小学高学年ストレス学ぶ授業案(緊張と怒り)
小学校の高学年のクラスでストレス学ぶ授業を担任の先生と協働でやる機会が増えてきました。
授業パワーポイント;担任はスライドの□の文章で児童に問いかけます。
ダウンロード - elementarytension26anger.pptx
ワークシートです
ダウンロード - stressmanabutensionangerws.pdf
担任の先生が<ストレスってなに?>と発問し、挙手した児童を担任の先生が指名して、児童の発言を私(スクールカウンセラー)が板書します。緊張と怒りの表情絵を使い、ストレッサー(<どんなときイライラする?><どんなとき緊張する?>)、ストレス反応(<イライラしたとき体はどうなる?><緊張したとき体はどうなる?)、イライラのストレッサーがたくさん発言されます。自分のストレス反応を調べよう(ストレス反応10項目)。高いか低いか自分で合計して考えてもらいます。つぎに、試合試験発表の直前の対処、1週間前の対処、嫌なこと言われた時の対処をワークシートに書いて、班で話し合い発表してもらいます。ここで、問題に立ち向かう対処と気もちについての対処の解説をスクールカウンセラーがします。その後、眠りのためのリラックス法、落ち着くためのリラックス法をYoutube(冨永良喜)を使って練習します。次のテーマがイライラ・怒りで、これまで、怒りの表情絵をまねっこしてもらうように課題をだしても、笑ってばかりで怒った顔をしてくれませんでした。スクールカウンセラーが担任や児童たちに「あっちに行って」と言ってもきょとん?「どうしたらみんな怒った顔ができるかな?」と子どもたちに尋ねると「お母さんからゲームやめろ!」と言われる!ほかの子どもたちも「そうそう」と。ここで担任の先生が親役になって、<いいかげんゲームやめろ!>ある子どもたちは「うるさい!」私が<親に向かってうるさいとはなんじゃい!>もう一度、担任の先生が迫真の演技「とりあげるものならとりあげてーみろー」とか。子どもたちの爆笑つづく。子どもたちは「きれるか」「だまるか」自他尊重の言い方(アサーティブな言い方)が全く発言されない。私が<今やめようと思っていたところだったのに>(子どもたち「そうそう」)<僕のこと(私のこと)心配してくれているんだと思うんだけど、頭ごなしに言ってほしくないなー>子どもたち「えー、そんなこと言ったら、かえって言い返される!」ほんの5分の子どもの本音が言葉になってむちゃもりあがりました。最後に、ストレス対処10項目(問題に立ち向かう対処、傷つけ発散、感情押し込め対処)を解説。授業評価(役に立った、つらくなった、元気がなくなった、真剣に考えれた)と授業の感想を求めて45分!「ストレスは悪いものだと思っていたけど、エネルギーになることがわかった」「怒ってはいけないと思っていた」「ずっとがまんしていたけど、相談してみようと思った」「泣くのは弱虫だと思っていたけど、涙はストレスを体からだしていることがわかってよかった」道徳でなない心の健康授業も全学年でできる日本にしてほしい。教員とスクールカウンセラーや養護教諭・特別支援教諭がコラボすれば、人材は日本には豊かにある。授業案もある。ないのは、心の健康授業の時間が全学年でないということ。問題が起こっての結果対応に力点を置いてきた日本の不登校・いじめ・暴力・自殺対策。もっと、予防に力点を置いてはどうだろう。道徳も必要でしょうが、心の健康や法律学ぶ授業も必要。子どもが自分の心に多角的に、科学的に向き合うことができる学習指導要領の改革が必要だと思う。道徳の35時間を「心の教育」の時間にし「道徳20時間」「心の健康15時間」の改革の光をみてから、あの世に行きたいなー。
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