コロナ特別授業総集編
昨日、ある市の小学6年生(2つのクラス)に6校時にコロナ特別授業総集編を行いました。この学校は6月末から、コロナに関することの学びを総合的な学習と道徳(差別はいけない)・保健の時間をつかい、42コマ実施していたそうです。5校時は、各児童が作成したまとめのメッセージを共有する活動でした。ひとつの柱は、日本赤十字社の3つの感染症を教材として使っていました。私のまとめの総集編は、添付の新型コロナウイルス知識チェックリストの項目を順番に、児童たちに問いかけて、すすめるようにしていきました。驚いたのは、児童の発言が的確で、自分の言葉で語っていたことでした。例えば、問6、<感染した人のことを悪く言うことが感染を広げてしまうことを知っていますか?>に「ぐわいがわるくても、それを隠して行動するからです」と発言したのには驚きました。
彼らは、世界的な危機状況のなか、小6という大事な学年を経験しているのです。教員がこのコロナ危機に真摯に向き合い、ともに児童たちと考え、新しい情報を共有することで、おそらくトラウマ後成長を促したのだと思います。
文科省が、5月末に、<総合的な学習・保健・道徳の時間などを使い、コロナ特別授業を実施してほしい>と通知をだしていれば、このような学校がたくさん教育実践をすることができたでしょうに、残念でなりません。過ぎ去ったときを戻すことはできません。今からでも、文科省は、通知をだしてほしい。切なる願いです。
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