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2022年4月

2022年4月17日 (日)

生徒指導提要改訂試案を読んで(2)なぜ 「2.4生徒指導を意識した総合的な学習(探究)の時間」に「ストレス」の記載がないのだろうか

「2.4生徒指導を意識した総合的な学習(探究)の時間」の記載に「ストレス」という言葉がないのでしょうか。
2021年3月8日参議院予算委員会で,伊藤孝江議員が全学年で心の健康・ストレスを学ぶ授業時間の確保を要望し,萩生田光一文部科学大臣は総合的な学習においてストレスを含めた心の健康の授業ができると答弁しました

国会での文部科学大臣の答弁が「生徒指導提要改訂」になぜ盛り込まれないのでしょうか。

「総合的な探究の時間においては、他の教科・科目において行われる探究との差異化を図り、この時間の特質に留意しながら、各教科・科目等における見方・考え方を総合的・統合的に活用するともに、広範で複雑な事象を多様な角度から俯瞰して捉え、実社会・実生活の課題を探究し、自己の在り方生き方を問い続けるようにすることが必要です。」(43p)
の文章に
「総合的な探究の時間においては、他の教科・科目において行われる探究との差異化を図り、この時間の特質に留意しながら、各教科・科目等における見方・考え方を総合的・統合的に活用するともに、広範で複雑な事象を多様な角度から俯瞰して捉え、実社会・実生活の課題ー例えば、感染症とストレス、暴力などーを探究し、自己の在り方生き方を問い続けるようにすることが必要です。」とー例えば、ストレス、暴力、感染症などーの文言をいれることで、心の健康や健康について自己の在り方・生き方を問い続けることができます。
もう、このわずかな文言の加筆も無理なのでしょうか。

2022年4月16日 (土)

生徒指導提要改訂試案を読んで(1)現在の生徒指導提要(平成22年3月)とのちがい

文部科学省・生徒指導提要改訂版が今夏に発刊されるようで、2022年3月29日時点の生徒指導提要改訂試案(238P)が文部科学省のHpに掲載されています。

第1章では、

1.2生徒指導の類型 が設けられ、

1.2.1発達支持的生徒指導ーガイダンス・プログラムまたはガイダンス・カリキュラム

1.2.2課題予防的生徒指導ー

 (1)課題未然防止教育ーSOS出し方教育を含む自殺予防教育、薬物乱用防止教育、情報モラル教育、非行防止教室等

 (2)早期発見・早期対応ー成績の急落、遅刻・早退・欠席が増える、身だしなみの変化のみられる児童生徒への早期の教育相談・家庭訪問

1.2.3課題解決的生徒指導ーいじめ、不登校、少年非行、児童虐待など特別な指導・援助を必要とする特定の児童生徒を対象

 の3つが掲載されています。

改訂版案では、この「予防的生徒指導」を強く打ち出しているのが特徴でしょうか。それで、生徒指導提要H22年版をみてみると、この生徒指導の3つの類型の元になっている概念が記載されていました。図表1-4-1集団指導と個別指導の指導原理 に集団指導と個別指導の円の重なり部分に

「成長を促す指導」「予防的な指導」「課題解決的な指導」の3つが記載されていました。改訂版試案1.2.2(2)早期発見・早期対応 は、「予防的な個別指導」(H22年版)で記載されており、(1)課題未然防止教育を打ち出している点が、特徴でしょう。

ただし、「課題未然防止教育」での、SOS出し方教育にしても、どの授業の時間でやるのか、授業の枠が明記されてないんですよね。

「2.3生徒指導を意識した道徳教育」「2.4生徒指導を意識した総合的な学習(探究)の時間」という項はあるのですが、<生徒指導を意識した健康教育>という見出しはなく、「第13章多様な背景を持つ児童生徒への生徒指導」の「13.3健康問題に関する課題と対応」の下に「13.3.5健康教育に係る生徒指導のための校内体制づくり」の下に「13.3.5(4)保健教育活動や健康教育の啓発・普及」に「思春期の健康増進には、アンガーマネジメント、ソーシャルスキル教育なども含まれます。・・・・」と記載されており、現行の学習指導要領で保健体育の保健分野の授業が小3からになっているため、小1から<暴力を使わない怒りの表現>を学ぶことになってないためと思われます。やはり、学習指導要領の次の改訂で、小1から高3まで、全学年で「心の健康」授業ができる国にしなければ、「課題未然防止教育」も絵にかいた餅になる可能性が高いと危惧しています。

もう少し読み込んで、「生徒指導提要改訂試案」について続編を書こうと思います。

 

2022年4月17日追加記載

1)生徒指導の定義について
まず、生徒指導の定義がH22年版と比べてみます。

R4改訂試案では、「

生徒指導とは、学校教育の目的1である、「社会の中で自分らしく生きることができる存在へと児童生徒が、自発的・主体的に成長や発達する過程を支える意図でなされる教職員の働きかけ」の総称です。なお、生徒指導の課題解決のために、必要な場合は指導や援助を行います。」(14p)注1;1 学校教育の目的は、「人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成」(教育基本法・第1条)であり、「個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養う」(同法・第2条二)ことが目標のひとつとして掲げられている。学校は、生徒指導の働きを理解し、各教科の指導をはじめ全教育活動において、児童生徒の特性、能力、適性、進路等に応じて適切な教育が行えるよう、調和のとれた教育課程を編成する必要がある。

 

と定義されています。
一方、H22年版では「生徒指導とは、一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や行動力を高めることを目指して行われる教育活動のことです。すなわち、生徒指導は、すべての児童生徒のそれぞれの人格のよりよき発達を目指すとともに、学校生活がすべての児童生徒にとって有意義で興味深く、充実したものになることを目指しています。生徒指導は学校の教育目標を達成する上で重要な機能を果たすものであり、学習指導と並んで学校教育において重要な意義を持つものと言えます。」(1p)
と定義されています。

 

H22年版では、生徒指導と学習指導の両輪が想定されている定義ですが、R4改訂試案では、社会の中で自分らしく自発的・主体的に成長発達する過程を支える教職員の働きかけと定義されているため、学習指導においても生徒指導が基底にあるという想定になっています。

日本生徒指導学会の生徒指導の定義は、「生徒指導とは,子ども一人ひとりのよさや違いを大切にしながら,子どもたちの発達に伴う学習面,心理・社会面,進路面,健康面などの悩みの解決と夢や希望の実現を目指す総合的な個別発達援助だといえます。」となっています(日本生徒指導学会Hpより)日本生徒指導学会の英語はThe Japanese Association for The Study of Guidance and Counselingのようです。

 

であれば、「生徒指導・支援提要」との冠にするのが適切だと思います。

 

2)R4改訂試案とH22版の章だてのちがい
 H22版にあって、R4改訂試案版でない章は 「3章 児童生徒の心理と児童生徒理解」です。
H22版のこの章では
第3章 児童生徒の心理と児童生徒理解
第1節児童生徒理解の基本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42
1 生徒指導における児童生徒理解の重要性
2 児童生徒理解の対象
3 児童生徒理解に必要な資料の収集と解釈
第2節児童期の心理と発達・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44
1 児童期の発達の特徴
2 発達障害の理解
第3節青年期の心理と発達・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57
1 青年期の発達の特徴
2 発達障害と思春期
第4節児童生徒理解の資料とその収集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71
1 資料収集の目的
2 把握理解すべき内容
3 資料収集の方法
4 保護者からの資料収集
5 資料収集に当たっての留意点

 

との構成になっており発達心理学が軸となって児童生徒の心理と発達が記載されているのと、そこに発達障害がもう一つの軸として記載されていました。
一方、R4改訂試案では、発達障害は 第13章多様な背景をもつ児童生徒への生徒指導 の一つの節として記載されています。また、H22年版では、児童生徒理解の資料とその収集の節に、質問紙法の妥当性・信頼性に関する記載がありましたが、R4改訂試案では、妥当性・信頼性という用語の記載はなくなっています。私は、教師が児童生徒の悩みや不調を発見するための質問紙法ではなく、児童生徒が自分自身の悩みや不調に気づき適切なセルフケアを考えることができる質問紙法を開発してきましたが、その観点の記載はR4改訂試案でもありません。

 

3)予防的生徒指導の具体の実現可能性について
R4改訂試案では、生徒指導の3つの類型を前面に打ち出しています。第Ⅱ部 個別の課題に対する生徒指導 の 第4章いじめ では
「すべての児童生徒を対象に、①発達支持的生徒指導として、人権教育や市民性教育を行い、「いじめをしない態度や能力」を身につけるように働きかけたり、②課題予防的生徒指導として、道徳や学級活動、HR活動等においていじめ防止対策推進法や学校いじめ防止基本方針の理解を深めるなどのいじめ防止の取組を行ったりします。さらに、いじめの兆候を見逃さないように、②課題予防的生徒指導として、日々の健康観察、アンケート調査や面談週間を実施するなどしていじめの早期発見に努めます。それでも、いじめが起きてしまったときには、③課題解決的生徒指導として、いじめ事象への適切かつ迅速な対処を行います。被害児童生徒の安全確保と心のケア、加害児童生徒への成長支援も視野に入れた指導、両者の関係修復、学級の立て直しなどが目指されます。」(100P)

 

課題予防的生徒指導を行う活動や時間として、「道徳や学級活動、HR活動等」と記載されていますが、「道徳」と「心の健康」の両輪の充実が不可欠だと私は考えています。というのは、道徳の授業時間では、ストレスを扱えません。怒りを抱えたとき暴力を使わない表現の仕方を道徳では教えません。それは、学習指導要領の道徳の定義が、「道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てる」となっており、保健教育の定義のように「心身の健康の保持増進を図っていく資質・能力を身につける」となってないからです。
いじめ・暴力・児童虐待・非行などは、怒りや悲しみの感情の不適切な行動化ですから、それらを学ぶことができるのは心の健康教育であり、理論としては、ストレスマネジメント、トラウマインフォームドケアを軸におくと、体系化できます。
小中314時間の授業時間がある「道徳授業」と小5・中1の2学年で7時間しかない「心の健康」のアンバランスが、この生徒指導提要改訂においてもネックになっているのです。
また、道徳の教科書には、いじめの教材は増えましたが、「卒業文集の最後の2行」は加害者の方が被害者より深い心の傷を残すといった印象をあたえたり、小1の「かぼちゃのつる」では、かぼちゃがつるを伸ばして、みつばちさんが注意をしたり、犬さんがつるを踏みつけるといった暴力でとめようとしたり、最後はトラックに轢かれてかぼちゃがなくという物語を読み学んでいます。また、小6には「青の洞門」があり、人を殺めても善行積めば許されるといった物語が、犯罪被害者の苦しみと悲しみの理解とほど遠い教材だということも道徳学者は気づいてないのではと思われます。道徳の時間には、司法の知識を学ぶことも取り入れていく必要があるでしょう。
つぎの学習指導要領改訂では、道徳の授業時間数と心の健康の授業時間数のアンバランスを改善すること必須でしょう。

 

学習指導要領の道徳と保健の定義
道徳科の目標は「よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うため,道徳的諸価値についての理解を基に,自己を見つめ,物事を広い視野から多面的・多角的に考え,人間としての生き方についての考えを深める学習を通して,道徳的な判断力,心情,実践意欲と態度を育てる」(文部科学省,2015)と定義されています。

 

「小学校,中学校,高等学校を通じて,学校における保健教育の目標は,生活環境の変化に伴う新たな健康課題を踏まえつつ,児童生徒が積極的に心身の健康の保持増進を図っていく資質・能力を身に付け,生涯を通じて健康・安全で活力ある生活を送るための基礎を培うことである」と定義されています(文部科学省,2019;2020;2021a)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年4月10日 (日)

ウクライナの避難者の心のケア(7)CNNポーランドのウクライナ難民ー見えないトラウマに救いの手を2022年4月10日発信

CNNの記者がポーランドのウクライナ避難民への心のケアについての記事を発信しています。「私の子供たちはウクライナ人と一緒にワルシャワの学校に通っているので、話をすることがあります。あの子たちは信じられないほど回復力があるそうですが、表面下に何があるかはわからないものです。もちろん、これは大きな問題の一つです。つまり、健康管理......心の健康です」とワルシャワ市長は言った。市長は、市の精神科医、心理学者、その他の精神保健福祉サービスの多くを、ウクライナ難民を助けるように指示したと述べた。母親が安心して語れる場と子どもたちの遊びや学びの場を並行してサポートしているようです。Deeplで翻訳しています。母親たちのグループなどが紹介されていますので映像ニュースもご覧ください。

Ukrainian refugees dealing with trauma after escaping to Poland

ポーランドのウクライナ難民、見えないトラウマに救いの手を -- メンタルヘルス
CNN EXPANSION DC 2017 Dana BashAbbie Sharpe
CNN ダナ・バッシュ、アビー・シャープ 記

2022年4月10日 1003 GMT (1803 HKT)更新
ポーランドに逃れたウクライナ人難民が抱えるトラウマ

ポーランドに逃れたウクライナ人難民のトラウマ 03:59
ポーランド・ワルシャワ(CNN)8歳のヤナちゃんは、ウクライナのオデッサ近郊の自宅で週に6日、体操教室に通っていた。

今は、ここポーランドの首都にある難民センターのオープンフロアで、一人で練習することしかできない。
ロシア大統領ウラジーミル・プーチンの残忍な侵攻の余波で、ヤナは家も情熱も父親も捨てざるを得なくなったのだ。
「爆発があったのよ」と彼女は静かに語り、実際に見たことよりも聞いたことの方が多かったと回想する。
「ただ、あまり怖くはありません」と彼女は付け加えた。
母親のリュドミラ・バッツさんは、ヤナはとても強いと言い、娘が「大丈夫」と言うときは、本当にそう思っているのだろうと期待しているという。
しかし、ウクライナ難民を一時的に収容しているスポーツ施設「アリーナ・ウルシヌフ」でシャワーを浴びた後、バスローブ姿でバツさんは自身のトラウマについて語りました。
「ここでも、飛行機の音が聞こえると、怖くなるんです」。
バッツと彼女の子供たちは、ポーランド人の寛大さによって恩恵を受けている。避難所、食料、そしてヤナが携帯電話でバーチャル・スクールに通う際に使う鉛筆と紙が十分にストックされたテーブルさえもある。
しかし、ポーランドの指導者や民間団体がウクライナ難民に提供している支援はあまり知られていない。それは、国境を越えてきた女性や子どもたちの精神的な健康という目に見えないものに対処することだ。
250万人以上のウクライナ人難民がポーランドに逃れてきており、ワルシャワ市長のラファル・トラスコフスキによると、首都ワルシャワだけで約30万人がいるという。そのうちの10万人が子供で、すでに1万5千人のウクライナ難民がポーランドの学校に入学しているという。
「私の子供たちはウクライナ人と一緒にワルシャワの学校に通っているので、話をすることがあります。あの子たちは信じられないほど回復力があるそうですが、表面下に何があるかはわからないものです。もちろん、これは大きな問題の一つです。つまり、健康管理......心の健康です」と市長は言った。
Trzaskowski氏は、市の精神科医、心理学者、その他の精神保健福祉サービスの多くを、ウクライナ難民を助けるために一時的に指示した、と述べた。
民間団体もケアを優先し、到着した難民が見ることができるように駅にビラを置いている。
「私たちは皆、特にここ数日テレビで見たことがトラウマになっています。爆弾から逃れたばかりの子供たちもいますしね。家族が殺されるのを見た子供もいる。つまり、これは私たちが想像もつかないようなことなのです」とトラスコウスキーは語った。「ワルシャワにはトラウマを抱えた子供たちが大勢いて、助けを必要としているのです」。
「ウクライナの友人たちは、私たちが彼らの家族や子供たちの面倒を見ているから、彼らは戦争や国の再建に集中できると言っています」と、残留した兵士たちのことを指して付け加えた。
もはや余計なお世話ではない
メンタルヘルスの重視は、戦争難民のケアとしては非常に現代的なアプローチです。戦争難民のケアにおいて、メンタルヘルスが重視されるようになったのは、ごく最近のことです。
ワルシャワのダウンタウンにあるユダヤ教のヒレルセンターで、ミレーナ・コノバロワは難民の女性のためのグループセラピーのセッションを担当しています。彼女自身、最近ウクライナから逃れてきた。
「すべての女性は、自分の話を聞いてくれるもう一人の女性を必要としているのです」と彼女は言います。「ウクライナの戦争が始まる前、私は女性心理学者として働いていました。私は女性だけを相手にしていたので、女性にとって話すこと、他の女性と話すことがいかに重要であるか理解しています」。
コノバロワはユダヤ人ではないが、ヒレルセンターは、あらゆる種類の必要を抱えたすべてのウクライナ人のために門戸を開いている多くの組織の一つである。
最近のセッションでは、コノバロワさんと他の5人の女性が、バラの花びらを敷いたテーブルを囲み、彼女が「女性の輪」と呼ぶものに座りました。
ペルコアの「Be Yourself」という歌の歌詞が部屋に流れ、女性たちが順番にキャンドルに火を灯しました。感情が表に出てくる。女性たちがつながり、体験を共有すると、涙があふれました。
女性たちが話している間、子供たちは部屋の反対側にある仮設のデイケアセンターで遊んでいました。子供たちの中には、おもちゃや他の子供たちと遊ぶことに満足し、理解できないほど幼い子供もいました。
しかし、中には理解する子もいます。8歳のアントニーナのような少女は、自分がポーランドにいるのは戦争のせいだと知っていると言った。
「プーチンの頭の中に何かがあるからよ」と彼女は説明した。
すべての大人が良い決断をするわけではないことがわかったと、私たちは会話の中で言った。
「プーチンに限って言えばね」とアントニーナさんは言い返した。
難民の子どもたちは、アメリカの子どもたちと同じように、約2年間のパンデミックの間、隔離されたことですでに精神的な問題を抱え込んでいた。そして今、暖かい家庭を離れ、戦いのためにウクライナに残った父親はもちろんのこと、パンデミック前の平穏な生活への動きも無残に中断されてしまったのだ。
部屋の向こうの母親たちは、自分たちを助け、家族のニーズやトラウマに対処するためのより良い場所に置くために、精神的なサポートを求めています。
「他の女性と話すと、私たちも同じ問題を抱えていると聞きます。自分の状況を離れたところから見ると、解決できるのです」とコノバロワは説明します。
"最も顕著なトラウマは、女性が明日を見ないことです。確信が持てず、疑い、怯え、どこにも守られている気がしないのです」と彼女は言います。"そして、彼らに明日があること、暖かく安全な場所にいること、子供たちは明日もお粥を食べること、彼女は彼を寝かしつけ、子供と散歩に行くことができることを伝えることが重要なのです"。明日があることを知ることが大切なのです。"

Ukrainian refugees in Poland get help for trauma you can't see -- mental health
CNN EXPANSION DC 2017 Dana BashAbbie Sharpe
By Dana Bash and Abbie Sharpe, CNN
Updated 1003 GMT (1803 HKT) April 10, 2022
Ukrainian refugees dealing with trauma after escaping to Poland

Warsaw, Poland (CNN)Eight-year-old Yana was going to gymnastics class six days a week at home near Odessa, Ukraine.

Now, she can only practice by herself on a patch of open floor in a refugee center here in the Polish capital.
Yana is one of millions of Ukrainian children coping with change: forced to leave her home, her passions and her father behind in the aftermath of Russian President Vladimir Putin's brutal invasion of their country.
"There were explosions there and stuff like that," she said quietly, recalling that she heard more than she actually saw.
"I'm just not afraid of it very much," she added.
Her mother, Liudmyla Bats, said Yana is very strong and said she hopes that when her daughter tells her she is doing OK, she really means it.
But sitting in her bathrobe after a welcome shower at the Arena Ursynów, a sports complex now used to temporarily house Ukrainian refugees, Bats talked about her own trauma.
"Even here, every time when I hear some sounds and when the airplane is flying, I'm afraid," she said.
Bats and her children are benefiting from the well-documented generosity of the Poles -- shelter, food, even a table well-stocked with pencils and paper for Yana to use while attending virtual school on her phone.
But less known is the help Polish leaders and private organizations are providing Ukrainian refugees dealing with what we can't see: the mental health of the mostly women and children who crossed the border.
More than 2.5 million Ukrainian refugees have fled to Poland, and, according to the Warsaw Mayor Rafal Trzaskowski, there are some 300,000 in the capital city alone. He said 100,000 are children and already 15,000 Ukrainian refugees are enrolled in Polish schools -- some with his own children.
"I talk to my kids because they attend Warsaw schools with Ukrainian kids. They say that those kids are incredibly resilient, but you never know what's beneath the surface. And, of course, this is one of the major problems. I mean, health care -- psychological health," the mayor said.
Trzaskowski said he has temporarily directed many of the city's psychiatrists, psychologists and other mental health social services to help the Ukrainian refugees.
Private organizations are prioritizing the care too -- leaving leaflets at train stations for arriving refugees to see.
"We are all traumatized, especially after what we've seen in the past days on television. And some of those kids were just escaping bombs. Some of them were seeing members of their family being killed. I mean, this is something that we have problems imagining," Trzaskowski said. "We have a lot of traumatized kids in Warsaw who need help."
"My friends from Ukraine tell me that they can focus on fighting and rebuilding their country because we take care of their families and their kids," he added, referring to the men who stayed behind.
No longer an afterthought
The emphasis on mental health is a very modern approach to caring for war refugees. It wasn't that long ago that it was an afterthought, if a thought at all.
At a Jewish Hillel Center in downtown Warsaw, Milena Konovalova leads group therapy sessions for refugee women. She recently fled Ukraine herself.
"Every woman needs another woman who can listen to her," she said. "Before the war in Ukraine, I worked as a women's psychologist. I worked only with women, and I understand how important it is for women to talk, to talk to other women."
Konovalova is not Jewish, but the Hillel Center is one of many organizations opening their doors for all Ukrainians with any kind of need.
During a recent session, Konovalova and five other women sat around a table covered with rose petals in what she calls a women's circle.
The lyrics of the song "Be Yourself" by Peruquois filled the room as the women took turns lighting candles. Emotions rushed to the surface. Tears flowed as the women connected and shared their experiences.
While the women talked, their children played in a makeshift day care center on the other side of the room. Some of them were too young to understand, happy just to be playing with toys and other children.
But some of them do understand. Young girls like eight-year-old Antonina, who said she knows that she's in Poland because of the war.
"Because Putin has something in his head," she explained.
It turns out not all grown-ups make good decisions, we said during our conversation.
"When it comes to Putin, yes," Antonina shot back.
The refugee children, just like children in the United States, were already dealing with mental health challenges from being isolated during almost two years of the pandemic. Now, having left the warm comforts of home, not to mention their fathers who stayed in Ukraine to fight, any move toward a pre-pandemic normalcy has been cruelly interrupted.
Their mothers across the room are seeking emotional support to help themselves and put them in a better place to address their family's needs and traumas.
"When we talk to other women, we hear that we have the same problems, and when we see our situation from a distance, we can solve it," explained Konovalova.
"The most prominent trauma is that women don't see tomorrow. They are not sure, they doubt, they are frightened or scared, they don't feel protected anywhere," she said. "And it's important to convey to them that there is tomorrow, that they are in a warm and safe place, that the children will have porridge tomorrow, and she will be able to tuck him in, go for a walk with the child. It's important to know that tomorrow will happen." 

 

2022年4月 9日 (土)

ウクライナの避難者の心のケア(6)RTE(アイルランド国営放送)スロバキアからウクライナ避難者のレポート2022年4月8日

「Ukraine Trauma」 でGoogleでニュースを検索すると、アイルランド国営放送のRTE(Raidió Teilifís Éireann)の記事をみつけました。Deeplで翻訳しました。日本では毎日ウクライナへのロシア軍による殺戮のニュースが流れており、この報道を正視すべきだと思います。一方、ウクライナの人たちの苦しみや生活を日本のTVや新聞では知りえないのではとこの記事を読んで思いました。NHKの記者は、ウクライナの国境の町での避難所を取材しているのでしょうか。外務大臣がポーランドに行ったのでポーランドでは取材しているのでしょうが、避難者の生の声がこの記事には詰まっています。記者は避難キャンプの心理学者や獣医にも取材しています。この記者がトラウマの知識があると思われる文章をぬきだしてみました。
「ヴィスネ・ネメカ国境での最初の夜、私たちは多くの難民に話しかけました。それぞれが語るべき物語がある。その語り口は、戦争がもたらす人的犠牲を物語っている。中には、自分の体験について話すことを丁重に断る人もいる。それ自体が物語なのだ。
”On our first evening at the Vysné Nemecké border crossing we speak to many of the refugees. Each has a story to tell. The narratives are testimony to the human cost of war. Some politely decline to speak about their experiences. That in itself tells its own story.

写真もありますので、ぜひ、原文にアクセスしてください。

疲弊したウクライナ人が戦火から逃れたスロバキアからの特別レポート
A special report from Slovakia as exhausted Ukrainians flee war
戦争が始まって以来、30万人以上のウクライナ人が国境を越えてスロバキアに逃亡している。

Seán Mac an tSíthigh 著
イリゼオア・ファイス

Updated / Friday, 8 Apr 2022 09:50 

スロバキア、コシツェ駅の臨時案内所の周りにウクライナ人難民の一団が身を寄せている。彼らの顔には、軽いパニックのようなものが見える。
彼らは正しい電車やバスの乗り継ぎを見つけなければならないのだ。高齢の難民も多い。しかし、ウクライナ語やロシア語を話すボランティアが、道案内をするなどして、彼らを安心させる。
国境を越えてスロバキアにやってきた難民の多くは、この駅にたどり着きます。コシツェはスロバキア東部最大の都市。国境を越えた難民にとって、この駅はヨーロッパ各地を目指す最初の中継地となる。
多くの難民は、安全な国境を越えるために何日もかけて移動し、疲れ切っているように見える。戦争から逃れるためのストレスが原因だ。難民はわずかな荷物しか持っていないが、多くの悩みを抱えている。

燃料とトラクターを強奪された農場
私は一人の老人に近づいた。風雨と歳月にさらされた老人の顔に惹かれる。しかし、彼の青い目は若々しい輝きを保ち、西ケリーの自宅の古い隣人を思い起こさせる。彼は英語を話すことができない。ウクライナ人の若い女性が通訳をしてくれる。
トーマスさんは、キエフの北にある農村の小作人である。今は息子さんが40エーカーの土地を耕していますが、トーマスさんは今でも息子さんの仕事を手伝っています。ジャガイモや小麦、野菜などを栽培しています。牛も飼っている。ささやかな土地だが、息子の若い家族が快適に暮らすには十分な広さだ。
トーマスさんは、家を出るのを嫌がっていたが、息子の妻に説得され、ドイツに行くことになったそうだ。息子は武器を取って、国を守るために働いている。私はトーマスに、息子のことを心配しているのかと尋ねます。しかし、彼は息子を誇りに思っていると言う。すると、トーマスはとても生き生きとした表情になり、声には怒りが感じられるようになり、話を続ける。
ロシア軍の戦車が進入し、周辺を制圧したとき、4人のロシア兵がトーマスの農場に入ってきた。35年前のトラクターの燃料であるディーゼルを抜いたのだ。しかし、自分たちのためにディーゼルを吸い上げても、兵士たちは満足しない。ロシア兵は農場を去る前に、古いトラクターに火をつけた。トラクターがあればこその農家である。
これから数週間は、畑を耕し、作物を植える準備に追われるはずだ。彼は今、息子の家族のことを心配している。もう1台トラクターを買う余裕はない。トーマスさんは、息子に馬で耕す方法を教えるために残りたかったのですが、息子は安全な場所を探すためにここを離れるようにと言いました。
トーマスの話は、私たちが1週間前にスロバキアとウクライナの国境に到着して以来、遭遇した多くの闘争、悲しみ、喪失の話のひとつに過ぎないのです。戦争が始まって以来、30万人以上のウクライナ人が国境を越えてスロバキアに逃れてきています。アイルランドと同程度の人口の小国にとって、初期は困難な状況であることがわかった。97kmに及ぶ国境沿いの4つの踏切を、1日に1万5千人以上の難民が通過していった。

リスクと危険の中で、小さな親切を大切にする
当初、援助団体は殺到する人々への対応に苦慮し、NGOは現地政府の対応と計画性の欠如を批判していた。
国境越えで展開された混乱した光景は、より弱い立場の難民に潜在的な危険をもたらした。ヒューマン・ライツ・ウォッチは、人身売買業者や性犯罪者が国境を越える際にもたらす危険性を強調した。

3月9日、クロアチアのバスがヴィスネ・ネメッケの交差点に到着した。その女性運転手は、30歳未満のウクライナ人女性しかバスに乗せないと言った。警察に通報された。運転手は自分の名前を名乗ることを拒否し、バスから降ろされた。結局、当局が状況を把握し、非常によく組織された効率的なシステムが導入されたようです。
スロバキアに入国する難民の70%以上は、ヴィスネ・ネメッケで国境を越える。その大半は女性と子どもである。国境の壁から出てきたウクライナ難民には、ボランティアが声をかけ、子どもたちにはおもちゃをプレゼントしています。おもちゃを受け取った子どもたちの小さな喜びの声が、ストレスや疲れを抱えた母親たちの顔にほほえみを与えます。戦場では、小さな親切が大切なのです。ここで受ける温かい歓迎には、尊厳があります。

NGOはここに小さなテント村を作り、難民に温かい飲み物や食べ物、衣服、毛布などを提供しています。テントの一角には仮設の教会もあり、神父が祈りを捧げ、難民たちが次の旅に出る前に、精神的な癒しと内省の静かな時間を過ごすことができます。難民を収容するために到着した車両は定期的に検査され、運転手は質問され、登録しなければなりません。
バスは難民を近くのミハロフツェという町へ運びます。この町には、アイスホッケー場の横に大きな難民キャンプが建てられている。ここで難民の登録が行われる。この手続きにより、難民はスロバキアでの「一時保護」の身分を与えられ、就労や医療、子どもの教育が許可される。スロバキアに入国した難民の大半は他の国へ向かう予定だが、6万人以上がスロバキアに留まることを決めたという。

「ウクライナは私の故郷です。故郷が恋しい。私の家は私の心の中にある"

このキャンプは、難民に一時的な休息場所を提供するためのものだ。大きなテントの中には、キャンプ用のベッドが何列も並んでいる。疲れ果てた母親が子供を優しく寝かしつける。フードホールでは、温かい食事が提供されている。様々な援助団体が衣類や洗面用具、おもちゃを配っている。携帯電話会社は、スロバキアのSIMカードを無料で提供しています。情報テントでは、ボランティアが難民の次の旅の計画を立て、宿泊先を探す手助けをしています。

ウクライナから逃れてきた人々の多くは心に深い傷を負っている
心理サービスを提供するテントを訪問。心理学者の一人であるミロスラヴァは、彼女が出会う人々の多くが深いトラウマを抱えており、うつ病、不安神経症、心的外傷後ストレスなど、戦争のトラウマからくる精神障害に苦しんでいると教えてくれた。激しい戦闘に巻き込まれ、多くの人がフラッシュバックを体験しているという。
隣接する屋内競技場でアイスホッケーの試合が行われると、スティックの音や大観衆の歓声にテントにいる子どもたちがおびえ、逃げたばかりの町や都市で経験した耳障りな砲撃音がフラッシュバックするとミロスラヴァは言う。

キャメラマンのジミー・ノーマンは、獣医師が運営する別のテントを発見した。難民の多くはペットを連れて戦火を逃れてきた。獣医の話によると、ここに到着したペットたちは疲れ果て、お腹を空かせているそうだ。大きな犬がいる。この犬の飼い主は、激しい砲撃のあったハリコフから来たと獣医は言う。この犬は、一日前に到着したときからずっと、コントロールできないほど震えているそうです。ペットも戦争の影響を受けている。

空襲のサイレンがもたらした恐怖
ヴィスネ・ネメカ国境での最初の夜、私たちは多くの難民に話しかけました。それぞれが語るべき物語がある。その語り口は、戦争がもたらす人的犠牲を物語っている。中には、自分の体験について話すことを丁重に断る人もいる。それ自体が物語なのだ。

私たちはビクトリアに会った。彼女はキエフから逃げてきた。空襲のサイレンがもたらすパニックと恐怖、特に夜間の恐怖を語ってくれた。4歳の息子をなだめるために、サイレンが鳴るたびに両手で耳をふさいだそうだ。

ボダナさんは、自分の住んでいる町の近くで、絶え間なく続く砲撃の恐怖を語る。年老いた両親は一緒に出て行くことを拒んだ。今、彼女は両親の命を案じている。

オデッサのナディヤは、ロシア軍が南部で攻撃を強化したため、避難を決意した。彼女の町のすぐ北の町では、多くの人が殺されたという。また、ロシアとの文化的なつながりが強いこの国では、戦争に対する意見の違いから家族が分断され、友情が壊れてしまったという。

ハリコフの破壊状況、防空壕の地下に住む人々の困難な状況、路上の死体について語るアンナ。子どもたちの居場所はない」と。

ウクライナ・ハリコフの被災状況
母親は子供を抱え、残されたパートナーに思いを馳せる

暗くなっても、ひっきりなしにやってくる難民を撮影し続ける。寒さは厳しい。多くの難民は、このような状況に対して適切な服装をしていない。母親たちは子供たちの手を握り、早く歩けるように励ましながら、暖かいキャンプにたどり着き、やっと休めることを待ち望んでいる。

母親たちの強さと決意には目を見張るものがあります。ほとんどが一人旅。18歳から60歳までの男性は出国禁止で、ウクライナに残って戦争に協力しなければならない。子供たちの世話と責任は母親たちの肩にかかっており、戦場に残されたパートナーへの思いは想像を絶するものだろう。しかし、国境を越えようとする彼女たちは、急ぐあまりに堂々としている。

到着するたびに、視覚的なストーリーが展開される。荷物の入ったビニール袋を抱えた老人は、これからどこへ行けばいいのか、迷っているように見える。松葉杖をついてゆっくり進む10歳の少年。しかし、その幼い顔には固い決意が感じられます。3人の子どもを抱えながら、必死に荷物を運ぶ若い母親。年老いた夫に車いすを押される老女。その光景は、哀れで切ない。

流れに逆らい、戦禍の国に再入国する

夜も更けて宿舎に戻ろうとしたとき、人の流れに逆らって歩いている女性がいるのに気づいた。ベロニカと名乗る彼女は、小さな犬を抱いている。びっくりしていると、彼女は国境を越えてウクライナに戻ろうとしているのだという。彼女は9日前にキエフからシュトゥットガルトに逃げ帰った。ロシア軍に脅かされながらも、家族やキエフに残った友人に会いたい、と。

そして、自分の国と美しい国民を誇りに思うという。私は、「帰るのが怖いですか?と尋ねると、「いいえ」と彼女は自信たっぷりに答えた。その理由を聞いてみた。「ウクライナは私の故郷です。故郷が恋しい。故郷は私の心の中にあります。私の家は私の心です"

10分後、ヴェロニカは国境を越えて姿を消し、戦争で荒廃した国に再び入国した。

ウクライナに戻ったヴェロニカさん
数日後、私たちは山の上、ウブルアの国境で撮影をしていた。交差点は不気味なほど静かだ。ウクライナ軍は、かつてロシア軍に占領されたキエフ北部の多くの地域を奪還している。うっすらと雪が積もり、車から降ろされる女性や子供たちが目につく。彼らはウクライナに再入国しようとしている。もう大丈夫だと思ったのだろう。

夕方、再び南下し、ヴィスネ・ネメッケの交差点へ。ここでは、国境に向かって歩く女性や子どもを多く見かける。私たちが話を聞いた大多数は、ウクライナ西部、つまり紛争をほとんど逃れてきた地域に住んでおり、彼らはもう戻っても大丈夫だと考えている。短い滞在になるだろうと話す人もいる。パートナーに会いたい、親戚や友人に会いたい、家が安全かどうか確かめたい、と。

また、戦争がウクライナに有利になったと信じている人もいる。戦争がウクライナに有利になったと信じている人たちもいる。自信を深めて、故郷に永久に戻るつもりなのだ。

コシツェ駅に戻り、ボランティアや難民への聞き取り調査を終えた。近くの「旧市街」を散歩することにした。美しい中世の教会、聖エリザベス教会に足を踏み入れる。ステンドグラスの窓や祭壇の装飾に見とれながら、しばらく座っている。10分ほど教会の奥に座っていると、大きなオークの扉が開いて、ガラガラ、ギシギシという音がした。

若い女性が入ってきた。特徴的な白い毛糸の帽子をかぶり、背中にバッグを背負っている。以前、駅でボランティアに情報を求めているところを見たことがある。彼女はゆっくりと教会の周りを歩き始める。私はそれ以上考えない。カルバリの場面を描いた美しい古い彫刻に目が留まり、思い切って近づいて見てみる。

そろそろ教会を出ようかと思い、ドアに向かうと、また若い女性に会いました。彼女は今、片隅の暗い場所にいる。冷たい石板の上にひざまずき、宗教的な肖像画の真下にいる。彼女は私に背を向け、両手を合わせて肖像画を見上げている。静まり返った教会の中で、私は彼女がささやくように祈る声を聞いた。それは、彼女の祖国への祈りと涙である。

感動的なシーンだ。悲しく、しかし美しい。私は静かに教会を出て、教会前の小さな広場の反対側にあるベンチに座る。しばらくすると若い女性が現れ、涙を拭きながら角を曲がって駅の方角へ歩いていった。

私は再び教会に入り、彼女がひざまずいていた絵の下を見に行く。絶望的な事件や迷子の守護聖人である聖ジュードである。

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セアン・マック・アン・ティシットハイ

イリゼオア・ファイス

More than 300,000 Ukrainians have fled across the border into Slovakia since the beginning of the war
By Seán Mac an tSíthigh
Iriseoir Fise

A special report from Slovakia as exhausted Ukrainians flee war

In Slovakia, a group of Ukrainian refugees are huddled around a temporary information stand in Košice train station. There is a sense of urgency and I see flashes of mild panic in some of their faces.

They need to find the correct train or bus connection. I notice a lot of elderly refugees among them. Many appear confused and anxious but Ukrainian and Russian-speaking volunteers quickly put them at ease - offering them directions and guidance.

Having crossed the border into Slovakia, many of the refugees end up at this train station. Košice is the largest city in the eastern region of Slovakia. Having left the border camps this train station is their first major transit hub as they seek to continue their journey onwards to their desired destinations across Europe.

Many of the refugees appear exhausted, having travelled for days to reach the safety of the border. The stress of escaping war is taking its toll. The refugees carry few belongings but many troubles.

Farm robbed of fuel and tractor

I approach an old man. I am drawn to the character in his face, worn by weather and age, but his blue eyes retain a youthful intensity, reminding me of an old neighbour at home in west Kerry. He does not speak English. A young Ukrainian woman kindly offers to translate for us.

Thomas is a small farmer from a rural area north of Kyiv. While his son now farms their 40 acres, Thomas still helps him work the land. They grow potatoes, some wheat and other vegetables. They also have cows. It's a modest holding but it's enough to provide a comfortable living for his son's young family.

Thomas tells me he was reluctant to leave home but that his son's wife eventually convinced him to follow her to Germany. Thomas tells me his son has taken up arms and is helping defend his country. I ask Thomas if he is worried about his son. He tells me he is, but that he is proud of him. Thomas then becomes very animated, and I can detect anger in his voice as he continues with his story.

When the Russian tanks rolled in and took control of the surrounding area, four Russian soldiers entered Thomas's farmyard. The soldiers drained the diesel tank he uses to fuel their trusty 35-year-old tractor. But siphoning the diesel for their own use did not satisfy the soldiers. Before the Russians left the farmyard, they set fire to the old tractor. Thomas tells me it's a disaster for the family, as the success of the farm relies on the power of the tractor.

Over the coming weeks they should be busy ploughing the land and preparing to sow the crops. He now fears for his son's family. They can't afford to buy another tractor. Thomas says he wanted to stay behind to show his son how to plough with a horse, but his son insisted that he leave and find safety.

Thomas's story is just one of the many tales of struggle, sorrow and loss which we have encountered since we arrived on the Slovakian border with Ukraine over a week ago. More than 300,000 Ukrainians have fled across the border into Slovakia since the beginning of the war. The early days proved challenging for a small country with a population similar to that of Ireland. More than 15,000 refugees a day passed through the four crossings along the 97km border.

Among risks and dangers, small acts of kindness matter

Initially, aid organisations struggled to cope with the flood of people and the NGOs criticised the lack of response and planning by the government there.

The chaotic scenes which developed at the border crossings brought potential dangers for the more vulnerable refugees. Human Rights Watch highlighted the risks posed by traffickers and sexual predators at the crossings.

On 9 March, a Croatian bus arrived at the Vysné Nemecké crossing. The female driver said she would only allow Ukrainian women under the age of 30 onto the bus. The police were alerted. The driver refused to give her name and she was removed from the bus. The authorities eventually managed to get a grip of the situation and what appears to be a very well organised and efficient system was put in place.

Over 70% of the refugees entering Slovakia cross the border at Vysné Nemecké. The vast majority are women and children. As they emerge from behind the border barriers, the Ukrainian refugees are approached by volunteers and the children are gifted toys. The little squeals of joy from the children as they receive the toys brings a smile to the faces of their stressed and exhausted mothers. In war, small acts of kindness matter. There's dignity in the warm welcome they receive here.

The NGOs have established a small village of tents here, offering the refugees hot drinks, food, clothes and blankets. There is also a makeshift church in one of the tents, where priests lead prayers, allowing the refugees a quiet moment of spiritual healing and reflection before they face the challenge of the next phase of their journey. Vehicles arriving to collect refugees are regularly searched, drivers are questioned and they must register.

A fleet of buses transport the refugees to the nearby town of Michalovce. Here, a large refugee camp has been built alongside the town's ice hockey stadium. This is where the refugees are registered. This official process gives the refugees 'temporary shelter' status in Slovakia, granting them permission to work, access healthcare and allowing their children to enter the education system. While the vast majority of refugees entering Slovakia have plans to continue on to other countries, more than 60,000 have decided to stay in Slovakia.

"Ukraine is my home. I miss my home. My home is in my heart."

The camp is designed to offer the refugees a temporary resting point. One large tent is filled with rows upon rows of camp beds. Exhausted mothers gently lull their children to sleep. A food hall offers much needed hot meals. Various aid organisations hand out clothes, toiletries and toys. A mobile phone company provides free Slovakian sim cards. There is an information tent where volunteers help the refugees in planning the next part of their journey and assist them in sourcing accommodation.

Many people fleeing Ukraine are deeply traumatised
We visit a tent that offers psychological services. Miroslava, one of the psychologists, tells us many of the people she meets are deeply traumatised, suffering from depression, anxiety, post-traumatic stress and other psychological disorders generated by the trauma of war. She tells us that proximity to raging battles has left many experiencing flashbacks.

Miroslava tells us that when ice hockey games are held in the adjacent indoor stadium, the crack of the sticks and sudden roar of the large crowd can frighten the children in the tents, triggering flashbacks of the deafening sound of bombardment they experienced in the towns and cities they have just fled.

Cameraman Jimmy Norman spots another tent run by veterinary surgeons. Many of the refugees carried their pets with them as they escaped the war. The vet tells us that the pets are exhausted and hungry when they arrive here. We see a large dog. The vet tells us her owner has come from Kharkiv, a city which has experienced intense shelling. The dog is shaking uncontrollably - and has been since she arrived a day earlier. Even the pets are showing the strain of war.

The terror the air raid sirens brought
On our first evening at the Vysné Nemecké border crossing we speak to many of the refugees. Each has a story to tell. The narratives are testimony to the human cost of war. Some politely decline to speak about their experiences. That in itself tells its own story.

We meet Victoria. She has fled Kyiv. She recounts the sense of panic and terror the air raid sirens brought, especially at night. She tells us she tried to calm her four-year-old son by covering his ears with her hands whenever the sirens blared.

Bohdana talks of the terrifying thuds of incessant shelling near her town. Her elderly parents refused to leave with her. She now fears for their lives.

Nadiya from Odesa decided to flee as the Russians intensified their assault in the south of the country. She says many people were killed in a town just north of her city. She also describes how differing opinions about the war has divided families and broken friendships in a part of the country which has retained strong cultural ties with Russia.

We meet Anna, who tells us of the destruction in Kharkiv, the difficult conditions experienced by people living underground in bomb shelters, the dead bodies on the streets. It’s no place for children, she says.

Scenes of devastation in Kharkiv, Ukraine
Mothers carry their children, and thoughts of their partners left behind

Darkness falls and we continue to film the steady stream of refugees. It’s bitterly cold. Many of the refugees are not dressed properly for such conditions. The mothers hold the hands of their children, encouraging them to walk faster, anxious to reach the warmth of the camp and a chance to finally rest.

The strength and resolve displayed by the mothers is remarkable. Most travel alone, without their partners. Most men aged between 18 and 60 are banned from leaving and must stay in Ukraine to help with the war effort. The responsibility and care of their children rests solely on the mothers' shoulders, while thoughts of their partners left behind to fight must carry unimaginable worry. Yet in their haste and urgency to cross the border, the women carry themselves with dignity.

With each arrival there's a visual story. An old man clutching a plastic bag of belongings appears lost, unsure of where he should go now. A 10-year-old boy moves slowly along on crutches, but there's a steely resolve evident on his young face. A young mother struggles to carry her bags while keeping her three young children safely in tow. An old woman is pushed along in a wheelchair by her elderly husband. The scenes are pitiful and poignant.

Against the flow, re-entering a war-torn country

It is late and we are about to return to our accommodation when I notice a woman walking against the flow of people. Her name is Veronika and she is carrying a little dog. I'm taken aback when she tells me she is heading back across the border into Ukraine. She fled Kyiv for Stuttgart nine days ago. Even though the Russian army still threatens her city, she tells me that she misses her family and her friends who have remained in Kyiv.

She says she is proud of her country and its beautiful people. I ask her if she is afraid of returning. "No," she replies with conviction. I ask her why. "Ukraine is my home. I miss my home. My home is in my heart. My home is my heart."

Ten minutes later, Veronika disappears across the border, re-entering a country being ravaged by war.

Veronika, who went back into Ukraine
A few days later we are filming high up in the mountains at the border crossing of Ubl'a. The crossing is eerily quiet. The Ukrainian forces have by now recaptured much of the territory once occupied by the Russians to the north of Kyiv. A light dusting of snow is falling and we see a number women and children being dropped off by cars. They are re-entering Ukraine. They feel it's safe to return.

Later that evening, we travel south again to the Vysné Nemecké crossing. We see more women and children walking towards the border here. The majority we speak to live in western Ukraine, in areas that have largely escaped the conflict, and they believe it is now safe to return. Some tell us it will only be a short visit. They want to see their partners, meet relatives and friends and make sure their homes are secure.

Others believe the war has turned in Ukraine’s favour. There's a growing confidence and they now intend to return to their homes permanently.

Back in Košice train station I’ve finished interviewing some of the volunteers and refugees. I decide to go for a walk in the nearby 'old town'. I enter the beautiful medieval church of St Elizabeth. I sit for a while admiring the elegant stained-glass windows and ornate altar. I've spent about 10 minutes sitting at the back of the church when I hear the rattle and creak of the big oak door as it opens.

A young woman enters. She is wearing a distinctive white woollen hat and has a bag on her back. I have seen her earlier, seeking information from volunteers in the train station. She begins to slowly wander around the church. I don't think any more of it. My attention is drawn to a beautiful old sculpture of the scene on Calvary and I venture over to take a closer look at it.

I eventually decide it’s time to leave the church, but as I make my way towards the door, I see the young woman again. She is now off to the side in one of the darker corners. She is kneeling on the cold stone slabs, directly beneath a religious portrait. She has her back to me and she is gazing up at the painting, her hands clasped. In the still silence of the church I can hear her whispering prayers, but I also hear her sobbing heavily as she whispers them. They are prayers and tears for her homeland.

It’s a moving scene. Sorrowful, yet beautiful. I quietly leave the church and sit on a bench on the other side of the little square in front of the church. The young woman emerges a short time later, wiping tears from her eyes before turning the corner and walking back in the direction of the station.

I re-enter the church and walk over to look at the painting under which she had knelt. It's St Jude - the patron saint of hopeless cases and lost causes.

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Iriseoir Fise

2022年4月 8日 (金)

ウクライナの避難者の心のケア(5)Children and War Foundationkからの発信

旧ユーゴスラビア崩壊後にボスニア戦争が起き、この戦争を機に設立されたのが、Children and War  Founadtionです。

トラウマチェックリストを開発し、回復介入プログラムで、自然災害や紛争後の子どもの心理支援に携わってきました。

ちなみに、トラウマチェックリストCRIES-8)はこの8項目などが活用されています。

翻訳はDEEPLです。

 

「子どもと戦争基金」は、2014年からウクライナで活動しています。何百人もの人が、私たちの教えるリカバリーテクニック(TRT)を子どもたちに使い、スクリーニングテストを使用してきました。スクリーニングテストCRIES-8はウクライナ語に翻訳され、リソースの下で利用可能です。3月下旬、Children and War FoundationはLvievのグループに対して別のトレーニングを開催し、私たちのパートナーはさらに数百人にそれをカスケードしています。 TRTのマニュアルは間もなくウクライナ語に翻訳される予定です。英語版(近日中にウクライナ語版も)のマニュアルは、リクエストに応じて入手可能です。
CAWには現在、マニュアルやトレーニングに関する多くの要望が寄せられています。TRTマニュアルを使用される方は、トレーニングを受けられることを強くお勧めします。
ウクライナ危機を受け、CAWは今春、オンラインと物理的なTRTコースを提供します。英語によるオープンオンラインコースは、4月23日~25日の3日間コースとして開催されます。
詳細とお申し込みは、unni.heltne@uib.no までご連絡ください。
CAWの創設者の一人であるビル・ユール教授は、最近、BBCのワールドサービス番組で、戦争のトラウマと精神衛生に関する番組に参加しました。こちらでご覧いただけます。

※トラウマに特化したチェックリストなので、私たちが提案している「時期に応じた段階的な心のケアモデル」からすれば、急性期というより中期のチェックリストと介入ではないでしょうか。

Children and War Foundation has been working in Ukraine since 2014. Hundreds have used our teaching Recovery Techniques with children and the screening instruments. The screening instrument CRIES-8 is translated into Ukrainian and available under resources. In late March, Children and War foundation held another training to a group in Lviev, and our partners are cascading it to hundreds more. The updated TRT manual will soon be available in Ukrainian. The manual in English (and soon in Ukrainian) is available upon request.

CAW is now receiving many requests for the manuals and training. We strongly recommend that those who will use the TRT manual receive training.

In light of the Ukraine crisis, CAW is offering online and physical TRT courses in this spring. An open online course in English is offered as a 3-day course on 23-25th April.

Please contact unni.heltne@uib.no for more information and registration.

 

 

One of the founders of CAW, professor Bill Yule, recently took part in a BBC world service programme on war trauma and mental health. You can find it here.

ウクライナの避難者の心のケア(4)アメリカ Yeshiva UniversityのHp「ウクライナの戦争;トラウマと修復」2022年4月6日発信

アメリカのYeshiva UniversityのHpより、抜粋。YUではウクライナ戦争を終わらせるためのチェシド(慈善)行為を促進するためパネルディスカッションを行い、そのエッセンスを発信しています。※は私のコメントです。翻訳はDeeplによりました。

イシバ大学ニュース

ウクライナの戦争 トラウマと修復
ホームページ, 最新のニュース 2022年4月6日 Michael Bettencourt
ウクライナでの戦争は、YUコミュニティーの多くの人々にとって、個人的、職業的、精神的なつながりがあるため、最も関心のある話題となっています。

ウクライナから発信されるニュースを受け、人々が自分の足元を見つめ直すことができるよう、ラビ・アーサー・シュナイアー国際問題プログラムは、多くのYU関連グループ*の支援を得て、ウクライナ戦争を理解し、それを終わらせるためのチェシド(慈善)行為を促進するために、イェシバ大学の学術的専門性を生かしたパネルディスカッションシリーズの第4弾を開催しました。

セルマ・ボトマン学長とジェス・オルソン准教授が司会を務めた「心理学者とソーシャルワーカーが考えるトラウマと修復」は、ウルツヴァイラー社会事業大学院とフェルカウフ心理学大学院の専門家が集まり、トラウマが極限状態にある人間にどう影響するか、トラウマによる心・魂・体への攻撃を乗り切るために何ができるかについて説明しました。

ジョーダン・ベイト フェルカウフ大学大学院心理学研究科 助教授
ヴェラ・ベッケス フェルカウフ大学大学院心理学研究科助教授
ナンシー・ベッカーマン(LCSW):ウルツヴァイラー社会事業大学院教授、上級臨床実践講座、教授メンターディレクター
リサ・ヘンショウ(LCSW):ウルツヴァイラー大学ソーシャルワーク学部助教授、トラウマ・カリキュラム主任

ヘンショウ氏はまず、「トラウマ」とは「身体的な完全性と安全が脅かされること」と理解すべきであり、実際に体験した出来事だけでなく、ニュースなどで間接的に体験した出来事も含まれると説明した。

ウクライナ戦争について、ヘンショウ博士は、人々が受けているのは複雑な集合的トラウマである、なぜなら、それは時間をかけて多方向から様々な効果をもたらす一連の激しい攻撃、つまり文字通りと比喩的な砲撃に関係しているからだ、と述べています。

ヘンショウ博士はまた、この地域が何世紀にもわたって耐えてきた歴史的・人種的トラウマが、現在の喪失感、悲しみ、怒りを深め、人々が個人的にも集団的にも受けているものにさらなる複雑な層を加えていることを指摘した。

ソーシャルワーカーは、個人を診断し治療する際に、こうしたすべての側面を考慮しなければならない。トラウマ的反応は、個人の人生の物語から社会政治的文脈まで、生物学的ニーズから大規模なパワーダイナミクスまで、さまざまな方法で誘発されることを知っているからだ。「トラウマの持つこれらすべての異なるニュアンスが、個人の生活だけでなく、コミュニティの集合的な生活に及ぼす影響を理解することは、バランスをとることなのです」。

ベッカーマン博士は、ヘンショウ博士が設定した文脈から、戦争難民のトラウマに焦点を当てました。ベッカーマン博士は、ウクライナ国内だけでなく、ウクライナから避難している人々の数に関する驚くべき統計を引用し、その大多数が女性と子どもであることを指摘しました。「難民のトラウマとは、深い喪失感であり、時に無力化させるものです」とベッカーマン博士は指摘します。「家族、家、出身国、出身コミュニティから強制的に引き離されたことによる犠牲は想像に難くありません」。

喪失感とそれに伴うあらゆる不安や絶望を増幅させるのは、日常と既知の量に規制された生活からの突然のシフトが、難民キャンプでの生活の黄昏時に引き伸ばされ、ベッカーマン博士が表現したように、"実存的な未知との共存 "をしながらも "言いようのない、複合された喪失 "を経験したときである。

ソーシャルワーカーやセラピストなどが行うべき仕事は、社会的統合の努力、統一された自己認識の確立、言語の習得、他者からの差別の可能性に直面したときの回復力など、課題を挙げるときりがないが、こうした知識を前提にしたものでなければならないのである。

難民キャンプでの生活のような状況では、「家族はトラウマによって組織化されたシステムであり、そのパターンはすべて彼らが生きてきたトラウマ的経験に関連している」のである。

ヴェラ・ベッケス博士は、道徳的損傷や世代を超えたトラウマなど、短期的・長期的な心理的影響と、レジリエンスの力・存在について話しました。彼女にとって「トラウマとは、ある出来事に対処する個人の能力を圧倒するもの」であり、それは即時反応(怒り、悲しみ、自己非難、道徳的怒りなど)と遅延反応(無感覚、否認、サバイバルモードでの生活、本格的なPTSD(心的外傷後ストレス障害)など)の両方をもたらしうるものである。

また、個人の人生の時間だけでなく、"次の世代に受け継がれる "という時間の経過とともに持続することもあります。

しかし、ベッケス博士の研究によれば、時間の経過とともに、こうしたトラウマ反応の強さが弱まり、多くの人が「立ち直る」ことができることも事実です。ベッケス博士はこれをレジリエンスの本質と考え、「トラウマ以前の機能レベルに戻る能力として概念化」しています。この研究でさらに驚くべきことは、レジリエンスが稀な存在ではなく、"トラウマ的な出来事を経験した後に最もよく見られる反応である "ということです。

これらはすべて、トラウマ的な出来事に対する反応には多くの「人がたどりうる軌道」があり、診断や治療が効果的であるためには、これらを意識する必要があるということです。

ジョーダン・ベイト博士は、戦争が子どもに及ぼす影響に注目し、「心理学者、より具体的には精神分析は、紛争や戦争の時代に地域社会、特に子どもたちと関わってきた長い歴史を持っています」と指摘しました。彼女は、ロンドン近郊で、電撃戦中の子どもや家族をケアする「戦時保育所」を共同創設したアンナ・フロイトとドロシー・バーリンガムの業績や、ロンドンから田舎に送られ、里親の下で安全に暮らす子どもたちを観察して愛着理論を練ったジョン・ボウルビーの業績を挙げています。"それでも有害な影響を受けるのは暴力ではなく、両親からの分離が原因 "と述べているのです。

彼女がこのような背景から始めたのは、彼らの発見とそれに基づく一連の研究が、「子どもたちが戦争によってどのような影響を受け、どのように彼らをケアすればよいかを語るときに、今でも本当に役に立つから」です。要するに、子どもたちには、第一に、「安全な避難所」となり、自分の経験を理解する手助けをしてくれる主な養育者が必要であり、第二に、出来事によって家庭を奪われたときに回復する家庭が必要です。アンナ・フロイトの言葉を借りれば、「家庭とは、すべての子どもが戻ろうと決意するところ」なのです。

つまり、子どもがトラウマを乗り越えられるようにすることは、「愛着人物と愛着ネットワークを支える」ために必要なことをすることであり、それがひいては「子どもの幸福と生活の質全般を支える」ことになるのです。

このことから、子どもたちに対して「レジリエンス」という言葉を使う場合、それは感情的知性や認知的対処戦略のような個人的特性ではなく、「彼らが埋め込まれている文脈、すなわち家族や地域社会を考慮し」、それらを子どもたちを支えるのに十分な強さにするための取り組みであることがわかります。

戦争という文脈では、「子どもや親や地域が子どもや親や地域でいられるような、レクリエーションやつながりや表現ができるような、特に子どもにとっては話す必要のない空間を提供することに焦点を当てる必要がある」と述べています。アートや文章、ダンス、演劇、遊びなどを通して、自分自身を創造し表現することは、子どもたちにとって本当に大切な資源なのです」。

その後の質疑応答では、支援したい人がどこに貢献できるのか、提供者のセルフケアの重要性、COVIDの2年間にウクライナのトラウマが重なったこと、トラウマが家族や文化の中でどのように世代を超えて伝達されるか、トラウマに配慮した教育や指導などについて触れられました。

※アンダーラインは、筆者による。言葉でトラウマ体験を話す必要のない空間の提供、東日本大震災後でも、岩手沿岸に伝わる踊り(獅子舞や虎舞など)で子どもたちは体を動かし、喪失を言葉で語るのではなく、喪失に向き合っていた。Anna Freud , Dorothy T., Burlingham (1943) War and Children は翻訳されてないようですが、読んでみる価値がありそうですね。

 

YESHIVA UNIVERSITY NEWS

 

War in Ukraine: Trauma and Repair
Homepage, Most Recent News April 6, 2022 Michael Bettencourt
The war in Ukraine has been top of mind for so many people in the YU community because of the many personal, professional and spiritual connections that the University has with that part of the world.

 

To help people find their footing as they react to the news coming out of Ukraine, the Rabbi Arthur Schneier Program for International Affairs, with support from a number of YU-affiliated groups,* convened the fourth of a series of panel discussions bringing the academic expertise of Yeshiva University to bear on both understanding the war in Ukraine and promoting acts of chesed [charity] to bring it to an end.

 

“Psychologists and Social Workers Reflect on Trauma and Repair,” introduced by Dr. Selma Botman (provost and vice president for academic affairs) and moderated by Dr. Jess Olson (associate professor of Jewish history), brought together experts from the Wurzweiler School of Social Work and the Ferkauf Graduate School of Psychology to explain how trauma affects human beings in such extreme situations and what can be done to help them weather the attacks of trauma on the mind, soul and body.

Jordan Bate: Assistant Professor, Ferkauf Graduate School of Psychology
Vera Békés: Assistant Professor, Ferkauf Graduate School of Psychology
Nancy Beckerman, LCSW: Professor, Chair Advanced Clinical Practice, Director of Faculty Mentoring, Wurzweiler School of Social Work
Lisa Henshaw, LCSW: Assistant Professor, Chair Trauma Curriculum, Wurzweiler School of Social Work
Dr. Henshaw began by explaining that we should understand the word “trauma” to mean something “that presents a threat to one’s physical integrity and safety,” and that can include both actual events suffered firsthand as well as events experienced indirectly, such as hearing about an incident through the news.

 

Concerning the war in Ukraine, Dr. Henshaw characterized what people are undergoing as a complex collective trauma because it involves a series of heavy assaults happening over time coming from multiple directions with diverse effects—in short, a bombardment, both literal and figurative.

 

Dr. Henshaw also pointed that the historical and racial trauma endured by this region for centuries deepens the loss, grief and rage of the present moment, adding additional layers of complexity to what people, both individually and collectively, are being subjected to.

 

Social workers have to factor in all these aspects when diagnosing and treating the individual, knowing that the traumatic reactions can be triggered in varied ways ranging from the individual’s life narrative to the sociopolitical context, from biological needs to large-scale power dynamics. “It’s a balance to understand the implications of all these different nuances of trauma on an individual’s life as well as on the collective life of the community.”

Dr. Beckerman played off the context set up by Dr. Henshaw by focusing on war refugee trauma. She cited the staggering statistics about the number of people displaced from Ukraine as well as within the borders of the country itself, the majority of whom are women and children. “Refugee trauma speaks to a profound and at times incapacitating sense of loss,” Dr. Beckerman noted. “We can only imagine the toll that’s been taken by the forced separation from families, homes, and country and community of origin.”

What compounds the loss and all of its attendant anxiety and despair is when the abrupt shift from living a life regulated by routine and known quantities becomes stretched into the twilight of living in a refugee camp, living, as Dr. Beckerman described it, “with the existential unknown” while still experiencing “unspeakable and compounded loss.”

The work to be done by social workers, therapists and others has to be grounded in this knowledge so that the work they do is premised on efforts at social integration, establishment of a unified self-identity, mastery of language and resilience in the face of possible discrimination by others, just to name a few of the challenges.

Even as crucial, if not more so, is that in situations like living in a refugee camp, “families become trauma-organized systems, which means that all their patterns are related to the traumatic experience that they’ve been living through” and helpers must provide the space for “safe engagement,” which often means doing more listening than talking and allowing people to start the conversations and to follow their rhythms.

Dr. Vera Békés spoke about the short- and long-term psychological consequences, including moral injury and transgenerational trauma, and the power and presence of resilience. For her, “trauma is something that overwhelms the capacity of the individual to cope with a certain event,” which can have both immediate responses (e.g., anger, sadness, grief, self-blame, moral outrage) and delayed reactions (e.g., numbness, denial, living in survival mode and full-blown PTSD, or post-traumatic stress disorder).

It can also persist over time, both the time of an individual’s life but “also passed through to the next generations.”

It is also true, however, according to her research, that also over time, these trauma responses can lessen in intensity, demonstrating that many people can “bounce back,” which Dr. Békés considers the essence of resilience, “conceptualized as an ability to go back to pre-trauma levels of functioning.” Even more surprising in the research is that resilience, rather than being a rare thing, “is the most common reaction after experiencing traumatic events.”

 

All of which is to say that there are many “trajectories that people can follow” in response to traumatic events, and diagnosis and treatment need to be aware of these to be effective.

 

Dr. Jordan Bate, in her focus on the effects of war on children, noted that “psychologists, and more specifically psychoanalysis, have had a long history of engaging with the community, and particularly with children, in times of conflict and war.” She cited the work of Anna Freud and Dorothy Burlingham, who co-created the War Nurseries in and around London to care for children and families during the Blitz, and John Bowlby, who elaborated attachment theory when he observed that children sent from London to the countryside where they lived safely in foster homes “still suffered detrimental effects, not due to violence but due to the separation from their parents.”

 

She started with this background because their findings, and the body of research based on them, “are still really relevant when we talk about how children are impacted by war and how we can care for them.” In essence, children need, first, a primary caregiver who can be a “safe haven” and help them make sense of their experiences and, second, a home restored when events have stripped them of a home because, quoting Anna Freud, “home is the place to where all children are determined to return.”

In short, helping children survive trauma means doing what is needed “to support their attachment figures and their attachment network,” which, in turn, will “support their well-being and their overall quality of life.”

Given this, when the word “resilience” is used with children, it is less about individualistic traits, like emotional intelligence or cognitive coping strategies, and more about “considering the contexts that they are embedded in, namely their family and community” and working to make those strong enough to buoy the children.

In the context of war, “we need to focus on providing spaces where children and parents and communities can be children, parents and communities, where they can engage in recreation and connection and expression that doesn’t, especially for children, need to be talking. Being able to create and express themselves through art or writing or dance or theater or play are all really important resources for children to have.”

In the Q&A that followed, the discussion touched upon where people who want to help can direct their contributions, the importance of self-care for providers, the overlay of the Ukraine trauma on two years of COVID, how trauma is transferred across generations in both families and cultures, and trauma-informed teaching and education.

 

ウクライナの避難者の心のケア(3)イギリス政府による健康サポート2022年4月5日発信

イギリス政府はウクライナの避難者への健康サポートのサイトを立ち上げています。

Guidance;Arrivals from Ukraine: advice for primary care.Published 5 April 2022

健康全般についての記載があります。

ここでは、精神的健康(Mental Health)について抜粋します。原文の全文を読んでほしいと思います。

※は私のコメントです。翻訳はDeeplで行いました。

精神的健康
紛争は人々の幸福と精神的健康に深刻な影響を与える。

ウクライナの推定自殺率は、東欧地域平均(人口10万人あたり29.6人)および世界平均(人口10万人あたり10.4人)よりも高い。特に男性の自殺率が高い(10万人あたり56.7人、女性では8.4人)。また、アルコール使用障害の推定有病率も男性の方が女性より高い(11.5%対1.4%)。

英国に到着する難民の大半は女性、子ども、若者(18歳未満の少年を含む)ですが、ウクライナで利用できるメンタルヘルスサポートの背景を理解することが重要です。

戦争から逃れることは、心理的ストレスや精神衛生上の問題(例えば、心的外傷後ストレス障害(PTSD))の一因となり、それは避難から数週間後まで現れないかもしれない。子どもは特に傷つきやすいので、医療パートナーは子どもや若者の支援を目的とした無料の心理的応急処置トレーニングパッケージを活用する必要がある。

控えめに見積もっても、難民の少なくとも30%がある時点でPTSDを発症し、他の推定では70%以上と言われています。

ウクライナにおけるメンタルヘルス支援の状況は、メンタルヘルスの問題に対するスティグマや、助けを求めることに対する緊張の度合いに影響を与える可能性があることを認識する。
戦争や紛争の影響を受けた人は精神障害のリスクが高いため、個人のメンタルヘルスとウェルビーイングを評価する。
トラウマに配慮したケアを行い、人々がトラウマの影響を受けていることを認識し、さらなる被害を防ぎ、回復を支援する方法で対応する。
適切な場合には、IAPT(Improving Access to Psychological Therapies)サービスや地域のボランティアセクターのサービスプロバイダーを通じて、専門家のサービスを紹介する。
私たちは、暴力から逃れてきたすべての難民に、上記のステップを提供することを強くお勧めします。

※ 心理的応急処置トレーニングパッケージとトラウマに配慮したケアは、オンラインで学べるサイトが紹介されています。Psychological First Aid ☛Trauma-Informed Care ☛Psycholigical Therapies の3段階モデルですね。支援する専門家が共通の支援ツールとして認識するのにはいいと思います。ただ、PFAにしても、有料サイトになっているため(おそらくウクライナ避難者は無料なんでしょうが)、その内容については、契約してはいっていくことのようです。

Mental Health
Conflict has profound consequences for population wellbeing and mental health.

Ukraine has a higher estimated suicide rate than the Eastern Europe regional average (29.6 deaths per 100,000 population) and the global average (10.4 deaths per 100,000 population). The rate of suicide is particularly high among men (56.7 per 100,000 vs. 8.4 per 100,000 among women). Men also have a higher estimated prevalence of alcohol use disorders than women (11.5% vs 1.4%).

Although the majority of refugees who will be arriving to the UK will be women, children and young people (including boys under 18), it is important to understand the context of mental health support available in Ukraine.

Escaping war will contribute to psychological stress and mental health issues (for example, post-traumatic stress disorder (PTSD)) which may not manifest until weeks after displacement. Children may be particularly vulnerable, and health partners should utilise the free Psychological First Aid Training package aimed at supporting children and young people.

Conservative estimates indicate at least 30% of all refugees will develop PTSD at some point, while other estimates go as high as >70%; therefore it is crucial to:

recognise that the context of mental health support in Ukraine is likely to have an impact on the levels of stigma about mental health problems and nervousness about accessing help
assess individuals’ mental health and wellbeing as those affected by war and conflict are at higher risk of mental disorders
use trauma-informed approaches to care, recognising where people are affected by trauma and responding in a way that prevents further harm and supports recovery
refer, where appropriate, to specialist services through the Improving Access to Psychological Therapies (IAPT) service or local voluntary-sector service providers
We strongly recommend the above steps to be offered to every refugee fleeing violence.

2022年4月 7日 (木)

ウクライナ避難者の心のケア(2)EURONEWS 2022年4月6日発信より-ギリシャに避難した子どもの心のケア

ギリシャに避難した子どもをクリミヤ出身の心理学者が支援しています。このニュースを読むと、被害を経験した人が支援者になる強みと課題を考えざるえません。課題を乗りこえるには、支援者間の連帯システムが求められていると思います。※は私のコメントです。

Deeplで翻訳しています。原文には写真も掲載されていますので、原文にアクセスしてください。

ギリシャで無事だったウクライナの子どもたち、戦争のトラウマに立ち向かう
By ロイター - 更新 06/04/2022 - 11:25
カロリナ・タガリス著

アテネ - アテネの仮設教室に描かれた絵は、戦争から逃れた子どもたちの物語を伝えている。ヘリコプターが爆弾を落とし、建物が燃え、戦車や死体が転がっているという戦闘シーンが、オリーブの枝を持った平和のハトと隣り合わせに描かれている。

ギリシャの首都にあるこの小さなアパートは、週に3日間、ロシアのウクライナ侵攻から逃れた数十人の若いウクライナ人とその母親のための学校であり避難所として機能しています。

ある部屋では、10代の子供たちが自分の考えを紙に書き出しています。

「私たちはアートセラピーを行っていますが、これは子供たちにとってより快適な方法です。と、クリミア出身の心理学者、レジーナ・ナスレディノヴァは言いました。

彼女が最もショックを受けた絵は、7歳の男の子が描いた、ウクライナの兵士がロシアのプーチン大統領を殺すというものだったという。

「なぜプーチンを描くのですか?なぜ他のものを描かないの?"と聞くんです。とナスレディノワは言った。「なぜなら、彼は、私の子供時代、私の普通の生活を盗んだのだからと言ったのです。

※1;アテネでウクライナから避難してきた母親・子どもたちの避難所であり学校、クリミヤ出身の心理学者・ナスレディノヴァさんらがサポートしているようです。ナスレディノワさんも2014年のクリミヤ紛争の被害者なんでしょう。7歳の男の子の絵へのかかわりがこの記事では記載されていますが、NHKニュースでも紹介されていたエピソードですよね。私はこの記事を読み、ナスレディノヴァざんと交流ができないだろうかと思いました。思いだすのは、2005年7月、2004年12月26日のインド洋大津波で被災したインドネシア・アチェを訪問したときのこと。アチェは津波という自然災害の被災地でしたが、同時に、アチェ紛争の地でもありました。トラウマカウンセリング研修参加者がなかなか癒されないと語るトラウマは、戦争で家族を殺害された場面でした。被災者・被害者が支援者になるときの強みと課題を整理しておくことが大切だと思いました。

ギリシャでウクライナ人移民に生まれた子どもたちに土曜日に語学レッスンを提供していた学校は、現在、ボランティアと自己資金で40人以上の難民の生徒たちに対応するのに苦労している。電話も鳴りっぱなしです。

「子供たちから、どのように人が死ぬのか、どのように爆弾を見たのか、すべての話を聞くと、私は壊れてしまいます」とナスレディノワは言いました。

※2;ナスレディノワさんの「・・私は壊れてしまいます」は重いつぶやきです。支援者もトラウマ体験者の語りや表現に耳を傾けることで、強い打撃をうけます。まして、分離を余儀なくされたクリミヤに住まわれていたわけですから、なおさらです。連帯できないか模索してみます。

教師陣のうち3人も難民で、崩壊した生活を正常に戻そうとしている。

「とてもつらいです。私の魂は壊れてしまいました」と、オデッサから10歳の娘を連れてギリシャに来た教師、ユリア・マクシーモワは言った。彼女の夫は、他の男性と同様、残って領土防衛に参加しました。

「でも、子どもたちを助けられるのはうれしいわ」と彼女は言った。

ロシアが「特別作戦」と呼ぶウクライナ戦争からは、2月以降、150万人以上の子どもたちが逃げ出し、第2次世界大戦後、欧州で最も急速に拡大している難民危機となっている。ギリシャにいる1万6千人のウクライナ難民の3分の1が子どもたちだ。

「この子たちは違う」とナスレディノヴァは言った。"彼らはより大人です"。

最初は怯えた動物のようでしたが、自信を取り戻したようです。

休憩時間には、お茶を飲み、お菓子をつまみながら、いつもの教室のようなにぎやかな笑い声が響く。

「この学校はとてもいい。今まで行った学校の中で一番いい学校かもしれない」と、母親と弟と一緒に避難してきたコスティャンティン君は言いました。

大人たちはもっと冷静だった。

教師のマクシーモワは、娘の方を指差して言った。

「あの子のために生きなくちゃ」。「幸せでなければならない。母親が幸せなら、子供も幸せです」。

 

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Safe in Greece, Ukrainian children confront trauma of war
By Reuters • Updated: 06/04/2022 - 11:25
By Karolina Tagaris

ATHENS – The drawings in a makeshift classroom in Athens tell the story of children who escaped war. Combat scenes – a helicopter dropping bombs, burning buildings, tanks and bodies on the ground – hang next to peace doves carrying olive branches.
For three days a week, this small apartment in the Greek capital functions as a school and a haven for dozens of young Ukrainians and their mothers who fled Russia’s invasion of Ukraine.
In one room, teenagers put their thoughts on paper.
“We do art therapy, which is more comfortable for kids. You don’t need to talk, you need to just show me,” said their teacher Regina Nasretdinova, a psychologist from Crimea.
The drawing which shocked her most, she says, was by a seven-year-old boy, depicting Ukrainian soldiers killing Russian President Vladimir Putin.
“I ask ‘Why draw Putin? Why you don’t draw something else?” Nasretdinova said. “Because – he told me – he stole my childhood, he stole my normal life.”

The school that offered Saturday language lessons for children born in Greece to Ukrainian migrants is now struggling to cope with more than 40 refugee students, with the help of volunteers and their own funds. The phones keep ringing.
“When I hear all these stories (of) how people die – from kids – how they saw bombs, everything, this broke me,” Nasretdinova said.
Three of the teachers are also refugees trying to restore normality to their upended lives.
“It’s very hard. My soul is broken,” said Yulia Maksymova, a teacher from Odessa in Greece with her 10-year-old daughter. Her husband, like other men, stayed behind and joined the territorial defense.
“But I’m happy that I can help children,” she said.
Since February, over 1.5 million children have fled the Ukraine war, which Russia calls a special operation, in Europe’s fastest-growing refugee crisis since World War Two. A third of the 16,000 Ukrainian refugees in Greece are children.

“These kids are different,” Nasretdinova said. “They’re more adult.”

At first they were “like scared animals,” she said, but they have since found confidence.

During a break, the students sipped tea and nibbled on snacks, filling the room with the raucous laughter of any regular classroom.

“(This) school is very cool, it’s probably the best school I’ve ever been to,” said Kostyantyn, who fled with his mother and brother.

The adults were more somber.

 

Maksymova, the teacher, gestured towards her daughter.

 

“I must live for her,” she said. “I must be happy. When happy a mother, happy her child.”

 

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ウクライナ避難者の心のケア(1)ニュースWired2022年4月6日より

ウクライナ避難者への心のケアを世界のメディアはどのように発信しているのか、気になって検索してみました。2022年4月6日に発信されたWiredは、かなり詳しく取材をしています。Deeplで翻訳しました。私のコメントは※で挿入しています。なお、子どもが描いたいくつかの絵が記事に掲載されていますので、ぜひ、原文をご覧ください。

ウクライナから逃れてきた子供たちにとって、戦時中のトラウマは永続的な傷を残すかもしれな|ワイヤード (wired.com)

WIRED
SCIENCE
APR 6, 2022 7:00 AM

ウクライナから逃れてきた子どもたちへ、戦時中のトラウマが残る可能性
難民となった200万人以上のウクライナの子どもたちのために、オンラインカウンセリングやアートセラピー、ストレス解消法などを提供するボランティアが急増しています。

ハンドブロックロケットを見つめる血まみれの心
提供:VOICE OF CHILDREN

2月24日、マリア・マジーラ・マルトスは、ロシアがウクライナに攻撃を開始した際の砲撃音で目を覚ましました。彼女は時間を無駄にしませんでした。わずかな着替えと薬、そして2匹の猫を連れて、41歳の彼女は夫と3人の子どもたちと一緒に小さな車に押し込まれ、キエフを出発した。しかし、西ウクライナに到着して間もなく、空襲のサイレンが鳴り響いた。友人宅の地下室で、他の避難民の家族と身を寄せ合い、眠れぬ夜を過ごした。

翌日、ストレスはさらにひどくなった。13歳の娘のマーヤは息苦しそうで、足は震え、心臓はバクバクしていた。「騒がしいし、この気持ちには勝てない、何かが起こるかもしれない、それが何なのかわからない、と思うようになりました」とマーヤは振り返る。"呼吸に集中しようとすると、目を閉じると爆弾の爆発が見えて、呼吸に集中できませんでした。"

1時間以上続いたパニック発作だった。"こんな体験は初めてだったので、本当にどうしていいかわからなかった "と母親は言います。ストレッチや体操、ハグ、そして少女の名付け親である心理学者との電話によって、その場は少し安心したそうです。「心理学者が、これは普通のことだと言ってくれたことが救いでした」とマーヤは言います。

※1;13歳のマーヤさんは呼吸ができないほどの爆弾の爆発のフラッシュバック、トラウマ反応のひとつで生理的変化を伴う再体験反応で苦しみました。「心理学者がこれは普通のことと言ってくれたのが救いでした」と。これは、異常事態の正常な反応というメッセージです。

戦時下、大人たちに翻弄される子どもたちの生活。18歳から60歳までの男性は国外に出ることができず、徴兵される可能性があるため、約200万人の子どもたちが母親や祖父母と一緒にウクライナから逃れています。父親だけでなく、友人やペット、おもちゃも置いていかなければならない。地下室や防空壕に移らねばならない。彼らは困難な旅の末に疲れ果てて到着するが、眠ることも食べることもできない。感情を爆発させたり、恥や被爆者の罪悪感を口にする人もいる。また、興奮したかと思うと、ストレスや不安ですぐに引きこもってしまう人もいます。

動画で見る

ロシアによるウクライナへのサイバー攻撃の年表

これらは、トラウマが顕在化し始めた兆候です。ボランティアや慈善団体は、オンライン・セラピーや芸術・遊びのアクティビティを提供し、少しでも正常な状態を保てるよう、急いでいます。また、ポーランドやモルドバでは、プロのピエロ一座が新しく到着した人たちを元気にしています。

ジャーナリストでVOICES OF CHILDRENの共同設立者であるアザド・サファロフ氏は、「セラピーを行うには理想的な状況とは言えません」と言います。この慈善団体は、ウクライナの難民センターや孤児院で心理ケアやお絵かきセッションをコーディネートし、避難民の子どもたちが戦争の現実に対処する方法としてアートやゲームを利用できるよう支援しています。彼らのアートセラピー・プログラムは、ドネツクとルハンスク地域におけるウクライナ軍と分離主義者の紛争に対応して、2015年に開始されました。

通常、これらのプログラムは10週間で、心理学者が指導します。しかし、今回の難民危機の最初の数週間は、子どもたちが通り過ぎるだけであることが多く、継続的なセラピーや個別のセラピーを行うことは難しかったとサファロフ氏は言います。現在、彼らは中央・西ウクライナのセンターに落ち着き、アートとカウンセリングのセッションが毎週行われています。「これだけですべての子どもたちが治るわけではありませんが、子どもたちを安定させ、落ち着かせ、不安やストレスを取り除くための重要なステップになっています」とサファロフ氏は言います。

※2;サファロフ氏らのアートセラピィプログラムは2015年から実施されているとのこと。効果の検証がなされているのか、調べてみようと思いました。

以前は白い紙に両親や家、木などを描いていた子供たちが、今では爆弾や戦車、武器などを描くようになりました。サファロフ氏によると、子どもたちは、たとえ親に話せなくても、自分の心の中にあるものを描くのだという。例えば、すべての避難民の子どもたちが砲撃を経験しているわけではありませんが、大人から聞いた話をもとに、砲撃に関する絵を描くことがあると言います。「子どもは親の近くにいて、親が話すことをいつも聞いているのです」と彼は言います。

アドバタイズメント

リヴィウの危機管理センターでボランティアとして働き、ウクライナの子どもたちにオンラインでカウンセリングを提供している心理学者のマリーナ・ノシクは、子どもが死や死亡について過度に関心を持つこともトラウマの兆候だという。「爆弾テロや人が殺されるのを見たなど、トラウマになるような体験をした子どもは、不穏なほど定期的にこの話題に戻ってくることがあります」と彼女は言います。死について病的なまでに詳しく話したり、自分や身近な人の安全に執着するようになるかもしれません。

戦車に当たるロケットの絵
提供:VOICE OF CHILDREN
ノシクは以前、2014年にロシアに支援された分離主義者が支配した後、南東部を逃れた国内避難民の家族を担当していた。こうした家族の多くは、ロシアの本格的な侵攻に直面し、2度目の故郷を手放さなければならなくなった。

ノシクはカウンセリングの中で、死や死亡率に過剰に注目していることには気づいていないが、紛争地域からリヴィウにやってくる子どもたちが増えれば、それも変わってくるだろうと予想している。「攻撃性や情緒不安定といった行動的な問題が多く見られるようになり、そのような症状はうつ病と関連しています」と彼女は言う。

キエフの心理学者エリザベータ・ブラシュクは、プラハまでの60時間の旅で、同様の行動を目撃しました。「3歳から12歳のたくさんの子どもたちに会い、彼らと接し、落ち着かせようとしました」と彼女は言います。4歳の男の子が、自分と母親を家に迎えてくれた老女に暴力を振るった事件のように、ヴラシュクは現在、「地球規模の変化のためのチェコ心理学ネットワーク」を通じて難民仲間にオンラインで無料カウンセリングを行っており、時には自らも介入する。

戦争や避難生活の中で繰り返しトラウマ的な出来事にさらされる難民は、うつ病やストレス・不安障害を発症する可能性が高いと言われています。また、失業や孤独、受け入れ国での亡命手続きに関する不安なども、長期滞在する難民が地元の人々よりもメンタルヘルスが劣る理由を説明することができる。世界保健機関(WHO)のポーランド代表パロマ・クチ氏は22日、到着した難民のうち約50万人が精神障害の支援を必要としており、そのうち3万人が深刻な問題を抱えていると推定されると発表した。

子どもたちは、脳がまだ可塑的であるため、トラウマの影響を特に受けやすい。年長の子どもは、戦争の意味を理解する可能性が高いですが、苦痛を和らげることができないと同じように感じるかもしれません。2016年、臨床研究者は、難民キャンプで2年間を過ごした後、米国に渡って最初の数ヶ月を過ごした131人のシリアの子どもたちを調査しました。その半数が高い不安感を示し、約80%が分離不安、つまり親のそばを離れられないほどの恐怖を感じていました。また、PTSDの基準を満たした女の子はいませんでしたが、9.1%の男の子にその兆候が見られました。この病気は、フラッシュバックや悪夢を通して、トラウマとなる出来事を追体験してしまう病気なのです。

戦争マシンと人々の絵
子どもたちの声
子どもは、危険や体験を母親の反応に基づいて解釈することが多いので、この男児の母親がPTSDのスクリーニングで陽性となったことは驚くことではありません。調査サンプルは少ないものの、この結果は、欧米諸国に定住する難民の子どもたちを対象とした他の調査とも一致しています。

児童心理学者のノシクは、トラウマを経験したウクライナの子どもたちすべてがPTSDの素因になるわけではない、と言う。戦争が始まった当初に両親と一緒に家を出て、すぐに社会生活に復帰できた子どもたちは、長期にわたる問題に悩まされないかもしれない。「原爆で生き残った人が、両親のどちらかを亡くした場合、状況は大きく変わるでしょう」と彼女は言う。このようなトラウマには、集中的な治療と、回復力があり、冷静で、彼らのニーズに気を配ることのできる親族が必要なのです。

 

森の中で押収されたロシア軍戦車の上に立つウクライナ軍兵士
AIスパイ
ロシアが次の行動を計画するとき、AIはおしゃべりに耳を傾ける
WILL KNIGHT

 

チェルノブイリ立入禁止区域
ウクライナ
チェルノブイリは野生動物の楽園だった。そこにロシア軍がやってきた
マット・レノルマン(MATT REYNOLDS

 

マシンコードの記号を重ねたガラスの壁の向こう側を歩く人のシルエット
プル・ザ・プラグ
スプリットネットの夢に向かって前進するロシア
クリス・ストークル・ウォーカー

 

マリア・マジーラ・マルトスさんの家族は当初、西ウクライナに避難していたが、同国の主要都市での戦闘が激化するにつれ、夫と成人した息子を残して、末っ子の2人を連れてポーランドに渡るほかなかった。子供たちはポーランドの社会福祉制度に負担をかけたくない、自分たちよりも他の人たちの方が精神的な助けを必要としていると考え、身体を使った運動で気持ちを落ち着かせているのだそうです。

マジーラ・マルトスは故郷のキエフで、子どもたちのためのダンススクールを経営し、体の使い方を教えています。娘さんのパニック発作以来、家族全員で毎日40分間、日本の「野口体操」という動作法を練習し、緊張をほぐし、恐怖心を取り除いています。「とても助かっています」とマジーラ・マルトスさんは言う。

※3;身体を使った運動で気もちを落ち着かせている。野口体操をとりいれた動作法を練習し緊張をほぐし恐怖心を取り除いています。強い心身反応・ドキドキを落ち着ける方法を積極的に提案するのが良いと思います。心身をコントロール術を身につけていないときに、トラウマ体験の表現を促すことは、かえって、心身反応を増強させてしまうことがあるからです。

クラクフとキエフの間は何百キロも離れているが、飛行機や緊急車両の音、ソーシャルメディアや残った友人や家族からの知らせで、家族は毎日戦争のことを思い出している。「この1カ月で子どもたちは大きく成長しました」と彼女は言います。「この1カ月で子どもたちは大きく成長しました。だから、どうにかして辛くないように頑張っているんです。"
(DEEPLにて翻訳)

For Kids Fleeing Ukraine, Wartime Trauma May Leave Lasting Wounds
Volunteers are rushing to provide online counseling, art therapy, and stress relief for the more than 2 million Ukrainian children who have become refugees.

COURTESY OF VOICES OF CHILDREN
ON FEBRUARY 24, Maria Mazyra-Martos woke up to the sound of shelling as Russia launched its attack on Ukraine. She wasted no time. With a few packed clothes, medicine, and two cats in tow, the 41-year-old squeezed into a small car with her husband and three children and left Kyiv. But shortly after their arrival in Western Ukraine, air raid sirens sounded. They spent the first of many sleepless nights in the basement of a friend’s house, huddled with other displaced families.
The next day, the stress got worse. Her 13-year-old daughter, Maja, could hardly breathe; her legs were shaking and her heart racing. “There was a lot of noise and I began to feel that I can't overcome these feelings, that something will happen and I don't know what it would be,” Maja recalls. “When I tried to concentrate on breathing, I closed my eyes and saw explosions of bombs, so I couldn’t concentrate on breathing.”

 

It was a panic attack that lasted for more than an hour. “I really didn't know what to do because it was the first time that I had experienced something like this,” says her mother. Stretches and exercises, hugs, and a phone call with the girl’s godmother, a psychologist, provided some relief in the moment. “What helped me was that my psychologist said that this is normal,” says Maja.
Children’s lives are at the mercy of adults—who themselves struggle in times of war. Some 2 million children have fled Ukraine, most with their mothers and grandparents because men between the ages of 18 and 60 are not allowed to leave and could be drafted into the army. These children have had to leave behind not only fathers, but also friends, pets, and toys. They have had to move to basements and bomb shelters. They arrive exhausted after difficult journeys but are unable to sleep or eat. Some have emotional outbursts or talk of shame and survivors' guilt. Others are overly excited at one moment and then immediately withdraw because of stress and anxiety.
FEATURED VIDEO

 

VFX Artist Breaks Down Oscar-Nominated CGI

 

These are signs of trauma beginning to manifest itself. To help, volunteers and charities are rushing to offer online therapy or art and play activities to provide a bit of normality. They distribute toys at border crossings, and in Poland and Moldova troupes of professional clowns have been cheering up new arrivals.
It’s not an ideal situation for delivering therapy, says Azad Safarov, a journalist and cofounder of Voices of Children. The charity coordinates psychological care and drawing sessions in Ukrainian refugee centers and orphanages, helping displaced children use art and games as a way of dealing with the reality of war. Their art therapy programs were launched in 2015 in response to the conflict between the Ukrainian military and separatists in the Donetsk and Luhansk regions.
Normally, these programs last 10 weeks and are led by a psychologist. But in the first weeks of the current refugee crisis, Safarov says, it was difficult to provide continuous or individual therapy, as the children were often just passing through. Now that they are settling into centers in Central and Western Ukraine, art and counseling sessions take place weekly. “It doesn't mean that we will cure all the kids just by this, but it is a crucial step for stabilizing them, for making them calm down, for taking anxieties and stress from them,” says Safarov.
Where children used to draw parents, houses, and trees on white paper, they now draw bombs, tanks, and weapons. Safarov says that children draw what’s on their minds, even if they may not talk to their parents about it. For example, he says, while not all displaced children have experienced shelling, they may paint pictures about it based on what they have overheard from adults. “Kids stay near their parents and listen to what they talk about, all the time,” he says.
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Another sign of trauma is if children are excessively preoccupied with death or mortality, says psychologist Maryna Nosyk, who volunteers at a crisis center in Lviv and offers online counseling to children in Ukraine. “If a child had a traumatizing experience, such as bombing or seeing someone being murdered, they can return to this topic with disturbing regularity,” she says. They may talk about death in morbid detail or develop an obsession with their own safety and the safety of those close to them.

COURTESY OF VOICES OF CHILDREN
Nosyk previously worked with internally displaced families who fled the southeast after the Russia-backed separatists took control in 2014. Many of these families have had to give up their homes for the second time in the face of Russia’s full-scale invasion.
In her counseling sessions, Nosyk has not noticed an excessive focus on death or mortality, but she expects that to change as more children from war zones arrive in Lviv. “I would say that I see more behavioral problems, like aggression and emotional lability, and that group of symptoms is associated with depression,” she says.
Elizaveta Vlasyuk, a psychologist from Kyiv, witnessed similar behavior during a 60-hour journey to Prague. “I met so many children aged 3 to 12, dealt with them, and tried to calm them down,” she says. Vlasyuk now offers free online counseling to fellow refugees through the Czech Psychology Network for Global Changes and occasionally intervenes in person, as in an incident where a 4-year-old boy lashed out at an elderly woman who had welcomed him and his mother into her home.
Refugees who are repeatedly exposed to traumatic events in the context of war and displacement are likely to develop depression or stress and anxiety disorders. Unemployment, loneliness, and uncertainty about the asylum process in host countries can also explain why refugees who stay for long periods have poorer mental health than local populations. The World Health Organization’s representative in Poland, Paloma Cuchi, said on March 22 that about half a million of the arriving refugees need support for mental health disorders, and an estimated 30,000 of them have severe problems.
Children are especially vulnerable to the effects of trauma because their brains are still so malleable. Older children are more likely to understand what war means, but they may feel just as unable to relieve their distress. In 2016, clinical researchers surveyed 131 Syrian children in their first months in the US—after having spent two years in refugee camps. Half of them showed high anxiety, and almost 80 percent had separation anxiety; they were so scared that they could not leave their parents’ side. None of the girls met the criteria for post-traumatic stress disorder (PTSD), but 9.1 percent of the boys showed signs of the condition, in which people relive traumatic events through flashbacks and nightmares.

COURTESY OF VOICES OF CHILDREN
Children often interpret dangers and experiences based on their mother's reaction to them, so it’s not surprising that these boys' mothers also screened positive for PTSD. Although the study sample was small, the findings were consistent with other surveys of refugee children resettled in Western countries.

 

Not all Ukrainian children who have experienced trauma will be predisposed to PTSD, says child psychologist Nosyk. Those who left home with both parents at the very beginning of the war and who can quickly get back into their social routine may not suffer long-lasting problems. “The situation would be very different for someone who survived the bombing and saw how people or one of her parents died,” she says. This kind of trauma requires intensive therapy—and relatives who are resilient, calm, and attentive to their needs.

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Although Maria Mazyra-Martos’ family initially fled to Western Ukraine, as the fighting around the country’s main cities intensified, she had no choice but to cross into Poland with her two youngest children, leaving her husband and adult son behind. Her children don’t want to burden the Polish social service system, and they think others need psychological help more than they do, so they are using physical exercises to feel calm.
In her hometown of Kyiv, Mazyra-Martos runs a dance school for children and teaches body practices. Since her daughter's panic attack, the whole family has been practicing a Japanese movement technique called Noguchi Taiso for 40 minutes every day to release tension—and shake off fears. “It helps them a lot,” says Mazyra-Martos.
Although there are hundreds of kilometers between Krakow and Kyiv, her family is reminded of the war every day—by the sounds of planes and emergency vehicles and by news on social media or from friends and family who stayed behind. “My children have grown a lot during this month of war,” she says. “Even though I can't manage the whole situation, I feel responsible for my children having to go through this. So I try to do my best to make it less difficult somehow.”

 

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