日本臨床心理士会作成「災害支援心理士の活動のためのガイドライン」2019/03/20
日本臨床心理士会が「災害支援心理士の活動のためのガイドラインを作成掲載しています。
ぜひ、日本臨床心理士会のHpにアクセスしてください。
このガイドラインは、災害後の心理支援の基本的姿勢と派遣システムが書かれています。それはとても参考になるのですが、
このガイドラインにかけているのは、災害前の減災の取り組みです。ガイドライン案にコメントをしたのですが、それが反映されておらず残念です。
「人は危機が迫っても逃げない心理がある」この正常性バイアスを乗り越えるのが、防災教育で、工学系出身の片田教授が、釜石で実践されてきた
防災教育のエッセンスです。
災害後の心理支援で困難をきわめるのが、なくなった人のそばにいた人たち(家族・クラスメイト・教師・同僚・上司・部下・知人)の心のケアです。
自殺に関わる心理支援のガイドラインには、自殺防止(Prevention)が大きな紙面をさくはずです。
なのに、日本臨床心理士会の災害支援心理士の活動のためのガイドラインには、Prevention(Disaster Mitigation Education)が入っていないのです。
ぜひ、ガイドラインに加筆してほしいと思います。東北沿岸部の被災地の、西日本豪雨の被災地の声を届けたい。
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