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2018年6月26日 (火)

災害後の子どもの心のケア(7)熊本地震後の子どもの要サポートの状況

昨日、熊本県教育委員会・熊本市教育委員会共催の熊本地震後の子どもの「心のケア会議」が益城町広安小学校で開催されました。
会議に先立ち、小4年のクラスで、「心のサポート授業」が公開されました。たくさんの報道カメラに、授業前に、ハイテンションになっていた子どもたちに、担任の先生は、(授業の休憩時間ですから)「あと2分、さわいでいいですよ」と声をかけ、「心のサポート授業がもうすぐはじまりますが、サポートってどういう意味ですか?」と問いかけ、児童のいくつかの発言を受けて、「支えあうことですよね」と。そして、チャイムがなり、児童の挨拶で授業がはじまりました。「1週間前、大阪でなにかありましたよね」、「地震!」と児童から声があがりました。そして、2年前地震があって、それから、がんばってきたこと、うれしかったこと、を振り返ってみましょう」。活動をはじめるにあたり、スクールカウンセラーが心を落ち着けるリラックス法の実技がありました。そしてワークシートに、児童たちは一心不乱に、書きはじめました。7分間でしたが、まだまだ書きたいと。2分延長。4名の班になり、発表することになりました。ここでスクールカウンセラーが発表の心構えについてのメッセージ。真剣に聴くこと、聴いたあと拍手をすること、つぎの人が、感じたことを一言返してあげること、などを伝えて、分かち合いがはじまりました。
がんばってきたこと、大変なときにうれしかったこと、それを書いていくうちに、気持ちがあふれてくる児童に、スクールカウンセラーが寄り添っていました。そして、なんにんかの児童が発表。担任の先生とスクールカウンセラーの協働授業を参観させていただき、私も胸が熱くなりました。
そのあと、平成30年5月時点での、スクールカウンセラーによる支援が必要な児童生徒数の資料をもとに、心のケア会議がすすめられました。上益城郡では、震災以降最多となりました。詳細にみると、小1、小2、小3の児童に要サポートが多いのです。小3は、震災当時入学したばかりの児童です。小1は幼稚園・保育園年中、小2は年長の子どもたちです。
これは、東日本大震災の子どもたちと全く同じ傾向を示しています。岩手では、沿岸部の児童が約25%ほど、つよいトラウマ反応を示していました。例えば、”つなみ”という言葉を聞いただけで、うるうるしてしまう、といった反応です。
おそらく、幼児さんにとって、地震や津波といった出来事は、相当な恐怖だったんだと思います。地震がどんなことで起こるのか、知識がないわけですから。
やはり激震地では長期的な支援が必要だと思いました。

2018年06月25日 20:13 現在
熊本地震で被災した子どもたちを調査した結果心のケアが必要だとされる人数が上益城郡の小中学校で地震以降最多となっていることがわかりました。

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