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2020年6月 6日 (土)

心とからだのチェックリスト(ストレスチェック)は担任・SCと児童生徒のコミュニケーションツール

ストレスチェックの第一の目的は、児童生徒の情報収集したり、高ストレスの児童生徒を発見することではありません。

児童生徒は、「眠れない」「イライラする」と心のなかでのつぶやきを、言葉で表現するのではなく、〇をつけることで、担任やスクールカウンセラーに表現しているのです。表現は受け取る人がいてはじめて意味があらわれるのです。「眠れているよ」と表現している児童生徒には、<この間ずっとつらいなか、睡眠ちゃんととれてるんだ。すごいね。規則正しい生活してるんだ。」とメッセージを送ってほしいのです。

そこで担任・スクールカウンセラーと児童生徒とのやりとりがあるというのが大切なことです。ですから、全ての児童生徒と5分いや3分でもいい、一対一の面談をして、声をかけてあげてほしいのです。

#2020.6.7 結果として高ストレスの子どもを発見することももちろんできるのです。「この子やっぱりストレス高いな」、「え、この子が?」と、子どもたちのストレスチェックからのメッセージを読み取ろうとすることが大切なんです。そして、スクールカウンセラーとのカンファレンスでも、ストレスチェックは大切な子どもの声になります。市全体として取り組んでいる地域もあります。鳥の目になって、その地域の子どもたちのストレスの傾向を教育委員会が把握することで、心のサポート教育政策を立案できるわけです。

私のゼミの博士課程を終えた永浦拡さんが、A4、1枚でまとめてくれました。

健康チェックと連絡ノート」を用いた個別面談の例

0.面談をはじめる前に
・面談は、短い時間(5分~3分程度)でも構いません(各学校の状況に応じて実施する)。
・点数の高い子どもだけを面談すると、「どうして自分だけ…」と感じてしまうケースもあるかもしれません。時間等が確保できる場合は、クラス全員に5分-3分程度の面談を行い、要支援の子どもはあらためて面談することも方法のひとつです。

1.セッティング
 ・廊下に 椅子と机、並行してすわるか、ビニールシート。
 ・ほかの児童生徒は 自学自習。
 ・保護者に事前に個別面談の方法も含め通知(面談での感染リスクを心配する保護者には電話対応などで)
 ・道徳の時間ないし、放課後15分、3-4人ずつ毎日実施している学校もあります。

2.面談の導入
・面談には、リラックスしたムードで臨みます。「長い間、慣れない生活で大変だったね」「まだ顔が見られてうれしいよ」など、ポジティブな言葉をかけても良いかもしれません。
・健康チェックの内容に触れる前に、自粛期間中にがんばっていたこと(課題のこと、日常生活のこと)などを尋ね、これまでの本人のがんばりをねぎらうメッセージを送ります。

3.「心とからだ(ストレス)をチェックしてみよう」について
1)チェックシートを子どもと一緒にながめ、よくできている点について話します。
例:「毎日の楽しみがあるんだね。どんなこと?」「ごはんはきちんと食べられていて安心したよ」
2)ストレスが高い項目について、話題に挙げます。その際にできるだけ“ストレス=悪い・弱い”という印象を与えないように心がけるように声掛けをすると、子どもも安心して面談できるでしょう。
   例:「イライラが多かったのか、大変だったね」「こわいと思うのは、人間のとても自然な反応だよ」
3)ストレスが高い項目について、どのような工夫や対処をしているのか尋ね、正しい対処法を提案します。
   例:「眠れないときどうしてる?」「そんなときは動画で見たリラックス法をやってみるといいよ」

4.「毎日の生活をチェックしてみよう」について
1)チェックシートを子どもと一緒にながめ、ストレスチェックと同様に、よくできている点を指摘し、問題のある項目について、適切な対処法を提案します。
2)項目8「困ったことがあったとき、人に助けを求める」について取り上げます。
   例:点数が高い場合 → 「どんな人に相談するのかな?」「人に相談できるのはとてもいいことだね」
   例:点数が低い場合 → 「困ったことがあるとき、誰かに相談をするのは悪いことではないんだよ」

5.継続相談が必要と考えられる場合 … SCやSSWにつなぐことを提案する。
・面談者から「○○さんが困っているのが少しでも解決できるように、△△さんに相談してみるのはどうかな?」など、継続した支援を行うことについて提案します。
・子どもが拒否的な場合は、無理強いはせず、「いつでも相談できるからね」というメッセージを伝えたうえで、「誰だったらお話できそう?」と、子ども自身が相談しやすい人について尋ねても良いかもしれません。

5.回復の道筋を示す
・「大変な状況の中、誰もがストレスを感じるのは、とても自然なこと」と伝える。
・これからがんばりたいことなどを尋ね、「必ず元気になれるからね」「また学校で楽しく過ごせたらいいね」などの言葉かけをします。

文責:永浦 拡(西脇市SC / 神戸医療福祉大学人間社会学部)

 

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