熊本地震と心のケア(35)くまモン・心のサポート授業
くまモン心のサポート授業がはじまりました。
読売新聞が的確に紹介してくれています。
>東日本大震災後に岩手県内で実践したものに、余震への対処法を加えた内容で、睡眠など健康状態の確認、イライラした時の対処などについて考え、子ども同士で共有する。
1,健康チェックのワークシートへの記入
5項目(睡眠、イライラ、不安、体調、食欲)の健康チェックのあと、
と 「好きなこと楽しいことほっとすること」、「眠れないときの対処や工夫」、「余震への備えと対処」、「イライラへの対処や工夫」を一言書いてもらいます。
2,グループでの話し合いと発表
グループで1分間、話し合ったのちに、グループごとにひとつ発表→板書
・好きなこと楽しいことほっとすることの発表
・眠れないときの対処の発表のあとに眠りのためのリラックス(漸進性弛緩法)
・余震への備えと対処の発表のあとで、リーフレットで解説。安全感を確認しよう!
・イライラの対処の発表のあとに落ちつくためのリラックス(肩の動作法と呼吸法)
(テンポ良くやらないと4つを45分授業でやるのはむつかしい)
3,最後に授業の感想を記入
で構成しました。
防災と心のケアで安全・安心を取り戻そう!
防災行動で安全感を、からだをいたわりほぐす心のケア(自分が自分のからだにできる心のケアだよ)で安心感を!
低学年は4つはむりなので1つか2つくらいではないでしょうか。
中国四川大地震後には四川省教育庁が「心理援助」の授業を週に1コマ必須としてやるようにと通知をだしました。日本では、こういう授業をする時間が非常にかぎられているのが課題ですね。
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