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2014年12月27日 (土)

道徳の時間にできること

昨年12月26日に文部科学省のHpに、道徳教育の充実に関する懇談会報告が掲載された。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/096/houkoku/__icsFiles/afieldfile/2013/12/27/1343013_01.pdf

道徳の時間には、道徳的実践力の育成が目的とされてきた。

「道徳的実践力」というと、たとえば、怒りがわいて振り上げた拳を下ろす、いじめられている人をみて「やめろ!」と介入する、そういった行為や行動を含むと思いがちである。

ところが、道徳学では、これは、「内面的資質」であり、行為や行動を含まない。

そのため、道徳の時間には、道徳的実践力(内面的資質)を培うのが目的であり、拳を下ろすような落ち着くためのリラクセーションといった体験的活動を取り入れてはならない、

というのがわが国の道徳の時間の指導案の骨子だったようです。

そのため、読み物教材が主流で、道徳的価値を学ぶことに重きが置かれてきたのです。

読み物を読み解くだけで1コマが過ぎていきます。

これで果たして、いじめ防止につながるのだろうか、と疑問がわきます。

文科省の道徳の専門家会議が、現在の道徳の時間で行われている活動に、もっと、役割演技や動作化などの体験ととりいれなさいと、報告書を取りまとめたのです。

それを受けて、今年度は、道徳教育専門部会が、設置され、提言がとりまとめられています。

しかし、それを読むと、昨年の報告書よりも、後退した感が否めません。

それは「・・・があってよい」と結ばれている点です。

「すなわち、学習指導要領解説において、「道徳性の育成においては、道徳的習慣をはじめ道徳的行為の指導も重要」と示されているが、このことは、道徳性の育成のための指導方法の一つとして、道徳的習慣や道徳的行為に関する指導を行うことの重要性を示すものである。例えば、学校教育の様々な場面において、具体的な道徳的習慣や道徳的行為について指導を行うことがあるが、その際、最終的なねらいとしているのは、指導を通じて、道徳的習慣や道徳的行為の意義を理解し、自らの判断により、進んで適切な実践ができる資質・能力を育てることである。
また、道徳の時間において、道徳的習慣や道徳的行為に関する指導を一切行ってはならないということではない。道徳の時間においても、道徳的価値の自覚に基づき、道徳的行為を主体的に選択し、実践するための資質・能力力を育む上で効果的と考えられる場合には、児童生徒の発達の段階を踏まえ、必要に応じ、例えば、基本的なマナー、人間関係の形成やコミュニケーションの在り方などの道徳的習慣や道徳的行為について、その意義を含めた指導を取り入れることがあってよい。」

ただ、この専門部会に、一人、行為や行動を重視している委員がいます。

>以上から,道徳的実践力は,道徳性の行動的側面を構成する要素という本来の意味に戻した上で,道徳授業の目標の中に道徳的実践力の育成を入れてはどうかと思います。

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