熊本地震と心のケア(17)学校再開-担任による健康チェック?
1 いつものように食べるきになれない
2 はき気がする
3 おなかがいたいことがつづく
4 下痢をくりかえす
5 ねむれないことがある、すぐにめがさめる
6 からだや目がかゆい
7 頭が痛いことがつづく
8 運動しないのに、心臓がどきどきする
9 なんとなくからだがだるい
・・・・
の項目でした。残りはわかりませんが、17項目のようです。
日常の健康チェックからはいり、トラウマの項目をいれてないのが、この時期
よい試みだと思いました。
学校再開後しばらくは、日常を取り戻す営みだと思います。
先生(担任)は、あなたの睡眠やイライラについて見守っているからね、つらいことを抱え込まなくていいのよ、というメッセージをこめて、健康チェックをしているのだろうと思います。
熊本県臨床心理士会が、これらを教師や指導主事の方たちと相談しながら、おやりになっているのでしょう。この災害には、とてもよい試みかもしれませんね。
東日本大震災後の学校再開6週間のあいだに、眠り、イライラ、体調、食欲の項目で構成した健康アンケートとイライラや眠りへの対処とリラックス法などのストレスマネジメント技法を組み合わせて実践しました。それを思い出しました。
また、ハリケーンカトリーナ後の心理支援では、スクールカウンセラーが、小児科チェックリストを活用して、ハイリスクの子どもをスクリーニングしたそうです。
さまざまな心身の反応が、大変な出来事による当然の反応で、どうすれば
それらをうまく収めていけるか、そのメッセージを送り、いかにセルフケア活動に
つなげていけるかが、今後の課題かもしれません。
« 熊本地震と心のケア(16)ストレスのチェックリストはなんのためにするの? | トップページ | 熊本地震と心のケア(18)”地震がこわいよー”と子どもがいったら? »
「心のケア」カテゴリの記事
- 災害後の子どもの心のケアー平成30年7月豪雨(6)広島県こども支援チーム(2018.07.27)
- 災害後の子どもの心のケア(5)平成30年7月豪雨:県外からの子どもサポート(2018.07.24)
- 災害後の子どもの心のケア(4)平成30年7月豪雨:兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科の活動(2018.07.24)
- 災害後の子どもの心のケア(3)平成30年7月豪雨:子どもの居場所ーNHKあさイチ(2018.07.23)
- 災害後の子どもの心のケア―平成30年7月豪雨(2)心身反応のあらわれかた(2018.07.19)
« 熊本地震と心のケア(16)ストレスのチェックリストはなんのためにするの? | トップページ | 熊本地震と心のケア(18)”地震がこわいよー”と子どもがいったら? »
コメント