2024年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 学校再開に向けての校長研修会 | トップページ | Covid-19子どもの心身のサポート研修会 »

2020年5月23日 (土)

保護者・児童生徒へのインフォームドコンセント(説明と同意)を

保護者・児童生徒へのインフォームドコンセント(説明と同意)を
                                  
チェックリストの保護者への事前の通知・許諾・任意性(テストでないので拒否できること)を伝え、実施にあたっては、児童生徒には、チェックリストは誰が見るのか、どのように活用されるのか、回答したくないときはしなくていいことを説明し実施することを徹底するとよいと思います。

チェックリストを子どもに提案するとき、スクールカウンセラーはつぎの5点を教育委員会・学校に助言するといいです。
①事前に、学校ないし教育委員会は、チェックリストの目的と活用について説明する「保護者へのお便り」を発信し、保護者からの意見を聴きます。
 (保護者と心のスクラムを組むことがこの危機を乗り越える大きな力になります。保護者の声に耳を傾けましょう)

②チェックリストは、「対処を学ぶ」ためのきっかけにして、「セルフケアを促進」するためのものであることが第一の目的です。
(ハイリスクの児童生徒を発見しようと、調べるために実施すると、大人は調べる人、児童生徒は調べられる人になってしまいます。体温を測って先生に伝えるなど体の健康については、その目的は社会的共通認識ができていると思います。しかし、ストレスなど心の健康については、日本の学習指導要領では9年間で数時間しかなく、実質的にストレスについて学ぶことなして大人になっていきます。そのため、眠れない⇒眠りのためのリラックス法など対処法があるよと気づくためのストレス反応項目を置いています。ストレスチェックリストは第一に自分が自分のストレスを知り、効果的な対処法を考える自分教材として位置づけています)

③チェックリストを見て、やりたくないと思った人はムリにやらなくていいです。
(今提案しているストレス反応5項目、日常生活行動8項目は、項目をみて、それで不快になることはほとんどないでしょう。しかし、ポスト・コロナウイルスの時期には、このアンダー・コロナウイルスの時期を思い出してつらくなることがあるかもしれません。そのような再体験や回避などトラウマ反応の中核反応を尋ねることがあったとき、ムリにやらずに、自分のペースを大事にすることが大切です)

④チェックリストは担任・養護教諭・スクールカウンセラー・管理職などがみて、個別のサポート(教育相談など)に使います。
(眠れないとか、自分が悪かったのかなという思っていても、それを担任にお話しする機会はほとんどありません。チェックリストの数字の〇はメッセージの表明です。メッセージは受けとめる人がいて、はじめて意味を放ちます。それを軽々に扱ってはいけません。「なかなか眠れない」の質問に、3に〇がついていたら、どれくらい眠れないのか、いつごろからなのか、昼間こんな活動をしたら眠れたということはないのか、聴いてあげてほしいのです。チェックリストは双方向コミュニケーションのツールなんです。)

⑤学校全体・地域全体の子どもたちの心身の状況について、チェックリストの統計的結果を伝えることが子どもたちの福利に貢献すると学校・教育委員会が判断したときは伝えます。
(a.教科学習には、テストがあります。しかしチェックリストはテストではありません。やりたくなければやらなくていいし、ストレス得点の高低は児童生徒の教科学習の成績と全く関係ありません。道徳は記述式の教育評価をしなくてはならなくなりましたが、個人の心とからだの健康チェックを教育評価の対象にしてはいけません。一方、「保健学」は、健康の仕組みを学ぶ科学ですから、これはテストを作成できます。しかし、心とからだの健康でのチェックリストはテストとしてはいけないのです。この新型コロナウイルスの危機を契機に、自分が自分の心とからだの健康を考える授業時間と、保健の授業時間との違いを明確にする必要があります。私は、心の教育35コマ=道徳25コマ+心とからだの健康10コマを小学1年生から中学3年生まで確保し、この授業時間では、道徳も含め、評価は一切しないことが望ましいと考えています。これは議論すべき重要な課題です。
b.プライバシーを守り、チェックリストの統計結果を学校・地域に還元することは、よりよい健康やかかわりを考える貴重な資料になります。例えば、いじめ被害加害チェックリストの集計したものを、学年や全体の結果として還元することは、この学校で〇%の人が「いやなことをいわれたりされたりしている」と訴えているんだ。そのことで、いじめの実態が見える化されます。自分はストレスが高いのだろうか、イライラするって当たり前って思っていたけど、意外とみんなイライラしていなんだ、と自分をふりかえるきっかけになります)


« 学校再開に向けての校長研修会 | トップページ | Covid-19子どもの心身のサポート研修会 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 学校再開に向けての校長研修会 | トップページ | Covid-19子どもの心身のサポート研修会 »