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2016年9月

2016年9月23日 (金)

公認心理師法について(13)カリキュラム等委員会スタート

公認心理師法について(13)カリキュラム等委員会スタート

 

20169201012

公認心理師カリキュラム等委員会が開催され、資料が掲載されています。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-syougai.html?tid=380707

 

1,

今高校生、今大学生、今教員・・・将来、心理の仕事をしたい。スクールカウンセラーや医療での心理職で働きたい。そういう人たちにわかりやすい解説ページがあればいいですね。

たとえば、

. 今大学3年生です。教員養成の大学です。学校心理学コースで学んでいます。将来スクールカウンセラーになりたいので、臨床心理士養成大学院に進学し、臨床心理士の試験に合格すれば、なれるのでしょうか? 公認心理師の試験は受けられないのでしょうか?

といった疑問をもっている人はいますよね。

 

これには、資料2 公認心理師法の概要等 0000137275.pdfの2ページの経過措置をみれば、

 

施行前に4年生大学において省令で定める科目を履修(又は履修中)(附則第2条第1項第3号及び第4号)

施行後に大学院において省令で定める科目を履修

 

に該当していることがわかりますよね。

 

そうすると、「今心理学の講義や演習の授業の単位を取っているけど、それでは不足なのかな?進学を考えている大学院は公認心理師養成もするのかな?」と疑問がわきますよね。

 

10月はじめに検討委員会の下、ワーキンググループが作られ、具体に学部・大学院のカリキュラムが検討され、来年3月までに、カリキュラムが確定しますよね。そして、例えば、私が現在勤めている大学は8月に大学院の入試があるのですが、4月から5月か6月のわずか1-2ヶ月で、カリキュラム改革をしないと、8月入試の案内をだせないことになりますね。

 

2,

カリキュラムは、5領域(医療、教育、福祉、司法、産業)+災害支援をカバーでき、かつミニマムエッセンスの原理で構成してほしいですね。例えば、3団体案では、学部は46単位ですよね。そして、各大学は、その上に、特色をだしていけばどうでしょう。例えば、「スクールカウンセラー養成に力をいれていますよ」という大学では、学部で、小学校教員免許取得の単位をとり公認心理師受験資格の単位もとれる。学部で教育実習の経験があると心の健康授業への素地もできますよね。そして、心の健康授業を、大学院の臨床実践実習で、担任とTTで行う。そうすると、公認心理師の業である「第2条の4 心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供を行うこと。」の育成になりますね。

もちろん、医療での公認心理師養成に力をいれる、産業での公認心理師養成に力をいれる、そういう特色有る大学が有ってもいいと思います。

学部の単位を60単位と提案している案もあるようですが、それだと、そういう特色がだせなくなりますよね。

 

http://3dantai-kaidan.jp/siryou/003_curriculum_UG20151106.pdf

 

3,

公認心理師資格取得後研修の体制づくりを急いでほしい

今井たよかさんtwitterより

公認心理師の場合、国はまずカリキュラムを作って入り口を整えることで手一杯でしょうから、心理側が学会や職能団体による資格取得後の研修システムをできるだけ早く整備することが必要だと思います。(2016.9.20)

 

私もそう思いますね。特に、日本臨床心理士資格認定協会はこの研修システムの構築に中心となって動いてほしいですね。例えば、スクールカウンセラーのスーパーバイザーがすでに制度化されていますが、その資格は制度化されていませんから。

2016年9月10日 (土)

公認心理師法について(12)チーム学校、チーム医療・・・

  日本心理臨床学会第35回大会が終わりました。昨年の大会は、神戸国際会議場・展示場で行われ、国家資格・公認心理師法が成立した直後の大会でした。要でご尽力された山下貴司衆議院議員の講演が印象的でした。
 今年の大会では、スクールカウンセリングのシンポジウムと公認心理師に関するシンポジウムの話題提供者として登壇させていただき、いくつか、思うところがありました。
 
 ひとつは、文部科学省は、本気で、スクールカウンセラーの常勤化を考えているということです。文部科学省・児童生徒課課長が、チーム学校とスクールカウンセラーの常勤化についてお話されましたので、私は「常勤化は,1部ですか?」と尋ねましたら、課長は「国民への公平性から考えると、一気に常勤化したいのですが、人材はありますか?」「結果として、段階的に常勤化となるでしょう?」といった主旨のことをおっしゃいました(録音をとってない私の記憶からの再生ですから不十分かもしれません)。これは、今からカリキュラムが検討される公認心理師に大変な影響を与えるだろうと思いました。
 
 私のゼミで学んだ中学校教師2名が、臨床心理士資格を取得して、教師を辞して、東日本大震災の被災地で巡回型スクールカウンセラーとして活動しています。週5日、週29時間勤務です。一日6時間勤務ですが、6時間で仕事が終わることはほとんどないようです。常勤と同じように働きながら、教員時代の年収より200~250万円もダウンしてしまいました。スクールカウンセラーの時給は高いと、よくいわれますが、非常勤の制限があるため、これが現実でした。彼らはとてもよい活動を展開してくれています。教育事務所に配置され、複数の学校を巡回して、子どもさん、保護者さんのカウンセリング、予防的な心のサポート授業を教員と協働で実施、教員へのコンサルテーションとフル回転です。
 今のスクールカウンセラーの給与体制なら、臨床心理士資格取得後1年目の方も10年も20年のベテランも同じ給与です。若いうちはいいかもしれませんが、ベテランになると今の年収では厳しいでしょう。
 
 医療ではチーム医療が標榜され、長年の悲願であった心理専門職の国家資格は、心理臨床の専門職が国家資格を取得し、チーム医療に参画できるようになったわけです。
 精神科七者懇の心理職の国家資格委員会委員長は、これまでの医療での心理の役割を丁寧にお話され、とても紳士でいらっしゃいました。やはり、直接お会いしてコミュニケーションを図ることがとても大事だと実感しました。
 
 公認心理師の養成は、学部4年+大学院2年が基本です。実習は、医療分野だけでなく、教育分野、福祉分野も必須だと思います。特に福祉分野は、虐待を経験した児童生徒が生活する児童養護施設での実習は必須だと思います。また、公認心理師の業の4に、「心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供を行うこと。」と掲げられましたので、大学院では、学校で教員と協働で行う心の健康やストレスマネジメントなどの研究授業を実習で行うことが義務づけられるといいなと思いました。
 
 日本もやっと中国や西欧諸国のように、心の健康に関する授業や活動が、法のなかに、位置づけられる日が来るのではないかと期待しています。
 

2016年9月 8日 (木)

災害・紛争後の子どもの心のケア(10)台風10号の傷跡

  2016年8月31日に山田町で公開心のサポート授業と教師研修が予定されていたため、30日の夜は宮古の旅館を予約していました。しかし、台風の進路情報から、30日の午後は新幹線が止まるのではと予想されたため、朝一番で自宅をでて、東海道新幹線・東北新幹線を乗り継いで、12時まえには盛岡につきました。新幹線は4分の遅れのみでした。
 
  そして、31日7時にレンタカーで山田に向かいました。すでに、106号が不通になっていたため、どうやって沿岸部に車で行くかについて、情報をとるのがとてもむつかしかったです。レンタカー店も、情報をもってないんですね。レンタカー店が仙人峠が通れるかどうかの情報をもってないんです。ツイッターで、どうやら大船渡まわりの107号線は大丈夫らしいとのことで、遠野に向けて走りました。仙人峠が通れればいいがと思いながら、NHKラジオの8時前の交通情報でも、仙人峠の情報は流れませんでした。仙人峠が近づくと、電子看板に、「全面通行止め・旧仙人峠」と点灯していました。あれ、ひょっとして、仙人峠はとおれるのか?と思いながら、走っていると、仙人峠は通行可でした。仙人峠を走っていた9時前のNHK道路交通情報では、仙人峠が通行可ということを流していました。
 釜石市内が渋滞がありましたが、山田には10時すぎに到着し、授業と研修を終えました。宮古の旅館は床上浸水で、泊まれず、大船渡のホテルをとって泊まりました。
 
 9月1日宮古市内にはいりびっくりしました。宮古小学校地域が床上浸水していたらしく、家具や畳を外にだしている家がたくさんありました。これは、津波を思いだしたり、やっと再建してきたのに、この水害でつらいだろうなと思いました。
 
 岩泉の小本小中は津波で校舎がこわれ、この3月に新校舎でスタートしましたが、小本川の近くで子どもたちの家は大丈夫だろうかと心配しています。度々宿泊してきた龍泉洞のホテルや旅館、岩泉の町が心配です。
 
 ただ、子どもたちのサポートは、津波経験を生かして、教師とスクールカウンセラーがスクラムを組んではじめています。

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