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2016年4月15日 (金)

熊本地震と心のケア(2)安全安心の体験を②震災学校支援チームEARTH

 
兵庫EARTHは、阪神淡路大震災後に、兵庫県教育委員会が設立した支援チーム。
 
国内外の災害後の教育・心理支援を展開してきました。
2004年12月のインド洋大津波後のスリランカやインドネシア・アチェに、世界教職員組合(Education International)の学校再建とトラウマカウンセリングプロジェクトの一つとして
活動したこともあります。
 
この3月に、EARTHハンドブック改訂版ができたところです。
子どもにとって身近な教師が、子どもたちのさまざまな心身反応に適切な知識と方法をもってかかわれば、ほとんどの反応も収めていくことができます。
 
教師などの身近な大人のかかわりが大切です。そのために、教師がさまざまな子どもや大人のストレス反応を知り、どう対処したらいいかを整理しておくことが大切です。
 急性期に、県教育委員会、市教育委員会は、半年、1年の教育・心理支援の計画を立てるといいでしょう。
 
 たとえば、学校再開後、子どものストレスを知りたいので、「地震のことを思い出してくるしくなることがありますか?  ない、少しある、かなりある、非常にある」といったアンケートで調べようとすると、そのアンケートをするだけで、気分が悪くなる子どもがいます。
 また、そういったアンケートは、半年後、1年後と、「え、また地震のことを思い出させるの?」と拒否する大人や子どもが増えていき、できなくなります。時間が経過すると、回避(そのことに触れたくない、連想させるものを避けたい。”地震”という言葉も聞きたくない)の反応が強くなります。
 
 調べるためのアンケートではなく、自分が自分の心身反応を知り、適切な対処法を学び、適切な対処法を体験できる時間としてスクールカウンセラーと共同で授業として実施するといいでしょう。しかし、それは、かなり日常を取り戻した後のことです。
 学校再開後、まもなくは、睡眠、食欲、イライラなど、日常の健康チェックをして、よい対処を考えて分かち合う活動をするといいでしょう。
 学校再開後、クラスや学校で、被災体験の作文を一斉に書くというのも、適切ではありません。しかし、自発的に子どもが表現してきたときは、しっかりその表現を受けとめてあげましょう。
 そういったことが、コンパクトにEARTHハンドブック改訂版におさめられています。
 
 

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