シンポジウム 道徳授業といじめ防止 2015年3月14日午後
兵庫教育大学平成26・27年度「理論と実践の融合」に関する共同研究
公開シンポジウム「道徳授業といじめ防止」
話題提供者
柳沼良太(岐阜大学大学院教授)
「認知・情緒・行動をバランス良くとりいれた道徳授業」
井上真一(兵庫教育大学大学院/兵庫県中学校教諭)
「道徳授業とストレスマネジメント授業によるいじめ防止」
永浦拡(兵庫県スクールカウンセラー・兵庫教育大学連合大学院博士課程)
「スクールカウンセラーがいじめ防止にできること」
指定討論
淀澤勝治(兵庫教育大学准教授)・中村和子(小野市立来住小学校校長)
司会・企画
冨永良喜(兵庫教育大学大学院教授)
日時:2015年3月14日(土)13:30-16:30
会場:兵庫教育大学・神戸ハーバーランドキャンパス
住所:〒650-0044 神戸市中央区東川崎町1-5-7 神戸情報文化ビル3階 国立大学法人兵庫教育大学 神戸ハーバーランドキャンパス事務室
会費:無料
申込方法:e-mail( tominagayoshikilabo@gmail.com )にて事前に申し込みください。
定員(40名)をもって締め切りとさせていただきます。
いじめや親からの虐待など、子どもを取り巻く現状は憂慮すべき現実があります。いじめや暴力から子どもを守り、子どもを育む社会をどのように教育システムとして作っていくかは、わが国に最も求められている課題のひとつです。いじめ防止対策推進法が制定され、道徳教育の充実が明記されました。しかし、読み物教材に偏った今までの道徳授業で果たしていじめ防止ができるのだろうかと疑問を抱いていました。ところが、文部科学省・道徳教育の充実に関する懇談会は「「道徳的実践力」をより効果的に育成し、将来の「道徳的実践」につなげていくための手段として、例えば、児童生徒に特定の役割を与えて即興的に演技する役割演技(ロールプレイ)や、実生活の中でのコミュニケーションに係る具体的な動作や所作の在り方等に関する学習、問題解決的な学習などの動的な活動がバランス良く取り入れられるべきである。」と提言しました。
それを受けて、文部科学省・教育課程部会・道徳教育専門部会にて「道徳に係る教育課程の改善等について(答申)」が取りまとめられました。その専門部会の委員として、道徳の時間に道徳的行為も取り入れて行うべきと一貫して発言されてこられた柳沼良太先生に本シンポジウムの話題提供をお願いしたところ、快諾いただき、本企画となりました。
本シンポジウムに関心のある教育関係者・スクールカウンセラー・子どものサポーターにご参加いただき、いじめや暴力からおとなが子どもを守る教育のあり方だけでなく、いじめや暴力から子どもが自分を守る教育、子どもやおとながいじめや暴力をしない教育のあり方や教育システムを、今回は「道徳の時間になにができるか」を中心に考えたいと思います。
本シンポジウムは、兵庫教育大学平成26・27年度「理論と実践の融合」に関する共同研究「いじめと災害ストレスへの心の健康教育と道徳教育と防災教育の包括的教育プログラムの作成と検証」(代表者・冨永良喜)の活動として行われます。本シンポジウムの参加者へのアンケートや参加者のご意見・ご感想を報告書に掲載することがあります。どうぞよろしくお願いいたします。
※当初、3月8日(日)を予定していましたが、3月14日に変更になりましたのでご留意ください
「moraledubullyingsympo.pdf」をダウンロード
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