災害後の子どもの心のケア(3)平成30年7月豪雨:子どもの居場所ーNHKあさイチ
23日(月)のNHKあさイチで、西日本豪雨後の子どもの心のケアがとりあげられました。
岡山県倉敷市真備町の子どもたちの学童保育が放映されました。実は、この取材の日たまたま、この学童保育の活動に一日ごいっしょしていました。
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「あさ8時から夕方6時まで利用しています。この学童クラブの運営を担うのは地元のボランティアの人たちです。子どもと遊ぶのは大学生。」
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「 」は、NHKのナレーター、テロップです。
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くらしき作陽大学には、私と30年来の友人の特別支援教育のH教授がいます。若いころからの動作法仲間です。6月末には、兵庫リハビリテイション心理研究大会でもご一緒していました。まさか7月に豪雨災害があるとは・・・。それで、いちど、学童保育の活動をみてほしいと電話がありかけつけました。
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「片づけにおわれる保護者に代わって昼ご飯も用意しています。」
(子どもの母)「避難所はストレスがたまって子どももキーキー言い始めて、ここに通い始めたらつかれたら帰ってねるといういつものパターンで休めるんですごく助かっています」
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昼ご飯のソーメンを食べている映像
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(実は、片隅にちらっと私も写っていました。もちろん、弁当を買って持って行ったのですが、ソーメンも食べてくださいと。おいしかったですよ。)
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学童クラブ所長:若井暁さん「9月から小学校も児童クラブも再開すると思いますので、災害前の姿に戻るまではサポートしていけたらと思います」
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この若井所長の子どもへのかかわりがすばらしかった!だだをこねる子どもに、しっかりその子の気持ちを受けとめながらも、ほかの子の意見を聴き、子どもたちが自分たちで過ごしやすいルールをつくっていくことをサポートしていました。これは、保育のすごい専門性だなと感心してみていました。
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このあと、子どもは怖い夢をみるなど心のケアについて、セーブザチルドレンの取り組みで、「講師として招かれたのは精神科医の河嶌譲さん、小学校低学年の子どもの
遊びが紹介された」火葬場ごっこ。「災害をテーマとした遊びはよくみられるということです」
「だいじな遊びなんですね」・・・
と放映されました。
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子どもの居場所、すべての被災地で、子どもの居場所ー遊び場と学習の場を確保してほしい。その場に、子どもとかかわる大学生、保育者、心理専門家、重層的に子どもをサポートしたい。
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冨永先生
東日本大震災後、色々とお世話になりました 西宮の高井です。
ご無沙汰しております。
今回の西日本豪雨災害で子供たち為に何かができないかと、これまでも子供たちの支援や遊び場づくりををされてこられた方たちと話をしています。
先日、真備町やお隣の矢掛町に行ってきました。
私達にできる事など 色々と教えていただければ嬉しいです。
火曜日、京都に伺います。お会いできればうれしいです。
投稿: たかいちづ | 2018年8月20日 (月) 01時26分