熊本地震と心のケア(19)”地震”という言葉と”地震体験を聞く”ことを区別しよう!
”地震”という言葉は、決して、人の命を奪いません。言葉は安全です。
でも、”地震”という言葉は、トリガー(きっかけ刺激)になって、”こわかった地震のときの体験を思い出させます”。
この時期、話したくないのに、地震のときの体験を語らせようとしたり、絵に描かせようとすることは適切ではありません。
しかし、”地震があったら、ここは安全か判断して、適切な行動をとることをすすめたり練習することは大切です”。(問題に立ち向かう対処、ストレッサーへの対処)
<避難訓練のときに、こわかったことを思い出すかもしれないけど、それはとても自然なことだよ、でも、練習は安全だから、ドキドキは小さくなるよ。>(気持ちについての対処、ストレス反応への対処)と言ってほしいと思います。
ストレッサー(地震や余震)への対処をきちんと身につけること、これが、地震後の問題に立ち向かう対処です。
安全感がもてないときに、どんなに楽しい活動をしても、心から楽しめません。
心のケアというと、ストレス反応にのみの対処をイメージしてしまうから、「心のケアに違和感」といった発言が起こるのです。
正確には、「災害後のストレス対処」です。問題に立ち向かう対処(防災)と心とからだへの対処(心のケア)の両輪で、この困難を乗り切りましょう!
ストレッサーへの対処が重要なことは、「もうすぐ試験(ストレッサー)があるけど、心配、落ち着かない、イライラする(ストレス反応)」と子どもがいったら、<おもいっきり遊んで楽しめば、心配はどこかにいっちゃうよ>(ストレス反応への対処)とはいわないですよね。
<そうだね、わからない問題があったら、解けるように勉強しよう!>(ストレッサーへの対処)といいますよね。
でも、一杯勉強したけど、本番でかちこちになって、力が発揮できなかったら、悔しいよね、それで、落ちつくためのリラックス法(ストレス反応への対処)を身につけておくといいよ。
これと同じです。
防災(ストレッサーへの対処)と心のケア(ストレス反応への対処)の両輪で、このいまだかってない余震が続く地震に対処しましょう!
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