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2021年1月

2021年1月29日 (金)

新型コロナウイルス1800人意識調査(5) 無症状の感染力×感染検査体験有無

2021年1月22日~26日の間、感染者の少ない県、多い県市区、WEBリサーチ会社に依頼し、20才~69才、1800名の調査を実施しました。
質問は新型コロナウイルスへの意識10問・行動知識10問、自分の感染経験・家族の感染経験・濃厚接触者経験・接触経験・PCR・抗原・抗体検査経験・上記あてはまらない・その他の質問、上記あてはまらない以外は複数回答可を質問しています。
感染検査体験有群と無群の2群におけるA18「新型コロナウイルスは、無症状の人から感染することはほとんどない。」のデータをt検定したところ、感染検査体験有群(n=239)の平均値(SD)は2.08(1.24)、無群(n=1561)は1.87(1.16)で、t=2.49、p<.05 で、2群間に有意な差が認められました。
 全くあてはまらない1-あてはまらない2-どちらかというとあてはまらない3-どちらかというとあてはまる4-あてはまる‐非常にあてはまる5 なので平均値はいずれも「あてはまらない」の値ですが、有意な差がみとめられたということは、もっと「無症状者に感染力がある」ことをアナウンスする必要があることを示しています。

 私自身、無症状者の感染力を知ったのは、9月でした。みなさんはいつごろでしょうか。

 小学生から高校生まで、「新型コロナウイルスを知って対処を学ぼう」という授業案を、3月には、藤田医科大学感染症科作成の「コロナってなに?」を使い、中高生には日赤の「3つの感染症」を使って、そのなかに、眠りのためのリラクセーションや免疫力を保つための規則正しい生活とかの発信をしていきました。

 第2波が7月中旬から8月にかけて襲ったころ、学校関係者の陽性確認が相次ぎ、クラスターが発生した学校では全国から非難の電話が鳴りやまないということが報告されました。新型コロナウイルスへの感染は高齢者が致死率が高く、子ども青年は無症状か軽症ということが広く知られるようになった時期でした。それで、陽性に自分がなったとき、友だちがなったとき、どうすればいい?という授業案が必要だと思うようになりました。ストレスマネジメントはリラクセーションだけでは有効ではない、心のつぶやき(思考)が大切な役割を果たしているということをどう授業案に反映すれあいいか6月ころから心にいつもとどめていましたが、なかなかいい授業案が浮かびませんでした。

 7月に、公明党・伊藤孝江参議院議員・竹尾ともえ兵庫県議会議員・あしだ賀津美兵庫県議会議員に、ストレス学ぶ授業が小中9年間でわずか2時間しかなことをお話しする機会があり、公明新聞に、子どもがストレス学ぶ授業について発信してくださいました。そのきっかけをつくってくれた兵庫県スクールカウンセラー・福島美由紀さんが小学校で新型コロナ誹謗中傷防止授業をやりたいと連絡があり、いっしょに授業案を作ることになりました。岡山大学有志のグループがわかりやすくコロナの知識がしっかりはいっている教材を作っていることは6月に知りましたので、岡山大学有志のグループにメールをして授業案に組み込むことの了解をえました。

 調べているうちに、4月15日に無症状者の感染力ありの論文(Xi He, et al., "Temporal dynamics in viral shedding and transmissibility of COVID-19." nature medicine, Vol.26, 672-675, April, 15, 2020)をみつけました。きっかけは、神戸大学・中澤港教授がネットジャーナルに発信していた記事でした。これは重要な情報だと思い、中澤先生にメールをして、スライド化のアイデアをいただきました。それは9月だったと思います。いま、厚労省Covid19診療の手引きで、無症状の感染力をいつ発信していたかを確認しました。

 3月17日の1版には「わからない」と書いています。しかし、2月27日には西浦博教授は無症状の感染力あることを論文で発信していることを9月以降知りました。尾身会長が、無症状の感染力について発信しはじめたのはいつからでしょうか?マスメディア研究で、これは検証してほしいと思います。第2版では、無症状用言保有者からの感染リスクを記載していますが、大々的にメディアに発信されたのはいつでしょうか。

 行動変容を求めるならそれは人の心理に働きかけるわけですから、リスクコミュニケーションだけでなく心理学の専門家も分科会に参画すべきでしたね。

【感染経路】
第1版;2020.3.17;有症者が感染伝播の主体であり,無症状病原体保有者からの感染については.現時点において確定的なことはわかっていない.
第2版;2020.5.18;有症者が感染伝播の主体であるが,無症状病原体保有者からの感染リスクもある.
第2.1版;2020.6.17;有症者が感染伝播の主体であるが,無症状病原体保有者からの感染リスクもある.
第2.2版;2020.7.17;有症者が感染伝播の主体であるが,無症状病原体保有者からの感染リスクもある.
第3版;2020.9.4;有症者が感染伝播の主体であるが.発症前の潜伏期にある感染者を含む無症状病原体保有者からの感染もあると考えられる .
第4版;2020.12.4;有症者が感染伝播の主体であるが.発症前の潜伏期にある感染者を含む無症状病原体保有者からの感染もあると考えられる .
第4.1版;2020.12.25;有症者が感染伝播の主体であるが.発症前の潜伏期にある感染者を含む無症状病原体保有者からの感染もあると考えられる .

 

 

 

新型コロナウイルス1800人意識調査 速報(4)年代×ストレス

2021年1月22日~26日の間、感染者の少ない県、多い県市区、WEBリサーチ会社に依頼し、20才~69才、1800名の調査を実施しました。
ストレス反応の質問は5問、1なかなか、眠れないことがある 2むしゃくしゃしたり、いらいらしたり、かっとしたりする 3こわくて、おちつかない 4自分が悪い(悪かった)と責めてしまうことがある。 ない1、少しある・1~2日ある2、かなりある・3~5日ある3、非常にある・ほぼ毎日4の4件法。5問の合計点(5-20)をストレス得点としました。縦軸がストレス得点の各年代群の平均値です。横軸は年代、2=20才代、3=30才代、4=40才代、5=50才代、6=60才代です。

    人数 平均値 (標準偏差)

20才代 344  9.02 (3.59)     2>4>5>6
30才代 373  8.45 (3.37)     3>5>6
40才代 361  8.27 (3.44) 
50才代 362  7.63 (2.84) 
60才代 360  6.92 (2.39) 
合計  1800   8.05 (3.23)

-----------------------------
F(4,1795)=23.2 p<.001

20才代の群が他の年代の群に比べ統計的に有意にストレス得点が高いことから、とくに20才代の不眠・イライラ・怖い・自責・体調不良への対策を併せて行う新型コロナウイルスについて学ぶワークショップが必要です。組織的にできることは、文科省が新型コロナウイルス誹謗中傷防止授業案を大学・専門学校生にWEB配信し、大学生は必須で学ぶことができるようにすることです。1コマでいいのです。

 

 

 

2021年1月28日 (木)

新型コロナウイルス1800人意識調査 速報(3)県市区×新型コロナ検査受けやすさ

ダウンロード - a17g.jpg

A17「あなたの住む地域では、発熱などの症状あったら、すぐに新型コロナウイルスの検査を受けることができる。」(1全くあてはまらない―6非常にあてはまる)このグラフの横軸は県市区です。各200サンプルです。7は寝屋川市、8は和歌山県、2は墨田区です。ネットで、市長や区長・区保健センター長、県知事が、積極的に検査情報発信していますよね。わずか各群200サンプルですが、5大阪市と有意な差があります。大阪市は検査の受けやすさは最も低く、墨田区・寝屋川市・和歌山県が検査の受けやすさは高く、大阪市と有意な差があるのです。こんなに、検査の受けやすさに自治体で差があるのです。こんなデータは、政府が組織的にとってほしいです。わずかの研究費のなかでのWEB調査なので、全国調査はできません。データに基づいた政策を展開してほしいものです。

新型コロナウイルス1800人意識調査 速報(2)年代×新生活(手洗いマスク3密避ける)・孤食家族食

2021年1月22日~26日の間、感染者の少ない県、多い県市区、WEBリサーチ会社に依頼し、20才~69才、1800名の調査を実施しました。
感染防御対策の
A12 「自分は手洗い・マスク・3密を避けるといった行動をしっかり行っている。」<あてはまらない(1,2,3)>、20才代17.7%。30才代14.7%、40才代13.3%、50才代9.1%、60才代11.7%。

 

A13 「食事は、自分だけか、家族や同居者とのみいっしょに、とるようにしている。」<あてはまらない(1,2,3)>、20才代28.8%。30才代22%、40才代14.4%、50才代13%、60才代16.4%。

 

とくに、孤食・家族食は、20才代30%弱、あてはまらない、友だちなどと食事をしている人が、50才代、60才代に比べ2倍ほどです。

 

この2つの項目から、20才代、30才代、感染防御対策は、50才、60才代に比べると、しっかりやっていないとの結果です。

 

ここで、政府はどんなメッセージを送るのでしょうか。尾身さんは、メッセージが届いてないといってますが、無症状の感染力を、分科会・感染症専門家がいつごろ強調しはじめたでしょうか。昨年2月には無症状の感染力ありとわかってましたよね。

 

とこかく、若者感染すると無症状軽症でも後遺症があるよと情報をだして、感染防御行動を促進しようとしていますよね。もちろん、それは必要でしょうが、危機感を喚起するアプローチとともに、高齢者への思いやりを喚起する教育的アプローチも展開してほしいですね。
その根拠は、20才代は50才、60才代に比べてストレスを抱えているというデータがでているからです。これはまた紹介します。

 

ダウンロード - a1213.jpg

 

新型コロナウイルス1800人意識調査 速報(1)年代×体調不良隠して出勤

2021年1月22日~26日の間、感染者の少ない県、多い県市区、WEBリサーチ会社に依頼し、20才~69才、1800名の調査を実施しました。


20問、6件法(1全くあてはまらない 2あてはまらない 3どちらかというとあてはまらない 4どちらかというとあてはまる 5あてはまる 6非常にあてはまる)で回答してもらいました。
A05「陽性とわかって誹謗中傷を受けるくらなら、体調が悪くても黙って登校や出勤した方がいいと思う。」を報告します。
「どちらかというとあてはまる、あてはまる、非常にあてはまる」の合計は15.3%でした。10月に実施した307名パイロット調査より少し高い%でした。
20代、30代は50代、60代に比べて、「あてはまる」と回答した人が多かったです。
ストレス反応も設問しており、その結果もいずれ報告しますが、20代、30代は50代、60代よりストレス反応得点(眠れない、イライラ、自責、こわい、体調不良)が高いです。
20才代、30才代に、感染防御対策のメッセージをだすときに、これらの世代の方の悩みに耳を傾けながら、情報を出していく必要があります。

ダウンロード - a5.jpg

2021年1月14日 (木)

新型コロナウイルス感染症対策にノーベル賞受賞者からの提言

2021年1月14日モーニングショーに、本庶佑先生、大隅良典先生出演。


以下、Twitterから引用。


 

@rima_risamama
#モーニングショー ノーベル賞受賞者4人の提言
本庶先生「神戸の会社でPCRの自動検査機を作っている。トレーラーにPCR検査機を設置してあり日本中どこでも行ける。1台1億円だから1000台で1000億円。これを1日12時間稼働させれば、1日250万件のPCR検査が可能。今すぐ出来るのに何故やらないのか?」

自動PCR検査ロボットシステムなどの開発 | 新型コロナウイルス感染症への川崎重工グループの取り組み | 川崎重工業株式会社 (khi.co.jp)

PCR検査➨無症状陽性者発見隔離保護支援➨ホテル借り上げ(ホテル業)➨食事支援(飲食業)

陽性隔離生活でも、ホテルで美食生活でき、2週間こもって、テレワークできれば、いいですね。体調変化あればすぐに医療サポート受けれる。
安心隔離生活ですね。陽性隔離体験者が、毎日の美食を、SNSで発信すれば、感染してない人も、安心できますね。

日本って、人材いますね。技術もある。あとは、政治の力ですね。

菅総理の支持率今のままでは爆下がりでしょう。ここで一発逆転をはかりたいなら、本庶先生らの提言を現実的政策として
すぐ発信することです。ホテル業界、飲食業界、生産者業界をこの方法で支援することでしょうね。

2021年1月 1日 (金)

新型コロナ対応-尾身分科会会長と仁坂和歌山県知事の情報発信

 第3波は日本を襲い、医療、経済への打撃が深刻である。日本の感染症対策のリーダーの尾身茂さんと和歌山県知事仁坂吉伸さんの違いを考えてみたい。
 私たちは、子どもに、新型コロナウイルス及びそれがもたらすストレスへの対処として心の健康授業案を発信してきました。3月には藤田医科大学感染症科作成の「コロナってなに?」を軸とした学校での指導案を発信し、その後、日本赤十字社「3つの感染症」、岡山大学有志による「コロナウイルスをいっしょに考えよう」を盛り込んだ指導案を発信してきた。3つの感染症は、「誹謗中傷がコロナを広げる」という大事なメッセージが込められていた。岡山大学有志作成はコロナウイルスの由来、大きさ、無症状の感染力などコロナウイルスの正体に関するメッセージが込められていた。

 

 第2波で学校関係者の感染が相次いで報告され、誹謗中傷が現実のもの、身近なものとなった。「濃厚接触者」の厚労省の定義も7月に初めて知った。マスクしてれば濃厚接触者にあたらない。でも、濃厚接触者の定義にあてはまらない接触者の陽性者が確認され、この国の司令塔は大丈夫なかのかなと思うようになった。そして、7月16日、児玉龍彦東大先端研教授の国会での訴えを聴き、分科会の感染症専門家に疑問を抱くようになった。

 

 症状ないのにみんなマスクしなければならないのはなぜ?
 ➨無症状なのに感染していて感染させる力があるからだよ
 ⇒え、それどこにそんな証拠(データ)があるの?

 

 もし自分か友だちがコロナ陽性になって悪口いわれたらどうする?
 ➨病院に入院、ホテル療養、自宅? 悪口いわれたらどうする?
 ⇒兵庫県はどうなんだろうか? え、広くPCR検査してる、自宅療養はない。誹謗中傷はなぜだめなの?

 

それで調べたのは9月になってから、すると4月15日に、発症前2-3日前から感染力があるとの論文を発見した。検索していくと、8割おじさんが2月27日に発症前に感染力があるとの論文を発信していることもわかった。でもそれはもちろん日本のデータではなかった。
 
 もう一つ、PCR検査について、感度70%、特異度99%が、尾身さんをリーダーとするコロナ専門家から発信されていた。私の友人からも、大規模検査すると偽陽性がでてそれは人権侵害だと指摘された。
一方、私たちは四川大地震後、中国心理専門家と常に交流をもってきた。2月10日に中国科学院心理研究所の教授とはじめてZOOMで会議をした。こんな便利なツールがあることをはじめて知った。と同時に、中国の国をあげての組織的心理支援の実際も知ることができた。医療ホットラインと並行して心理援助ホットラインを中国は開設していた。そして、大規模検査でコロナを制圧していった。WITHコロナではなく、ZEROコロナをめざして、経済を復活させた。中国に関しては、人権の課題など色々思うところはあるが、よい実践・取り組みは見習うべきだと思っている。
 中国、NZなどの大規模検査で、特異度は99.99X%ということがわかり、人権問題は杞憂になった。しかし、PCR抑制・慎重論者はオリンピック選手の偽陽性がわかり大量PCR検査を否定する見解をメディアで流布した。繰り返し検査すればいいだけのことを、このレアケースで大量検査を否定するのは、認知的バイアスの過度の一般化であろう。
尾身さんはじめ日本の感染症専門家はTwitterコロナ専門家有志の会で情報発信してきた。尾身さんもデータを全然発信していないわけではない。でも、仁坂知事のデータとなにが違うのだろうか?コロナ専門家有志の会のTwitterには、日本のデータがほとんど掲載されてない。この何を信じていいのかわからないときに、データに基づかない要請・お願いは納得しがたい。発症2-3日前の感染力について、これまで日本のデータをみたことがなかった。日本感染症研究所は膨大なデータをもっているはずだ。研究業績のために審査前のデータが公表できないという論理なのだろうか。そうであれば、命よりも業績が優先されるというとんでもない論理になる。

 

 子どもたちにこのコロナウイルスについて伝える ときにデータに基づいた資料がほしい。
 仁坂知事と尾身さんの決定的な違いは、一人一人の命をみているか否かかもしれない。これは尾身さんに失礼にあたるかもしれない。私が知りたいのは、一人ひとりの苦悩でありあゆみである。仁坂知事の発信には一人一人をおもんばかったデータの開示を感じる。しかし、残念なことに、尾身さんのデータからそれを想像することは難しい。私の知識不足かもしれないが。
 日本の感染症のリーダーなら、各地方自治体がどのような取り組みをしていて、優れた取り組みを後押しすることで、日本全体の対策を深化させたいと思わないのだろうか。仁坂知事の取り組みはある意味徹底したクラスター対策の実践である。
2日までではなく3日前の濃厚接触者をトレースして、2週間、無症状・軽症者も入院でモニターしていった。
 尾身さんは12月28日に「仁坂知事のデータによる急所」が発信されて、それをお読みになってないのだろうか。もしお読みになってなければ、この国のリーダーの側近の力のなさを残念に思う。もしお読みになっていてコメントしないのであれば、一日も早く、仁坂知事と意見交換し、このコロナ禍を打開するための決断をしてほしい。

 

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