熊本地震と心のケア(ストレス対処)(5)片田教授、広域避難を提案
昨夜のNHK7のニュースで、群馬大学・片田教授は、広域避難を提案しました。
いつ再び強い地震が来るかわからない状況で生活し続けるより、一時的にもリフレッシュできる体制を整えることを、政府・県市町村も考える必要があるかもしれません。
先例としては、中越地震の山古志村全村避難、東日本大震災後の沿岸から内陸への避難、福島原発事故後の避難があります。
この「広域避難」にともなう「心理的問題とストレス」への対処も視野に入れておく必要があると思います。
1,支援を受けるから自立への支援を:沿岸から内陸に避難した例のうち、旅館へ避難した人たちは食事も十分でありはじめはよかったのですが、長期になると、気力が失われ、、抑うつが課題になっていったと報告されています。これは、支援が自立に向けた支援ではなく、「してあげる」支援になってしまったことが考えられます。
2,広域避難を選ぶ人と留まる人との感情的対立:どうしても自分と異なる選択をした人へのネガティブな感情がわき起こります。これを乗り越えるためには、同じ出来事でも、受けとめ方・考え方はそれぞれ異なるという個別性をお互いが尊重することです。
3,長期になると被災体験を心に封印してしまいがちになることとわかり合えないつらさ:広域避難を受け入れた人たちと避難してきた人たちとの心の行き違いが生じることがあります。たとえば、非常事態ですから、親戚が一時的に避難を受け入れたとしても、すぐにお互いが日常に戻らざるえません。そこで生じる心理的な課題に対しても、お互いの日常をいたわる、ということにつきるかもしれません。
私の知り合いが、熊本に支援に入り、第一報<熊本人のとてつもない温かさに感激、さすが くまもんの地>といった知らせをくれました。 災害や苦難を乗り越える力は、まさに、この「人のあたたかさ」かもしれません。
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