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2021年5月

2021年5月27日 (木)

新型コロナ意識調査にご協力をお願いします

新型コロナの変異型により第4波が猛威をふるっています。感染症対策には①「感染防御行動(マスク・手洗い・3密避けるなど)」と②「検査・発見・隔離・保護・医療」と③「ワクチン」と④「休業要請業者への保障」の4つが重要です。コロナに関する5項目、新型コロナに関する経験1項目、職種1項目、地域(都道府県市区)1項目、年代1項目、自由記述(任意)です。調査期間は5月28日から6月20日までとします。10才以上の方なら、どなたでもご回答いただけます。無記名ですので、プライバシーは守られます。回答は任意です。途中でやめてもかまいません。途中でやめても不利益なことはなにもありません。この調査へのご質問は、ブログ ストレスマネジメントとトラウマの本意識調査サイトまでお願いします。結果は6月末にブログに公表します。 調査者:冨永良喜(兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科・公認心理師

GoogleFormでの回答をお願いします
新型コロナ意識調査☚クリックしてご回答ください。3-5分で回答できると思います。

 

2020年度兵庫県教育委員会企画心とからだのチェックリスト

2020年度兵庫県教育委員会企画心とからだのチェックリストを掲載しておきます。

ダウンロード - stresscheck18_2020.xlsx

兵庫県教育委員会は、7月、11月、2月と小中高特別支援学校約3万9千人児童生徒にコロナ知識3項目、ストレス5項目、日常生活10項目(小1~小3は4項目)、感想記述の「心とからだのチェックリスト」を実施しました。項目設計、統計処理を担当しました。この「心とからだのチェックリスト」をストレス学ぶ授業や活動の中で実施、リラックス法実習をとりいれたり、望ましいストレス対処を考えたり、コロナについて深く学ぶ授業をとりいれてきました。リラックス法や相談希求など望ましい対処が有意に上昇した一方、感染状況が悪化した時期(7月、2月)の取り組みだったこともあり、ストレス5項目合計得点には有意な差はみとめられませんでした。
兵庫県教育委員会義務教育課が詳細な結果を発信しています。
新型コロナウイルス感染症の影響に関する心のケアアンケート 第1回調査結果(2020年9月)第2回調査結果(2020年12月)第3回調査結果(2021年3月)https://www2.hyogo-c.ed.jp/weblog2/board-bo/press_dep/gimu/

2021年5月26日 (水)

学校関係者のコロナ陽性が確認された学校でのコロナ特別授業ー日赤3つの感染症をベースに

第3波、第4波では、学校関係者の陽性確認が相次いでいます。


新型コロナウイルスは第4波ではイギリスで発見された変異ウイルスN501Yが従来株より1.3倍の感染力があり、より若い世代も重症化が報告されています。またインドで発見されている変異ウイルスの日本での拡大も懸念されています。


中傷差別はコロナを広げる(中傷されるのがこわくて、体調悪くても隠して登校出勤してコロナが広がる)だけでなく、


ストレス関連障害(PTSDやうつなどなり不登校・成績の低下など)のリスクが高くなります。


陽性が確認された教職員・児童生徒・その家族の個別サポートはもちろんですが、クラスの同級生や保護者にも、社会からの中傷差別はコロナを拡大させ、ストレス障害のリスクを高めることを伝え、みんなで応援することが大切だとのメッセージを送りましょう。


陽性になった児童生徒は復帰後、いつもどうりのかかわりをしましょう。また、隔離生活中、電話やWEBで担任やスクールカウンセラーが本人や保護者と対話して、自分のペースで体験を語れるほうがいいことを伝えるとよいでしょう。


クラスメイトには、語りにはしっかり耳を傾けて聴くこと、そこから多くの学ぶことがあることを伝えるといいでしょう。しかし、決して無理に体験をききだそうとしないことも伝えておきましょう。


クラスメイトにはストレスチェックをして、打撃を受けている児童生徒には個別面談を提案しましょう。


ダウンロード - 2021stresscheck15.xlsx


ダウンロード - positivejuniorhighuniversitystudentscovid19.pptx


 


 

小学1年・2年・3年 表情絵(緊張・怒り)をもちいた心の健康授業案ーこんなときどうする?

小学1~3年生の心の健康授業のひとつに、「こんなときどうする?」という指導案を作っています(冨永良喜編「ストレスマネジメント理論による心とからだの健康観察と教育相談ツール集」あいり出版)。
 小1・小2、14名を対象に実施した結果を引用しながら授業過程を説明します。
授業のめあて:きんちょうしたとき、イライラしたとき、どうしたらいいか考えよう。

①導入
黒板に、表情絵とカードを貼り授業をすすめていきます。

ダウンロード - facepicture.ppt


教師「緊張しています。からだがカチコチです。どんなとき、こんな顔になりますか?」(「発表」、「かけっこ」、・・などの発言がでる)
「そうですね。発表の前、からだがカチこちになる、緊張する、ほかに、からだの変化はありますか?」(「ドキドキする」、「足が震える」など)
「ちょっと大変なことを乗り越えようとからだががんばっているのです。」
※「緊張」のテーマは、試合・発表などを想起させます。家で虐待的養育を受けている子どもも、つらくならずに、授業に参加できます。この「緊張」に対する対処を考え、望ましい対処法(落ち着くためのリラックス法や眠りのためのリラックス法)を児童が体験しておくと、次の「怒り」のテーマを取り扱ったときに、つらいことを想起しても、落ち着くことやリラックスしてそのことを受けとめることができるようになります。
②私の心とからだを知ろう(10分)
「1週間を振り返って、自分の心とからだはどうだったか感じてみましょう。」
(「心とからだのアンケート」)

ダウンロード - kokorotokarada123.xls

・「一週間をふりかえってみましょう(小学1年生は、1週間をふりかえるのは、むつかしいので、「最近、ここ3日間」でもいいでしょう)。目を閉じることができる人は目を閉じて。『いらいらしたかな、夜はぐっすり眠れたかな?うれしいことがあったかな・・・』はい目をあけて」
※児童のようすを観察していて、目を閉じることができない児童は、安全感を脅かされているか、発達の課題を抱えているのかもしれません。教師は、授業中の児童の観察からも児童の心を推測することができます。ですから「目を閉じなさい」ではなく、「目を閉じることができる人は・・」という教示にしているのです。そして、1項目ずつ読み上げていきます。
「しんぞうがドキドキした」、この1週間(最近)、しんぞうがドキドキしたことがなかった人は、0、1回あったなという人は1、ときどきあったという人は2、まいにちあったという人は、3に○をしてください。」
※心の健康教育では、自分の心とからだについてみつめます。道徳では、読み物教材を通して道徳的価値を学びますが、ストレートに自分をみつめることを重視します。
③くふうを知ろう(20分)
「(緊張の表情絵をさしながら)発表の前、ドキドキしたとき、どんなくふうをしていますか?発表の前の日、どんなくふうをしていますか?」
このクラスでは次の発言がありました。
・ただうごく
・あきらめる
・たのしいことを思いだす。
・目をつぶる
・手に人を書いてのむ
・しんこきゅう
※この「くふう」には3つのカテゴリがあります。これらの発言は、1つのカテゴリだけの発言になっていますが、それは後で解説します。これらの発言を受けて、体験的活動を提案します。
児童の「しんこきゅう」の発言を受けて、「しんこきゅう、良い方法を知ってますね。いまから、発表だというとき、心臓がどきどきして呼吸がはやくなるかもしれませんね。そのとき、息を大きくすって、ゆっくりはくと落ち着くんですよ」
「まず、背すじをたてて、お腹に、手をあててみましょう。息をすうとお腹がどうなりますか?息を吐くとお腹がどうなりますか?息を吸うとお腹がふくらみ、息を吐くとお腹がしぼんでいくようにしましょう」
※呼吸法は小学低学年の児童にはとてもむつかしいので、児童からの発言がなければ、肩の動作法がいいかもしれません。
④私のくふうを知ろう(10分)
「自分のくふうをチェックしてみましょう)
・「(緊張の絵をみせて)発表や試合の前に、どんなくふうをしていますか?」
「1なんかいも「れんしゅう」している」、しないよという人は0、ちょっとだけするという人は1、ときどきするという人は2、いつもするという人は3、0から3のどれか一つに○をしてください。
2問、3問ゆっくり読みます。
・「腹が立った(表情絵の怒りをみせ)あと、悲しくなった(表情絵の悲しみをみせる)あと、どんなくふうをしていますか?
4友だちに話しをする・・・すべての項目をゆっくり読み上げます。

次にテーマを「怒り」にします。
「どんなことがあったら、こんな顔(怒り)になる?」(「いやなことを言われた」「おこられた」「むしされた」といった発言がでてきます)
「そうですね。いなかことをいわれたり、無視されたら、そりゃ腹が立つよね」
「(怒りの表情絵をはりかえて)腹が立った時、イライラしたとき、どんなくふうをしていますか?」
このクラスでは次の発言がありました。
・たたく、ける
・ごめんなさいとあやまる
・あばれる
・ゲームをする
・(イライラさせた子に)どうしておこっているのかきいてみる
・心のなかで”だいきらい”という
※道徳的にやってはいけない行為が発言されても、すぐにその発言を否定するメッセージは送りません。その行為を児童がどのように考えているのか聞いていきます。
「〇はそれはやっていい」「×はそれはやってはいけない」「△はわからない」としたら、と一つずつ手を挙げてもらいました。このクラスでは、
・あばれる   〇6名、×3名、△5名
・たたく、ける 〇0名、×10名、△4名
でした。「たたく、ける」はやってはいけないと考えている児童がほとんどですが、「あばれる」はやってもいいと考えている児童がかなりいるわけです。ここで、「たたく、けるはダメだよと、ほとんどの人はわかっているんだ。すごいね」と「わかっているけど、しちゃうんだ」と返し、コントロールできない衝動に気づかせます。そして、それをどうすればコントロールできるようになるかを学びたいという意欲を高めていきます。それには、「からだの声を聴く」ことが大切ですと展開していきます。
※「あばれる」というのは、「人をたたく、物を壊す、物を投げる、枕をたたく、大声をだす」といったように、人を傷つける行為と人を傷つけない行為も含まれているかもしれません。時間があれば、「あばれる」と発言した児童に、「あばれるってどういうこと、スローモーションでやってみて?」と提案してもいいかもしれません。
「腹が立った時、たたく、けるはやってはいけないって知っているけどやってしまうんだね。そんなときに、よい方法があるんだよ。そんなとき『どうしてそんないやなことをいうの。そんなこといわれたら、とっても嫌な気もちになるんだよ』といってみるのはどうかな?でも、むちゃ、腹が立っていたら、そんなに落ち着いて言えないよね。でも、落ち着いて言えるためには、からだに聴いてみるといいんだよ」
「みんな、こんな顔(怒り)してみようね」「いくよ、せーの、『腹立つ!』」
「どうかな、顔だけ怒っている?怒るときは全身力をいれているかもしれないよ」
「手をグーにして、腕をまげて力をいれて、『腹立つ!』って」
「本当に、腹が立ってきた気分になれるよね」
「めちゃからだに力がはいっていたら、『どうして、そんないやなこと・・』(声を絞るように)とうまくいえないよね」
「それで、落ち着いて言えるようになるために、全身の力を少しゆるめてみるんだよ」
「力をゆるめるまえに、もっと力をいれてみよう。肩をあげて、『もう腹立つ!』少し肩の力をぬいてみて、肩を下におろしてみよう。背すじは立てたままだよ」
「そして、言ってみよう『どうしてそんないやなことをいうの。そんなこといわれたら、とっても嫌な気もちになるんだよ』」
⑤授業の感想を書こう
「今日の授業の感想を書いてください」

2021年5月16日 (日)

新型コロナウイルス1800人意識調査(7)体調悪くても登校・出勤する

A16「体調が少しぐらい悪くても登校・出勤・外出する。」は、コロナ拡大の要の行動と考えられている。まず、年代ごとに、どのような回答かえられたかをみると、

ダウンロード - a16badbodycondition.jpg

「あてはまる」と「非常にあてはまる」の合計は、20才代~50才代は、8.4%~11%、60才代は4.4%

「どちらかというとあてはまる」+「あてはまる」+「非常にあてはまる」の合計は、20才代~50才代は、26.8%~33.5%、60才代は17.8%

であった。体調悪いとすぐにPCR検査を受けよう!そしてPCR検査がすぐに受けることができることが重要なことがわかる。

この意識に及ぼす他の要因を検討するために

A16を目的変数に、他の項目を説明変数に重回帰分析を行った結果、
1%水準で有意な影響を示した項目は
A05陽性とわかって誹謗中傷を受けるくらなら、体調が悪くても黙って登校や出勤した方がいいと思う。(β=.155, p<.001; r=.361)
A19濃厚接触者になっても新型コロナウイルスの検査は受けない。(β=.198, p<.001; r=.409)
A08自分がコロナ陽性になったら、なるべく人に知られたくないと思う。(β=.094, p<.001; r=.165)
A12 自分は手洗い・マスク・3密を避けるといった行動をしっかり行っている。(β=-.069, p<.01; r=-.191)
A15新型コロナウイルスは、発症するまでは、ほかの人にうつることはほとんどない。(β=.091, p<.01; r=.341)
S03こわくて、落ち着かない。(β=-.141, p<.001; r=.031)
S04自分が悪い(悪かった)と責めてしまうことがある。(β=.091, p<.01; r=.112)

 

であった。
A19とA05とA08が正の有意な関連をして示していること は、体調が悪くても、登校・出勤し、ないしは、濃厚接触者になっても、コロナ陽性がわかったり、コロナ陽性を知られたくないという心理があることを意味している。

A12感染防御行動とS03恐怖 が有意な負の影響を示していた。
S03は単相関がゼロにもかかわらずβは有意な影響を示していることから抑制変数と考えられる。
「こわくなんてないよ」と思っている人で発症前感染力を知らずに(A15)、手洗い・マスク・3密避けるといった感染防御をしてない(A12)人ほど、体調悪くても登校・出勤・外出する傾向にあるといえる。

 

和歌山県知事が「体調が悪いときはコロナを疑って、まずはクリニックに行ってPCR検査を申し出て下さい」と発信(その63;データに基づく知見と総力戦)

し述べているように、体調悪いと感じたら、すぐにPCR検査を受けることが、コロナの見える化とコロナ拡大防止行動になる。コロナ拡大防止行動を国民にメッセージを送るときに、コロナが無症状(発症前Pre、ずっとNever)で感染力があることをデータに基づいて、伝える努力が必要になる。

ダウンロード - badbodycondition.pdf

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