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2015年4月 4日 (土)

公認心理師法について(2)公認心理師推進ネットの紹介

公認心理師推進ネットワークが、とてもよい情報発信をしています。日本臨床心理士会代議員選挙では、だれが推進派なのかがわかったし、Voiceのコーナーでは、臨床心理士からの熱いメッセージだけでなく、精神科医からのメッセージも寄せられています。

最新の松本俊彦先生のメッセージは圧巻で、まさに私が日頃感じていることを痛快に文章にしてくださっています。松本先生のメッセージに触発され、思いう浮かぶままに、書いてみました。

★臨床研究をやってほしい 

 修士論文は質問紙調査法による研究をやっても、臨床分野で仕事をしはじめるとパタリと調査研究から身を引いてしまう。日本の臨床心理士は、そのとうりです。一方尺度研究は、現場で使えるものがない。日本の基礎系心理学への警告ですね。

 大災害後、緊急支援にはいったスクールカウンセラーへのインターネット調査を日本臨床心理士資格認定協会の研究助成で行いました。また、日本心理臨床学会支援活動委員会では、発災から2年半後、ある県の養護教諭全員への心のケア・心のサポートアンケートを実施しました。それらの共同研究にあたってくれる人が極めて少ないことに驚きました。

 中国には、四川大地震後、日本心理臨床学会・日本臨床心理士会派遣で、2週間後に、四川省の隣の重慶の西南大学に支援にはいった経緯から、JICA四川大地震人材育成プロジェクトにかかわるようになり、中国の心理専門家と深く交流を続けています。中国は、基礎と臨床の両方をうまくすすめています。中国科学院という北京大学と双璧の研究者集団が、被災地に心理援助ステーションを作り、そこに滞在しながら、臨床研究も並行して進めていました。当時、このシステムだと、日本の臨床心理学はあっというまに、中国に遅れをとるだろうと思ったことが今まさに現実になろうとしています。

★大学教員の選考について

松本先生のメッセージのなかで、「臨床心理学の教員ポストは、学閥的サークル内のコネクションが重要であり、そのために、若い臨床心理士は、著名な臨床心理士の取り巻きとなったり、そうした人が主催するサロン的研究会に日参したりすることに熱心となる。」とありますが、少なくとも本学の教員選考に関しては、そのようなことはありません。学術誌の論文内容、論文数、第一著者の論文ばかりか、共著論文も評価対象になります。私の大学では、力動系、行動系、発達、トラウマ、精神保健とさまざまな分野のさまざまな方法論をもった研究者がチームワークよく仕事をしています。国立独立行政法人の多くの大学の人事選考はそうだと思います。ですから、若手の臨床心理士は医師との共同研究もどんどんやってほしいと思います。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

先生のおっしゃるとおり、院を出ると、研究から離れてしまうのは私も勿体無いと思います。
臨床に出てからこそ、実践に根ざした有意義な研究ができると思います。
ただ、社会に出ると、ゼミで行われるような密な議論をしたり、妥当な研究デザインなどを指導してもらえる環境にはなかなかめぐり合えず、また統計ソフトからも縁遠くなってしまうということで、環境的に難しいと感じる部分もあります。
ゼミで先生に指導をいただくことの有難さを、実感しています。

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