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2020年10月

2020年10月25日 (日)

新型コロナウイルス陽性者への意識調査結果(速報)ー感染疑い・感染しても安心できる社会の構築を

2020年10月11日より24日までに307名の回答が寄せられました。短期間でこれほど多くの方が回答してくださったことに感謝申し上げます。

 

1)調査方法はGoogleFormにより、知人、twitter,Facebookで回答協力を依頼したスノーボール方式によるためサンプリングに偏りがあるという限界のもとに結果と考察をいたします。

 

2)回答者の年代は、10代3名(1%)、20代80名(26.1%)、30代41名(13.4%)、40代49名(16%)、50代92名(30%)、60代34名(11.1%)、70代7名(2.3%)、80才以上1名(0.3%)でした。年代ごとの各項目の統計的検討のため、10代と20代を1グループに、60才以上を1グループにしました。

 

3)感染に関する経験は、感染経験のある人は0名、濃厚接触者や感染者との接触はなかった人は270名、濃厚接触者となった人2名、濃厚接触者には当てはまらなかったけど感染者と接触したことがある人12名、PCR検査を受けたことのある人14名でした。

 

結果と考察は添付ファイルをご覧ください。

 

感染した人が安心して生活できるように、政府・自治体は、【感染疑い・感染した人への医療保健支援体制】の構築と情報発信をする必要があります。情報発信が【新しい生活様式】を守ることに重点がおかれ、このことが誹謗中傷の一因になっています。【感染疑い・感染した人への医療保健支援体制】と【新しい生活様式】の情報をバランスよく発信する必要があります。感染した人の予後を考えると、感染体験を安心して語れる体制を作る必要があります。語れないトラウマ体験は、ストレス障害のリスクです。そして安心して感染体験を語り、ねぎらいの心により耳を傾けることが、感染者の抑制にもつながります。

添付ファイル加筆修正しました2020.10.26.

ダウンロード - covid19survey202010263.pdf

 

2020年10月18日 (日)

新型コロナウイルス感染症特別授業ー高校・大学版

新型コロナウイルス感染症特別授業案(50分授業)の高校生・大学生版を掲載します。
ハムスターによるマスク効果の研究のスライド(これは、小学高学年ー中学生版にもいれるといいですね)
免疫についてのスライド(免疫力を高める・維持する生活、睡眠、栄養、運動、規則正しい生活)で眠りのためのリラックス法
のスライド(実技は、眠れない学生の参考になったようです)
をいれています。

ダウンロード - coronapreventionsadenringjuniorhighschool1014.pptx

ダウンロード - hibouboushiws.pdf

2020年10月15日 (木)

コロナ陽性者への意識調査 途中経過速報 120人の回答から

ダウンロード - coronapositiveattitudesurveyreport1.pdf

コロナ陽性者への意識調査結果速報(120人の回答から;2020年10月15日)

 コロナ陽性者(クラスター発生の学校・会社や個人)への誹謗中傷が激しいと報道されるなか、第2波では学校関係者の感染が相次いで報告されました。

また、兵庫県教育委員会は 心とからだのチェックリストを小中高4万人弱に7月―8月に実施し、統計解析を行いましたが、小学生はコロナを学ぶ正規の時間(保健の時間が6年間でわずかしかなく感染症の単元がない)がないためか、手洗い・せきエチケットは大変しっかりやっているのに、「こわくて、おちつかない」は20-35%と高い値を示していました。

それで、私たちはコロナ誹謗中傷防止授業案を作成しました。兵庫県教育委員会は、3波に備えて、コロナ特別授業を実施することを推奨する通知を各学校にだしています。

このコロナ誹謗中傷防止授業案のなかに、<誹謗中傷は、陽性者を傷つけるだけでなく、感染を拡大させてしまう>との日本赤十字社の3つの感染症の仮説をとりいれました。
そこで、実際、
「感染した人は新しい生活様式を守ってない」
「誹謗中傷が感染を広げてしまう」
「誹謗中傷されるくらいなら、体調悪くても黙って(隠して)登校出勤する」と
思っている人がどれくらいいるか、
を調べてみることにしました。
また、誹謗中傷防止策やこの問題の思いを自由記述(任意)で求めました。

 

5月11日夜から15日昼までに120名の方から回答をえましたので、途中経過ですが、みなさんにお伝えします。

 

【結果1】
2.陽性者は新しい生活様式(マスク、手洗い、せきエチケット、3密を避けるなど)を守ってないから感染したのだと思う。
「そう思う(どちらかというとそう思う・そう思う・非常にそう思う)」29.2%(35人/120人)

 

3.陽性者を誹謗中傷することは、かえって感染を広げることになると思う。
「そう思う(どちらかというとそう思う・そう思う・非常にそう思う)」62.5%(75人/120人)

 

5.陽性とわかって誹謗中傷を受けるくらいなら、体調が悪くても黙って登校や出勤した方がいいと思う。
「そう思う(どちらかというとそう思う・そう思う・非常にそう思う)」8.3%(10人/120人)

 

結果2 記述データを仮にカテゴリー化してみました。
「感染した人は新しい生活様式を守ってなかったから」に「そう思う」は約3割、「この質問で無意識に感染者の責任だと思っている自分に気づいた(No.4;30才代)」という記述もありました。
「誹謗中傷は感染を広げる」は約6割の方が「そう思う」と回答していました。そして、「誹謗中傷を受けるくらいなら、体調悪くても黙って(隠して)登校・出勤」は1割弱の方が「そう思う」と回答していました。

ダウンロード - coronapositiveattitudesurvey20201015.png

誹謗中傷による被害例として、大学生が感染し帰省先で「ご近所の対応が惨いもので、結局ご家族がその地から去り、お父様も会社を辞める程迄追い込まれましたNo.5,50才代」と回答がありました。誹謗中傷がその家族をその土地に住めないようにしてしまったこと、そのご家族が深く傷ついて今生活されておられることを思うと心が痛みます。
そして、「PCR検査を受ける過程で傷つき、誹謗中傷受けるくらいなら隠した方がいいと思った、その後、医療に救われたが(No.15,40代)」との記述もありました。

 

「陽性者に必要なことは、誹謗中傷ではなく、慎重な体調観察が行える体制と、発症した場合の最適な治療体制だと思います(No.47,50代)」とありました。

 

コロナ専門家会議も医療体制については発信してきたのでしょうが、PCR検査を抑制することで第1波を乗り切ったと専門家が述べるなか、発症2-3日前から感染力(Nishiura et.al.,2020.27Feb; XiHe etal.,2020,15April)の情報はいつ国民に発信されてきたのでしょうか?

 

<感染しないように【新しい生活様式】を>の発信をコロナ有識者会議は発信してきたのに対して、
<感染したのでは?発熱したら?感染した人が発症した2-3日前から私接触したのかな?濃厚接触者の定義(マスクなしで15分会話)は?など【感染疑いのある人の体調観察・医療体制】>の発信をコロナ有識者会議やメディアによる発信が少なく、そのことが誹謗中傷の要因の一つになっているのではないでしょうか。

 

コロナには【行動モデル(新しい生活様式)×感染症医療モデル(PCR検査で見える化隔離保護政策)】の2つモデルを感染地域では確実に展開していくことだと仮説しています。ところが、twitterでは、一方に偏った主張の罵り合いが展開されています。都道府県によっても、感染疑い者への医療体制は同じではないでしょう。

 

誹謗中傷防止対策として「授業に組み込む」「教育の力」の記述が多くみられました。しかし、小中9年間で保健の授業時数がとても少なく、感染症を学ぶ授業は中3保健にしか位置づけがなく、文部科学省の感染症授業案は中3しかないことを国民は知っているのでしょうか。いじめ・自殺防止に道徳を教科化したため、道徳の時間にコロナ誹謗中傷防止授業ができない現状を、文部科学省の官僚は知っているのでしょうか。

 

さらに、さまざまな考えをお持ちの方(「コロナは風邪と同じ」「PCR検査は不要」「無症状の人へもPCR検査を」など)から回答を寄せてほしいとお願いいたします。臨床心理学専攻の博士課程や若い研究者の方で、この誹謗中傷の要因と防止策の共同研究をやってみたい人いませんか?
Nishiura et al.,2020b: “Serial interval of novel coronavirus (COVID-19) infections”, Int. J. Infect. Dis., 93, 284–286.
Xi He, et al., "Temporal dynamics in viral shedding and transmissibility of COVID-19." nature medicine, Vol.26, 672-675, April, 15, 2020

 

2020年10月11日 (日)

新型コロナ陽性者への意識調査(緊急)

新型コロナ陽性者(クラスターが発生し公表された学校・会社などを含む)への誹謗中傷が深刻な状況と報道されています。そこで、陽性者への意識調査を行い、新型コロナ対応のための貴重な資料にいたします。回答は任意です。途中でやめてもかまいません。陽性者への意識5項目、新型コロナに関する経験1項目、職種1項目、年代1項目、自由記述(任意)です。調査期間は10月11日から10月24日までとします。10才以上の方なら、どなたでもご回答いただけます。結果の公表は10月25日にこのブログにて公表します。 この調査へのご質問は、ブログ ストレスマネジメントとトラウマの本意識調査サイトまでお願いします。 調査者:冨永良喜 
新型コロナ陽性者への意識調査  ←クリックするとGoogleアンケートにアクセスします。

2020年10月 8日 (木)

重大事態むしろ増加!いじめ対策には未然防止も重要(ベネッセ教育情報サイト)

 

重大事態むしろ増加!文部省検討チーム報告
<文部科学省の検討チームが、いじめなど生徒指導上の課題への対応として、未然防止の原点に立ち戻るよう求める報告をまとめました。いじめをめぐっては、2013年に「いじめ防止対策推進法」ができましたが、同法で定めた「重大事態」は、減るどころか、むしろ増加傾向にあります。>
 それはそうでしょ。教育政策が間違っているからですよ。
 この検討会は道徳の教科化の効果についてなにも調査してないのでしょうか。大津いじめ自殺事件を受けて、いじめ防止対策推進法が制定され、道徳の教科化がなされたのでしょ。大津の中学校が道徳研究指定校であったことや、道徳の限界が報告書で指摘されたにもかかわらず。    
 道徳も必要でしょうが、ストレス学ぶ時間小中9年間でわずか2時間、道徳314時間です。ストレス学ぶ授業では、いじめがトラウマ・ストレスを引き起こすことを学びます。いじめをしない心を育てます。いじめ被害にあったとき心身がどのように反応し、どうすれば回復できるかを学びます。
 現行ストレス学ぶ授業は保健に位置づけられており、小5と中1の各1時間のみです。
 教師間暴力の抑止にしても、ストレス学ぶ授業を担任が行えば、担任もストレス対処について振り返ることができます。暴力トラウマがどんなに人生にネガティブな影響を与えるか学ぶことができます。小1から怒りや悲しみの表情絵を用いて、どんなときこんな顔(怒り)になる?そんなときどうする?工夫や対処、適切な行動と不適切な行動を考え分かち合います。そして適切な体験的学習(落ち着くための呼吸法など)を取り入れます。学期に1コマ、毎年、担任が授業をします。そういう授業に慣れてない担任にはスクールカウンセラーが補助でサポートします。中学校の保健の授業は体育教師が担当して、担任が行うのではないのです。毎日出会う担任こそが道徳の時間のようにストレス学ぶ授業を担当すべきでしょ。
 道徳の教科書にも、いじめ関連の教材がいくつか入れられるようになりました。良い教材もあります。でも「卒業文集の最後の2行」小学時代Aさんをいじめた主人公が還暦を迎え同窓会でAさんにあう。「謝罪しても謝罪尽くせない」と記述がありますが、何十年ぶりにAさんに会ったとき小学時代のいじめ行為を主人公が謝罪したという記述はみあたりません。いじめ被害者の回復に最も大切な体験が抜け落ちているのです。道徳学者、教科書会社はこの教材でなにを防止できるというのですか?なにを子どもの心に伝えたいのでしょうか?<いじめ被害者より加害者の方が深い心の傷を残す。だから、いじめてはいけない。>そういうメッセージを送りたいのでしょうか?いじめ被害にあった人の心の回復はどうなっているのでしょうか?ニコニコしているからいいのでしょうか?この教材を道徳に用いるのなら、<「なぜ謝罪しないのでしょうか?」先生はこの教材を読んで、心の中だけでごめんなさいと思っているだけではだめだと思います。>と指導案を変えるべきです。こういう反面教師の教材が随所に道徳の教材には見られます。なぜ、教育現場の教師はこんな教材を税金を使って発信していることに異議を唱えないのでしょうか、怒らないのでしょうか?
また、いじめ防止には、担任やスクールカウンセラーによる個別面談が効果的です。一人5分でもストレスチェックなどを受けて、<「眠れない」にチェックいれてるけど、どれくらい眠れないのかな?><「こわくておちつかない」にチェックいれてるけど、どんなことが怖いのか、そんなときはどんな工夫をしているのか教えてもらえるかな?><部活、むちゃがんばっているように思うよ>こういう個別面談も教師は多忙ななか業間休みや放課後にやっているんです。これをストレス学ぶ授業でやるんです。廊下に生徒と教師が面談しているとき、教室ではリラックス法のビデオをみておさらいをします。
心の教育=道徳25コマ+心の健康10コマ 「心の健康」の時間に「ストレス学ぶ授業」(3-5コマ)と「個別面談」(5コマ)
の改革の方がいいと思いませんか?
文部科学省は<誹謗中傷防止コロナ特別授業を道徳・総合・保健・特別活動など教科横断的に実施することを推奨します>と通知をだしてほしい。お金をかけずに、いじめ・誹謗中傷を抑止することに貢献できると思いますよ。

新型コロナ誹謗中傷防止授業案ー中学生~高校生のために

ダウンロード - coronapreventionsadenringjuniorhighschool1008.pptx

ダウンロード - hibouboushiws.pdf

 

新型コロナ誹謗中傷防止授業案(小5以上)に、免疫のスライドを加えています。

高校生はもっと詳しい資料を加えてもいいかもしれません。

ワークシートの「ストレス反応5項目」や「心のつぶやきチェック」の結果は、

個別にサポートが必要な児童生徒に気づくきっかけになるかもしれません。

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