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2015年4月11日 (土)

公認心理師法について(3)さあ船出のとき!

 臨床心理士養成大学院協議会の会報21号(2015年3月31日)に伊藤良子・国家資格検討委員会委員長が、「また、多くの臨床心理士が修正を願っている医師の指示条項については、大きな困難を乗り越えてチーム医療推進会議を厚生労働省に発足させた議員ご本人から「チーム医療を推進するためにも、医師の指示条項は弊害になるのではないですか?」とのご意見もいただきました。」と記載しています(5p)。

http://www.jagpcp.jp/letter/vol_21.pdf

 ここで疑問があります。この議員はどなたで、いつの発言なのだろうかと思います。議員ですから、公人であり氏名を伏せることはないと思います。

 ちなみに、「チーム医療の推進に関する検討会の報告書(平成22年3月)」が発刊されています。そのなかで、例えば、「保健師助産師看護師法(以下「保助看法」という。)第37条に規定する医師から看護師への「指示」については、看護師が患者の状態に応じて柔軟に対応できるよう、患者の病態の変化を予測し、その範囲内で看護師が実施すべき行為を一括して指示すること(包括的指示)も可能であると解されているが、「包括的指示」が成立するための具体的な要件はこれまで明確にされていない。」など、指示の課題が議論されています。

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/03/dl/s0319-9a.pdf

 ここで重要なことは、この報告書のなかに、「臨床心理士」や「臨床心理技術者」という用語がないということです。文章を検索してもヒットしない。まして、「心理」という用語もないのです。委員のなかに心理専門家はいません。すなわち、心理専門家は「チーム医療」のなかに位置づけられていないのです。

 公認心理師法の公認心理師は診療補助職ではありません。その法案のなかに記載された42-2の「指示」が具体にどのような行為をさすのか、それは、「チーム医療」のなかにはいって議論し明確化していくことではないでしょうか。

 それとも、「チーム医療推進会議を厚生労働省に発足させた議員」を中心に、公認心理師法に替わる臨床心理職の国家資格法案が用意されていますか?そんな話は微塵もきいたことがありません。

 2011年3月15日、卒業式を中止した校長メッセージふと浮かんできました。

http://niiza.rikkyo.ac.jp/news/2011/03/8549/

 いかなる困難に出会おうとも、自己を直視すること以外に道はない。

  いかに悲しみの涙の淵に沈もうとも、それを直視することの他に我々にすべはない。

  海を見つめ。大海に出よ。嵐にたけり狂っていても海に出よ。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 船出の時が来たのだ。思い出に沈殿するな。未来に向かえ。別れのカウントダウンが始まった。忘れようとしても忘れえぬであろう大震災の時のこの卒業の時を忘れるな。

  鎮魂の黒き喪章を胸に、今は真っ白の帆を上げる時なのだ。愛される存在から愛する存在に変われ。愛に受け身はない。

伊藤先生!被災地で活躍しているお弟子さんたちと、一緒に船にのりましょう!

伊藤先生らの英知は荒れ狂う海のなか安全に舵をとり帆をすすめていく力になると思いますよ。

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