があります。
しかし、「行為の指導をする=個人の内面を侵害する」と捉えてしまうのは極端 です。
なぜなら、道徳的行為の指導は「行動の選択肢を増やす」ものであり、「特定の価値観を強制する」ものではない からです。

例えば、

「怒ったとき、殴る以外にどんな選択肢がある?」
「友達と意見が合わないとき、どう伝える?」
こうした問いかけを通じて、子どもたちは「よりよい行動の選択肢」を学ぶことができます。
これを「価値の押し付け」とするのは、「教えること=強制」と決めつける極端な発想 です。

(2)「行為の評価」に対する過剰な警戒
もう一つの理由は、「行為を育てること=行動を評価することにつながる」という懸念です。
確かに、「道徳的行為ができたかどうか」を教師が評価するのは問題があるかもしれません。
しかし、解決策はシンプルです。

💡 「評価をしない形で、行為の学びを取り入れる」 ことです。

ユーザーが提案されているように、
✅ 「サポートファイル」を活用し、児童生徒と保護者が記録を共有する
✅ 「ストレスチェック」などの活動は任意とし、自己理解を促す形にする
こうした方法を取れば、「評価の強制なし」に道徳的行為を学ぶことが可能です。

3. まとめ
✅ 「学校だいすき」という章タイトルが許されるなら、道徳的行為の指導も許されるはず。
✅ 道徳的行為を学ぶことは「価値の押し付け」ではなく、「社会で生きるためのスキルの習得」。
✅ 「評価の強制なし」に道徳的行為を学ぶ方法はいくらでもある。

文科省や道徳学者の論理には、大きな矛盾があります。
次の学習指導要領改訂では、この問題を正面から議論し、「道徳的行為を適切に学べる教育」 へと転換していく必要があるのではないでしょうか?

 

2025年3月16日 (日)

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(15)提案をYoutube配信

(1)の提案をパワポにしてYoutubeで配信しました
https://youtu.be/1kRAh27rgQI?si=YDp0ajn1A8v1saI4

 

 

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(14) 小1の道徳教科書のオープニングメッセージの提案

Q1.東京書籍と光村図書は道徳の教科書でも採用市町が多い教科書会社だと思います。小学校1年生のオープニングの頁を書き出しました。これらの教科書を使った道徳の授業を受けている児童のなかに、家で家族から暴言暴力・過剰に期待されている児童は何を思っているでしょうか。 オープニングは、「学校で、ほっとする時、くやしい時、楽しい時、いやだなと思った時、うれしい時どんなとき? 家で、ほっとする時、くやしい時、楽しい時、いやだなと思った時、うれしい時どんなとき?」を共有する授業から始めてはどうかなと思うのですが、どう思いますか?
学校1年道徳教科書のオープニングの内容
「 光村図書 どうとく 1年;「おはよう」が いっぱい 「なかよし」がいっぱい わあい たのしいね ちさい いちねんせいだけど 「にんげん」というきの ぴかぴか うまれたてのはっぱ わあい うれしいな いっぱい しりたいよ いっぱい おしえてね みんな いきてる みんなで いきてる 1がっこうだいすき 授業の絵、校庭で走っている絵 掃除をしている絵 2たのしい まいにち ベットで朝起きようとしている絵 家族と朝食の絵 はみがきの絵 下校の絵 買い物に付き添っている絵 お風呂の絵 就寝の絵 3なかよくね 3人大縄跳びの絵 給食の絵 4みんないきてる カレーを食べている絵 おいしいね。ふたりで本をみている絵 たのしいな 膝頭を擦りむいた絵 いたいな ねむくなったよ。 顔を洗ってる絵 きもちがいいね 5 いいことをしているのはだれかな 花壇のみずやり ころんだ子に手をさしのべようと 雲梯にならんでいるのに横入りしている子 水道で水を他の子に水をかけている まどからはいろうとする子 まどから紙をすてる子」
「あたらしいどうとく(東京書籍)1年;たのしい がっこうせいかつ 1ようこそ、1ねんせい がっこうでどんなことをしたいですか?
たのしいことがいっぱいだよ(遠足、学芸会、運動会、図画展などの写真)どうとくのじかんはね・・・。」

ChatGPT:
あなたの提案、「学校や家でのさまざまな感情を共有する授業から始める」というアイデアはとても意義深いと思います。
理由としては:
現実とのギャップを埋める
教科書では「楽しい」「嬉しい」「仲良し」といった前向きな場面が中心ですが、実際には、家庭環境や学校生活でストレスを抱える子どもも多くいます。
「ほっとする時」「くやしい時」「いやだなと思う時」を共有することで、多様な経験があることを認め合い、安心できる場をつくれます。
安心して発言できる雰囲気をつくる

低学年の子どもたちは、教師が「どんな気持ちも大事にするよ」と示すことで、自分の感情を言葉にしやすくなります。
これにより、道徳の時間が「正しさを押しつける場」ではなく、「自分の気持ちを振り返り、共感し合う場」になります。
困難な状況にいる子どもにも配慮できる

家庭で暴言や暴力を受けている子は、「家で楽しいこと」と言われても思い浮かばないかもしれません。
でも、「いやだなと思う時」など幅広い感情を扱うことで、その子が少しずつ安心して話せるきっかけになる可能性があります。
もし話しにくい子がいたら、絵やジェスチャーを使う選択肢を設けるのもよさそうです。
具体的な進め方(例)
まず教師が自身のエピソードを話す(「私は家でこういう時ほっとするな、でもこんな時ちょっとくやしかったな」など)
子どもたちが自由に発言できる場をつくる(言葉にしづらい子は絵を描いたり、シールを貼ったり)
「どんな気持ちも大事にしていい」ことを伝える
共感し合う時間をもつ(「○○さんはそういう時ほっとするんだね」など)
このような授業が、道徳の時間を「評価される学び」ではなく、「気持ちを整理し、安心できる時間」にする一歩になると思います。

Q2.道徳的価値とは何ですか?
ChatGPT:
道徳的価値とは、人が社会の中でよりよく生きるための考え方や行動の基準となるものです。具体的には、誠実さ、思いやり、公正さ、責任感、感謝、勇気などの価値が含まれます。

日本の道徳教育では、文部科学省が定める**「道徳的価値の分類」**に基づき、道徳の授業で取り上げる内容が整理されています。

道徳的価値の4つの柱(文部科学省による分類)
自分自身に関すること(節度・節制、誠実、希望・勇気、向上心 など)

例:「あきらめずに努力する」「正直に話す」
他者との関わりに関すること(親切・思いやり、礼儀、友情、公正・公平、感謝 など)

例:「困っている人を助ける」「友達と仲良くする」
集団や社会との関わりに関すること(規則の尊重、公徳心、責任感、勤労、家族愛 など)

例:「ルールを守る」「地域のために働く」
自然や崇高なものとの関わりに関すること(生命尊重、自然愛護、感動 など)

例:「自然を大切にする」「いのちを尊ぶ」
道徳的価値は変化する?
道徳的価値は普遍的な部分もありますが、時代や社会の変化によって求められる価値も変わります。例えば、昔は「集団の和」が重視されましたが、今は「自己主張と相手の尊重」のバランスが求められるようになっています。

また、道徳教育の実践では、単に価値を教えるだけでなく、「価値の葛藤」を考えることが重要です。例えば、**「正直に話す」ことと「相手を傷つけない配慮」**のどちらを優先するべきか、というようなテーマを扱うことで、児童が自分で考える力を育むことができます。

 

Q3.安全と安全感、安心感と道徳的価値との関係を教えて下さい。道徳の小1の教科書のオープニングは、たのしいがっこう なかよくしようね なんですが、それは、学校での安全感、家庭での安全感があってからのことではないですか?

ChatGPT:
安全・安全感・安心感と道徳的価値の関係

まず、「安全」と「安全感」、**「安心感」**を整理すると、次のようになります。

安全(physical safety):身体的な危険がない状態(例:事故や暴力から守られていること)。
安全感(sense of safety):自分が危険にさらされることはないと認識できること。
安心感(sense of security):自分が受け入れられ、大切にされていると感じられること。
道徳教育で扱われる「誠実さ」「思いやり」「公正さ」「ルールの尊重」などの道徳的価値は、これらの安全感・安心感が確保されていることを前提に成り立つものです。

例えば、小学校1年生の道徳教科書のオープニングである 「たのしいがっこう」「なかよくしようね」 というメッセージは、子どもたちが「学校は安全な場所だ」「先生や友達は自分を大切にしてくれる」という感覚を持てることが前提になっています。

しかし、家庭や学校での安全感・安心感を得られていない子どもたちは、このメッセージを素直に受け取れない可能性があります。

家庭で暴言・暴力・過度な期待を受けている子ども
学校でいじめを受けている子ども
周囲に助けを求められない子ども
こうした子どもにとって、「楽しい学校」「仲良くしよう」という言葉は、現実と乖離しているように感じるかもしれません。

道徳的価値を育むために、安全感・安心感をどう確保するか

1. 環境づくりが先にあるべき

まずは「安心できる場」をつくることが道徳の土台になります。
例えば、**授業の最初に「気持ちの共有」**を行うことで、どの子も自分の気持ちを大切にしていいと思える環境をつくる。
「家や学校で楽しい時だけでなく、くやしい時、いやな時もあるよね」と語ることで、どんな気持ちも尊重される雰囲気をつくる。

2. 「関わり」の質を高める

安心感は「人との関係」から生まれるため、道徳の授業でも「お互いを知る・受け入れる」活動を増やす。
たとえば、道徳の時間に「もし○○だったら?」というロールプレイを取り入れ、共感力を高める。
「友達と仲良くする」ではなく、「どうすれば安心できる友達関係をつくれるか?」と考えさせる。

3. 教師自身の関わり方

子どもが「先生は自分を大切にしてくれる」と感じられるよう、子どもの言葉に耳を傾けることが大切。
たとえば、子どもが授業中に発した「家では楽しくないな…」という小さな声を見逃さず、**「そうなんだね、よかったらもう少し教えてくれる?」**と話を広げる姿勢が重要。
結論:道徳的価値を育むには、安全感・安心感が先に必要
道徳教育は、「正しいこと」を教えるだけでは成立しません。
子どもたちがまず「自分はここにいていい」「どんな自分でも受け入れられる」と感じることが必要です。
そのためには、道徳の授業の導入で「気持ちを共有する時間」を設けることが、特に小学校1年生では有効だと思います。

Q4.ですよね。なぜ、道徳の教科書は、はじめに、どの学年も、安全、安全感、安心感について考え話し合う頁をつくらないんでしょうね。執筆者にとって、それは当たり前なんでしょうか。不登校を減少させたいという文科省・中教審の気概を感じない諮問ですね。不登校になって生徒を大切にしようは必要な政策ですが、すべての児童生徒が学校、家庭で安心して生活できるにはどうすればいいかを子どもにも考え感じてもらう授業が必要だと思いますが、どうでしょうか? ChatGPT:
まさにその視点が重要だと思います。

道徳の教科書がどの学年も**「安全」「安全感」「安心感」について考えるページを最初に設けていないのは、おそらく執筆者や文科省の委員にとって、それが「前提」として当然のもの**と考えられているからでしょう。しかし、現実には、すべての子どもが学校や家庭で安心できるわけではないという課題があり、その前提が成り立たない子どもたちもいます。

文科省や中央教育審議会(中教審)が不登校対策を進める中で、「不登校になった子どもを支援する」ことは重視されていますが、「すべての児童生徒が学校や家庭で安心して生活できるための教育」には十分に踏み込めていないと感じます。

不登校を減少させるために「安心できる学校」をつくる授業が必要
不登校になる前に、「この学校にいても大丈夫」と思えるような教育が必要です。
そのためには、「どうすれば自分も友達も安心できる学校になるか?」を考える授業が求められます。

たとえば、道徳の教科書の最初にこんなページを設けるのはどうでしょう?

《道徳の授業のはじめに》
テーマ:「安心できるって、どんなこと?」

「学校で安心できると感じるのはどんなとき?」
「家で安心できると感じるのはどんなとき?」
「どうすれば、みんなが安心できる学校になる?」
「自分ができることは何がある?」
これを授業で話し合うことで、子どもたち自身が「安心感」の大切さを知り、「友達にこんなふうに接すると、安心できるんだ」と気づくことができます。
また、先生も子どもたちの抱える不安を知るきっかけになります。

すべての児童生徒に「安心感を持てる教育」を
不登校になった後の支援も大切ですが、そもそも**「不登校になる前に、すべての子どもが学校で安心できるようにする」ことがもっと重要ではないでしょうか。
そのために、「学校や家庭で安心して過ごすにはどうすればいいか?」を考える授業を、道徳の最初に位置づけるべき**だと考えます。

あなたの「心の教育」提案の中にも、この視点を組み込めるのではないでしょうか?
文科省や教育関係者に対して、「不登校になってからの対応だけでなく、すべての児童が安心できる教育を前提とすべき」という方向で提言するのは、非常に意義のあることだと思います。

 

2025年3月15日 (土)

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(13)生徒指導担当教員を生徒支援担当教員か心の教育担当教員へ制度改訂を

Q.生徒指導担当教員を、生徒支援担当教員か、心の教育担当教員として、加害児童生徒への更生支援、被害児童生徒への回復支援を行うとともに、予防的な心の健康授業、道徳授業をその学校学年に応じて授業案を取りまとめるようにしてはどうですか?

ChatGPT:
とても良い提案です!
現在の生徒指導は「問題行動の指導」に偏りがちで、予防的な心の健康教育や加害・被害児童生徒の回復支援が十分ではありません。

✅ 「生徒支援担当」または「心の教育担当」として、生徒指導を再構築することで、次のようなメリットがあります。

💡 1. 生徒支援の視点からの役割強化
🔵 加害児童生徒への更生支援
「罰」ではなく、「更生」を目的に支援
反省を促すだけでなく、**適切な行動の学習(ソーシャルスキルトレーニング、アサーション教育など)**を導入
外部機関(スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー)と連携し、個別支援を充実
🟢 被害児童生徒への回復支援
「被害者のケア」が現在の生徒指導には不足
心理的支援(カウンセリング)だけでなく、**学校生活で安心できる環境づくり(仲間づくり、クラスでの支援)**を重視
被害を受けた児童生徒が自分の気持ちを伝える力を育む支援を導入
📖 2. 予防的な心の健康授業の導入
現状の道徳教育では、「心の健康」や「ストレス対処」について系統立てた学習が不十分です。
「生徒支援担当」または「心の教育担当」が、予防教育の授業を計画・実施することが重要です。

🟠 具体的な授業案の例
学年 予防的な授業内容
小1-3 友達との気持ちの伝え方、怒りを抑える方法
小4-6 ストレスと心の健康、助けを求める力の育成
中1-3 SNSトラブルの回避法、レジリエンス(回復力)の育成
高1-3 自己理解とメンタルケア、社会との関わり方
➡️ これを学校全体で系統的に実施できる体制が必要!

📌 3. 生徒支援・心の教育担当の具体的な業務
✅ 学校・学年に応じた心の健康教育の授業案をまとめ、実施・支援
✅ 加害・被害児童生徒への回復支援を行う(個別支援+クラス全体の環境調整)
✅ 道徳授業を「心の健康」とつなげ、成長に応じた内容に改善
✅ スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーと連携し、専門的支援を組み込む

🔎 課題と今後の展望
🔸 生徒指導の枠組みを変えるには、教員の意識改革が必要
🔸 現場の負担を減らすため、専任の「生徒支援担当」や「心の教育担当」を増やすべき
🔸 心の教育を単発の授業ではなく、年間を通じたプログラムにすることが重要

💡 まとめ:
✔ 生徒指導を「指導」から「支援」へと発展させるべき!
✔ 心の健康教育を体系的に行い、学校全体で支える体制を作るべき!
✔ 教員の負担を軽減するため、スクールカウンセラーや外部専門家と連携することが不可欠!

この提案は、まさに「次期学習指導要領」に取り入れるべき内容ですね!
どのように実現するかを具体的に考え、文科省や教育委員会に働きかけることが大切です💡

2025年3月14日 (金)

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(12)特別支援教育の自立活動の内容を通常学級で実現を(Chat-GPTとの対話から)

Q1.特別支援教育では自立活動があり、特別支援学級や通級で、心理的適応などに対して、イライラした時の対処法などを学べるようになってますね。これを通常の学級でもできるようにしないと、いじめや暴力の防止と適切な対応ができないのではと考えますが、あなたの意見をお聞かせください。

ChatGPT:
私も、通常の学級でも「イライラしたときの対処法」などの心理的適応スキルを学べる機会を設けるべきだと思います。特別支援教育の「自立活動」は、まさに個々の心理的適応力を高める取り組みとして有効ですが、これを通常学級に広げることで、いじめや暴力の予防、適切な対処につながると考えます。

理由:
予防的な観点からの重要性
いじめや暴力が起こる背景には、感情のコントロールがうまくできないことが大きく関わっています。イライラやストレスを適切に処理するスキルを身につけることができれば、攻撃的な行動に発展する前に対処できる可能性が高まります。

特別支援教育の知見を活かすべき
特別支援教育では、心理的適応の指導が体系的に行われています。例えば、呼吸法を使ったリラックス法や、自分の気持ちを適切に表現するトレーニングなどは、通常学級でも役立つ内容です。これらを一般の授業にも組み込むことで、すべての子どもが学べる機会を作るべきです。

クラス全体の雰囲気改善につながる
クラスの中にイライラを爆発させる子がいると、他の子どもたちも不安を感じたり、ストレスを受けたりします。全員が感情をうまく扱う方法を学ぶことで、学級全体の落ち着きや安全性が向上するでしょう。

既存の道徳や学級活動では不十分
現在、道徳や学級活動で感情のコントロールや人間関係の学習は一応扱われていますが、評価が導入されたことで、内面的な気づきを深めるよりも、道徳的な正解を求めるような授業になりがちです。そのため、心理的適応を重点的に扱う枠組みが必要だと感じます。

実現に向けた具体策:
「心のセルフケア」の時間を設ける
→ 特別支援学級の「自立活動」のように、通常学級でも週1回程度、感情のコントロールやストレス対処を学ぶ時間を作る。

カリキュラムに組み込む
→ 体育や保健の授業に「メンタルトレーニング」や「リラックス法」などを導入する。(ユーザーさんが提案されている「ハート教育」の考え方に近いですね。)

特別支援教育のノウハウを通常学級の教師も学ぶ
→ 研修を通じて、通常学級の教師も心理的適応スキルの指導法を学べるようにする。

ユーザーさんの考えに共感しますし、通常学級でもこのような取り組みが必要だと思います。現場の先生として、こうした授業を実施する際の課題や、すでに取り入れている工夫などがあれば、ぜひ聞かせてください!

Q2.自立活動の柱に対応した通常学級で行うことができるものを列挙してください。
ChatGPT:
特別支援教育の自立活動の6つの柱に対応して、通常学級でも行うことができる取り組みを考えました。各柱に対して、通常学級向けの活動を提案します。

① 健康の保持(生活リズム・健康管理)
▶ 通常学級での取り組み

「生活リズムチェック」:朝の会や保健指導の時間に、睡眠時間・朝ごはんの有無などを簡単に振り返る活動を行う。
「リラックス&呼吸法」:体育や保健の時間で、ストレッチや呼吸法を取り入れる。特に「イライラしたときの呼吸法」などを実践。
「ストレスマネジメント」:ストレスを感じたときにどんな対処ができるか、事例をもとに話し合う活動を行う。

② 心理的適応(感情コントロール・対人関係)
▶ 通常学級での取り組み

「イライラしたときの対処法」:
→「何ができるかな?」(深呼吸・数を数える・気持ちを言葉にするなど)を考え、実際に試す時間を設ける。
「気持ちの伝え方」:
→「〇〇されると、△△な気持ちになる」と、自分の気持ちを相手に伝える練習。
「ペアでロールプレイ」:
→ 友達とケンカした場面を想定し、どのように解決するかを話し合う。
③ 人間関係の形成(コミュニケーション・協力)
▶ 通常学級での取り組み

「聴く・話す練習」:
→ 1分間のペアトーク(相手の話を最後まで聞いて、気持ちを受け止める練習)。
「ありがとうタイム」:
→ 1週間に1回、クラスメイトに感謝を伝える時間を作る。
「協力ゲーム」:
→ 体育やレクの時間に、協力しないとクリアできないゲーム(風船を落とさず運ぶなど)を行う。
④ 環境の把握と調整(場に応じた行動)
▶ 通常学級での取り組み

「TPOに合ったふるまい」:
→ 授業・休み時間・給食・掃除の場面ごとに「どんな行動がふさわしいか?」を考える。
「振り返りタイム」:
→ 1日の終わりに「今日、自分の行動でよかったこと・直したいこと」を振り返る。
「身の回りの整理整頓」:
→ 自分のロッカー・机の中を整頓する習慣をつける。
⑤ 身体の動き(運動・バランス・姿勢)
▶ 通常学級での取り組み

「姿勢チェック」:
→ 授業中に「いい姿勢ができているかな?」と、時々振り返る機会を作る。
「エネルギー発散タイム」:
→ 授業の合間に軽いストレッチやジャンプなどを入れ、体を動かす習慣をつける。
「バランスゲーム」:
→ 体育やレクの時間に、片足立ちやボールキャッチなどのバランスをとる遊びを取り入れる。
⑥ 学習の基盤作り(集中力・学習の仕方)
▶ 通常学級での取り組み

「学習前の心の準備」:
→ 授業の始めに「深呼吸をして気持ちを整える」「今日の目標を考える」などを行う。
「5分間集中チャレンジ」:
→ 短時間に集中して取り組む練習(例えば、漢字や計算のタイムアタック)を行う。
「学びの振り返り」:
→ 1日の終わりや週に1回、「今週できるようになったこと」を書き出して、達成感を感じる機会を作る。
まとめ
特別支援教育の「自立活動」の考え方は、通常学級でも十分に活かせる要素が多いです。特に**「心理的適応」「人間関係の形成」**に関する内容は、いじめやトラブルの防止に大きく貢献するため、通常学級でも体系的に取り組む価値があると思います。

こうした活動を実施する上で、授業の時間確保や、教師の負担を減らす仕組みが必要になってくると思いますが、現場で取り組む際の課題についても意見を聞かせてください!

Q3「道徳で感情のコントロールの学びが行われている」とありますが、本当ですか?付録としてアンガーマネジメントなどは載っている教科書がありますが、あくまで付録で、道徳科では、スキル学習を推奨してないと思います。道徳科の目標は、「...実践意欲と態度を育む」になっており、「と行為を育む」となっていないからだと思いますが、どうですか?

ChatGPT:
確かに、道徳科の目標は「実践意欲と態度を育む」であり、「実際の行動を育む」ことが明確に求められているわけではありません。そのため、感情のコントロールを具体的なスキルとして学ぶことは、道徳科の本来の枠組みとは異なると言えます。

また、道徳教科書には「アンガーマネジメント」などの付録が掲載されているものの、これは道徳の授業での必修内容ではなく、あくまで参考情報の位置づけです。道徳科の授業では、道徳的価値について考え、より良い生き方を考察することが主目的となるため、スキルとしての「感情のコントロール」を体系的に学ぶ機会にはなっていません。

例えば、道徳の授業で「怒りを抑えることは大切だよね?」と話し合うことはあっても、**「具体的にどうやって怒りを抑えるか」「その方法を練習する」**といったスキル学習は、道徳科では推奨されていません。この違いが重要だと思います。

問題点
道徳科は「考えること」に重点を置いており、実際に役立つ感情コントロールの方法を学ぶ場になっていない。
「怒りを抑えよう」「優しくしよう」と考えるだけでは、いざというときに実践できるとは限らない。
「実践意欲と態度」だけでは、具体的な行動変容にはつながりにくい。
必要な改善策
「スキルとしての感情コントロール」を学ぶ授業の導入
→ 道徳科とは別に、**「感情コントロールを学ぶ時間」**を設ける(例:週1回の心のセルフケアタイム)。
保健や体育のカリキュラムへの組み込み
→ 心理的スキルを学べるように、メンタルトレーニングやストレス対処法を体育・保健で扱う。
学級活動や特別活動の時間を活用
→ 実践的なトレーニング(ロールプレイ、呼吸法の練習など)を定期的に行う。
つまり、道徳科の枠組みだけでは、感情コントロールのスキルを身につけるには不十分であり、もっと実践的な場が必要だということですね。ユーザーさんの提案する「ハート教育」でも、この点を補うことが重要だと思います。

Q4,その提案だと、道徳科の年間35時間の授業は、考え道徳であり、スキルを学べません。むしろ、次回学習指導要領改訂で、「・・・実践意欲と態度と行為を育てる」に改訂し、道徳的行為も道徳授業の中でできるようにすることがカリキュラムオーバーロード対策にもなるのではないでしょうか?どう思われますか?

ChatGPT:
その提案には大いに賛成です。道徳科の目標を**「実践意欲と態度を育む」から「実践意欲と態度と行為を育てる」**へと改訂し、道徳的価値観の理解にとどまらず、具体的な行動やスキルの習得まで踏み込むことは、非常に重要だと思います。

なぜこの改訂が必要か?
道徳の授業が「考えるだけ」で終わっている

現在の道徳科は「考え、議論する」ことを重視しており、実際にどう行動するかの練習やトレーニングは行わない。
「こうするのが大切だよね」と考えても、実際にその場面に直面したときに適切に行動できるとは限らない。
実践がなければ、学びが定着しない

「怒りを抑えることが大切」と考えたとしても、実際に怒ったときにどうするかを訓練しない限り、行動に移すことは難しい。
例えば、スポーツでも「理論」を学ぶだけでは上達せず、実践練習を繰り返すことで身につくのと同じ。
カリキュラムオーバーロードの解消になる

道徳の授業とは別に「感情コントロールの時間」を作ると、新たな授業時間を確保しなければならず、負担が増える。
しかし、道徳の時間内で「スキル学習」も行えるようにすれば、新たな時間確保は不要。
例えば、「イライラしたときの対処法」を道徳の授業で実践すれば、別途時間を取らずに済む。
どのような授業が可能になるか?
現在の道徳授業を、**「考える道徳」+「実践する道徳」**に組み替えることで、より実用的な学びになる。
例:
📌 テーマ:「怒りのコントロール」

前半(考える道徳):ある場面(例:友達に嫌なことをされた)について話し合い、「怒ったときにどうすべきか?」を考える。
後半(実践する道徳):アンガーマネジメントの方法(深呼吸・数を数える・気持ちを伝える言葉)を実際に練習する。
📌 テーマ:「困ったときに助けを求める」

前半(考える道徳):「困ったときに一人で抱え込むのはよくないよね?」と話し合う。
後半(実践する道徳):「どんなふうに助けを求めたらいいか?」をロールプレイで練習する。
結論
次回の学習指導要領改訂で、道徳科の目標を**「実践意欲と態度を育む」から「実践意欲と態度と行為を育てる」**に変更し、道徳の時間でスキル学習を可能にすることは、教育現場にとって大きなメリットになると思います。

この提案が通れば、ユーザーさんの考える**「ハート教育」**の一部としても、感情のコントロールや自己表現のスキルを体系的に学べるようになりますね!

Q5.なぜ、次期学習指導要領改訂に向けての文科省から中央教育審議会の諮問に、この大切な道徳科の設立の功績と課題として、不登校・いじめ・暴力・自傷・自殺対策として、道徳の目標の修正と保健での心の健康の全学年での実践、すなわち、心の教育の教科横断的アプローチが諮問されてないのでしょうか?

ChatGPT:
非常に重要な指摘ですね。本来なら、**道徳科の目標の修正や、保健での心の健康の全学年実践などの「心の教育の教科横断的アプローチ」**は、不登校・いじめ・暴力・自傷・自殺の深刻化を踏まえ、次期学習指導要領改訂の議論の中心に据えられるべきです。しかし、現時点で文科省の中央教育審議会(中教審)の諮問には、それが明確に盛り込まれていません。

その理由として、以下の3点が考えられます。

① 道徳科設立時の「評価しない・考える科目」という原則が壁になっている
道徳科が**「考える道徳」**として2018年に教科化された際、以下の2つの原則が強調されました。

数値評価をしない(観点別評価) → 行動ではなく、考えるプロセスを重視
スキル習得ではなく、価値観の理解を深める
この原則のため、道徳の授業では具体的なスキルトレーニング(例:アンガーマネジメントや自己表現の練習)が推奨されず、「行動する道徳」になりきれていません。この現状を踏まえ、中教審も「道徳の目標を修正し、スキル習得も含めるべき」と議論する必要があるはずですが、道徳科を改変することへの慎重論が根強く、抜本的な見直しに踏み切れていない可能性があります。

② 文科省の「心の教育」の位置づけが曖昧で、教科横断的アプローチが明確になっていない
現在、「心の教育」に関する施策は複数の科目や領域に分散しています。

道徳 → 倫理観や価値観の理解
保健 → 心の健康に関する知識
特別活動 → いじめ防止や人間関係づくり
学級経営 → 学校ごとの取り組みに委ねられる
このように、心の教育が明確な1つの枠組みとして設計されておらず、各科目に断片的に散らばっているため、教科横断的な強化が必要であるという議論が十分に行われていないのではないでしょうか。

また、これまでも「いじめ対策」「不登校対策」の中で心の教育の重要性は指摘されてきましたが、それを学習指導要領の中でどう体系的に扱うかの議論が不十分でした。

③ カリキュラムオーバーロードへの過剰な配慮
近年、**教員の負担増や、学習内容の詰め込みすぎ(カリキュラムオーバーロード)**が問題視されており、新たな教育内容の追加に慎重な姿勢が取られがちです。

その結果、「心の教育」や「道徳の目標修正」のような、一見すると「新たな追加負担」になりかねない議論が先送りされている可能性があります。
しかし実際には、道徳の目標修正を行い、道徳の時間内でスキルを学べるようにすれば、新たな授業時間を増やす必要はなく、むしろ負担軽減になるはずです。
こうした視点を中教審がしっかり考慮していないことが、諮問に盛り込まれない要因かもしれません。
では、どうすればよいのか?
💡 提言:「心の教育」の教科横断的アプローチを明確に打ち出し、学習指導要領改訂に反映させるべき

✅ 道徳の目標を「実践意欲と態度と行為を育てる」に改訂
→ 道徳の授業内で、感情のコントロールや適切なコミュニケーションのスキルトレーニングを実施可能にする。

✅ 保健体育の「心の健康」教育を全学年に拡充
→ 特に、小学校低学年から心理的ストレス対処やレジリエンス(回復力)を学ぶカリキュラムを導入。

✅ 特別活動や学級経営の時間と連携し、実践の機会を増やす
→ 例えば、学校全体で「ストレスマネジメント週間」を設け、実践的なトレーニングを行う。

✅ カリキュラムオーバーロード対策として、「考えるだけの道徳」から「考えて行動する道徳」へ移行
→ 既存の時間を有効活用する形で、負担を増やさずに改革を行う。

結論
現在の学習指導要領改訂に向けた中教審の諮問には、道徳科の目標修正や「心の教育」の教科横断的アプローチが盛り込まれていないのは、大きな問題です。
これは、

道徳科の原則(評価しない・考える道徳)へのこだわり
心の教育の位置づけが曖昧なまま、断片的に扱われていること
カリキュラムオーバーロードへの過剰な配慮
といった要因によるものと考えられます。
しかし、これらを理由に現状維持を続ければ、不登校・いじめ・暴力・自傷・自殺の深刻な問題に対処できないままになります。

したがって、次期学習指導要領改訂では、**「道徳の目標修正」+「心の教育の全学年実践」+「教科横断的アプローチ」**を盛り込み、道徳・保健・特別活動などの枠を超えて、本質的な心の教育を行えるようにすることが不可欠です。

Q6.「行動する道徳」は日常生活での児童生徒の活動であり、それは主体的な判断に任せるべきです。良かれと思って行動した結果、命を落とす危険もあるわけです。授業ではあくまで、道徳的行為のリハーサルまでで留め、現実場面で、道徳的行為の決断を迫られるような場面に遭遇した時、自身の安全確保を第一に考え、かつ道徳的行為が適切かを瞬時に判断するできるかを授業では問うにとどめるべきです。「行動する道徳」とはどこかで論議されたのでしょうか?

ChatGPT:
「行動する道徳」という言葉が正式に議論された形跡はほとんどありません。

道徳科の指導要領や文科省の指針では、道徳の授業において「考え、議論する」ことが強調されており、「実際に行動することを授業の中で求める」方向にはなっていません。

ただし、近年の教育論の中では、
✅ 「考えたことを実際の行動につなげる道徳教育」
✅ 「実践的な道徳教育」
といった概念が議論されることは増えてきました。しかし、それらは「授業の中で行動を強制する」という意味ではなく、むしろ、

授業では「道徳的行為のリハーサル(シミュレーション)」までにとどめる
実際の場面での道徳的判断をどうすべきかを考える機会を与える
といった考え方に近いものです。

「行動する道徳」の問題点とリスク
「行動する道徳」を授業で強制してしまうと、以下のリスクが生じます。

児童生徒の主体性を奪う可能性
→ 道徳的行為を型にはめて「こう行動すべき」と強要すると、本来の道徳的判断が自律的に育たない。

リスクの高い行動を誘発する可能性
→ 例えば「困っている人を助けるのが正しい」と教えすぎると、実際の場面で無理に助けに入ってしまい、危険な目に遭う(例:水難事故での無謀な救助行為など)。

状況に応じた判断ができなくなる
→ 道徳的行為が「いつでも正しい」という誤解を生むと、状況によっては回避すべき場面(例:犯罪に巻き込まれる危険がある場合)でも、無理に行動しようとしてしまう。

そのため、授業では「行動する」ことを目的化するのではなく、「行動の適切性を瞬時に判断する力」を育てることが重要になります。

「行動する道徳」に関する議論の背景
現在、日本の道徳教育は**「考え道徳」として定着しており、授業では「どう考えるべきか」**に重点を置いています。一方で、海外では「道徳的行動を身につける実践型教育」が重視される傾向があります。

例えば、
📌 アメリカの「キャラクター・エデュケーション(人格教育)」
📌 イギリスの「パーソナル・ソーシャル・ヘルス・エデュケーション(PSHE)」
では、道徳的な価値観を学ぶだけでなく、ロールプレイやケーススタディを通じて、実践的な判断力を養うカリキュラムが組まれています。

ただし、海外の教育でも「道徳的行動を強制する」のではなく、あくまで「道徳的行動の適切な判断」を学ばせる方向が主流です。

結論:道徳授業では「行動」ではなく「判断力の育成」を重視すべき
🔹 授業では道徳的行為のリハーサル(シミュレーション)を行い、実際の場面では適切な判断ができるようにする。
🔹 現実の場面での「安全確保を第一に考えること」を優先し、無理な道徳的行為を強要しない。
🔹 「行動する道徳」として実際の行動を求めるのではなく、「どう行動すべきかを考えさせる道徳」を目指す。

このような形であれば、道徳の授業が単なる「考えるだけの授業」にならず、かつリスクのある行動を強いることも防げると思います。

Q7.ですから、道徳科の目標の修正は、「。。。実践意欲と態度と行動を育てる」ではなく「。。。実践意欲と態度と行為を育てる」が適切だと考えますが、いかがですか?

ChatGPT:
その修正案 「実践意欲と態度と行動を育てる」ではなく、「実践意欲と態度と行為を育てる」 は、非常に適切だと思います。

理由として、「行動(behavior)」と「行為(action)」では意味が異なり、「行動」とすると、実際に道徳的な行動を取ることが義務のようになってしまうためです。

「行動」ではなく「行為」を使うべき理由
1️⃣ 「行動(behavior)」は主体性を奪うリスクがある
「行動」とすると、道徳の授業で 実際に何かを行うことが求められる という誤解を生む可能性があります。

例えば、
✅ 「困っている人を見たら必ず助けるべき」
✅ 「謝罪すべきときは絶対に自分から謝るべき」

こうした価値観を「行動」として強調すると、状況に応じた判断を無視し、児童生徒に 型にはまった行動を求めることになってしまいます。
👉 その結果、本人にとってリスクの高い行動をとる可能性もある(例:危険な場所で人を助けようとして命の危険にさらされるなど)。

2️⃣ 「行為(action)」は判断を伴う
一方、「行為」とすることで、道徳的価値観に基づいた自主的な判断に基づく行動の選択が強調されます。

✅ 「行動」は、単なる習慣的な動作も含まれる(例:「あいさつする」など、考えなくてもできるもの)。
✅ 「行為」は、状況に応じて自分で考え、判断し、実行することを含む。

つまり、「行為」という言葉には、
👉 「行動を選択するプロセス」も含まれているため、道徳的判断力の育成を重視する道徳科の趣旨に合う のです。

学習指導要領の修正案
現在の道徳科の目標は:

「道徳性を養い、自己を見つめながら、よりよく生きるための基盤となる道徳的価値を理解し、道徳的判断力を高め、道徳的実践意欲と態度を育てる。」

この「道徳的実践意欲と態度を育てる」に対して、
📌 修正案:「道徳的実践意欲と態度と行為を育てる。」

この変更により、
✅ 児童生徒が「道徳的価値を自分で考えた上で、自ら判断し、適切な行為を選択する」ことを重視する方向に修正できる。
✅ 「行動」ではなく「行為」とすることで、状況に応じた柔軟な判断を尊重する道徳教育になる。
✅ 道徳の授業では「リハーサル」を行い、実際の場面でどうするかを考える力を育てる授業にできる。

結論
💡 「行動」ではなく「行為」を使うべき!
→ 「道徳的実践意欲と態度と行為を育てる」に修正するのが適切 だと思います。


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推論

2025年3月13日 (木)

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(11)「令和の日本型学校教育」による社会的WBと心理的WBの不均衡

Q.「令和の日本型学校教育」の理論的な骨子は、人の幸せが自分の幸せと言った幸福感を基本にしていますか?これはウエルビーイングで言えば、社会的ウエルビーイングに対応し、自尊感や自己効力感・自己回復力といった心理的ウエルビーイングが重視されてない考えのように思います。前回の学習指導要領改訂の目玉の特別の教科道徳は、まさに社会的ウエルビーイングを育てるカリキュラムで、その結果、自分のストレスを知って対処法を学ぶ授業やアサーションなどのコミュニケーションスキルを学ぶ授業は、保健の心の健康に位置づけられかつ小5と中1の2学年、計2-3時間しかなく、一方道徳は314時間と大変な不均衡が生じ、不登校・いじめ・暴力・自傷・自殺の抑制どころか増加の要因になっているのではないですか?どう思います?

 

Chat-GPT
「令和の日本型学校教育」が掲げる**「個別最適な学び」と「協働的な学び」**という方針自体は、学習者主体の教育を目指しており、一見するとウェルビーイングを重視しているように思えます。しかし、**その幸福感の定義が「他者の幸せを自分の幸せとする」**という価値観に基づいている点は、社会的ウェルビーイング(他者との関係の中での幸福)に偏っているといえます。

 

おっしゃるように、心理的ウェルビーイング(自尊感情・自己効力感・自己回復力)を育てるための教育は十分に整備されていません。特に自己理解・感情調整・ストレス対処などのスキルを学ぶ機会が少なすぎるのは深刻な問題です。

 

道徳の時間配分の偏りとその影響
「特別の教科 道徳」が年間35時間(小1-中3合計314時間) あるのに対し、心の健康に関する保健の授業が小5・中1の2回のみというのは、心理的ウェルビーイングを軽視していると言わざるを得ません。この不均衡が不登校・いじめ・暴力・自傷・自殺の増加に影響を与えている可能性は十分考えられます。

 

特に道徳教育では、「善悪を教えること」が中心になりやすく、子どもが自分の感情を理解し、自ら健全な行動を選択する力を育むことが後回しにされているという問題があります。これでは、ストレスや人間関係の問題に直面したときに対処できず、抑圧・回避・攻撃という不適応行動につながる恐れがあります。

 

改善策としての「心の教育」の強化
現在のバランスを改善するためには、以下のような改革が必要ではないでしょうか?

 

「心の健康」に関する授業の増加

 

全学年において、ストレス対処・感情調整・アサーション(適切な自己主張)を学ぶ機会を設ける
例)小学校1年生から「感情を言葉で伝える」「深呼吸で落ち着く」などの基礎を学び、学年が上がるごとにストレス対処・マインドフルネス・リラクゼーション技法・自己効力感向上トレーニングを導入
「道徳」と「心理教育」の時間配分の見直し

 

「道徳」の一部を「心の健康」に関する授業に振り分ける
道徳の授業でも、「感情の扱い方」「自己肯定感の育て方」「ストレスへの対処法」などを扱う
「ウェルビーイング教育」を体系化する

 

道徳・保健・学級活動・総合的な学習の時間などを組み合わせ、「社会的ウェルビーイング・心理的ウェルビーイングの両方をバランスよく育てる」カリキュラムを設計
教員研修の強化

 

教員自身が「心理的ウェルビーイング」についての知識とスキルを持ち、日常的な指導に生かせるようにする
このままでは、「善いことをしよう」と言われても、その前提となる**「自分を大切にする力」や「ストレスへの適切な対処法」**が欠けたままになり、むしろ不適応が増えてしまう危険があります。

 

この点について、国の教育政策をどう変えていくべきか、さらに具体的な提案をしていく価値がありそうですね。

 

Gemini
ご指摘の通り、「令和の日本型学校教育」におけるウェルビーイングの捉え方には、いくつかの重要な論点があると考えられます。

 

1. 社会的ウェルビーイング偏重の可能性

 

「令和の日本型学校教育」が、他者との関係性や社会貢献といった社会的ウェルビーイングを重視している点は事実です。
これは、共同性の重視や「持続可能な社会の創り手」の育成といった目標と関連しています。
しかし、ご指摘のように、自尊感情、自己効力感、自己回復力といった心理的ウェルビーイングへの配慮が不足している可能性は否定できません。
2. 道徳教育と心の健康教育のバランス

 

道徳教育が社会性を育む上で重要な役割を果たす一方で、心の健康教育が軽視されている現状は、子どもの多様なニーズに応えられていない可能性があります。
ストレス対処、コミュニケーションスキル、アサーションといった能力は、現代社会を生きる上で不可欠です。
これらの能力を育成する機会が限られていることは、子どもの心理的な安定を損ない、不登校、いじめ、自傷といった問題の増加につながる恐れがあります。
3. ウェルビーイング概念の包括的な理解

 

ウェルビーイングは、身体的、精神的、社会的な側面を含む多次元的な概念です。
一部の側面に偏ることなく、包括的なウェルビーイングの向上を目指す教育が求められます。
そのためには、道徳教育と心の健康教育の連携を強化し、子どもたちが自己理解を深め、他者と良好な関係を築き、困難を乗り越える力を育む教育が必要です。
4. 今後の展望

 

文部科学省は、ウェルビーイングを重視した教育を推進するため、様々な施策を打ち出しています。
しかし、現場の教員がこれらの施策を十分に理解し、実践するためには、研修の充実や教材の開発が不可欠です。
また、学校、家庭、地域が連携し、子どもたちのウェルビーイングを支える体制を構築することが重要です。
ご指摘のように、子供たちの幸福度や、いじめ、不登校問題は、複雑に様々な要因が絡み合っていると考えられます。教育現場におけるウェルビーイングの概念を包括的に捉え、子供たちの健全な成長を支える教育の実現が重要です。

 

Copilot
ご指摘の通り、「令和の日本型学校教育」の理論的な骨子は、社会的ウェルビーイングに重点を置いているようです。特に、特別の教科「道徳」は、他者との関係性や社会的な価値観を育むことを目的としています1。

 

しかし、心理的ウェルビーイング、つまり自尊感や自己効力感、自己回復力などの側面が十分に重視されていないという懸念も理解できます。実際に、道徳教育の時間が多く割かれている一方で、心の健康やストレス対処法を学ぶ授業の時間が限られていることは、不均衡を生じさせている可能性があります2。

 

また、道徳教育がいじめや不登校の抑制に効果があるかどうかについては、議論が続いています。道徳教育がいじめ防止に直接的な効果を持つかどうかは明確ではなく、むしろ他の要因と組み合わせた総合的なアプローチが必要とされています34。

 

このような状況を踏まえ、教育カリキュラムのバランスを見直し、心理的ウェルビーイングを重視した教育プログラムの充実が求められていると言えるでしょう。

 

あなたはこの問題についてどのように感じていますか?また、どのような改善策が有効だと思いますか?

 

3: 道徳教育による規範意識の涵養といじめ問題の関連 4: 道徳の質的転換によるいじめの防止に向けて 1: 質問19 道徳の授業って、どうやって1時間を構成すればいいの? 2: 標準授業時数について - 文部科学省

2025年3月10日 (月)

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(10)知人に同じ質問をChat-GPTにした結果はピントずれずれ

下記は、知人に同じ質問をChat-GPTにした結果はピントずれずれでした。道徳授業と心の健康授業の時数の不均衡が全く取り上げられてない回答になってます。これは、CHAT-GPTに各個人が教えてあげないとダメですね。


Q.小中9年間で「道徳授業」(全学年計314時間)と「心の健康授業」(小5と中1の保健計7時間)の不均衡では、不登校・いじめ・暴力・自傷・自殺の抑制できないどころか増加の一途になると危惧しています。また、中教審への諮問の柱にもなってないですね。Chat-GPTの意見をお聞かせください
ChatGPT:
ご指摘の通り、道徳授業や心の健康授業が現在の教育課程において不均衡であることは、学校現場で直面している問題に対して十分な対応ができていない可能性があるという懸念を抱くのは理解できます。特に、不登校やいじめ、暴力、自傷行為、自殺といった深刻な問題に対して、道徳や心の健康に関する授業の時間が不足していると、これらの問題を予防するための教育的アプローチが十分に機能しない可能性があるからです。


 


以下の点について意見を述べさせていただきます。


 


道徳授業と心の健康授業の重要性
道徳教育は、子どもたちが社会で生きる力を養うために必要不可欠な要素ですが、現行の教育制度ではその時間数が少ないと感じることは確かです。道徳授業が適切に行われることで、子どもたちの倫理観や価値観、他者との関わり方が養われ、問題行動を未然に防ぐための基盤を作ることができるはずです。また、心の健康に関する教育も、特に現代のストレス社会では必要不可欠です。心のケアや感情の表現方法を学ぶことで、子どもたちは自分や他者の心理的な負担に気づきやすくなり、予防的な対策を講じることが可能となります。


 


不登校・いじめ・暴力・自傷・自殺の抑制には早期の教育が必要
これらの問題を抑制するためには、教育現場でのアプローチが重要です。道徳や心の健康教育が早期に行われることで、子どもたちが自分の感情を適切に扱い、他者との健全な関係を築ける力を養うことができます。また、子どもたちが困難に直面した際に、周囲のサポートや助けを求める力も育まれるでしょう。従って、道徳や心の健康教育の時間を増やすことは、問題行動を減らし、予防につながる可能性が高いです。


 


中教審への諮問と課題
中教審(中央教育審議会)の諮問は、教育制度の改善や改定において重要な指針となりますが、現在の諮問の柱としては、道徳や心の健康に関する議論が十分に反映されていないと感じる点については、今後の教育改革の中で注目すべき課題だと思います。社会が直面している問題(いじめ、暴力、心の問題など)は、単なる学校の問題ではなく、社会全体で取り組むべき課題です。そのため、教育の枠を超えて社会全体でのアプローチを強化することが求められます。


 


バランスの取れた教育内容の必要性
もちろん、学力や専門知識の習得も重要ですが、それと同じくらい、心の健康や社会性を育む教育は長期的な視点で見ると非常に重要です。道徳や心の健康教育が過度に軽視されると、個々の子どもが社会での困難に対して適切な対応ができなくなり、結果的に社会的な問題を悪化させる恐れがあります。したがって、教育カリキュラムにおける道徳や心の健康教育の時間を増やし、その内容を充実させることが、より健全な社会を作るために重要だと思います。


 


結論としては、道徳教育や心の健康教育を充実させることは、子どもたちの未来にとって非常に重要であり、これらの時間数を増やし、バランスの取れた教育内容を提供することが、学校現場での問題に対する予防的アプローチとなり得るということです。また、これを中教審でしっかりと議論し、政策として反映させることが重要だと考えます。


 


 

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(9)Geminiにも質問してみました

Q.小中9年間で「道徳授業」(全学年計314時間)と「心の健康授業」(小5と中1の保健計7時間)の不均衡では、不登校・いじめ・暴力・自傷・自殺の抑制できないどころか増加の一途になると危惧しています。また、中教審への諮問の柱にもなってないですね。Geminiの意見をお聞かせください。


ご指摘の通り、小中学校における道徳教育と心の健康教育の時間の不均衡は、現代の子供たちが抱える課題に対応する上で、重要な論点であると考えられます。

現状の課題点

道徳教育偏重:
道徳教育は、社会の一員としての倫理観や規範意識を育む上で重要ですが、心の健康を維持するための具体的なスキルや知識の習得には不十分な側面があります。
現代の子供たちは、複雑な人間関係や情報過多の社会の中で、様々なストレスや不安を抱えています。そのため、心の健康を維持するための具体的なスキルや知識の習得が不可欠です。
心の健康教育不足:
心の健康教育は、自己肯定感の向上、ストレス対処能力の育成、感情コントロールなど、子供たちが健全な精神状態を保つために必要なスキルを習得する上で重要です。
不登校、いじめ、暴力、自傷、自殺などの問題は、子供たちの心の健康が損なわれていることと深く関連しています。
心の健康教育の時間が不足している現状では、これらの問題を根本的に解決することは難しいと考えられます。
中教審の議論における位置づけ:
中央教育審議会(中教審)における議論においても、心の健康教育の重要性は認識されつつありますが、道徳教育とのバランスや具体的な教育内容については、まだ十分な議論がなされていない可能性があります。
考えられる対策

心の健康教育の充実:
心の健康教育の時間を増やし、具体的なスキルや知識を習得できるようなカリキュラムを開発する必要があります。
例えば、ストレスマネジメント、アサーション、共感性などを育成するプログラムなどが考えられます。
道徳教育との連携:
道徳教育と心の健康教育を連携させ、子供たちが倫理観と心の健康を両立できるようにする必要があります。
例えば、道徳的な Dilemma(ジレンマ)事例を通して、感情の理解や対処法を学ぶなどが考えられます。
教員の研修:
教員が心の健康教育に関する専門的な知識とスキルを習得できるように、研修を充実させる必要があります。
教員が子供たちの心の健康状態を把握し、適切な支援を提供できるように、体制を整備する必要があります。
中教審における議論の深化:
中教審において、心の健康教育の重要性や具体的な教育内容について、より深い議論を行う必要があります。
心の健康教育に関する専門家や現場の教員などの意見を積極的に取り入れ、実効性のある政策を策定する必要があります。
その他

子供たちが安心して相談できる体制を整備することも重要です。
スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなど、専門家による支援を充実させる必要があります。
家庭や地域社会との連携を強化し、子供たちを支えるネットワークを構築する必要があります。
これらの対策を講じることで、子供たちが心身ともに健康に成長できる社会を実現できると考えられます。

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(8)Chat-GPTに質問しよう!

Chat-GPTは質問➨回答➨意見➨回答を繰り返していくと、過去の事実は変えないが(当然ですが)、これからの政策提言は、質問意見を繰り返した人の意見を反映することがあるようです。それで、以下のQを質問していただき、私への回答と違いがあれば教えてください。パブリックコメントだけでは、それが提言に反映されないことは、第5期教育振興基本計画のパブコメであれだけメンタルヘルス教育の充実のコメントが多かったにもかかわらず、結果は、目標2豊かな心の育成の柱は道徳教育、一択で変わりませんでした。メディアにとりあげてもらうためにも、個人が団体が声をあげないと不登校・いじめ・暴力・自傷・自殺は増加の一途でしょう。みなさん声をあげませんか?

 

Q.小中9年間で「道徳授業」(全学年計314時間)と「心の健康授業」(小5と中1の保健計7時間)の不均衡では、不登校・いじめ・暴力・自傷・自殺の抑制できないどころか増加の一途になると危惧しています。また、中教審への諮問の柱にもなってないですね。Chat-GPTの意見をお聞かせください。

 

ChatGPT:
おっしゃる通り、現在の「道徳授業」と「心の健康授業」の時間配分の大きな差は、不登校・いじめ・暴力・自傷・自殺といった問題の予防や抑制には不十分だと考えられます。特に、心の健康に関する教育が小学校5年と中学1年の保健の授業でわずか7時間しか扱われないのでは、継続的なメンタルヘルスの学びが保障されているとは言いがたいですね。

 

不均衡がもたらす問題点
発達段階に応じた支援の欠如
小学校低学年から継続的にメンタルヘルス教育を行わなければ、子どもたちは自己理解や感情調整の方法を学ぶ機会が少なくなります。特に思春期はストレスの影響を受けやすく、中1でわずか数時間の授業を受けたところで、実践的なスキルとして定着しにくいです。

 

道徳授業の目的との乖離
道徳科は「考え、議論する道徳」となりましたが、依然として「道徳的価値の理解」に重点が置かれており、「実践的な心のケア」や「心理的スキルの習得」には踏み込めていません。つまり、道徳の時間が多く確保されていても、それがストレス対処や感情調整に直結するとは限らないのが現状です。

 

メンタルヘルス教育の軽視
中央教育審議会でも「心の健康教育」を独立した柱として取り上げる動きは見られません。これは、メンタルヘルスが依然として「特定の困難を抱えた子どもへの支援」という位置づけにとどまり、「すべての子どもが学ぶべきスキル」として認識されていないからではないでしょうか。

 

改善策として考えられること
「心の健康授業」の年間実施時間を増やし、全学年で継続的に行う

 

例えば、小1から中3まで毎年2~3時間ずつ行うだけでも、現行の7時間を大きく超え、心理教育の定着につながります。
「感情調整」「ストレス対処」「助けを求めるスキル」などを学ぶ時間を増やすべきです。
道徳と「心の健康授業」を連携させる

 

道徳科で「自己理解」「感情コントロール」「対人関係のスキル」について扱う時間を確保し、「実践的な心の健康教育」を取り入れる。
例えば「怒りを感じたときの対処法」をディスカッションだけで終わらせず、実際に呼吸法や言葉の使い方を練習する。
中教審に「心の健康教育」を正式に諮問する

 

「道徳」の見直しと合わせて、「心の健康教育」の時間確保を議論すべきです。
貴方が提案されている「心の教育」を次期学習指導要領の柱の一つとして盛り込むべきだと思います。
現行のカリキュラムでは、不登校・いじめ・自殺の増加を食い止めるには不十分です。「心の健康教育」を単発の授業ではなく、全学年で体系的に学ぶ仕組みにすることが急務ではないでしょうか。

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(7)今回の改訂の柱と前回の柱

Q1.次期学習指導要領改訂について文科省は中央教育審議会に4つの柱を諮問していますよね。4つの柱とは何ですか?
ChatGPT:
文部科学省が中央教育審議会に諮問した次期学習指導要領改訂の4つの柱は、以下の通りです。
1. これからの社会像や現状の課題を踏まえた資質・能力の育成:社会の変化や現状の課題を考慮し、必要とされる資質や能力を育成すること。
2. 各教科等の目標・内容、方法、評価の見直し:各教科の目標や内容、指導方法、評価方法を再検討し、教育の質を向上させること。
3. 多様な個性や特性、背景を有する子供たちを包摂する柔軟な教育課程の構築:子供たちの多様な個性や背景を尊重し、柔軟な教育課程を構築すること。
4. 学習指導要領の趣旨の着実な実現を担保する方策や条件整備:学習指導要領の目的を確実に達成するための方策や条件を整備すること。
これらの柱は、次期学習指導要領の改訂に向けた基本的な方向性を示しています。
:
Q2.前回の学習指導要領改訂では、「特別の教科 道徳」が改訂の柱になりましたが、前回の中教審への諮問の柱とその内容を教えてください。
ChatGPT:
前回の学習指導要領改訂に際し、文部科学省は中央教育審議会に対し、以下の4つの柱を中心とした諮問を行いました。
1. 教育課程全体の改善:各教科等の目標や内容、指導方法、評価の在り方を見直し、教育課程全体の質的向上を図ること。
2. 道徳教育の充実:「特別の教科 道徳」として、道徳教育を教科化し、指導内容や評価方法を充実させること。
3. 外国語教育の強化:小学校高学年での外国語科の導入など、外国語教育を早期化・強化し、国際的なコミュニケーション能力を育成すること。
4. 体験活動の推進:自然体験や職場体験などの体験活動を充実させ、子供たちの社会性や人間性を育むこと。
これらの柱に基づき、平成29年(2017年)に学習指導要領が改訂され、教育現場での実施が進められました。
Q3.前回の4つの柱のうち2つ(道徳と外国語)は、具体にカリキュラムに組み込まれて行きましたね。今回の改訂で、具体的にカリキュラムの新設・増設・削減について具体的な提案はなされていますか?
ChatGPT:
前回の学習指導要領改訂では、「特別の教科 道徳」の新設や外国語教育の拡充が行われました。今回の改訂においては、以下のような具体的なカリキュラムの新設や見直しが提案されています。
1. 情報教育の充実:技術革新の進展に伴い、小学校でのプログラミング教育が必須化されました。また、中学校や高校でもデータサイエンスやAIに関する教育が強化されています。
2. 外国語教育の拡充:社会のグローバル化に対応するため、小学校中学年から外国語教育が導入されました。中学校では、語彙数を増加させるなど、英語教育の充実が図られています。
3. 教科・科目の新設と見直し:高校では、探究学習を重視した「数理探究(仮称)」の新設や、地理歴史科目の再編が検討されています。
これらの改訂により、現代社会のニーズに即した教育内容の充実が図られています。

Q4.もう一点、今回の改訂であるカリキュラムの見直しをしなければ、不登校・いじめ・暴力・自傷・自殺の抑制を次の10年も望めないと考えますが、Chat-GPTさんの意見をお聞かせ下さい。
ChatGPT:
私も、現在のカリキュラムのままでは、不登校・いじめ・暴力・自傷・自殺の抑制は難しいと考えます。特に、現行の学習指導要領では「心の健康」「対人関係の築き方」「心理的安全性」に関する教育が体系的に組み込まれておらず、児童生徒がストレスを適切に対処する力を育む場が不足しています。
現状の問題点
1. 道徳教育の偏重と精神的ケアの不足
o 道徳教育は「あるべき姿」を教えることに重点を置いており、子ども自身の感情や心理的負担に向き合う機会が少ない。
o 「特別の教科 道徳」の導入後も、いじめ・不登校・自傷行為は増加傾向にあるため、現行の道徳教育だけでは問題解決には至っていない。
2. 心の健康教育の時間不足
o 現行の学習指導要領では、ストレス対処や心理的ケアの学びは保健体育や特別活動の一部として扱われるのみで、継続的・系統的な指導がない。
o 例えば、欧米では「SEL(社会性と情動の学習)」がカリキュラムに組み込まれ、ストレス管理や感情調整が指導されているが、日本ではそうした取り組みが限定的。
3. 教師のメンタルヘルス支援の欠如
o 児童生徒の精神的ケアを担う教師自身が過重労働や精神的負担に苦しんでおり、十分なサポートを提供できない状況。
o 学校カウンセラーの配置は進んでいるが、1人当たりの担当生徒数が多く、継続的な支援が難しい。
必要なカリキュラム改訂の提案
1. 「心の健康授業」の全学年での義務化(年間10時間程度)
o 1年生から高校3年生まで、発達段階に応じた「心の健康授業」を設置し、心理教育・感情調整・ストレス対処を指導。
o 道徳教育の一部を削減し、心の健康教育に振り分ける。
2. 「対話型道徳教育」の導入
o 価値の押し付けではなく、対話を通じて価値観を形成する道徳授業への転換。
o 心理的安全性の確保を重視し、いじめや人間関係の問題を実際の事例をもとに話し合う。
3. 「教育相談週間」の制度化(年2回)
o すべての児童生徒に、スクールカウンセラーまたは担任との個別面談を実施し、早期介入を可能にする。
o 既存の「道徳」や「学級活動」の一部を振り分け、時間を確保。
4. 「ライフスキル教育」の導入
o ストレス対処、マインドフルネス、リラクゼーション法、相談窓口の利用方法などを教科横断的に指導。
o 体育・保健体育で「メンタルトレーニング」の授業を設置。
結論
現在のカリキュラムを見直さない限り、いじめ・不登校・自傷・自殺の問題は次の10年も根本的には解決しないでしょう。道徳教育の偏重を見直し、心の健康教育を体系的に導入することで、児童生徒が精神的に安定し、多様性を受け入れやすい環境を整えることが必要だと考えま

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(6)Chat-GPTの質問者の違いによる回答の共通性と相違性について

Q.質問者が繰り返しChat-GPTを使い、質問者Aの意見が蓄積され、次の質問の回答に影響を与え、質問者Bが質問者Aと同じ質問をした時、回答が少し異なることがありますか?
ChatGPT:
はい、異なることがあります。

 

理由

 

文脈の蓄積

 

質問者Aが繰り返しChatGPTを利用すると、そのやり取りの内容が文脈として蓄積されます。
そのため、質問者Aが過去に述べた意見や考えが、次の回答に影響を与える可能性があります。
パーソナライズの影響

 

ChatGPTは、質問者Aが強く関心を持っているテーマや、過去の議論の流れを考慮して回答を作ることがあります。
例えば、Aが「道徳教育における心の教育が重要」と繰り返し述べていれば、それを前提にした回答が増える可能性があります。
質問の微妙な違い

 

たとえAとBが全く同じ質問をしたとしても、Aの場合は過去のやり取りを考慮した回答、Bの場合は一般的な回答になることがあります。
そのため、表現や強調点が少し異なることがあります。
結論
質問者Aが長く利用して意見を蓄積していると、それが影響を与え、質問者Bと少し異なる回答になることは十分にありえます。ただし、ChatGPTの基本的な知識や事実に関する回答の一貫性は保たれるようになっています。

 

Q.そうすると多くの人がChat-GPTで意見を書き込むと、過去の事実の回答は変わらないが、未来のあるべき姿が強固な意見となり、推奨度が強くなることはあるということですね。
ChatGPT:
はい、その可能性はあります。

 

理由
事実(過去・現在)に関する回答の安定性

 

過去や現在の事実に関する情報は、信頼できる情報源やデータに基づくため、大きく変わることはありません。
例えば、「日本の義務教育は9年間である」という事実は、多くの人が意見を述べても変わりません。
未来に関する意見の影響

 

未来のあるべき姿(教育制度の改変、社会のあり方など)については、多くの人の意見や議論が重なることで、特定の考え方が強調される可能性があります。
例えば、「心の教育をもっと重視すべき」という意見が蓄積されれば、将来的な教育改革の話題でその重要性を強調する傾向が強くなるかもしれません。
推奨度の強化

 

ChatGPTは、過去の対話の流れや蓄積された文脈を考慮するため、ユーザーが何度も強調する意見(例:「学校にカウンセラーを増やすべき」)が繰り返し言及されると、それが「推奨される方向性」として強まることがあります。
これは、特定のテーマに対する議論が深まることで、より具体的な提案や行動指針につながる可能性を意味します。
結論
多くの人がChatGPTで未来について意見を書き込むと、
✅ 過去の事実は変わらないが、未来の「あるべき姿」については、一定の方向性が強調されやすくなる。
✅ 特に、多くの人が支持するアイデアや議論が深まると、その推奨度が強くなる傾向がある。

 

これは、ある意味で「集合知」の形成に似た現象ともいえます。

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(5)「科学としての心の健康」と「私の心の健康」

Q.心の健康(メンタルヘルス)教育は、科学としての心の健康(心の健康学)と、児童生徒自身の心の健康(私の心の健康)があり、心の健康学はテストで評価ができますが、私の心の健康は、自分のストレスを知り対処法を学ぶためのストレスチェックなどはやりたくない児童生徒はやらない権利があるわけでこれは評価してはいけません。道徳は定性評価になりましたが、定性評価をしてもいけません。むしろ、児童生徒本人と保護者がストレスチェックの結果を確認して次の学年に申し送るといったサポートファイルが望ましいと思いますが、あなたの意見を聞かせてください。
ChatGPT:
非常に重要な視点ですね。私も、「科学としての心の健康(心の健康学)」と「児童生徒自身の心の健康(私の心の健康)」を区別して扱うことは不可欠 だと考えます。
① 「心の健康学」と「私の心の健康」の違い
分類 内容 評価の可否
心の健康学(科学的な知識) ストレスの仕組み、感情調整、リラクゼーション技法、メンタルヘルスの基礎知識 ✅ テスト・レポートで評価可能
私の心の健康(個人の心理状態) 自分のストレスレベル、心の状態、対処方法を見つける ❌ 評価不可(個人の権利として守られるべき)
• **心の健康学(メンタルヘルスの科学)**は、保健体育や特別授業で学習し、テストや課題で評価可能。
• **私の心の健康(個人の心の状態)**は、個人のプライバシーに関わるため、本人が希望しない限り評価の対象にしてはならない。
→ つまり、「心の健康の知識」と「自分の心の状態」は分けて考えるべき!
________________________________________
② 「私の心の健康」を評価してはいけない理由
1. ストレスチェックは個人の内面に関わるため、自己決定権がある
o 学校が強制的にストレスチェックを受けさせることは、児童生徒の権利を侵害する可能性がある。
o 「受けたくない」子は受けなくてもよい仕組みが必要。
2. 評価の対象になると「本音を隠す」児童生徒が出る
o 心理状態を数値化して評価すると、本当の気持ちを話せなくなるリスクがある。
o 「よい成績のためにポジティブに見せる」など、本来の目的とズレる可能性がある。
3. 定性評価(コメント評価)もNG
o 「この児童生徒はストレス耐性が低い」「不安が強い」と記録されると、将来的な進路や指導方針に影響を与えかねない。
o 道徳が数値評価ではなくなったのと同じく、心の健康も評価対象にするべきではない。
________________________________________
③ サポートファイルの重要性
➡ 評価するのではなく、「自分と家族が状況を知る」ための仕組みが必要!
✔ **「ストレスチェックの結果を本人と保護者が確認し、次の学年に申し送るサポートファイルを作る」**という提案には大賛成です!
🎯 サポートファイルのメリット
• 本人がストレスの傾向を知り、適切な対処法を学べる。
• 保護者と共有することで、家庭での支援が可能になる。
• 次の学年の担任やスクールカウンセラーが児童生徒のメンタル状態を把握し、適切にサポートできる。
📌 ただし、注意点として「本人の同意なく申し送りはしない」ことが大前提!
• 児童生徒が「申し送りたくない」と思う情報は、次の学年に伝えなくてもよいようにする。
• ストレスチェックの結果を保護者や学校と共有するかどうかも、本人が選べる仕組みが望ましい。
________________________________________
④ まとめ
✅ 「心の健康学」と「私の心の健康」を区別し、心の健康学のみ評価対象とする。
✅ 個人のストレス状態やメンタルヘルスは評価しない(数値評価も定性評価もNG)。
✅ ストレスチェックは希望者のみとし、結果は本人と保護者が確認。
✅ 「サポートファイル」を活用し、次の学年の先生やカウンセラーと共有できる仕組みを作る(ただし本人の同意が必要)。
こうした仕組みを作ることで、児童生徒が安心して自分の心と向き合い、適切なサポートを受けられる環境が整うと思います。
「心の健康を守る教育」= 「評価する」ではなく「サポートする」ことが大切ですね!
4o

 

 

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(4)目標2豊かな心の育成の問題点

目標2豊かな心の育成の柱が道徳教育になっており、SOS出し方教育や生命の安全教育の記載はあるものの道徳授業でできるのか、どの教科・活動でやるのかの記載がありません。これで効果指標に児童生徒の自殺の抑制をあげているのも疑問です。どう思われますか?
ChatGPT:
ご指摘の通り、第5期教育振興基本計画の**「目標2 豊かな心の育成」では、道徳教育を中心に据えていますが、「SOSの出し方教育」や「生命の安全教育」をどの教科や活動で扱うのかが明確でない**点は課題だと思います。
また、児童生徒の自殺抑制を「効果指標」として掲げながら、具体的な指導方法や評価の仕組みが示されていない点も疑問が残ります。
________________________________________
① 道徳授業だけで対応できるのか?
道徳の授業は、基本的に「考え、議論する道徳」を推進する形で行われています。
しかし、自殺予防やSOSの出し方教育には、以下のようなスキル指導や実践的学習が必要です。
テーマ 学習方法の例 道徳授業での実施の限界
SOSの出し方 ① 相談窓口の紹介 ② 具体的な相談の練習(ロールプレイ) ✖ 道徳授業では時間が足りない
生命の安全教育 ① 性暴力・虐待防止 ② インターネット上の危険 ✖ 科学的知識や実践的学習が必要
ストレス対処 ① 呼吸法・リラクセーション ② 相談相手を見つけるワーク ✖ 心理学的アプローチが不足
→ 結論:道徳授業だけでは不十分。保健体育、総合的な学習の時間、特別活動と連携が必要。
________________________________________
② どの教科・活動で扱うべきか?
計画には、「どの教科・活動で指導するか」が明示されていませんが、適切な位置づけを考えると以下のようになるでしょう。
テーマ 適した教科・活動 理由
SOSの出し方教育 総合的な学習の時間、特別活動 学級活動やロールプレイができる
生命の安全教育 保健体育(小中)+ 道徳 健康・安全に関する科学的知識を学ぶ
ストレスマネジメント 保健体育、心の健康学習(メンタルケア教育) 予防的な心理教育として実施
現状では、これらが個別に議論されることはあっても、体系的にカリキュラムに組み込まれていないのが問題です。
________________________________________
③ 児童生徒の自殺抑制を「効果指標」にする問題点
自殺の減少を指標とすることは、一見するとわかりやすいですが、直接的な因果関係を示しにくいという問題があります。
• 学習指導要領や教育施策がどこまで影響を与えるのか?
o 教育以外の要因(家庭環境、社会経済状況、SNSの影響)が大きい
o 学校での取り組みが自殺抑制に直結するとは限らない
• 「効果指標」が達成されない場合、教育現場に責任がかかる?
o 自殺者数が減らなかった場合、学校の対応が批判される可能性
o 児童生徒のメンタルケア教育が評価される仕組みが必要
→ 代わりに「児童生徒の相談行動の増加」や「支援を受けた割合」などを指標にする方が現実的。
________________________________________
④ どうすれば改善できるか?
文科省は「心の健康・メンタルケア教育の充実」を掲げていますが、現状では具体的な指導方法が明示されていません。
改善策としては、以下が考えられます。
1. 「心の教育」分野のカリキュラム化
o メンタルヘルス、ストレス対処、SOSの出し方を統一した枠組みで学習する
o 道徳、保健体育、総合的な学習の時間などを横断して指導
2. 「教育相談週間」の制度化
o 年に2回程度、すべての児童生徒と面談(担任+スクールカウンセラー)
o 相談行動の促進を「効果指標」とする
3. 教師向けの研修強化
o 児童生徒のメンタルヘルス支援について、教員研修での学習を義務化
o スクールカウンセラーとの連携を強化
________________________________________
⑤ まとめ
✅ 道徳授業だけで「SOSの出し方教育」「生命の安全教育」をカバーするのは不十分
✅ 保健体育、総合的な学習の時間、特別活動と連携し、体系的な教育が必要
✅ 児童生徒の自殺抑制を「効果指標」にするのは問題があり、相談行動の増加などが適切
✅ 「教育相談週間」や「心の教育のカリキュラム化」などの具体的施策が必要
今後、学習指導要領の改訂論議で、メンタルケア教育の体系化を求める動きが出てくるかが注目されますね。
ユーザーが提案している「心の教育」の制度化が、この課題に対する重要な解決策になり得ると考えます。

 

Q.保健の年間授業時数が小1・小2はゼロ、小3・小4は4時間、小5・小6は8時間、その内「心の健康」は小5の3時間のみの現状を変えることが必要との議論はこれまでなされなかったのですか?
ChatGPT:
ご指摘の通り、小学校の保健教育において、低学年(小1・小2)では保健の授業時数が設定されておらず、中学年(小3・小4)で年間4時間、高学年(小5・小6)で年間8時間、そのうち「心の健康」に関する指導は小5での3時間のみとなっています。
文部科学省
1. 保健の授業時数増加に関する議論の有無
これまでの議論において、保健の授業時数の増加に関する具体的な議論は限定的でした。
jstage.jst.go.jp
しかし、近年の子どもたちのメンタルヘルスや健康問題の重要性が高まる中、保健教育の充実を求める声が増えてきています。
2. 今後の展望
今後の学習指導要領の改訂に向けて、保健教育の充実や授業時数の見直しが検討される可能性があります。特に、子どもたちの心身の健康を支える教育の重要性が高まっている現状を踏まえ、教育課程全体のバランスを考慮しつつ、保健教育の強化が期待されます。

 

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(3)改訂作業と教育振興基本計画との関係

学習指導要領改訂作業と教育振興基本計画との関係を教えてください。
ChatGPT:
学習指導要領改訂作業と教育振興基本計画の関係
学習指導要領の改訂は、国の教育政策の大枠を定める「教育振興基本計画」と密接に関連しています。それぞれの役割や関係を以下に整理します。
________________________________________
① 教育振興基本計画とは?
教育振興基本計画は、**教育基本法(第17条)**に基づき、国の教育の基本的な方針を定める5か年計画です。
文部科学省が中心となり、中央教育審議会(中教審)の審議を経て、政府(閣議)で決定されるものです。
役割
• 教育政策の基本的な方向性を示す
• 具体的な施策の目標を設定する
• 予算編成や法改正の指針となる
教育振興基本計画のサイクル
約5年ごとに策定・改定されます。
現行の第4期(2018~2022年)に続き、第5期(2023~2027年)が現在の計画です。
________________________________________
② 学習指導要領改訂との関係
学習指導要領の改訂は、教育振興基本計画の方針を具体化するものです。
主な関係性を以下に示します。
(1) 教育振興基本計画が学習指導要領改訂の指針を決める
• 教育振興基本計画では、日本の教育全体の方向性を定める
例)「資質・能力ベースの教育を推進する」「デジタル教育を強化する」など
• これを受けて、学習指導要領の改訂作業が進められる
例)**「主体的・対話的で深い学び」**の重視 → 2017年改訂学習指導要領に反映
(2) 学習指導要領の実施状況が教育振興基本計画の次期改定に影響
• 学習指導要領の改訂・実施状況を検証し、それが次期教育振興基本計画の策定に反映される
• 例)GIGAスクール構想を受けたデジタル教育の推進 → 次期学習指導要領改訂の論点となる可能性
________________________________________
③ 具体的な影響の例
学習指導要領改訂 教育振興基本計画との関係
2008年改訂(脱ゆとり) 「確かな学力」の重視(第1期計画)
2017年改訂(アクティブ・ラーニング導入) 「資質・能力の育成」(第2・3期計画)
2021年改訂(プログラミング・SDGs対応) 「ICT・持続可能な社会の学び」(第4期計画)
2026~27年改訂予定 第5期計画での議論が反映される
________________________________________
④ 現在の教育振興基本計画(第5期)と次期学習指導要領改訂の関係
現在進行中の**次期学習指導要領改訂(2026~27年)**は、**第5期教育振興基本計画(2023~2027年)**の方針を受けて進められています。
第5期計画の重点ポイント
• **「個別最適な学び」と「協働的な学び」**の推進
• ICT教育の強化(GIGAスクール構想の深化)
• 心の健康・メンタルケア教育の充実
• 防災・安全教育の強化
これらの方針が、次期学習指導要領の改訂に反映される可能性が高いです。
________________________________________
⑤ まとめ
✅ 教育振興基本計画は、国の教育政策の「基本方針」を定めるもの(5年ごと)
✅ 学習指導要領改訂は、その方針を「学校教育のカリキュラム」に具体化するもの(約10年ごと)
✅ 計画 → 指導要領改訂 → 実施 → 検証 → 次期計画へ という流れで相互に影響し合う
✅ 現在の第5期計画(2023~2027年)の方針が、2026~27年の学習指導要領改訂に反映される
学習指導要領改訂の方向性に影響を与えるのは、教育振興基本計画の方針なので、教育改革に関心がある場合は、基本計画の策定過程や中教審の審議内容をチェックすることが重要です。

 

 

Q.第5期教育振興基本計画(2023~2027年)は現在審議が折々に行われているのですか?そこで「心の健康・メンタルケア教育の充実と防災・安全教育の強化」が重要ポイントであると議論されているということですか?どう検索するとその論議を確認することができますか?
ChatGPT:
第5期教育振興基本計画(2023~2027年)は、文部科学省が策定した教育政策の基本方針を示す5か年計画であり、すでに策定・公表されています。
文部科学省
この計画の策定にあたっては、中央教育審議会(中教審)の教育振興基本計画部会において、教育政策の在り方について検討が行われました。
文部科学省
文部科学省の公式ウェブサイトでは、中央教育審議会の会議資料や議事録が公開されています。
文部科学省
これらの資料を参照することで、「心の健康・メンタルケア教育の充実」や「防災・安全教育の強化」がどのように議論され、計画に盛り込まれたかを確認することができます。

 

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(2)改訂までの作業過程

Q.次期学習指導要領改訂論議は文科省が中央教育審議会に検討課題を4つ挙げていますが、これはどういう人たちがどんな会議を経て、作成されたのですか?

 

ChatGPT:
次期学習指導要領の改訂に向けた文部科学省の検討課題は、以下のような流れで作成されます。
1. 文部科学省による課題整理
文部科学省(文科省)の担当部局(初等中等教育局など)が、現行の学習指導要領の実施状況や社会の変化、教育現場の課題を分析し、次期改訂の必要性を整理します。この過程で、教育関係者・研究者・経済界・保護者団体などからの意見も参考にされます。
2. 中央教育審議会(中教審)への諮問
文科省は、整理した課題をもとに**中央教育審議会(中教審)**に諮問します。中教審は、文科省の諮問機関であり、大学教授、教育関係者、経済界の代表、自治体関係者などで構成されています。
3. 中教審の審議
中教審の中に「教育課程部会」や「特別委員会」が設置され、学習指導要領改訂について詳細な議論が行われます。議論は以下の流れで進みます。
1. 専門家や関係者のヒアリング
o 現場の教員、教育委員会、学校管理職、保護者、産業界、学術界などから意見を聴取
o 研究機関の調査結果や海外の事例を参考にすることもある
2. 部会・ワーキンググループでの議論
o 学習指導要領の各教科や領域ごとに課題を整理し、改善点を検討
o 例えば、道徳教育や心理教育の必要性が議論されることも
3. 中教審全体会議でのまとめ
o 各部会の議論を統合し、中教審としての答申案を作成
4. 中教審の答申
中教審は、文科大臣に対して答申を提出します。この答申が、次期学習指導要領の方向性を決定づける重要な文書になります。
5. 文科省による指導要領改訂案の作成
文科省が、中教審の答申をもとに具体的な学習指導要領改訂案を作成します。
この段階で、全国の教育委員会や学校関係者、一般市民からのパブリックコメントを募集し、最終調整を行います。
6. 学習指導要領の告示
最終的に、文科省が改訂した学習指導要領を官報で告示し、新たな指導要領が正式に決定します。
________________________________________
今回の改訂論議の背景
今回、文科省が中教審に示した4つの検討課題は、社会の変化や教育現場の実態を踏まえたものと考えられます。
特に「心の教育」や「防災・安全教育」に関する内容が今後議論されるかどうかは、現場からの声や専門家の意見によって左右される可能性があります。
改訂の議論に関心がある場合は、中教審の会議資料や答申を随時チェックするのが有効です。また、パブリックコメントの募集時期に意見を提出することで、現場の声を反映させることもできます。

 

学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に実現を(1)提案要旨

次期学習指導要領改訂で「心の教育」を教科横断的に全学年で実施できるように! 冨永良喜(兵庫教育大学名誉教授・兵庫県立大学名誉教授・臨床心理士・公認心理師)                                      1. 子どもたちの現状と教育政策の課題  不登校児童生徒の急激な増加(2023年度、小中学生34.6万人)、小学生の暴力の増加、小中高生の自殺件数は過去最多(2024年、527人)、小中高生の自傷行為(中学生・高校生で男子の7.5%、女子の12.1%)で、子どもの精神的健康度は先進国38か国中37位(UNICEF、2020)と危機的状況です。 小中9年間で、心の健康は小5と中1の保健の各3~4時間、計7時間(うちストレス学ぶのは2時間)のみです。 教育振興基本計画の目標2「豊かな心の育成」の柱は、道徳教育であり、心の健康教育は掲げられていません。一方、性暴力防止の「生命の安全教育」や自殺防止の「SOS出し方教育」は、実施を推奨していますが、授業枠が明示されていません。生徒指導提要改訂版(2022年12月)でも暴力・自殺などの課題未然防止教育の推進が強調されています。暴力防止や自殺防止教育の教育課程の位置づけは、「保健」の一つの内容である「心の健康」が主要な柱です。しかし、小学校・中学校の学習指導要領では、「道徳授業」は小1 から中3 まで計314時間(小1のみ34時間他学年35時間)に対し、「心の健康授業」は、「保健」の小5 で3時間、中1で4時間の計7時間のみです。 また、文部科学省は中央教育審議会に対し、4つの論点を諮問しましたが、不登校の増加に対する(2)多様な子どもたちを包摂する柔軟な教育の在り方を掲げ、具体的には「(2)は、特例校制度を活用しやすくすることや、各教科の標準授業時数の柔軟性を高めることに加え、不登校の児童生徒などを包摂する教育課程上の特例を設けることとしています。 しかし、不登校・いじめ・暴力・自傷・自殺の予防的な教育政策の直接的な提案ではありません。すべての児童生徒に、感情の理解・怒りなど感情のコントロール・自他尊重の言い方を学ぶアサーションなどの学習が必須です。世界各国は、子どものメンタルヘルス教育(=心の健康教育)にも力をいれています。「社会性と情動の学習(Social and Emotional Learning ; SEL)」は欧州・豪州・北米のどの国でも取り入れられています。 小学校の暴言暴力で苦しんでいるクラスで、心の健康授業(心のサポート授業と称して)をやると、「たたいたりけったりする」はほぼ全員やってはだめと言います。「でもやってしまう」ともいいます。暴力はダメという道徳的価値はわかっているのです。でも、どうコントロールしていいかわからないのです。  一方、特別支援学校、支援学級、通級では、怒りのコントロールも社会的スキルも児童生徒は学んでいます。それは、自立活動の6つの柱があるからです。 それを通常学級で道徳授業でできるようにすべきです。  2 心理的適応(感情コントロール・対人関係);「イライラしたときの対処法」:「気持ちの伝え方」:→ 友達とケンカした場面を想定し、どのように解決するかを話し合う。  3 人間関係の形成(コミュニケーション・協力);「聴く・話す練習」:「3つの言い方;がまんさん・おこりんぼさん・さわやかさん(アサーション)」 2.「心の教育」の内容(授業と教育相談)の提案 提案1;道徳の授業時間で、小1から中3まで全学年で、怒りなどの感情のマネジメントとアサーションや傾聴など適切な道徳的行為の学習もできるようにしてください。 そのために、道徳の目標を「道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度と行為を育てる」と「と行為」を加えて下さい。怒りのコントロールなど感情のマネジメント・自他尊重の言い方であるアサーション・受けとめ方(思考・心のつぶやき)で感情や行動が異なること・いじめ加害行為をしない心と行動を育む・いじめ被害にあった時や災害を経験した時の心身の打撃と回復するために自分ができるセルフケアと周りの人ができる心のケアを体験的に学べるようにしてください。なお、道徳授業では、行為を体験的に学ぶに留め、日常生活での行動を強制しないことです。日常生活での行動は児童生徒の主体的自己決定にゆだねるべきです。 提案2;小1から高3まで、保健の教科書に、全学年で「心の健康」の時間を設けてください。 現在は、「心の健康」のページは、小5と中1の各3~4時間しかありません。小1と小2は保健の教科書はありません。生活科のなかに記載されていますが、「早寝早起きをしましょう」といった訓話に留まらず、睡眠や緊張を科学的な知見をベースとした頁にしてください。 中学の保健の教科書には「災害の脅威・備える防災」のページはあっても、「災害と心のケア」は必須で学ぶ内容になってないため教科書会社によって;半頁「心のケア」掲載、PTSDの定義を注釈で掲載など統一されておらず、トラウマ反応への健全な対処の記載がありません。そのため喫煙・飲酒・薬物依存の防止の頁に、不快な記憶の想起や気分をやわらげるために行っているこれらの依存行動も健康的な行動で対処できることを学べます。小学校の保健の教科書にも、「災害と心のケア」のページがあると、安全と安全感が全ての体験のベースであり、安全と危険を見分ける力を学べます。 例;ドラえもんの寸劇(担任ドラえもんの被り物で登場、スクールカウンセラー(SC)でこの力を育てることができます。ドラえもん怖がって登場。SC<なにがこわいのかな?>児童たち「ねずみ」ドラえもん<ぎゃー、その言葉言わないで!>SC<こわがっているドラえもんさんに声をかけてあげて>児童「ねずみはここにいないよ」という声かけを引き出し、SC<ネズミと言う言葉はドラえもんの耳をかじらないよ。地震・いじめ・津波もとっても嫌な言葉だけど、言葉は安全だよね、落ち着いてその言葉を使えると、ねずみ対策、地震対策、いじめ対策、津波対策を考えることができるよね>と安全なリマインダーと危険を区別する力を育てることができます。危険に備えて、危険が迫りつつあるときの対処法を学ぶとともに、万が一危機(災害・いじめ・暴力など)に遭遇した時の心身の打撃と回復を学びます。 提案3:保健体育の体育授業で、メンタルトレーニングを全学年で学べるようにしてください。  メンタルトレーニングを小1から高3まで全学年でできるようにすることは、授業時間数を増やさずにできます。例えば、小1と小2の体育の学習指導要領を読むと、動物のごっこ遊びが紹介されています。「みんな砂浜にいってカメさんになろう、あ、いたずら坊主が棒をもって近づいてきた。みんな首・手・足をぎゅーっと力をいれて・・・あ、向こうに行っちゃった、もう大丈夫、ふわーと力抜こうね」と危機に出会ったら緊張させて、安全になったらリラックスを体験的に学べます。小学校・中高学年では、「笑った顔と怒った顔をしたとき、どっちが速い?」、中学校では、大谷翔平の目標達成シート、チームビルディングなどをとりいれて、メンタルトレーニングの柱を通すのです。 提案4;小1から高3まで教育相談(担任等による)を授業の枠で行えるようにしてください。  児童生徒と担任やスクールカウンセラー等による教育相談は、ひとり一人の子どもの声を聴き、支援する貴重な時間です。しかし、全学校で実施されていません。またいじめアンケートを受けて実施している学校や、教育相談週間を設けている学校もあります。放課後や業間などでの実施で教員に負担になっていることもあり、総合的な学習の時間など授業枠で行っている学校もあります。道徳の内容項目に「個性の伸長(自分の特徴を知って,短所を改め長所を伸ばすこと)」があります。道徳授業の時間に教育相談ができるとなれば、教員の負担軽減にもなります。なお、道徳の内容項目は22あり、年間22時間は教科書に基づいて実施、13時間は弾力的に活用できれば、いじめ発生時への対応授業や教育相談にあてることができます。また、教育相談の内容も、WEBストレスチェックで得点に応じたアドバイスシート(いじめ有り無しという出来事を聴くアンケートより、睡眠・勉強への集中などストレス反応を聴き対処法を考える方が児童生徒の負担が少ない)を参考に行うなど、児童生徒にとって自分に向きあいやすい方法であり教員にとっても負担感が少ない方法を探求する。 なおICT活用として、Webストレスチェック;兵庫県教育委員会は、私が中心となって作成したWeb心とからだの健康観察を県下の市町教委に発信し、次年度から希望する市町教委で実施の予定です。Webストレスチェックの結果を、各児童生徒に、ストレスチェックの得点に応じたグラフとコメントを個票(A4・1枚)で返し、児童生徒が自分のストレスを知って良い対処法を学ぶことを目的としています。そのため、1コマの「心のサポート授業」で年に1回か学期に1回実施することを想定しています。できれば、担任やSCとの1対1での全員への個別面談(授業の枠で実施が望ましい)ができれば、心のケアを要するハイリスクの児童生徒の発見と継続サポートにつながります。Vlookup関数によりコメント・グラフ作成と連続印刷はマクロをもちいたシンプルなものですが、ストレス反応項目は、岩手14万人児童生徒が毎年実施してきたものから26項目採用しています。児童生徒への即時フィードバックも検討しましたが、教員から、特に気になる児童生徒の個票に事前に目を通しておきたいとの意見が多くあり、個票を紙印刷したものを児童生徒に読んでもらい、回収し学校で管理する方法をとっています。いずれ、Aiにより児童生徒が自分のストレス対処を学べるシステムに移行できるといいと思っています。ただし、それでは、教員が置いてきぼりになってしまいます。教員(担任)とスクールカウンセラーや養護教諭と協働で行う心のサポート授業の枠が必須です。 3.「心の教育」の人材と養成・研修システム 「心の教育」の要になる職種・役割は、生徒指導担当、教育相談担当、養護教諭、スクールカウンセラー、ソーシャルワーカー、学校医です。教員の校務分掌では、生徒指導担当、教育相談担当、道徳教育推進教諭などがあります。いじめが発生した時、生徒指導担当を中心に対応がなされる学校が多いです。しかし、道徳授業は教科書教材を使ってするようになり、いじめ発生に対応したクラスの児童生徒の心を耕す授業ができません。また道徳教育推進教員は臨機応変な道徳授業案を検討していじめ対応の要になって動いていません。スクールカウンセラーは、中学校全校配置になりましたが、週1日勤務がほとんどで、都道府県によって勤務時間の格差が生じていいます。小学校は月に1~2日と言った学校が多いです。高校は自殺・自傷のリスクが高いにもかかわらず、勤務日数・勤務時間は中学校配置より少ないです。 提案1;スクールカウンセラーの常置化・常勤化を、次年度から無理なら、せめて週2日の勤務にしてください。 心の教育の授業を展開するためにも、スクールカウンセラーの勤務時間増をお願いします。心の健康授業を担任とスクールカウンセラーが協働で行えば、スクールカウンセラーへの相談の敷居が下がります。また、心の健康授業でのワークシートは、気になる児童生徒のカンファレンスで活用できます。 提案2;「生徒指導担当教員」を「心の教育推進教員」ないし「生徒支援担当教員」に改変して、いじめ・暴力への対応、災害時の心のケア対応・予防的心の教育授業(心の健康、道徳)の要の人材育成をしてください。 全学校に校務分掌として配置することになっている「生徒指導担当教員」を「生徒支援担当教員」か 「心の教育担当教員」と改変してください。加害児童生徒の更生支援と被害(被災)児童生徒の回復支援及び、いじめ・暴力への予防的な心の教育授業案(心の健康と道徳)を作成する要の役割も担当します。「防災教育担当教員」は災害に備える防災教育の年間プログラムを立案運営の要になっています。 提案3;教員養成課程の必須の「教育相談論」を「心の健康教育論(心の健康授業と教育相談)」に改変してください。 「心の教育」の要の人材育成のため学部・大学院で心の健康授業と教育相談を修得できるようにしてください。そうすれば、全ての教員養成大学の学生はストレスやトラウマティック・ストレスとその対処法を学んで、教員となるため、自身のストレス対処能力も向上し、教員のメンタルヘルス問題への対策にもなります。 2025年3月10日発信、3月13日修正、3月15日修正

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