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2022年8月16日 (火)

生徒指導提要改訂素案(試案)を読んで(4)令和4年7月22日時点版を読むー自殺未然防止教育に道徳授業は?

大津中学生いじめを苦にした自殺事件を受け、いじめ・自殺防止のために、道徳を教科にしたのに、


自殺未然防止教育には、「道徳教育」という文言は1か所あるが、「道徳の授業」で自殺未然防止教育を、という記述はみあたらない。


 
191p 図8.3.1自殺予防につながる発達支援的生徒指導の 
課題未然防止教育として 「SOSの出し方教育を包含した自殺予防教育」の実施(保健体育の授業や学級活動・HR活動等における取組)と具体的に授業例(保健体育、学級活動など)が示されているが、ここに「道徳の授業」はない。ここに、道徳の授業と総合的な学習(探求)をいれるべきだろう。
一方、〇〇教育としては、193pに「道徳教育」ははいっている。道徳教育は、すべての教育活動のなかで行われるべきというのが文部科学省の考えであるが、肝心の「道徳の時間」に「SOS出し方教育を包含した自殺予防教育」を行えないのなら、

「いじめ・自殺防止のために道徳を教科にする」と掲げたのは、大津のいじめを苦にした事件を利用したのではないかと推測してしまう。
道徳学者は、道徳の時間に自殺防止授業ができないのなら、道徳学者は、年間35時間の道徳の時間を、そのうち10-15時間は心の健康の時間にすることを考えてほしい。

その際、自殺予防につながる教育活動全体を、児童生徒が「未来を生きぬく力」を身につけるという視点から、生徒指導・教育相談・キャリア教育・健康教育・道徳教育・特別支援教育を横断する重要課題として位置付け、教科の学習と教科外の活動を通じて知識と体験の融合を図りながら、全校体制で進めることが大切です。(193p)

2022年8月10日 (水)

生徒指導提要改訂素案(試案)を読んで(3)令和4年7月22日時点版を読むーいじめ・暴力防止には総合的な学習の時間も使える

生徒指導提要改訂は3月29日に試案が公開され、試案を追加修正された素案が7月22日に公開された。


積極的生徒指導を強く打ち出し、特に、いじめ未然防止教育、暴力未然防止教育、自殺予防教育など、未然防止・予防教育を強く打ち出しているのが特色の一つだ。


ただ、2015年道徳の教科化が決まり、名目上、「いじめ・自殺防止に道徳の教科化を」によって、それまで道徳の時間に行うことができていた


構成的グループエンカウンターやソーシャルスキル、ストレス学ぶ授業は行えなくなった。東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震の被災地では、道徳の時間に、心のケア授業(自分のストレスやトラウマストレスを知り、望ましい対処を体験的に学ぶ授業)を行えなくなった。


なぜ、児童生徒の苦悩に寄り添った教育政策とならなかったのかの反省は必要だが、予防教育・未然防止教育の充実は待ったなしだ。


2021年3月8日参議院予算委員会では伊藤孝江議員が小1から高3まで心の健康授業を行えるようにと質疑し、文科大臣は総合的な学習の時間でも行うことができると答弁した。


試案を読むと、総合的な学習と生徒指導の項はあるが、心の健康やストレスを総合的な学習で学べるという記載がなかったため、関係者に、そのことを申し入れた。


今回、素案ができたことで、もう一度よく読むと、各論;いじめ、暴力・・・などには、授業として、総合的な学習についての記載があることに気づいた。試案では、記載されている位置がみつけにくいことも一因だったが、いじめ、暴力の未然防止には、総合的な学習が活用できることを文科省が発信していると理解してよい。


そのうえで、気づいたことを列挙したい。

生徒指導提要改訂版(7月22日時点、3月29日時点)を読み直してみました。
未然防止教育に関していれば、
5.3.2暴力行為の未然防止教育 には
 暴力行為の未然防止をねらいとする教育としては、特別の教科である道徳、総合的な学習(探求)の時間、特別活動などの時間を活用し
 ・教職員が、暴力や非行をテーマとした授業・ガイダンスをおこなうこと、
 ・外部の講師を招いて、暴力防止、非行防止、薬物乱用防止、ストレスマネジメント、アンガーマネジメントなどに関する講和を行うこと
 (外部の講師だけでなく、担任とスクールカウンセラー共同の授業がいいのですが)

と記載されており、授業の枠も明示しておりわかりやすいです。これは、3月29日時点版でもおよそ同じ内容(書きぶりはもっとわかりやすくなっています)が記載されていたことに気づきました。

また、
4.3.2いじめの未然防止教育には
・・・生徒指導はもとより、教科の学習、道徳や総合的な学習(探求)の時間、特別活動、体験学習などを通じて継続的に行うことが大切です。(129p)
と記載されています。これも3月29日時点版にも記載されていましたが、文章の置かれた位置が未然防止教育の冒頭にあり、わかりやすくなりました。
ただ、いじめの構造やいじめ加害をする児童生徒の心理や背景・ストレスについての視点はあるのですが、いじめ被害が心身にどのような打撃を与え、どうすれば回復できるかについての学びの視点が抜けているようです。それには、心の健康教育、授業の枠としては、保健授業(小5と中1しかないのですが)と総合的な学習の時間が使えると思います。

6.5.2喫煙、飲酒、薬物乱用防止に関する指導 には
学校における喫煙、飲酒、薬物乱用防止教育は、・・小学校の体育科、中学校及び高等学校の保健体育科、特別活動の時間はもとより、道徳、総合的な楽手の時間等の・・・
と記載されており、項のタイトルは、・・・に関する喫煙・飲酒・薬物乱用防止教育 の方がわかりやすいかなと思いました。

第8章 自殺
では、自殺予防教育の構造が記述され、大変わかりやくいのですが、「総合的な学習(探求)」という文言がみあたりません。大人の自殺は経済不況と関連があったり、コロナ禍で若者の自殺が増加したり、有名人の自殺報道によって増加するなど社会現象と緊密に関連することもあり、ぜひ、「総合的な学習(探求)」をどこかに入れていただければと思います。

なお、非自殺性自傷(non-suicidal self-injury)が入ったことはとても良かったと思います。
厚労省のHp「自傷」というサインには、自傷が脳内ホルモンを分泌させ、つらい記憶や感情を和らげる働きがあり、しかし、繰り返すうちに、ホルモン分泌が少なくなり効き目がなくなり、傷が深くなり、自殺のリスクがあがる、そのため、本人に寄り添いながら、自傷でないつらい記憶感情への対処方法の提案(松本俊彦2009)が大切だとされており、これは、保健か総合的な学習の時間での学びが適切だと思います。

また、不登校の章では、
10.3.2 課題未然防止教育 とあり、不登校未然防止教育と書けないのはわかるのですが、
心理教育プログラムの授業時間・活動時間が道徳が教科になり、道徳の時間が使えなくなったため、とても時間数がとぼしいのが現場の現状です。
出来事➨考え➨感情➨行動 の考え・感情・行動のトライアングルを小学校中学年から毎年テーマを変えて学ぶこと(試合でミスをしてチームが負けた、期末テストの成績が悪かった、好きな人に告白してふられた、LINE既読スルーなど)で、悲観的考えをする傾向がないか考え、ほかの考えはないかを探す学習です。これは鬱予防、不登校予防、自殺予防につながります。これは、道徳ではなく心の健康授業でできることです。現行では道徳の時間ではむずかしいので、総合的な学習の時間を年間計画を立てて行うことかなと思いますが、

つぎの学習指導要領改訂では、道徳の年間35時間を「心の教育」の時間として、道徳20時間、心の健康15時間などバランスのとれた改革を望みます。

 


<

2022年6月 4日 (土)

ウクライナの避難者・人たちの心のケア(11)ウクライナで最も一般的な要請は心理的問題と闘うための支援である

ウクライナ語で ウクライナ、トラウマ(Україна  Психолог)でGoogle検索すると
①WHOによる心理支援のニュースがトップでヒットしました。

②この国家をあげての心理支援プログラムの要人はゼレンスキー大統領夫人との記事もありました

https://suspilne.media/246457-najposirenisim-zapitom-v-ukraini-e-dopomoga-v-borotbi-z-psihologicnimi-problemami-vooz/

 https://www.ukrinform.ua/rubric-uarazom/3488666-olena-zelenska-zapocatkovue-nacionalnu-programu-psihologicnogo-zdorova-ukrainciv.html

 

 

自動翻訳すると、

 

ウクライナで最も一般的な要請は、心理的問題と闘うための支援である - WHO
アナスタシア・イズヴォシチコワ
·
6月3日 17:35
ウクライナで最も一般的な要請は、心理的問題と闘うための支援である - WHO
メンタルヘルスプログラムに取り組むWHO、写真:WHO
世界保健機関(WHO)はウクライナでメンタルヘルスプログラムの創設に取り組んでおり、現在最も一般的な要請は不眠症、不安、悲しみ、心理的苦痛と戦うための支援です。

 

これは、組織の公式プレスリリースに記載されています。

 

「WHOはウクライナのオレナ・ゼレンスカ大統領夫人の事務所と協力して、すべての人がアクセスできる全国的なメンタルヘルスプログラムを開発しています」と声明は述べています。

 

また読む: 医師との無料相談を受ける方法.
WHOはまた、ウクライナの増大する人道的ニーズを支援するために、ウクライナで更新された1億4,750万ドルの緊急援助アピールを提出しました。

 

このうち8,000万ドルは医薬品の配布や命を救う保健サービスの提供などの国内支援に必要であり、ポーランド、チェコ共和国、モルドバ、ルーマニアなど難民を受け入れている国を支援するためにはさらに6,750万ドルが必要です。

 

ウクライナで最も一般的な要請は、心理的問題と闘うための支援である - WHO
ウクライナで最も一般的な要請は、心理的問題と闘うための支援、WHOだ。メンタルヘルスプログラムに取り組むWHO、写真:WHO
さらに、組織は、負傷、大量死傷者、火傷、化学物質曝露など、戦争の結果と戦うための訓練と訓練を実施しています。

 

「WHOはウクライナ保健省を支援し、必要な医療用品と機器を提供するために可能な限りのことをしています。しかし、ウクライナが最も必要としている唯一の医薬品、WHOが提供できない医薬品は平和だ。我々はロシア連邦に戦争を終わらせるよう求める」とテドロス・アドハノム・ゲブレジェスス事務局長は述べた。

 

私たちが知っていること
ウクライナのオレナ・ゼレンスカ大統領夫人は5月18日、WHO欧州地域事務所長のハンス・クルーゲ博士と会談した。両当事者は、心理的支援の国家プログラムの作成の見通しについて議論した。
WHOはウクライナにおけるロシアの侵略を非難した。
6月8日にキエフでは、戦争のためにストレスを経験している人々を支援するためのセンターを開始します。

 

 

②オレナ・ゼレンスカがウクライナ人の心理的健康の国家プログラムを開始
21.05.2022 12:53
戦争はウクライナ人の精神的健康に取り返しのつかない影響を与えているので、今、医療制度は援助のために準備しなければならない。現在、ウクライナでは、ウクライナ人の心理的健康のための国家プログラムである大規模なプロジェクトが進行中です。
Ukrinform特派員によると、これはウクライナのファーストレディOlena Zelenskaによる全国放送のインタビューで述べられ、メンタルヘルスの話題についてコメントしました。

 

「今、私はこの問題に関する大きなプロジェクトを始めています - これはウクライナ人全体の心理的健康の国家プログラムです。私は騙したくないので、戦争の恐ろしい結果について話したくありませんが、私たちは皆心理的な圧力を受けます。私たちのほとんど全員が、戦争中と終戦後の両方で心理的な問題を抱える可能性があります」とゼレンスキーは言いました。

 

彼女は、人口の一部が最も影響を受けていると指摘しました - 子供、高齢者、愛する人を失った人々、家。さらに、これらは戦争から帰還し、しばしば心的外傷後障害を有する兵士である。

 

「もし私たちが今、グローバルな心理的支援システムをやらなければ(そして昨日それを始めるべきだった)、私たちは戦後すぐにだけでなく、おそらく10年後、そしてそれ以降に大きな悪い結果をもたらす可能性があります。これらすべての悪い結果は、私たちが今何もしなければ、私たちを待っています。だからこそ、私たちはこれに多くの努力を払ってきました」とファーストレディは言いました。

 

現在、ウクライナは誰の支持を得ており、軍事的トラウマを抱えて働いている米国、イスラエルから検査と議定書を受けている。

 

オレナ・ゼレンスカはまた、専門家が焦点を当てるべき重要な点を理解するために、心理的支援を提供する既存のシステムを監査する必要があると強調した。

 

勝利の後、女性と男性の賃金格差の基準を変更する価値があります - ゼレンスキー
2月24日、ロシア連邦はウクライナに対する戦争の新たな段階、すなわち全面的な侵略を開始した。ロシアの侵略者は、ウクライナの平和な町や村を砲撃し、爆撃し、民間人を拷問し、殺害している。

 

米国、EU、その他の国々は、ロシアに制裁を課し、課し続けている。

 

Найпоширенішим запитом в Україні є допомога в боротьбі з психологічними проблемами — ВООЗ
Анастасія Ізвощікова
·
3 червня, 17:35
Найпоширенішим запитом в Україні є допомога в боротьбі з психологічними проблемами — ВООЗ
ВООЗ працює над програмами психічного здоров'я, фото: ВООЗ
Всесвітня організація охорони здоров'я працює над створенням програми психічного здоров'я в Україні, оскільки зараз найпоширенішим запитом є допомога в боротьбі з безсонням, тривогою, горем і психологічним болем.

 

Про це йдеться в офіційному пресрелізі організації.

 

"ВООЗ співпрацює з офісом першої леді України Олени Зеленської над розробкою загальнонаціональної програми психічного здоров’я, доступної для всіх", — сказано в заяві.

 

Читайте також: Як отримати безплатну консультацію лікаря. Пояснення від МОЗ
ВООЗ також подала оновлене Звернення щодо надання допомоги через надзвичайну ситуацію в Україні на 147,5 мільйонів доларів, щоб підтримати зростаючу гуманітарну потребу України.

 

Зазначається, що з цієї загальної суми 80 мільйонів доларів потрібні на підтримку всередині країни, таку як розподілення ліків та надання життєво важливих медичних послуг, а ще 67,5 мільйонів доларів потрібні на допомогу країнам, які приймають біженців, включаючи Польщу, Чехію, Молдову та Румунію.

 

Найпоширенішим запитом в Україні є допомога в боротьбі з психологічними проблемами — ВООЗ
Найпоширенішим запитом в Україні є допомога в боротьбі з психологічними проблемами — ВООЗ. ВООЗ працює над програмами психічного здоров'я, фото: ВООЗ
Крім того, організація проводить навчання та тренінги для боротьби з наслідками війни – травмами, масовими жертвами, опіками, хімічним впливом тощо.

 

"ВООЗ робить усе можливе, щоб підтримати Міністерство охорони здоров’я України та надати необхідні медичні засоби та обладнання. Але єдині ліки, яких Україна найбільше потребує, – ті, які ВООЗ не може надати, – це мир. Ми закликаємо Російську Федерацію припинити війну", — наголосив генеральний директор ВООЗ Тедрос Адханом Гебрейесус.

 

Що відомо
Перша леді України Олена Зеленська 18 травня зустрілася із директором Європейського регіонального бюро ВООЗ доктором Гансом Клюге. Сторони обговорили перспективи створення національної програми психологічної допомоги.
ВООЗ засудила агресію РФ в Україні.
В Києві 8 червня запрацює центр допомоги людям, які переживають стрес через війну.
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②Олена Зеленська започатковує Національну програму психологічного здоров’я українців
21.05.2022 12:53
Війна завдає непоправного впливу психічному здоров’ю українців, тож вже зараз система охорони здоров’я повинна готуватись до надання допомоги. Наразі в Україні розпочинається великий проєкт - Національна програма психологічного здоров’я українців.
Як повідомляє кореспондент Укрінформу, про це в інтерв’ю в загальнонаціональному ефірі сказала перша леді України Олена Зеленська, коментуючи тему психічного здоров’я.

 

«Зараз я розпочинаю великий проєкт з цього приводу – це Національна програма психологічного здоров’я українців в цілому. Тому що не хочеться наврочити, не хочеться казати про страшні наслідки війни, але ми всі отримуємо психологічний тиск. Майже кожен з нас може мати психологічні проблеми і під час війни, і після її закінчення», - сказала Зеленська.

 

Вона зазначила, що окремі частини населення піддаються найбільшому впливу - це діти, літні люди, люди, які втратили свої близьких, домівки. Крім того, це військові, які повертаються з війни та часто мають посттравматичний розлад.

 

«Якщо зараз ми не зробимо глобальне в системі психологічної допомоги, (а ми мали б розпочинати це ще вчора), можемо мати великі погані наслідки не тільки одразу після війни, а можливо, й через 10 років і далі. Всі ці погані наслідки нас очікують, якщо ми зараз нічого не зробимо. Тому ми розгорнули велику роботу з цього приводу», - наголосила перша леді.

 

Наразі Україна має підтримку ВООЗ, отримує експертизи та протоколи зі США, Ізраїлю, які працюють з військовою травмою.

 

Олена Зеленська також наголосила, що необхідно зробити аудит існуючої системи надання психологічної допомоги, аби зрозуміти критичні точки, на яких мають зосередити увагу фахівці.

 

Читайте також: Після перемоги варто змінити нормативи щодо різниці в оплаті праці жінок і чоловіків - Зеленська
24 лютого російська федерація розпочала новий етап війни проти України - повномасштабне вторгнення. російські загарбники обстрілюють і бомбардують мирні міста й села України, катують і вбивають мирне населення.

 

США, ЄС та інші країни ввели та продовжують запроваджувати санкції проти росії.

2022年5月18日 (水)

ウクライナの避難者・人たちの心のケア(10)ポーランドに避難してきた子どもたちへの支援

ポーランドに避難してきたウクライナの子どもたちのトラウマと支援の実際をNPR(National Public Radio;全米公共ラジオ)が紹介しています。子どもたちのほとんどがロシア軍の侵攻により破壊された地域に住んでいました。「スタッフは、戦争の最大の激戦地から生徒を受け入れることに尽力しています。しかし、それは最も心に傷を負った子どもたちを受け入れることを意味します。先生たちは、最初の数週間の授業は大変だったと言います。副校長のオクサナ・ヴァキルは、「私は、ただ虚ろな目をしていました」と言う。「彼らはただ座って覗き込んでいるだけでした。動くこと、震えること、そして固まらないことが本質である小1年生が、固まっている、感情がない、この教材とこの教材をやってみても何の反応もない、というのを見たとき。本当に怖いんです。"
この学校には心理学者が2名在籍しており、教師はトラウマの特定と対処に関するトレーニングを受けました。」</p


「小1の児童が固まっている、感情がない・・」これは、トラウマ反応の「マヒ」です。あまりに衝撃的な出来事を体験すると、心を凍らせて、感じないようにすることで、心を守っているのです。


この学校は、ウクライナで最も傷ついた地域の子どもたちを受け入れ、希望を与えています。NPR,May 17, 20225:00 AM ET, AYEN BIOR,Ari Shapiro、MATT OZUG


ポーランドのワルシャワ・ウクライナ学校では、正午になると、教師たちが生徒たちを次の授業へと導くために全力を尽くしています。大人は多勢に無勢だが、午後の登校時間に廊下にあふれた元気いっぱいの7、8歳児にはかなわない。


壁には生徒の作品が並び、最年少の生徒は童謡を歌って「頭、肩、膝、つま先」を覚え、教師用ラウンジは勤勉な教師たちの慰めの場となっています。しかし、この学校には典型的なものは何もない。


「マリウポル、ブチャ、イズムなど、ウクライナで最もホットな地域から子どもたちを集めようと決めました」とディレクターのオクサナ・コレシクは言う。「ウクライナで学ぶ可能性のない生徒たちです」。


戦争が勃発し、人々がポーランドに殺到し始めたとき、ウクライナの教育者たちはNPOからの資金を使い、わずか24日間で学校を開校しました。


左:アメリカの子どもたちから送られたカードを眺めるウクライナの子どもたち、右:「震災を乗り越えて」と語るオクサナ・ヴァヒルさん。ポーランドのワルシャワ・ウクライナ学校の校長であるオクサナ・ヴァヒル氏。
アダム・ラチ、NPRより
市の南西部にある使われていない大学の校舎にある。ウクライナ人難民によって設立され、スケジュールやコースワークが整備されている。新しい国で新しい言語を使いながら生活するプレッシャーを、ウクライナ語を話すスタッフや生徒が和らげてくれる場所なのだ。
22のポジションに約300人の先生が応募してきた。そして270人の枠に400人の子供が応募してきました。教師、スタッフ、子供たち、全員が難民です。


スタッフは、戦争の最大の激戦地から生徒を受け入れることに尽力しています。しかし、それは最も心に傷を負った子どもたちを受け入れることを意味します。先生たちは、最初の数週間の授業は大変だったと言います。


副校長のオクサナ・ヴァキルは、「私は、ただ虚ろな目をしていました」と言う。「彼らはただ座って覗き込んでいるだけでした。動くこと、震えること、そして固まらないことが本質である1年生が、固まっている、感情がない、この教材とこの教材をやってみても何の反応もない、というのを見たとき。本当に怖いんです。"
この学校には心理学者が2名在籍しており、教師はトラウマの特定と対処に関するトレーニングを受けました。


 


ヴァヒルはアートセラピストであり、20年間教師をしていますが、その経歴を活かして生徒が対処できるよう手助けしています。場合によっては、それは授業計画を破棄することを意味します。


「私たちは彼らともっと話し、もっと絵を描き、音楽を奏で、彼らの邪魔をしないようにします」とヴァヒルは言います。


2月下旬にロシアが侵攻して以来、600万人以上がウクライナから逃れている。隣国のポーランドはそのほとんどを受け入れ、彼らが新しい生活に移行するのを助けるために資源を提供している。つまり、新しい学校を作ったり、既存の学校の生徒数を増やしたりしているのだ。


ワルシャワの別の場所にある公立小学校148番では、100人のウクライナ人生徒の流入を受け入れるためにピボット(旋回)することを意味します。


机はウクライナの青と黄色に塗られ、ポーランド人の生徒は新しいウクライナ人のクラスメートとコミュニケーションするためにGoogle翻訳を使う特別な許可を受けています。しかし、生徒の数が増えれば増えるほど、すでにリソースにアクセスできていない教師にとっては仕事が増えることになります。


英語教師のエヴァ・ドゥジンスカは、「これは本当に大きな挑戦で、彼らはこのために準備されていなかった」と言う。


彼女の学校では、100人の新入生が増えたことによる直接的な影響は受けていませんが、ポーランド語で教えている同僚の中には苦労している人もいるそうです。
国際救済委員会(International Rescue Committee)のCEOであるデビッド・ミリバンドは、追加的な支援が全面的に割り当てられない場合、資源がいかに逼迫するかを身をもって体験している。


難民の生徒を助け、学校制度に溶け込ませるには、「教師への追加支援、子供たちへの追加支援、他の生徒への追加支援」が必要です。


ミリバンドは、ウクライナの難民危機に対するヨーロッパの対応は、難民をめぐる物語を再構築するのに役立つはずだと言う。


「この対応は、世界がグローバルに対応するためのベンチマークとなる必要があると思います。「人の流出が手に負えないと言う人は、間違っている...。今までの経験から、分散した統合を効果的に行うには良い方法があると思う」と述べた。


英語の教師であるドゥジンスカも同意見だ。


「パンデミックが始まったとき、私たちはオンライン教育の新しい時代を経験する必要があり、それをうまくやり遂げたという感じです」と彼女は言います。「と彼女は言います。「私たちはその機能を学ぶのに時間がかかりましたが、今は同じです。


ポーランドのPrzemysław Czarnek教育相は、75,000人以上のウクライナの生徒をポーランドの学校に吸収したと述べた。70万人の受け入れ態勢が整った。


ポーランド全土で、子供たち、親たち、教師たちが適応しようと、柔軟性を保つために奮闘している。


14歳のマーシャ・ザモロスは両親と一緒にポーランドにやってきて、数カ月間、小学校に通っている。彼女の28歳の兄は、戦闘年齢にある男性の出国が許可されなかったため、ウクライナに残りました。


マーシャさんによると、兄はサイレンを聞くと避難所に駆けつけるそうです。いつ会えるかは分からない。英語とポーランド語の授業、数学と理科の授業がある中、マーシャさんの頭の中はウクライナ情勢で一杯だ。


「でも、今は自分のことを考えないといけない。でも今は、自分の家がまだ建っているのか、それとも爆撃されたのか、考えなければならないのです」と彼女は言う。


左:インナ・デムチェンコは、ワルシャワの小学校148番校に通う9歳の生徒の母親である。左:ワルシャワの小学校148番地に通う9歳の児童の母親で、父親はまだウクライナのキエフにいる。ポーランドのワルシャワ・ウクライナ学校で、アメリカから来た子どもたちがウクライナの子どもたちに送ったカード。
アダム・ラチ、NPRより
これは、ポーランド人学校に通う9歳の生徒の母親で、父親がまだキエフにいるインナ・デムチェンコが共有するフラストレーションである。


「彼は真実を必要としていないので、私はいくつかの物語を作ろうとしています」と彼女は息子について言う。「私はいつも、明日、数週間後、1ヵ月後には、すべてがうまくいって、お父さんに会えるよ、と言っているんです。もちろん、しばらくの間は、それが助けになる。長くいればいるほど、彼はこの状況について考えなくなるのです。"


デムチェンコは、ポーランドの人々が、戦争が始まった2ヶ月以上前と同じように今も歓迎してくれていることに驚いていると言う。


生徒の中には、学校は秩序と平常心をもたらし、新しい友人を作る場所でもあります。15歳のダイアナ・ノーチャクさんにとって、ウクライナ学校は故郷の感覚を取り戻す場所となっています。


左:ワルシャワの小学校(No.148)で外で遊ぶ生徒たち。148番(ワルシャワ)、右。ダイアナ・ノーチャクさん(15歳)は現在、ポーランドのワルシャワ・ウクライナ学校で学んでいる。
アダム・ラチ、NPRより
「私たちはワルシャワに、ウクライナの小さなかけらを持っているのです」と彼女は言う。"ここには私の生まれ故郷の人々がいて、私の生まれ故郷の国の人々がいて、私の生まれ故郷の言葉を話してくれるからです。"


 


戦争から逃れ、第二次世界大戦以来ヨーロッパで最大の難民危機を経験したノーチャックは、ようやく普通のティーンエイジャーになった

This school takes kids from the most traumatized parts of Ukraine — and offers hope

It's midday at Poland's Warsaw Ukrainian School and the teachers are doing their best to shepherd students to their next lesson. The adults are outnumbered, and no match for loud, energetic 7- and 8-year-olds who have flooded the hallways during the afternoon passing period.

The Ukrainian school looks like any grade school: student artwork lines the walls, the youngest students sing nursery rhymes to memorize "heads, shoulders, knees, and toes," and the teacher's lounge is a solace for diligent instructors. But there is nothing typical about this school.

"We decided that we will take children from the hottest points of Ukraine, like Mariupol, like Bucha, like Izum," says director, Oksana Koleshyk. "Students who have no possibilities to learn in Ukraine."

When the war broke out and people began rushing into Poland, a group of Ukrainian educators used money from nonprofit organizations to open the school in just 24 days.


Left: Ukrainian children look at cards sent to them by children from the U.S.; Right: Oksana Vakhil is a headmaster at Poland's Warsaw Ukrainian School.
Adam Lach for NPR
It sits in an unused college building in the city's southwest. It was founded by Ukrainian refugees who have developed the schedule and coursework. It is where the pressure of living in a new country with a new language is eased by a Ukrainian-speaking staff and student body.
About 300 teachers applied for 22 positions. And 400 kids applied for 270 slots. All of them — teachers, staff, and kids — are refugees.

The staff is committed to taking in students from the war's biggest hotspots. But that means taking in the most traumatized children. Teachers say the first few weeks of class were difficult.

"I saw just empty eyes," says deputy director, Oksana Vakhil. "They were just sitting looking in. When you see the first graders whose nature is to move, to shake, and not to freeze, and you see that they are frozen, they have no emotions, you try to do this material and that material and you see no reaction. It's really scary."
The school has two psychologists on staff and the teachers received training on identifying and addressing trauma.

Vakhil is an art therapist and teacher of 20 years who uses her background to help her students cope. In some cases, that means throwing out the lesson plan.

"We speak more with them, we draw more with them, we make music and we do not disturb them," Vakhil says.

More than 6 million people have fled Ukraine since Russia invaded in late February. Neighboring Poland has taken in most of them and the country has provided resources to help them transition into their new life. That has meant creating new schools or expanding the student body in established schools.

At Primary School No. 148, a public school in another part of Warsaw, this has meant pivoting to accommodate an influx of 100 Ukrainian students.

The desks have been painted blue and yellow for Ukraine, and the Polish students have special permission to use Google translate to communicate with their new Ukrainian classmates. But more students mean more work for teachers, who already don't have access to resources.

"It's a really big challenge, and they were not prepared for this," says English teacher Eva Dudzinska.

She hasn't been directly impacted by the addition of 100 new students to her school, but she says some of her colleagues who teach in Polish are struggling.
David Miliband, CEO of the International Rescue Committee has seen firsthand how resources can be strained if additional assistance is not allocated across the board.

Helping refugee students and integrating them into the school system takes "additional help for teachers, additional support for the kids, additional support for the other kids who suddenly find, like others, 10 more people in my class," Miliband says.

He says Europe's response to the Ukrainian refugee crisis should help reframe the narrative around refugees.

"I think this response needs to set the benchmark for the way the world needs to respond globally," he said. "Anyone who tells you an exodus of people is unmanageable, is wrong ... I think that our experience now is that there is good practice for how to do this dispersed integration effectively."

Dudzinska, the English teacher, agrees.

"It was like when the pandemic started, we needed to go through that new era of online education and we did it well," she says. "It took some time for us to learn how it functions and now it's the same."

Poland's minister of education Przemysław Czarnek said the country had absorbed more than 75,000 Ukrainian students into Polish schools. The country is bracing for 700,000.

All across Poland, kids, parents, and teachers are trying to adapt — struggling to stay flexible.

Fourteen-year-old Masha Zamoros came to Poland with her parents and has been at the primary school for a few months. Her 28-year-old brother stayed in Ukraine as men of fighting age were not allowed to leave.

Masha says her brother runs to the shelter when he hears sirens. She doesn't know when she will see him again. Amid English and Polish language classes, math and science, the developments in Ukraine dominate Masha's thoughts.

"It's hard because if everything would be normal, it would be just different. But now I have to think about my home, if it is still standing or bombed," she says.


Left: Inna Demchenko is the mother of a 9-year-old student at Primary School no. 148, Warsaw, whose father is still in Kyiv, Ukraine; Right: Cards sent to Ukrainian children by kids from the U.S. at Poland's Warsaw Ukrainian School.
Adam Lach for NPR
It is a frustration shared by Inna Demchenko, the mother of a 9-year-old student at the Polish school whose father is still in Kyiv.

"I'm trying to create some stories because he doesn't need truth," she says of her son. "I always say tomorrow, in a few weeks, in a month, everything will be OK and then you'll see your dad. And for some time of course, it helps. The longer he stays, the less he thinks about the situation."

Demchenko says she's surprised that Polish people are still as welcoming today as they were when the war began more than two months ago.

For some of the students, school introduces structure, a sense of normalcy, and a place where they can make new friends. For 15-year-old student Diana Norchak, the Ukrainian School restores a sense of home.


Left: Students play outside at Primary School no. 148, in Warsaw; Right: Diana Norchak, 15, currently studies at Poland's Warsaw Ukrainian School.
Adam Lach for NPR
"We have just a little piece in Warsaw, a little piece of Ukraine," she says. "Because here's people from my native city, from my native country, that speak my native language."

After escaping war and living through the largest refugee crisis in Europe since World War II, Norchak is finally starting to feel like a normal teenager. And now, all she really wants is a prom.
ように感じ始めている。そして今、彼女が本当に欲しいものは、プロムだけなのです。

2022年5月13日 (金)

ウクライナの避難者・人たちへの心のケア(9)ウクライナ国立心理学会会長のメッセージ

ウクライナ国立心理学会長のメッセージです(2022年3月5日)。「全米心理学会の仲間たちと、私たちの社会が生き残り、回復するために全力を尽くしています」、「私たちのストレス耐性は鋼鉄でできていて、団結することが最良の対処法だと思えることがあります」、「私たちは今、殺され、家を破壊され、10日間のストレスで疲れ果てていますが、私たちには勝ちたいという強い思いがあり、互いに支え合っていることをお伝えして、私の手紙を終えたいと思います。そして、私たちは戦う準備ができています」と。ウクライナからの避難者を支援している方はぜひ、お読みください。

最前線から。ウクライナの精神保健医療専門家の言葉
2022年3月9日
ヴァレリア・パリイ(PhD)Valeriia Palii(PhD)


 


戦争の最初の頃、"私たちは、パニックや高いレベルの不安を防ぐための自助プロトコルを、子どもたちに特別な注意を払いながら、共有し伝えることに積極的に取り組んでいました。"
ウクライナ_インクドロップ/アドビストック


 


私は、ウクライナ国立心理学会の会長を務めるヴァレリア・パリイと申します。私は1986年、チェルノブイリ事故の6ヵ月後に生まれました。幼少期を錆びついたソビエト連邦で過ごし、独立国ウクライナで良心の呵責を覚えました。


 


18歳のとき、親ロシア派の大統領候補が組織した不正選挙に対する抗議運動「オレンジ革命」に参加しました。1年生だった私は、ボランティアでデモ隊に防寒着を届けました。


 


そして、私たちは勝利したのです。


 


写真;ヴァレリア・パリイ博士(ウクライナ国立心理学会会長


 


2014年、私は国民の多くとともに、ヨーロッパの開発コースの廃止と民主主義の抑圧に反対する「尊厳の革命」(いわゆるマイダン)のデモに参加しました。当時、私は論文発表の準備をしており、デモの被害者に無料で心理カウンセリングを行い、逃亡中の元大統領がデモ隊に使おうとしていた軍事基地を封鎖していました。


 


そして、私たちは勝利した。


 


今日は2022年3月5日です。私は再び、国の未来と私個人の未来を左右する出来事に参加しています。全米心理学会の仲間たちとともに、私たちの社会が生き残り、回復するために全力を尽くしています。


 


そして、我々は勝利するのです。


 


この手紙を私の話から始めるのは、ありがたいことではありません。私たちウクライナ人は楽観的で、自分たちの回復力や対処法は信じられないほどだと冗談を言っています。中年のウクライナ人はすでに歴史的な変化、経済的・政治的危機、戦争、COVID-19を経てきました。私たちのストレス耐性は鋼鉄でできていて、団結することが最良の対処法だと思えることがあります。私たちのボランティア運動は、世界で最も強く、最も素晴らしいもののひとつだと思います。今日、比較的安全な場所にいるウクライナ人のほぼ全員が、防衛、難民の受け入れ、輸送、軍隊のための料理、重要な品物の購入、ウクライナ軍への寄付など、勝利のために何かをしています。10歳の子どもたちでさえ、ロシアのプロパガンダサイトやチャンネルをブロックしようとしています。私たちは本当に自分の国で自由に暮らしたいと思っています。私たちはヨーロッパの一部であり、民主主義と自由というヨーロッパの価値観を共有していると感じています。


 


心理学者たちは、このような取り組みから手を引いてはいません。戦争が始まった当初から、私たちは現在の要請に応え、将来の行動計画を形成するための戦略を選択してきました。現在の活動は、主に危機的な心理的支援に重点を置いています。これは、命の危険の増大により人々が急速に場所を変えていること、戦時中の規制により比較的静かな場所でも家から出ることが許されないことから、オンライン形式で行っています。


 


実際、戦争が始まった当初は、人々の命が危険にさらされる状況にあったため、依頼は多くありませんでした。最初のころに多かったのは、食糧や水がない、家が爆撃で壊れているなど、人道的な問題が中心でした。自分の家が砲撃され、通信手段も光も水もない防空壕に他の人と一緒に座り、生き延びられるかどうかもわからない状況で、心理カウンセラーに相談することは誰にでもできることではありません。


 


だからこそ私たちは、パニックや強い不安を防ぐための自助プロトコルを共有し、伝えることに積極的に力を注ぎました。特に子どもたちには、戦争についてどう話すか、派遣されている親の子どもをどうサポートするか、強制移住にどう備えるか、さらには防空壕で子どもたちとどんなゲームをしたらいいかなど、特別な配慮が必要でした。特に、地下室や防空壕で数日間銃撃を受け、疲れ果てている親には、最新の資料が有効だったようです。


 


より安全な都市に移住する人が増えた今、基本的な安全ニーズが満たされ、人々は感情的な体験に集中するようになるため、より多くのリクエストが寄せられると予想されます。さらに、悲しみに関する相談の件数も増えています。


 


私たちの友人や他国のパートナー団体は、チェコ共和国、ポーランド、リトアニア、ラトビアですでに活動しているウクライナ語を話す心理学者による心理的支援ネットワークを立ち上げています。ポルトガルやカナダでも同様の取り組みが開始されていることが分かっています。他の国でも、すぐにこうした取り組みが始まることを期待しています。


 


私たちの勝利の後、トラウマ治療と危機管理カウンセリングの広範なトレーニングを開始する予定です。ウクライナの戦争は2022年2月24日に始まったわけではなく、8年前のクリミア併合と東部の領土の占領から始まっているのですから、多くの同僚がすでに関連スキルを身につけています。しかし、今日、私たちの目標は、ウクライナのすべての心理学者が適切な専門知識と技能を身につけることです。


 


今後、ショック反応、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、うつ病、急性ストレス、その他の精神疾患を持つ人が増えていくことが予想されます。また、多くの被災者が脳に損傷を負っているため、私たちの活動は神経認知の回復とリハビリテーションに焦点を当てることになるでしょう。もし、この文章を読んでいる方が、ウクライナの私の同僚の教育に協力する用意があれば、喜んでお受けします。


 


私たちは今、殺され、家を破壊され、10日間のストレスで疲れ果てていますが、私たちには勝ちたいという強い思いがあり、互いに支え合っていることをお伝えして、私の手紙を終えたいと思います。そして、私たちは戦う準備ができています。


 


2022年3月5日


 


キエフ


 


美しく、自由なウクライナ


 


パリイ博士は、ウクライナ国立心理学会の会長です。心理学の個人診療所を持ち、ウクライナの出版社UA-TESTの代表を務める。


 


この記事で述べられている意見は著者のものであり、必ずしもPsychiatric TimesTMの意見を反映するものではありません。


 


From the Frontlines: Words From a Mental Health Expert in Ukraine
March 9, 2022
Valeriia Palii, PhD


 


In the first days of the war, “we were actively focused on sharing and communicating self-help protocols to prevent panic and high levels of anxiety, with special attention to children.”
ukraine_ ink drop/Adobe Stock


 


COMMENTARY
My name is Valeriia Palii; I am the president of the National Psychological Association of Ukraine. I was born in 1986, 6 months after the Chernobyl accident. I spent my childhood in the rusting Soviet Union, and my age of conscience passed in the Independent Ukraine.
At the age of 18, I participated in the Orange Revolution, widespread protests against election fraud organized by a pro-Russian presidential candidate. I, a first-year student, volunteered and delivered warm clothes to the protesters.
Then we won.


 


Photo; Valeriia Palii, PhD, president of the National Psychological Association of Ukraine


 


In 2014, I, along with most of the country, took part in the Revolution of Dignity (so-called Maidan) protests against the abolition of European development courses and the suppression of democracy. At the time I was preparing for my dissertation defense, and I was providing free psychological counseling to the victims of the protests and blocking military bases that the former fugitive president wanted to use against the protesters.


 


Then we won.


 


Today is March 5, 2022. I am once again taking part in events that will determine the future of my country and my personal future. Together with colleagues from the National Psychological Association, we are doing everything to ensure that our society survives and recovers.


 


And we will win.


 


It is not gratuitous that I begin this letter with my story. We Ukrainians are optimistic and joke that our resilience and coping strategies are incredible. Middle-aged Ukrainians have already gone through historical changes, economic and political crises, wars, and COVID-19. Sometimes it seems to me that our stress resilience is made of steel, and the best coping strategy for us is to unite. I think our volunteer movement is one of the strongest and most incredible in the world. Today, almost every Ukrainian who is relatively safe is doing something to win: defending, accepting refugees, transporting, cooking for the army, buying important items, and donating to the Ukrainian army. Even 10-year-old children are trying to block Russian propaganda sites and channels. We really want to live free in our country. We feel that we are part of Europe—we share European values ​​of democracy and freedom.


 


Psychologists do not stand aside from the initiatives. From the first day of the war, we have chosen a strategy for responding to current requests and forming an action plan for the future. Current activity is focused mainly on the crisis psychological assistance. This is an online format, because people are rapidly changing locations due to the increased risk to life, and it is not allowed to leave homes, even in relatively quiet places, due to wartime restrictions.


 


In fact, during the first days of the war, there were not many requests, because people were in conditions of immediate danger and life threat. The most common requests during the first days centered around humanitarian problems such as lack of food and water, and houses being destroyed by the bombing. When your house is shelled and you are sitting in a bomb shelter with others without communication, light, or often water and you do not know if you will survive, talking to a psychologist is not an option for everyone.


 


That is why we were actively focused on sharing and communicating self-help protocols to prevent panic and high levels of anxiety, with special attention to children: how to talk about war, how to support the children of parents who are deployed, how to prepare a child for forced relocation, and even what games to play with children in a bomb shelter. The latest materials were especially relevant for parents who were exhausted, sitting in basements and bomb shelters for several days under fire.


 


Now that more individuals are moving to safer cities, we expect more requests, because the basic safety needs will have been met and people will be more focused on their emotional experiences. In addition, the number of calls for help with grief are growing.


 


Our friends and partner associations from other countries are launching psychological support networks with Ukrainian-speaking psychologists who are already working in Czech Republic, Poland, Lithuania, and Latvia. We know that similar initiatives are being launched in Portugal and Canada. I hope that other countries will also set these initiatives very soon.


 


After our victory, we plan to launch an extensive training in trauma therapy and crisis counseling. Many colleagues already have relevant skills, because the war in Ukraine did not begin on February 24, 2022—it began 8 years ago with the annexation of Crimea and the occupation of our territories in the East. But today, our goal is to have the appropriate professional knowledge and skills from every psychologist in Ukraine.


 


In the future, we expect a growing number of individuals with shock reactions, post-traumatic stress disorder (PTSD), depression, acute stress, and other psychiatric disorders. A large number of victims will also have brain injuries, so our activity will be focused on neurocognitive recovery and rehabilitation. If anyone reading this article are ready to help my colleagues in Ukraine with their education, we will be glad to receive that help.


 


I would like to end my letter by saying that although we are suffering greatly now—we are being killed, our homes are being destroyed, and we are exhausted from 10 days of stress—we have a strong desire to win and support each other. And we are ready to fight.


 


March 5, 2022


 


Kyiv


 


Beautiful and Free Ukraine


 


Dr Palii is president of the National Psychological Association of Ukraine. She has a private psychological practice and heads the Ukrainian Publishing Company UA-TEST.


 


The opinions expressed in this article are those of the author and do not necessarily reflect the opinions of Psychiatric TimesTM.

ウクライナの避難者・人たちへの心のケア(8)ウクライナ市民のトラウマ-Washington Monthly

この記事は、戦争トラウマが人生の長期にわたり、世代を超えて、心身への深刻な影響を及ぼすことを記しています。また、 the National Psychological Association of Ukraine (NPAU) (ウクライナ国立心理学協会)のメンバーのコメントも記載されています。


 


ウクライナ市民のトラウマは何世代にもわたって彼らを、そして私たちを苦しめるだろう
プーチンの戦争による心の傷は、すでに現れている。ウクライナや世界中の精神衛生の専門家たちが、その手助けをしようと躍起になっている。
デイヴィッド・ウッド
2022年5月10日


家族とともにザポリージャに到着し、安全を求めた少女が人形で遊ぶ。ウクライナ南東部の戦争危機が激化する中、現在、数百万人のウクライナ人家族が、紛争地域やロシアの支配地域からウクライナの支配地域であるザポリージャに避難している。国連によると、紛争が始まって以来、ウクライナでは1100万人以上が故郷を離れ、770万人が故郷の中で避難生活を送っているとみられています。(写真:Alex Chan Tsz Yuk / SOPA Images/Sipa USA)(Sipa via AP Images)
ウラジーミル・プーチンのウクライナに対する戦争は、国際的な規範を根底から覆し、数え切れないほどの罪のない人々を殺戮した。より残酷で永続的な被害は、ウクライナの非戦闘員の心理的幸福に及ぶかもしれない。ウクライナの民間人、特に子どもたちに向けられた意図的なトラウマは、国の物理的インフラの破壊が解決された後も、何世代にもわたって響き続けるだろう。


2月の侵攻以来、恐怖、悲しみ、憂鬱、生存者の罪悪感、そして怒りが膨れ上がり、それはゆっくりと構築されてきた。戦争が始まった最初の数週間、ウクライナ国立心理協会(NPAU)に残されたメッセージは、食料、水、避難所がどこにあるか、失った愛する人とどう連絡を取るかなど、人間の基本的な欲求を求めるものでした。戦争が激化し、ロシア軍がウクライナの市民を攻撃するようになると、不安、パニック、睡眠障害、絶望、胸の痛みなどの訴えで電話や電子メールが膨れ上がりました。ウクライナの心理学者たちは、その多くが戦争トラウマを抱え、この戦争の「新常識」の中で、ロシアによるレイプや拷問などの残虐行為の被害者を助けようと奮闘している。瓦礫の中の地域、失った家族、失った収入、失った安全、そして、何かが良くなるというかすかな希望だ。


ウクライナ以外でも、一般市民の戦争トラウマは集中的に研究されている。数十年にわたる研究と生活体験から、暴力に対する警戒心の高まりやその他の正常な反応によって引き起こされる症状は、時間の経過とともに解消される場合とされない場合があることが分かっている。繰り返しさらされることで、慢性的なうつ病、心血管系の病気、心的外傷後ストレスが引き起こされる可能性がある。ボストンを拠点とする国際的な非営利団体Beyond Conflictの応用神経科学研究者兼実務者であるマイケル・ニコチュックによれば、トラウマを受けた子どもは、認知発達、道徳的推論、衝動制御、感情調節に障害をきたす可能性があるという。思春期には、肥満、うつ病、薬物乱用など、さまざまな問題が発生する可能性が高くなります。そして、これから起こるであろう紛争を予見して、過激派の暴力に手を染める傾向が強くなるのです。


「私たちの心理学者は、パニックや高度な不安を防ぐためのプロトコルに集中しています。特に子どもたちには、戦争についてどう話すか、(戦闘に)派遣されている親をどうサポートするか、強制移住にどう備えるか、防空壕でどんなゲームを子どもたちとやるか、などに注意を払っています」と、NPAU代表で心理学者のバレリア・パリーさんは言います。


キエフからの電話インタビューで、パリイさんは、同僚の多くがトラウマを抱えていることを認めた。「ウクライナ西部の安全な場所に移動させられたり、ヨーロッパ諸国で難民となったり、砲撃や爆撃を受けた都市に隠れたり、ひどい経験をした人たちです」。ある同僚は、ハルキフの地下鉄で心理カウンセリングを行っているという。NPAUは、週に100件以上の助けを求める声を受け、会員の心理カウンセラーや外国人ボランティアに割り当てています。これらの心理カウンセラーは、可能な限りスカイプやズームを使って面談を設定する。レイプや拷問の被害者が電話をかけてくることが多くなっています。「私たち全員に集合的なトラウマがあるのです」と彼女は言う。


 


私は35年以上にわたって戦争を取材してきたジャーナリストとして、兵士や海兵隊員、特に直接殺人を犯した人々の精神的負担についてよく知っている。そうした心の傷も深いが、ウクライナ戦争に巻き込まれた民間人の心の痛みは、より深く切り込んでいるように思える。訓練によって戦闘に備える仲間の緊密なコミュニティとは異なり、死と破壊に直面する民間人には支援がはるかに少ない。


 


国際法では、戦場に閉じ込められた市民は、虐殺からある程度保護されることを期待する権利がある。しかし、プーチンの侵略者たちは、非戦闘員の保護に関する国際的な規範を愚弄している。軍事的勝利への道として民間人を殺害することは、稀にしか見られない戦術である。しかし、その肉体的、心理的ダメージは深刻で、永続的なものである。ナチスのスターリングラードやレニングラードの包囲、アメリカの広島と長崎への原爆投下、そしてプーチンのグロズヌイやアレッポでの戦争を思い出せばよいだろう。モスクワは、ウクライナを屈服させるには、その軍隊を殺すのではなく、その市民を虐殺し、トラウマを植え付けることができると考えているようだ。


 


プーチンの軍隊が意図的に彼らを標的にしていることを知ることは、ウクライナの市民にさらなる圧迫的な重荷を課し、深い道徳的な傷を負わせることになる。ボストン医療センター移民・難民健康センターの臨床心理士であるサンドラ・マター氏は、「人間が引き起こした災害は、自然が引き起こした災害よりも深い心理的影響を与える」と教えてくれた。「人間らしさ、人間とは何かという観念を打ち砕かれたのです。元に戻すのは難しいのです。"


 


このように、ウクライナの精神衛生上の課題は甚大である。同国の人口4400万人のうち、500万人以上が難民として国外に脱出し、250万人の子どもを含む700万人以上が、ウクライナのどこかに避難するために家を捨てているのです。ウクライナは、ベラルーシやモルドバに次いで、ヨーロッパで最も貧しい国でした。現在、ウクライナに残っている人々のほぼ3分の2は、月収が170ドル以下にまで落ち込んだと報告している。5,000人以上の市民が死亡または重傷を負った。


 


暴力に対する被災者の一般的な即時反応は、不眠、驚愕反応、薬物やアルコールによる自己治療である。ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院の上級科学者である心理学者ローラ・マレーは、インタビューで次のように説明しました。「子どもたちは多動になり、集中できないために学習障害を起こすこともある。彼女は、2015年から多くの紛争地域やウクライナで、トラウマケアのメンタルヘルス専門家を育成してきた、グローバル・メンタルヘルスの専門家です。


 


戦時中、「あなたの脳は、世界がどのようなものかというあなたの感覚の中で、トラウマとなる出来事をファイルしようとしますが、それをファイルする場所も、それを意味づける方法もないのです」と彼女は述べました。「ウクライナでは、人々はこれらの恐ろしいものを初めて目にし、それを理解することができないため、集中できず、いらいらし、眠れなくなり、他の多くの問題につながっています。性的暴力が自殺につながったり、薬物乱用になったり、世の中に対する信頼や安全感の欠如につながったりすることもあるんです。二度と外に出られなくなる人もいます。特に幼い子供たちが多くのものを失った場合、非常に粘着的になることがあり、その場合、そのことをよく考えたり、話し合ったりすることができなければ、一生続く可能性があります」。


 


ハーバード・プロジェクト難民トラウマのディレクターであり、ハーバード大学の精神医学教授であるリチャード・モリカは、難民に関する幅広い研究の中で、繰り返しトラウマにさらされることによる長期的な影響が、後年PTSDやうつ病の発生につながることを発見しています。慢性的な極度のストレスは、"早死にの種 "だと彼はインタビューで答えている。モリカは、今から20年後、繰り返される戦争トラウマの生存者は、「高血圧、糖尿病、心臓病、脳卒中で50代で早死にするだろう」と指摘した。


どうしたらいいのでしょうか?


と尋ねると、「殺戮を止めることだ」と彼は答えた。


ウクライナの市民に降り注ぐミサイル、爆弾、砲弾は、戦争犠牲者のために開発された証拠に基づく治療法のための時間や場所をほとんど残しません。その代わりに、ウクライナの心理学者たちは、心理的応急処置に相当する認知コーピングに注力しています。ジョンズ・ホプキンスのマレーは、それは問題解決であり、危険に対する正常な反応と連携し、警戒心を高めることだと説明した。「私たちが話をしている人たちは、まだ危険な状態にありますから、リラックスしてもらいたくはありません。しかし、人々が恐怖と絶望に陥っているとき、「コルチゾールは体内で叫び続け、脳は問題解決と論理的思考の能力を失っています。私たちは助けることができるのです"。


例えば、ハリコフの若い母親は、5歳の娘を連れて家族のアパートから逃げ出し、地下のシェルターに短期間避難したことがある。彼女は、ここにいてはいけない、危険すぎるとわかっているが、どうしたらいいのかパニックで固まっている。認知コーピングの訓練を受けた心理学者が、次のステップを案内してくれます。知っている人がいる安全な街はどこですか?そこに行くには、どのような5~6つのステップを踏む必要がありますか?このアイデアは、患者のマインドセットを絶望から行動へとシフトさせ、主体性を持たせることである。「環境をコントロールすることはできません。「しかし、それについてどう考えるかはコントロールできる。避難所にいてサイレンが鳴っていることは変えられませんが、それ以上パニックにならないように考えることはできます」。


戦争でトラウマを負った一般市民を扱う心理学者は、過度に病理学的に分析しないことが重要だと言う。彼らは、戦争の犠牲者の多くは耐え忍び、少数の人々はより強くなることを認識しています。英国コルチェスターにあるエセックス大学のトラウマ・亡命・難民センターの創設者兼所長であるレノス・パパドプロスは、「逆境と多くの苦難を乗り越えてきた難民は、弾力的で機知に富む傾向があり、合理的に促進できる状況に遭遇すれば、その大半は最小限の援助か無支援で自力で何とかできる、そして実際にしている」と書いています。


"私たちは皆、内なる資源を開放する極限モードにあります "とNPAUのパリイ氏は言います。"ある意味、ストレスは私たちを活性化させます。


トラウマを経験した同僚の多くは、他の人を助けるためにボランティアをするとき、自分自身を助け、それを勝利への貢献と考えています。私たちは、自分の国で自由に生きたいのです。そして、私たちは勝利するのです。"


 


それでも彼女は、助けを借りなければ、広範なトラウマと道徳的な傷害が、悪夢、自己孤立、予測不可能で制御不能な感情の揺れ、慢性的な頭痛、信頼・希望・愛情の喪失などの苦悩につながることを認めている。


 


戦後、ショック反応、心的外傷後ストレス障害、うつ病、急性ストレス、その他の精神疾患を持つ人が増えることが予想される」とパリイ氏は書いている。また、脳を損傷している被害者も多いので、神経認知の回復とリハビリテーションに重点を置いて活動することになるでしょう "と書いている。


 


ウクライナの危機は、世界中からボランティアの精神保健カウンセラーを集めていますが、より多くの支援が必要です。平時の問題に慣れているウクライナの心理学者たちは、トラウマケア、危機管理カウンセリング、残虐行為の犠牲者や目撃者への対応など、厳しい内容のトレーニングを必要としています。パリイは、ウクライナの精神保健福祉士が民間人を治療するための寄付と支援の方法を設定した。https://en.npa-ua.org/donate。


 


「私たちは、私たちの社会が生き残り、回復するために、できる限りのことをしています」と彼女は私に言った。私たちは、私たちの社会が生き残り、復興するために、できる限りのことをしています」と彼女は言った。「自分の将来も、夫や両親の将来もわからない。本当に大変なんです。そんな中でも、私はヨガをしたり、本を読んだりしています。友人や親族との会話も楽しんでいます。これらのことが、この困難な時期に私を助けてくれています。


 


The Trauma of Ukraine’s Civilians Will Haunt Them, and Us, for Generations
The psychic scars of Putin’s war are already showing. Mental health professionals from Ukraine and around the world are racing to help.
by David Wood
May 10, 2022


A little girl plays with her doll after arriving in Zaporizhia with her family to seek safety in Zaporizhia. Amid the intensified war crisis in Southeast Ukraine, millions of Ukrainian families have now been evacuated from the war zones and Russia controlled territories to Ukraine controlled territories, Zaporizhia. According to the United Nations, more than 11 million people are believed to have fled their homes in Ukraine since the conflict began, with 7.7 million people displaced inside their homeland. (Photo by Alex Chan Tsz Yuk / SOPA Images/Sipa USA)(Sipa via AP Images)
Vladimir Putin’s war on Ukraine has upended international norms and killed untold innocents. The more cruel and enduring damage may be to the psychological well-being of Ukraine’s noncombatants. The purposeful trauma visited on Ukraine’s civilians—especially its children—will likely echo for generations, long after the destruction of the nation’s physical infrastructure is addressed.


 


It has built slowly as horror, grief, sorrow, depression, survivor’s guilt, and anger have swelled since the February invasion. During the war’s first weeks, messages left at the National Psychological Association of Ukraine (NPAU) were pleas for basic human needs such as where to find food, water, and shelter, and how to contact lost loved ones. As the war intensified, with Russian forces bearing down on Ukraine’s civilians, phone messages and emails have swelled with complaints of anxiety, panic, sleep problems, hopelessness, and chest pains. Ukraine’s psychologists—many suffering war trauma themselves—scramble to help victims of Russian rape, torture, and other atrocities amid the “new normal” of this war: neighborhoods in rubble, family members lost, incomes lost, safety lost, and fading hopes that anything will get better.


 


Beyond Ukraine, the war trauma of civilians has been intensively studied. Decades of research and lived experience show that the symptoms caused by heightened vigilance and other normal reactions to violence may or may not resolve over time. Repeated exposure can cause chronic depression, cardiovascular ailments, and post-traumatic stress. The outcomes for traumatized children can include impairment of cognitive development, moral reasoning, impulse control, and emotion regulation, according to Michael Niconchuk, an applied neuroscience researcher and practitioner at Beyond Conflict, an international nonprofit based in Boston. For adolescents, there’s an increased likelihood of obesity, depression, and substance abuse, among other woes. And, in a foretaste of more conflict to come, there is a greater propensity to engage in extremist violence.


 


“Our psychologists are focused on protocols to help prevent panic and high-level anxiety, with special attention to children—how to talk to them about war, how to support parents who are deployed [in the fighting], how to prepare a child for forced relocation, and even what games to play with children in bomb shelters,” says Valeriia Palii, a psychologist and the president of NPAU.


 


In a telephone interview from Kyiv, Palii acknowledged that many of her colleagues are traumatized. “They’ve gone through horrible experiences, some forced to move to safer places in western Ukraine or are refugees in European countries, some hidden in cities being shelled and bombed.” One colleague, she said, is providing psychological counseling in a Kharkiv underground metro. NPAU is fielding more than 100 cries for help a week; these are assigned to member psychologists and foreign volunteers. The practitioners set up meetings, when possible, over Skype or Zoom. Increasingly, victims of rape and torture are making the calls. “There is,” she said, “collective trauma for all of us.”


 


As a journalist covering wars for more than 35 years, I’m familiar with the mental health burdens on soldiers and Marines, especially those who engage in direct killing. Deep as those psychological injuries are, the mental pain of civilians caught in the war in Ukraine seems to cut more deeply. Unlike the tight-knit community of fellow fighters whose training prepares them for combat, civilians have much less support as they face death and destruction.


 


International law entitles civilians trapped in war zones to expect some protection from slaughter. But Putin’s invaders have made a mockery of global norms about protecting noncombatants. Killing civilians as a path to military victory is a tactic seen only rarely, but the physical and psychological damage is severe and enduring. One need only recall the Nazi sieges of Stalingrad and Leningrad, America’s atomic bombing of Hiroshima and Nagasaki, and Putin’s wars in Grozny and Aleppo. Moscow seems to believe that Ukraine can be brought to its knees not by killing its army but by slaughtering and traumatizing its citizens.


 


Knowing that Putin’s military is deliberately targeting them imposes an additional crushing burden on Ukraine’s civilians, a deep moral injury. “Disasters caused by humans have a deeper psychological impact than ones caused by nature,” Sandra Mattar, a clinical psychologist at the Immigrant and Refugee Health Center at Boston Medical Center, told me. “There is something in them that has been shattered, notions of humanity and who human beings are. It is hard to put back together.”


 


Thus, the mental health challenges for Ukraine are enormous. Of the country’s 44 million people, more than 5 million have fled the nation as refugees; over 7 million, including 2.5 million children, have abandoned their homes to find shelter somewhere else in Ukraine. The country was already the poorest in Europe, behind nations such as Belarus and Moldova. Now, almost two-thirds of those who remain in Ukraine report that their monthly income has dropped to $170 or below. More than 5,000 civilians have been killed or seriously wounded.


 


Common immediate responses to violence for the survivors are sleeplessness, startle responses, and self-medication with drugs or alcohol. Children can become hyperactive and sometimes experience learning disorders because they can’t concentrate, the psychologist Laura Murray, a senior scientist at the Johns Hopkins University School of Public Health, explained in an interview. She is an expert in global mental health who has worked in many war zones and in Ukraine since 2015, training mental health specialists in trauma care.


 


In wartime, “your brain is trying to file a traumatic event away in your sense of what the world is like, and there’s no place to file it, no way to make sense of it,” she said. “In Ukraine, people are seeing these horrific things for the first time, and because they can’t make sense of it, they can’t concentrate, they’re jittery, and they can’t sleep, which leads to a host of other problems. There’s a lot of sexual violence that can lead to suicide, substance abuse, and lack of trust or sense of safety in the world. Some people never go out again. People can become very clingy, especially young kids if they have had a lot of loss, and that can last their entire life if they can’t think it through or talk about it.”


 


Richard Mollica, director of the Harvard Project in Refugee Trauma and a professor of psychiatry at Harvard, has found in his extensive research of refugees that the long-term consequences of repeated exposure to trauma can lead to outbreaks of PTSD and depression later in life. Chronic extreme stress, he said in an interview, “seeds early death.” Twenty years from now, Mollica noted, the survivors of repeated war trauma “will be dying early on in their 50s of high blood pressure, diabetes, heart disease, stroke.”


 


I asked him what could be done.


 


“Stop the killing,” he replied.


 


Missiles, bombs, and artillery rounds raining down on Ukraine’s civilians leave little time or space for the evidence-based therapies that have been developed for war victims. Instead, psychologists in Ukraine are focused on cognitive coping, the equivalent of psychological first aid. Murray of Johns Hopkins explained that it’s problem-solving, working with the normal response to danger, and heightened vigilance. “The people we’re talking to are still in danger—we don’t want them relaxing,” she said. But when people are terrified and hopeless, “cortisol is screaming through your body, your brain loses the capacity to problem-solve and think logically. We can help.”


 


A young mother in Kharkiv, for instance, may have fled the family apartment with her five-year-old daughter and found brief refuge in an underground shelter. She knows she can’t stay—it’s too dangerous—but is frozen in panic about what to do. A psychologist trained in cognitive coping can lead her through potential next steps: What’s a safe city where you know people? What five or six steps do you need to take to get there? The idea is to shift the patient’s mind-set from hopelessness to action and give them agency. “You can’t control your environment,” Murray said. “But you can control how you think about it. You can’t change that you’re in a shelter and sirens are going off, but you can think in a way that doesn’t make you panic more.”


 


Psychologists who work with war-traumatized civilians say it’s essential not to over-pathologize. They recognize that many victims of war persevere, and a few become stronger. “Having survived adversity and many struggles, refugees tend to be resilient and resourceful and, if they encounter reasonably facilitative conditions, the majority of them can and do manage on their own with minimal or no assistance,” writes Renos Papadopoulos, founder and director of the Centre for Trauma, Asylum and Refugees at the University of Essex in Colchester, England.


 


“We are all in extreme mode, which opens inner resources,” NPAU’s Palii said. “In some ways, stress activates us, and many of our colleagues experiencing trauma help themselves when they volunteer to help others, and they consider it a contribution to our victory. We want to live free in our country. And we will win.”


 


Still, she acknowledged that without help, widespread trauma and moral injury can lead to nightmares, self-isolation, unpredictable and uncontrollable emotional swings, chronic headaches, and loss of trust, hope, and affection, among other afflictions.


 


After the war, Palii has written, “we expect a growing number of individuals with shock reactions, post-traumatic stress disorder, depression, acute stress, and other psychiatric disorders. A large number of victims will also have brain injuries, so our activity will be focused on neurocognitive recovery and rehabilitation.”


 


The crisis in Ukraine has drawn volunteer mental health counselors from around the world, but more help is needed. The country’s psychologists, used to peacetime issues, need training in trauma care, crisis counseling, and instruction in the grim specifics of working with victims and witnesses of atrocities. Palii has set up a way to donate and help the mental health workers in Ukraine treat civilians: https://en.npa-ua.org/donate.


 


“We are doing everything we can to ensure that our society survives and recovers,” she told me. When I pressed her about her own situation, she paused. “I am not sure about my future, not sure about the future of my husband or my parents. It’s been really difficult. I try to do yoga; I try to read books even in these dark and dangerous days. I enjoy conversations with friends and relatives. All of these things help me in this difficult period—but I am sure that we will win.”

2022年4月17日 (日)

生徒指導提要改訂試案を読んで(2)なぜ 「2.4生徒指導を意識した総合的な学習(探究)の時間」に「ストレス」の記載がないのだろうか

「2.4生徒指導を意識した総合的な学習(探究)の時間」の記載に「ストレス」という言葉がないのでしょうか。
2021年3月8日参議院予算委員会で,伊藤孝江議員が全学年で心の健康・ストレスを学ぶ授業時間の確保を要望し,萩生田光一文部科学大臣は総合的な学習においてストレスを含めた心の健康の授業ができると答弁しました

国会での文部科学大臣の答弁が「生徒指導提要改訂」になぜ盛り込まれないのでしょうか。

「総合的な探究の時間においては、他の教科・科目において行われる探究との差異化を図り、この時間の特質に留意しながら、各教科・科目等における見方・考え方を総合的・統合的に活用するともに、広範で複雑な事象を多様な角度から俯瞰して捉え、実社会・実生活の課題を探究し、自己の在り方生き方を問い続けるようにすることが必要です。」(43p)
の文章に
「総合的な探究の時間においては、他の教科・科目において行われる探究との差異化を図り、この時間の特質に留意しながら、各教科・科目等における見方・考え方を総合的・統合的に活用するともに、広範で複雑な事象を多様な角度から俯瞰して捉え、実社会・実生活の課題ー例えば、感染症とストレス、暴力などーを探究し、自己の在り方生き方を問い続けるようにすることが必要です。」とー例えば、ストレス、暴力、感染症などーの文言をいれることで、心の健康や健康について自己の在り方・生き方を問い続けることができます。
もう、このわずかな文言の加筆も無理なのでしょうか。

2022年4月16日 (土)

生徒指導提要改訂試案を読んで(1)現在の生徒指導提要(平成22年3月)とのちがい

文部科学省・生徒指導提要改訂版が今夏に発刊されるようで、2022年3月29日時点の生徒指導提要改訂試案(238P)が文部科学省のHpに掲載されています。

第1章では、

1.2生徒指導の類型 が設けられ、

1.2.1発達支持的生徒指導ーガイダンス・プログラムまたはガイダンス・カリキュラム

1.2.2課題予防的生徒指導ー

 (1)課題未然防止教育ーSOS出し方教育を含む自殺予防教育、薬物乱用防止教育、情報モラル教育、非行防止教室等

 (2)早期発見・早期対応ー成績の急落、遅刻・早退・欠席が増える、身だしなみの変化のみられる児童生徒への早期の教育相談・家庭訪問

1.2.3課題解決的生徒指導ーいじめ、不登校、少年非行、児童虐待など特別な指導・援助を必要とする特定の児童生徒を対象

 の3つが掲載されています。

改訂版案では、この「予防的生徒指導」を強く打ち出しているのが特徴でしょうか。それで、生徒指導提要H22年版をみてみると、この生徒指導の3つの類型の元になっている概念が記載されていました。図表1-4-1集団指導と個別指導の指導原理 に集団指導と個別指導の円の重なり部分に

「成長を促す指導」「予防的な指導」「課題解決的な指導」の3つが記載されていました。改訂版試案1.2.2(2)早期発見・早期対応 は、「予防的な個別指導」(H22年版)で記載されており、(1)課題未然防止教育を打ち出している点が、特徴でしょう。

ただし、「課題未然防止教育」での、SOS出し方教育にしても、どの授業の時間でやるのか、授業の枠が明記されてないんですよね。

「2.3生徒指導を意識した道徳教育」「2.4生徒指導を意識した総合的な学習(探究)の時間」という項はあるのですが、<生徒指導を意識した健康教育>という見出しはなく、「第13章多様な背景を持つ児童生徒への生徒指導」の「13.3健康問題に関する課題と対応」の下に「13.3.5健康教育に係る生徒指導のための校内体制づくり」の下に「13.3.5(4)保健教育活動や健康教育の啓発・普及」に「思春期の健康増進には、アンガーマネジメント、ソーシャルスキル教育なども含まれます。・・・・」と記載されており、現行の学習指導要領で保健体育の保健分野の授業が小3からになっているため、小1から<暴力を使わない怒りの表現>を学ぶことになってないためと思われます。やはり、学習指導要領の次の改訂で、小1から高3まで、全学年で「心の健康」授業ができる国にしなければ、「課題未然防止教育」も絵にかいた餅になる可能性が高いと危惧しています。

もう少し読み込んで、「生徒指導提要改訂試案」について続編を書こうと思います。

 

2022年4月17日追加記載

1)生徒指導の定義について
まず、生徒指導の定義がH22年版と比べてみます。

R4改訂試案では、「

生徒指導とは、学校教育の目的1である、「社会の中で自分らしく生きることができる存在へと児童生徒が、自発的・主体的に成長や発達する過程を支える意図でなされる教職員の働きかけ」の総称です。なお、生徒指導の課題解決のために、必要な場合は指導や援助を行います。」(14p)注1;1 学校教育の目的は、「人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成」(教育基本法・第1条)であり、「個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養う」(同法・第2条二)ことが目標のひとつとして掲げられている。学校は、生徒指導の働きを理解し、各教科の指導をはじめ全教育活動において、児童生徒の特性、能力、適性、進路等に応じて適切な教育が行えるよう、調和のとれた教育課程を編成する必要がある。

 

と定義されています。
一方、H22年版では「生徒指導とは、一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や行動力を高めることを目指して行われる教育活動のことです。すなわち、生徒指導は、すべての児童生徒のそれぞれの人格のよりよき発達を目指すとともに、学校生活がすべての児童生徒にとって有意義で興味深く、充実したものになることを目指しています。生徒指導は学校の教育目標を達成する上で重要な機能を果たすものであり、学習指導と並んで学校教育において重要な意義を持つものと言えます。」(1p)
と定義されています。

 

H22年版では、生徒指導と学習指導の両輪が想定されている定義ですが、R4改訂試案では、社会の中で自分らしく自発的・主体的に成長発達する過程を支える教職員の働きかけと定義されているため、学習指導においても生徒指導が基底にあるという想定になっています。

日本生徒指導学会の生徒指導の定義は、「生徒指導とは,子ども一人ひとりのよさや違いを大切にしながら,子どもたちの発達に伴う学習面,心理・社会面,進路面,健康面などの悩みの解決と夢や希望の実現を目指す総合的な個別発達援助だといえます。」となっています(日本生徒指導学会Hpより)日本生徒指導学会の英語はThe Japanese Association for The Study of Guidance and Counselingのようです。

 

であれば、「生徒指導・支援提要」との冠にするのが適切だと思います。

 

2)R4改訂試案とH22版の章だてのちがい
 H22版にあって、R4改訂試案版でない章は 「3章 児童生徒の心理と児童生徒理解」です。
H22版のこの章では
第3章 児童生徒の心理と児童生徒理解
第1節児童生徒理解の基本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42
1 生徒指導における児童生徒理解の重要性
2 児童生徒理解の対象
3 児童生徒理解に必要な資料の収集と解釈
第2節児童期の心理と発達・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44
1 児童期の発達の特徴
2 発達障害の理解
第3節青年期の心理と発達・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57
1 青年期の発達の特徴
2 発達障害と思春期
第4節児童生徒理解の資料とその収集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71
1 資料収集の目的
2 把握理解すべき内容
3 資料収集の方法
4 保護者からの資料収集
5 資料収集に当たっての留意点

 

との構成になっており発達心理学が軸となって児童生徒の心理と発達が記載されているのと、そこに発達障害がもう一つの軸として記載されていました。
一方、R4改訂試案では、発達障害は 第13章多様な背景をもつ児童生徒への生徒指導 の一つの節として記載されています。また、H22年版では、児童生徒理解の資料とその収集の節に、質問紙法の妥当性・信頼性に関する記載がありましたが、R4改訂試案では、妥当性・信頼性という用語の記載はなくなっています。私は、教師が児童生徒の悩みや不調を発見するための質問紙法ではなく、児童生徒が自分自身の悩みや不調に気づき適切なセルフケアを考えることができる質問紙法を開発してきましたが、その観点の記載はR4改訂試案でもありません。

 

3)予防的生徒指導の具体の実現可能性について
R4改訂試案では、生徒指導の3つの類型を前面に打ち出しています。第Ⅱ部 個別の課題に対する生徒指導 の 第4章いじめ では
「すべての児童生徒を対象に、①発達支持的生徒指導として、人権教育や市民性教育を行い、「いじめをしない態度や能力」を身につけるように働きかけたり、②課題予防的生徒指導として、道徳や学級活動、HR活動等においていじめ防止対策推進法や学校いじめ防止基本方針の理解を深めるなどのいじめ防止の取組を行ったりします。さらに、いじめの兆候を見逃さないように、②課題予防的生徒指導として、日々の健康観察、アンケート調査や面談週間を実施するなどしていじめの早期発見に努めます。それでも、いじめが起きてしまったときには、③課題解決的生徒指導として、いじめ事象への適切かつ迅速な対処を行います。被害児童生徒の安全確保と心のケア、加害児童生徒への成長支援も視野に入れた指導、両者の関係修復、学級の立て直しなどが目指されます。」(100P)

 

課題予防的生徒指導を行う活動や時間として、「道徳や学級活動、HR活動等」と記載されていますが、「道徳」と「心の健康」の両輪の充実が不可欠だと私は考えています。というのは、道徳の授業時間では、ストレスを扱えません。怒りを抱えたとき暴力を使わない表現の仕方を道徳では教えません。それは、学習指導要領の道徳の定義が、「道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てる」となっており、保健教育の定義のように「心身の健康の保持増進を図っていく資質・能力を身につける」となってないからです。
いじめ・暴力・児童虐待・非行などは、怒りや悲しみの感情の不適切な行動化ですから、それらを学ぶことができるのは心の健康教育であり、理論としては、ストレスマネジメント、トラウマインフォームドケアを軸におくと、体系化できます。
小中314時間の授業時間がある「道徳授業」と小5・中1の2学年で7時間しかない「心の健康」のアンバランスが、この生徒指導提要改訂においてもネックになっているのです。
また、道徳の教科書には、いじめの教材は増えましたが、「卒業文集の最後の2行」は加害者の方が被害者より深い心の傷を残すといった印象をあたえたり、小1の「かぼちゃのつる」では、かぼちゃがつるを伸ばして、みつばちさんが注意をしたり、犬さんがつるを踏みつけるといった暴力でとめようとしたり、最後はトラックに轢かれてかぼちゃがなくという物語を読み学んでいます。また、小6には「青の洞門」があり、人を殺めても善行積めば許されるといった物語が、犯罪被害者の苦しみと悲しみの理解とほど遠い教材だということも道徳学者は気づいてないのではと思われます。道徳の時間には、司法の知識を学ぶことも取り入れていく必要があるでしょう。
つぎの学習指導要領改訂では、道徳の授業時間数と心の健康の授業時間数のアンバランスを改善すること必須でしょう。

 

学習指導要領の道徳と保健の定義
道徳科の目標は「よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うため,道徳的諸価値についての理解を基に,自己を見つめ,物事を広い視野から多面的・多角的に考え,人間としての生き方についての考えを深める学習を通して,道徳的な判断力,心情,実践意欲と態度を育てる」(文部科学省,2015)と定義されています。

 

「小学校,中学校,高等学校を通じて,学校における保健教育の目標は,生活環境の変化に伴う新たな健康課題を踏まえつつ,児童生徒が積極的に心身の健康の保持増進を図っていく資質・能力を身に付け,生涯を通じて健康・安全で活力ある生活を送るための基礎を培うことである」と定義されています(文部科学省,2019;2020;2021a)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年4月10日 (日)

ウクライナの避難者の心のケア(7)CNNポーランドのウクライナ難民ー見えないトラウマに救いの手を2022年4月10日発信

CNNの記者がポーランドのウクライナ避難民への心のケアについての記事を発信しています。「私の子供たちはウクライナ人と一緒にワルシャワの学校に通っているので、話をすることがあります。あの子たちは信じられないほど回復力があるそうですが、表面下に何があるかはわからないものです。もちろん、これは大きな問題の一つです。つまり、健康管理......心の健康です」とワルシャワ市長は言った。市長は、市の精神科医、心理学者、その他の精神保健福祉サービスの多くを、ウクライナ難民を助けるように指示したと述べた。母親が安心して語れる場と子どもたちの遊びや学びの場を並行してサポートしているようです。Deeplで翻訳しています。母親たちのグループなどが紹介されていますので映像ニュースもご覧ください。

Ukrainian refugees dealing with trauma after escaping to Poland

ポーランドのウクライナ難民、見えないトラウマに救いの手を -- メンタルヘルス
CNN EXPANSION DC 2017 Dana BashAbbie Sharpe
CNN ダナ・バッシュ、アビー・シャープ 記

2022年4月10日 1003 GMT (1803 HKT)更新
ポーランドに逃れたウクライナ人難民が抱えるトラウマ

ポーランドに逃れたウクライナ人難民のトラウマ 03:59
ポーランド・ワルシャワ(CNN)8歳のヤナちゃんは、ウクライナのオデッサ近郊の自宅で週に6日、体操教室に通っていた。

今は、ここポーランドの首都にある難民センターのオープンフロアで、一人で練習することしかできない。
ロシア大統領ウラジーミル・プーチンの残忍な侵攻の余波で、ヤナは家も情熱も父親も捨てざるを得なくなったのだ。
「爆発があったのよ」と彼女は静かに語り、実際に見たことよりも聞いたことの方が多かったと回想する。
「ただ、あまり怖くはありません」と彼女は付け加えた。
母親のリュドミラ・バッツさんは、ヤナはとても強いと言い、娘が「大丈夫」と言うときは、本当にそう思っているのだろうと期待しているという。
しかし、ウクライナ難民を一時的に収容しているスポーツ施設「アリーナ・ウルシヌフ」でシャワーを浴びた後、バスローブ姿でバツさんは自身のトラウマについて語りました。
「ここでも、飛行機の音が聞こえると、怖くなるんです」。
バッツと彼女の子供たちは、ポーランド人の寛大さによって恩恵を受けている。避難所、食料、そしてヤナが携帯電話でバーチャル・スクールに通う際に使う鉛筆と紙が十分にストックされたテーブルさえもある。
しかし、ポーランドの指導者や民間団体がウクライナ難民に提供している支援はあまり知られていない。それは、国境を越えてきた女性や子どもたちの精神的な健康という目に見えないものに対処することだ。
250万人以上のウクライナ人難民がポーランドに逃れてきており、ワルシャワ市長のラファル・トラスコフスキによると、首都ワルシャワだけで約30万人がいるという。そのうちの10万人が子供で、すでに1万5千人のウクライナ難民がポーランドの学校に入学しているという。
「私の子供たちはウクライナ人と一緒にワルシャワの学校に通っているので、話をすることがあります。あの子たちは信じられないほど回復力があるそうですが、表面下に何があるかはわからないものです。もちろん、これは大きな問題の一つです。つまり、健康管理......心の健康です」と市長は言った。
Trzaskowski氏は、市の精神科医、心理学者、その他の精神保健福祉サービスの多くを、ウクライナ難民を助けるために一時的に指示した、と述べた。
民間団体もケアを優先し、到着した難民が見ることができるように駅にビラを置いている。
「私たちは皆、特にここ数日テレビで見たことがトラウマになっています。爆弾から逃れたばかりの子供たちもいますしね。家族が殺されるのを見た子供もいる。つまり、これは私たちが想像もつかないようなことなのです」とトラスコウスキーは語った。「ワルシャワにはトラウマを抱えた子供たちが大勢いて、助けを必要としているのです」。
「ウクライナの友人たちは、私たちが彼らの家族や子供たちの面倒を見ているから、彼らは戦争や国の再建に集中できると言っています」と、残留した兵士たちのことを指して付け加えた。
もはや余計なお世話ではない
メンタルヘルスの重視は、戦争難民のケアとしては非常に現代的なアプローチです。戦争難民のケアにおいて、メンタルヘルスが重視されるようになったのは、ごく最近のことです。
ワルシャワのダウンタウンにあるユダヤ教のヒレルセンターで、ミレーナ・コノバロワは難民の女性のためのグループセラピーのセッションを担当しています。彼女自身、最近ウクライナから逃れてきた。
「すべての女性は、自分の話を聞いてくれるもう一人の女性を必要としているのです」と彼女は言います。「ウクライナの戦争が始まる前、私は女性心理学者として働いていました。私は女性だけを相手にしていたので、女性にとって話すこと、他の女性と話すことがいかに重要であるか理解しています」。
コノバロワはユダヤ人ではないが、ヒレルセンターは、あらゆる種類の必要を抱えたすべてのウクライナ人のために門戸を開いている多くの組織の一つである。
最近のセッションでは、コノバロワさんと他の5人の女性が、バラの花びらを敷いたテーブルを囲み、彼女が「女性の輪」と呼ぶものに座りました。
ペルコアの「Be Yourself」という歌の歌詞が部屋に流れ、女性たちが順番にキャンドルに火を灯しました。感情が表に出てくる。女性たちがつながり、体験を共有すると、涙があふれました。
女性たちが話している間、子供たちは部屋の反対側にある仮設のデイケアセンターで遊んでいました。子供たちの中には、おもちゃや他の子供たちと遊ぶことに満足し、理解できないほど幼い子供もいました。
しかし、中には理解する子もいます。8歳のアントニーナのような少女は、自分がポーランドにいるのは戦争のせいだと知っていると言った。
「プーチンの頭の中に何かがあるからよ」と彼女は説明した。
すべての大人が良い決断をするわけではないことがわかったと、私たちは会話の中で言った。
「プーチンに限って言えばね」とアントニーナさんは言い返した。
難民の子どもたちは、アメリカの子どもたちと同じように、約2年間のパンデミックの間、隔離されたことですでに精神的な問題を抱え込んでいた。そして今、暖かい家庭を離れ、戦いのためにウクライナに残った父親はもちろんのこと、パンデミック前の平穏な生活への動きも無残に中断されてしまったのだ。
部屋の向こうの母親たちは、自分たちを助け、家族のニーズやトラウマに対処するためのより良い場所に置くために、精神的なサポートを求めています。
「他の女性と話すと、私たちも同じ問題を抱えていると聞きます。自分の状況を離れたところから見ると、解決できるのです」とコノバロワは説明します。
"最も顕著なトラウマは、女性が明日を見ないことです。確信が持てず、疑い、怯え、どこにも守られている気がしないのです」と彼女は言います。"そして、彼らに明日があること、暖かく安全な場所にいること、子供たちは明日もお粥を食べること、彼女は彼を寝かしつけ、子供と散歩に行くことができることを伝えることが重要なのです"。明日があることを知ることが大切なのです。"

Ukrainian refugees in Poland get help for trauma you can't see -- mental health
CNN EXPANSION DC 2017 Dana BashAbbie Sharpe
By Dana Bash and Abbie Sharpe, CNN
Updated 1003 GMT (1803 HKT) April 10, 2022
Ukrainian refugees dealing with trauma after escaping to Poland

Warsaw, Poland (CNN)Eight-year-old Yana was going to gymnastics class six days a week at home near Odessa, Ukraine.

Now, she can only practice by herself on a patch of open floor in a refugee center here in the Polish capital.
Yana is one of millions of Ukrainian children coping with change: forced to leave her home, her passions and her father behind in the aftermath of Russian President Vladimir Putin's brutal invasion of their country.
"There were explosions there and stuff like that," she said quietly, recalling that she heard more than she actually saw.
"I'm just not afraid of it very much," she added.
Her mother, Liudmyla Bats, said Yana is very strong and said she hopes that when her daughter tells her she is doing OK, she really means it.
But sitting in her bathrobe after a welcome shower at the Arena Ursynów, a sports complex now used to temporarily house Ukrainian refugees, Bats talked about her own trauma.
"Even here, every time when I hear some sounds and when the airplane is flying, I'm afraid," she said.
Bats and her children are benefiting from the well-documented generosity of the Poles -- shelter, food, even a table well-stocked with pencils and paper for Yana to use while attending virtual school on her phone.
But less known is the help Polish leaders and private organizations are providing Ukrainian refugees dealing with what we can't see: the mental health of the mostly women and children who crossed the border.
More than 2.5 million Ukrainian refugees have fled to Poland, and, according to the Warsaw Mayor Rafal Trzaskowski, there are some 300,000 in the capital city alone. He said 100,000 are children and already 15,000 Ukrainian refugees are enrolled in Polish schools -- some with his own children.
"I talk to my kids because they attend Warsaw schools with Ukrainian kids. They say that those kids are incredibly resilient, but you never know what's beneath the surface. And, of course, this is one of the major problems. I mean, health care -- psychological health," the mayor said.
Trzaskowski said he has temporarily directed many of the city's psychiatrists, psychologists and other mental health social services to help the Ukrainian refugees.
Private organizations are prioritizing the care too -- leaving leaflets at train stations for arriving refugees to see.
"We are all traumatized, especially after what we've seen in the past days on television. And some of those kids were just escaping bombs. Some of them were seeing members of their family being killed. I mean, this is something that we have problems imagining," Trzaskowski said. "We have a lot of traumatized kids in Warsaw who need help."
"My friends from Ukraine tell me that they can focus on fighting and rebuilding their country because we take care of their families and their kids," he added, referring to the men who stayed behind.
No longer an afterthought
The emphasis on mental health is a very modern approach to caring for war refugees. It wasn't that long ago that it was an afterthought, if a thought at all.
At a Jewish Hillel Center in downtown Warsaw, Milena Konovalova leads group therapy sessions for refugee women. She recently fled Ukraine herself.
"Every woman needs another woman who can listen to her," she said. "Before the war in Ukraine, I worked as a women's psychologist. I worked only with women, and I understand how important it is for women to talk, to talk to other women."
Konovalova is not Jewish, but the Hillel Center is one of many organizations opening their doors for all Ukrainians with any kind of need.
During a recent session, Konovalova and five other women sat around a table covered with rose petals in what she calls a women's circle.
The lyrics of the song "Be Yourself" by Peruquois filled the room as the women took turns lighting candles. Emotions rushed to the surface. Tears flowed as the women connected and shared their experiences.
While the women talked, their children played in a makeshift day care center on the other side of the room. Some of them were too young to understand, happy just to be playing with toys and other children.
But some of them do understand. Young girls like eight-year-old Antonina, who said she knows that she's in Poland because of the war.
"Because Putin has something in his head," she explained.
It turns out not all grown-ups make good decisions, we said during our conversation.
"When it comes to Putin, yes," Antonina shot back.
The refugee children, just like children in the United States, were already dealing with mental health challenges from being isolated during almost two years of the pandemic. Now, having left the warm comforts of home, not to mention their fathers who stayed in Ukraine to fight, any move toward a pre-pandemic normalcy has been cruelly interrupted.
Their mothers across the room are seeking emotional support to help themselves and put them in a better place to address their family's needs and traumas.
"When we talk to other women, we hear that we have the same problems, and when we see our situation from a distance, we can solve it," explained Konovalova.
"The most prominent trauma is that women don't see tomorrow. They are not sure, they doubt, they are frightened or scared, they don't feel protected anywhere," she said. "And it's important to convey to them that there is tomorrow, that they are in a warm and safe place, that the children will have porridge tomorrow, and she will be able to tuck him in, go for a walk with the child. It's important to know that tomorrow will happen." 

 

2022年4月 9日 (土)

ウクライナの避難者の心のケア(6)RTE(アイルランド国営放送)スロバキアからウクライナ避難者のレポート2022年4月8日

「Ukraine Trauma」 でGoogleでニュースを検索すると、アイルランド国営放送のRTE(Raidió Teilifís Éireann)の記事をみつけました。Deeplで翻訳しました。日本では毎日ウクライナへのロシア軍による殺戮のニュースが流れており、この報道を正視すべきだと思います。一方、ウクライナの人たちの苦しみや生活を日本のTVや新聞では知りえないのではとこの記事を読んで思いました。NHKの記者は、ウクライナの国境の町での避難所を取材しているのでしょうか。外務大臣がポーランドに行ったのでポーランドでは取材しているのでしょうが、避難者の生の声がこの記事には詰まっています。記者は避難キャンプの心理学者や獣医にも取材しています。この記者がトラウマの知識があると思われる文章をぬきだしてみました。
「ヴィスネ・ネメカ国境での最初の夜、私たちは多くの難民に話しかけました。それぞれが語るべき物語がある。その語り口は、戦争がもたらす人的犠牲を物語っている。中には、自分の体験について話すことを丁重に断る人もいる。それ自体が物語なのだ。
”On our first evening at the Vysné Nemecké border crossing we speak to many of the refugees. Each has a story to tell. The narratives are testimony to the human cost of war. Some politely decline to speak about their experiences. That in itself tells its own story.

写真もありますので、ぜひ、原文にアクセスしてください。

疲弊したウクライナ人が戦火から逃れたスロバキアからの特別レポート
A special report from Slovakia as exhausted Ukrainians flee war
戦争が始まって以来、30万人以上のウクライナ人が国境を越えてスロバキアに逃亡している。

Seán Mac an tSíthigh 著
イリゼオア・ファイス

Updated / Friday, 8 Apr 2022 09:50 

スロバキア、コシツェ駅の臨時案内所の周りにウクライナ人難民の一団が身を寄せている。彼らの顔には、軽いパニックのようなものが見える。
彼らは正しい電車やバスの乗り継ぎを見つけなければならないのだ。高齢の難民も多い。しかし、ウクライナ語やロシア語を話すボランティアが、道案内をするなどして、彼らを安心させる。
国境を越えてスロバキアにやってきた難民の多くは、この駅にたどり着きます。コシツェはスロバキア東部最大の都市。国境を越えた難民にとって、この駅はヨーロッパ各地を目指す最初の中継地となる。
多くの難民は、安全な国境を越えるために何日もかけて移動し、疲れ切っているように見える。戦争から逃れるためのストレスが原因だ。難民はわずかな荷物しか持っていないが、多くの悩みを抱えている。

燃料とトラクターを強奪された農場
私は一人の老人に近づいた。風雨と歳月にさらされた老人の顔に惹かれる。しかし、彼の青い目は若々しい輝きを保ち、西ケリーの自宅の古い隣人を思い起こさせる。彼は英語を話すことができない。ウクライナ人の若い女性が通訳をしてくれる。
トーマスさんは、キエフの北にある農村の小作人である。今は息子さんが40エーカーの土地を耕していますが、トーマスさんは今でも息子さんの仕事を手伝っています。ジャガイモや小麦、野菜などを栽培しています。牛も飼っている。ささやかな土地だが、息子の若い家族が快適に暮らすには十分な広さだ。
トーマスさんは、家を出るのを嫌がっていたが、息子の妻に説得され、ドイツに行くことになったそうだ。息子は武器を取って、国を守るために働いている。私はトーマスに、息子のことを心配しているのかと尋ねます。しかし、彼は息子を誇りに思っていると言う。すると、トーマスはとても生き生きとした表情になり、声には怒りが感じられるようになり、話を続ける。
ロシア軍の戦車が進入し、周辺を制圧したとき、4人のロシア兵がトーマスの農場に入ってきた。35年前のトラクターの燃料であるディーゼルを抜いたのだ。しかし、自分たちのためにディーゼルを吸い上げても、兵士たちは満足しない。ロシア兵は農場を去る前に、古いトラクターに火をつけた。トラクターがあればこその農家である。
これから数週間は、畑を耕し、作物を植える準備に追われるはずだ。彼は今、息子の家族のことを心配している。もう1台トラクターを買う余裕はない。トーマスさんは、息子に馬で耕す方法を教えるために残りたかったのですが、息子は安全な場所を探すためにここを離れるようにと言いました。
トーマスの話は、私たちが1週間前にスロバキアとウクライナの国境に到着して以来、遭遇した多くの闘争、悲しみ、喪失の話のひとつに過ぎないのです。戦争が始まって以来、30万人以上のウクライナ人が国境を越えてスロバキアに逃れてきています。アイルランドと同程度の人口の小国にとって、初期は困難な状況であることがわかった。97kmに及ぶ国境沿いの4つの踏切を、1日に1万5千人以上の難民が通過していった。

リスクと危険の中で、小さな親切を大切にする
当初、援助団体は殺到する人々への対応に苦慮し、NGOは現地政府の対応と計画性の欠如を批判していた。
国境越えで展開された混乱した光景は、より弱い立場の難民に潜在的な危険をもたらした。ヒューマン・ライツ・ウォッチは、人身売買業者や性犯罪者が国境を越える際にもたらす危険性を強調した。

3月9日、クロアチアのバスがヴィスネ・ネメッケの交差点に到着した。その女性運転手は、30歳未満のウクライナ人女性しかバスに乗せないと言った。警察に通報された。運転手は自分の名前を名乗ることを拒否し、バスから降ろされた。結局、当局が状況を把握し、非常によく組織された効率的なシステムが導入されたようです。
スロバキアに入国する難民の70%以上は、ヴィスネ・ネメッケで国境を越える。その大半は女性と子どもである。国境の壁から出てきたウクライナ難民には、ボランティアが声をかけ、子どもたちにはおもちゃをプレゼントしています。おもちゃを受け取った子どもたちの小さな喜びの声が、ストレスや疲れを抱えた母親たちの顔にほほえみを与えます。戦場では、小さな親切が大切なのです。ここで受ける温かい歓迎には、尊厳があります。

NGOはここに小さなテント村を作り、難民に温かい飲み物や食べ物、衣服、毛布などを提供しています。テントの一角には仮設の教会もあり、神父が祈りを捧げ、難民たちが次の旅に出る前に、精神的な癒しと内省の静かな時間を過ごすことができます。難民を収容するために到着した車両は定期的に検査され、運転手は質問され、登録しなければなりません。
バスは難民を近くのミハロフツェという町へ運びます。この町には、アイスホッケー場の横に大きな難民キャンプが建てられている。ここで難民の登録が行われる。この手続きにより、難民はスロバキアでの「一時保護」の身分を与えられ、就労や医療、子どもの教育が許可される。スロバキアに入国した難民の大半は他の国へ向かう予定だが、6万人以上がスロバキアに留まることを決めたという。

「ウクライナは私の故郷です。故郷が恋しい。私の家は私の心の中にある"

このキャンプは、難民に一時的な休息場所を提供するためのものだ。大きなテントの中には、キャンプ用のベッドが何列も並んでいる。疲れ果てた母親が子供を優しく寝かしつける。フードホールでは、温かい食事が提供されている。様々な援助団体が衣類や洗面用具、おもちゃを配っている。携帯電話会社は、スロバキアのSIMカードを無料で提供しています。情報テントでは、ボランティアが難民の次の旅の計画を立て、宿泊先を探す手助けをしています。

ウクライナから逃れてきた人々の多くは心に深い傷を負っている
心理サービスを提供するテントを訪問。心理学者の一人であるミロスラヴァは、彼女が出会う人々の多くが深いトラウマを抱えており、うつ病、不安神経症、心的外傷後ストレスなど、戦争のトラウマからくる精神障害に苦しんでいると教えてくれた。激しい戦闘に巻き込まれ、多くの人がフラッシュバックを体験しているという。
隣接する屋内競技場でアイスホッケーの試合が行われると、スティックの音や大観衆の歓声にテントにいる子どもたちがおびえ、逃げたばかりの町や都市で経験した耳障りな砲撃音がフラッシュバックするとミロスラヴァは言う。

キャメラマンのジミー・ノーマンは、獣医師が運営する別のテントを発見した。難民の多くはペットを連れて戦火を逃れてきた。獣医の話によると、ここに到着したペットたちは疲れ果て、お腹を空かせているそうだ。大きな犬がいる。この犬の飼い主は、激しい砲撃のあったハリコフから来たと獣医は言う。この犬は、一日前に到着したときからずっと、コントロールできないほど震えているそうです。ペットも戦争の影響を受けている。

空襲のサイレンがもたらした恐怖
ヴィスネ・ネメカ国境での最初の夜、私たちは多くの難民に話しかけました。それぞれが語るべき物語がある。その語り口は、戦争がもたらす人的犠牲を物語っている。中には、自分の体験について話すことを丁重に断る人もいる。それ自体が物語なのだ。

私たちはビクトリアに会った。彼女はキエフから逃げてきた。空襲のサイレンがもたらすパニックと恐怖、特に夜間の恐怖を語ってくれた。4歳の息子をなだめるために、サイレンが鳴るたびに両手で耳をふさいだそうだ。

ボダナさんは、自分の住んでいる町の近くで、絶え間なく続く砲撃の恐怖を語る。年老いた両親は一緒に出て行くことを拒んだ。今、彼女は両親の命を案じている。

オデッサのナディヤは、ロシア軍が南部で攻撃を強化したため、避難を決意した。彼女の町のすぐ北の町では、多くの人が殺されたという。また、ロシアとの文化的なつながりが強いこの国では、戦争に対する意見の違いから家族が分断され、友情が壊れてしまったという。

ハリコフの破壊状況、防空壕の地下に住む人々の困難な状況、路上の死体について語るアンナ。子どもたちの居場所はない」と。

ウクライナ・ハリコフの被災状況
母親は子供を抱え、残されたパートナーに思いを馳せる

暗くなっても、ひっきりなしにやってくる難民を撮影し続ける。寒さは厳しい。多くの難民は、このような状況に対して適切な服装をしていない。母親たちは子供たちの手を握り、早く歩けるように励ましながら、暖かいキャンプにたどり着き、やっと休めることを待ち望んでいる。

母親たちの強さと決意には目を見張るものがあります。ほとんどが一人旅。18歳から60歳までの男性は出国禁止で、ウクライナに残って戦争に協力しなければならない。子供たちの世話と責任は母親たちの肩にかかっており、戦場に残されたパートナーへの思いは想像を絶するものだろう。しかし、国境を越えようとする彼女たちは、急ぐあまりに堂々としている。

到着するたびに、視覚的なストーリーが展開される。荷物の入ったビニール袋を抱えた老人は、これからどこへ行けばいいのか、迷っているように見える。松葉杖をついてゆっくり進む10歳の少年。しかし、その幼い顔には固い決意が感じられます。3人の子どもを抱えながら、必死に荷物を運ぶ若い母親。年老いた夫に車いすを押される老女。その光景は、哀れで切ない。

流れに逆らい、戦禍の国に再入国する

夜も更けて宿舎に戻ろうとしたとき、人の流れに逆らって歩いている女性がいるのに気づいた。ベロニカと名乗る彼女は、小さな犬を抱いている。びっくりしていると、彼女は国境を越えてウクライナに戻ろうとしているのだという。彼女は9日前にキエフからシュトゥットガルトに逃げ帰った。ロシア軍に脅かされながらも、家族やキエフに残った友人に会いたい、と。

そして、自分の国と美しい国民を誇りに思うという。私は、「帰るのが怖いですか?と尋ねると、「いいえ」と彼女は自信たっぷりに答えた。その理由を聞いてみた。「ウクライナは私の故郷です。故郷が恋しい。故郷は私の心の中にあります。私の家は私の心です"

10分後、ヴェロニカは国境を越えて姿を消し、戦争で荒廃した国に再び入国した。

ウクライナに戻ったヴェロニカさん
数日後、私たちは山の上、ウブルアの国境で撮影をしていた。交差点は不気味なほど静かだ。ウクライナ軍は、かつてロシア軍に占領されたキエフ北部の多くの地域を奪還している。うっすらと雪が積もり、車から降ろされる女性や子供たちが目につく。彼らはウクライナに再入国しようとしている。もう大丈夫だと思ったのだろう。

夕方、再び南下し、ヴィスネ・ネメッケの交差点へ。ここでは、国境に向かって歩く女性や子どもを多く見かける。私たちが話を聞いた大多数は、ウクライナ西部、つまり紛争をほとんど逃れてきた地域に住んでおり、彼らはもう戻っても大丈夫だと考えている。短い滞在になるだろうと話す人もいる。パートナーに会いたい、親戚や友人に会いたい、家が安全かどうか確かめたい、と。

また、戦争がウクライナに有利になったと信じている人もいる。戦争がウクライナに有利になったと信じている人たちもいる。自信を深めて、故郷に永久に戻るつもりなのだ。

コシツェ駅に戻り、ボランティアや難民への聞き取り調査を終えた。近くの「旧市街」を散歩することにした。美しい中世の教会、聖エリザベス教会に足を踏み入れる。ステンドグラスの窓や祭壇の装飾に見とれながら、しばらく座っている。10分ほど教会の奥に座っていると、大きなオークの扉が開いて、ガラガラ、ギシギシという音がした。

若い女性が入ってきた。特徴的な白い毛糸の帽子をかぶり、背中にバッグを背負っている。以前、駅でボランティアに情報を求めているところを見たことがある。彼女はゆっくりと教会の周りを歩き始める。私はそれ以上考えない。カルバリの場面を描いた美しい古い彫刻に目が留まり、思い切って近づいて見てみる。

そろそろ教会を出ようかと思い、ドアに向かうと、また若い女性に会いました。彼女は今、片隅の暗い場所にいる。冷たい石板の上にひざまずき、宗教的な肖像画の真下にいる。彼女は私に背を向け、両手を合わせて肖像画を見上げている。静まり返った教会の中で、私は彼女がささやくように祈る声を聞いた。それは、彼女の祖国への祈りと涙である。

感動的なシーンだ。悲しく、しかし美しい。私は静かに教会を出て、教会前の小さな広場の反対側にあるベンチに座る。しばらくすると若い女性が現れ、涙を拭きながら角を曲がって駅の方角へ歩いていった。

私は再び教会に入り、彼女がひざまずいていた絵の下を見に行く。絶望的な事件や迷子の守護聖人である聖ジュードである。

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セアン・マック・アン・ティシットハイ

イリゼオア・ファイス

More than 300,000 Ukrainians have fled across the border into Slovakia since the beginning of the war
By Seán Mac an tSíthigh
Iriseoir Fise

A special report from Slovakia as exhausted Ukrainians flee war

In Slovakia, a group of Ukrainian refugees are huddled around a temporary information stand in Košice train station. There is a sense of urgency and I see flashes of mild panic in some of their faces.

They need to find the correct train or bus connection. I notice a lot of elderly refugees among them. Many appear confused and anxious but Ukrainian and Russian-speaking volunteers quickly put them at ease - offering them directions and guidance.

Having crossed the border into Slovakia, many of the refugees end up at this train station. Košice is the largest city in the eastern region of Slovakia. Having left the border camps this train station is their first major transit hub as they seek to continue their journey onwards to their desired destinations across Europe.

Many of the refugees appear exhausted, having travelled for days to reach the safety of the border. The stress of escaping war is taking its toll. The refugees carry few belongings but many troubles.

Farm robbed of fuel and tractor

I approach an old man. I am drawn to the character in his face, worn by weather and age, but his blue eyes retain a youthful intensity, reminding me of an old neighbour at home in west Kerry. He does not speak English. A young Ukrainian woman kindly offers to translate for us.

Thomas is a small farmer from a rural area north of Kyiv. While his son now farms their 40 acres, Thomas still helps him work the land. They grow potatoes, some wheat and other vegetables. They also have cows. It's a modest holding but it's enough to provide a comfortable living for his son's young family.

Thomas tells me he was reluctant to leave home but that his son's wife eventually convinced him to follow her to Germany. Thomas tells me his son has taken up arms and is helping defend his country. I ask Thomas if he is worried about his son. He tells me he is, but that he is proud of him. Thomas then becomes very animated, and I can detect anger in his voice as he continues with his story.

When the Russian tanks rolled in and took control of the surrounding area, four Russian soldiers entered Thomas's farmyard. The soldiers drained the diesel tank he uses to fuel their trusty 35-year-old tractor. But siphoning the diesel for their own use did not satisfy the soldiers. Before the Russians left the farmyard, they set fire to the old tractor. Thomas tells me it's a disaster for the family, as the success of the farm relies on the power of the tractor.

Over the coming weeks they should be busy ploughing the land and preparing to sow the crops. He now fears for his son's family. They can't afford to buy another tractor. Thomas says he wanted to stay behind to show his son how to plough with a horse, but his son insisted that he leave and find safety.

Thomas's story is just one of the many tales of struggle, sorrow and loss which we have encountered since we arrived on the Slovakian border with Ukraine over a week ago. More than 300,000 Ukrainians have fled across the border into Slovakia since the beginning of the war. The early days proved challenging for a small country with a population similar to that of Ireland. More than 15,000 refugees a day passed through the four crossings along the 97km border.

Among risks and dangers, small acts of kindness matter

Initially, aid organisations struggled to cope with the flood of people and the NGOs criticised the lack of response and planning by the government there.

The chaotic scenes which developed at the border crossings brought potential dangers for the more vulnerable refugees. Human Rights Watch highlighted the risks posed by traffickers and sexual predators at the crossings.

On 9 March, a Croatian bus arrived at the Vysné Nemecké crossing. The female driver said she would only allow Ukrainian women under the age of 30 onto the bus. The police were alerted. The driver refused to give her name and she was removed from the bus. The authorities eventually managed to get a grip of the situation and what appears to be a very well organised and efficient system was put in place.

Over 70% of the refugees entering Slovakia cross the border at Vysné Nemecké. The vast majority are women and children. As they emerge from behind the border barriers, the Ukrainian refugees are approached by volunteers and the children are gifted toys. The little squeals of joy from the children as they receive the toys brings a smile to the faces of their stressed and exhausted mothers. In war, small acts of kindness matter. There's dignity in the warm welcome they receive here.

The NGOs have established a small village of tents here, offering the refugees hot drinks, food, clothes and blankets. There is also a makeshift church in one of the tents, where priests lead prayers, allowing the refugees a quiet moment of spiritual healing and reflection before they face the challenge of the next phase of their journey. Vehicles arriving to collect refugees are regularly searched, drivers are questioned and they must register.

A fleet of buses transport the refugees to the nearby town of Michalovce. Here, a large refugee camp has been built alongside the town's ice hockey stadium. This is where the refugees are registered. This official process gives the refugees 'temporary shelter' status in Slovakia, granting them permission to work, access healthcare and allowing their children to enter the education system. While the vast majority of refugees entering Slovakia have plans to continue on to other countries, more than 60,000 have decided to stay in Slovakia.

"Ukraine is my home. I miss my home. My home is in my heart."

The camp is designed to offer the refugees a temporary resting point. One large tent is filled with rows upon rows of camp beds. Exhausted mothers gently lull their children to sleep. A food hall offers much needed hot meals. Various aid organisations hand out clothes, toiletries and toys. A mobile phone company provides free Slovakian sim cards. There is an information tent where volunteers help the refugees in planning the next part of their journey and assist them in sourcing accommodation.

Many people fleeing Ukraine are deeply traumatised
We visit a tent that offers psychological services. Miroslava, one of the psychologists, tells us many of the people she meets are deeply traumatised, suffering from depression, anxiety, post-traumatic stress and other psychological disorders generated by the trauma of war. She tells us that proximity to raging battles has left many experiencing flashbacks.

Miroslava tells us that when ice hockey games are held in the adjacent indoor stadium, the crack of the sticks and sudden roar of the large crowd can frighten the children in the tents, triggering flashbacks of the deafening sound of bombardment they experienced in the towns and cities they have just fled.

Cameraman Jimmy Norman spots another tent run by veterinary surgeons. Many of the refugees carried their pets with them as they escaped the war. The vet tells us that the pets are exhausted and hungry when they arrive here. We see a large dog. The vet tells us her owner has come from Kharkiv, a city which has experienced intense shelling. The dog is shaking uncontrollably - and has been since she arrived a day earlier. Even the pets are showing the strain of war.

The terror the air raid sirens brought
On our first evening at the Vysné Nemecké border crossing we speak to many of the refugees. Each has a story to tell. The narratives are testimony to the human cost of war. Some politely decline to speak about their experiences. That in itself tells its own story.

We meet Victoria. She has fled Kyiv. She recounts the sense of panic and terror the air raid sirens brought, especially at night. She tells us she tried to calm her four-year-old son by covering his ears with her hands whenever the sirens blared.

Bohdana talks of the terrifying thuds of incessant shelling near her town. Her elderly parents refused to leave with her. She now fears for their lives.

Nadiya from Odesa decided to flee as the Russians intensified their assault in the south of the country. She says many people were killed in a town just north of her city. She also describes how differing opinions about the war has divided families and broken friendships in a part of the country which has retained strong cultural ties with Russia.

We meet Anna, who tells us of the destruction in Kharkiv, the difficult conditions experienced by people living underground in bomb shelters, the dead bodies on the streets. It’s no place for children, she says.

Scenes of devastation in Kharkiv, Ukraine
Mothers carry their children, and thoughts of their partners left behind

Darkness falls and we continue to film the steady stream of refugees. It’s bitterly cold. Many of the refugees are not dressed properly for such conditions. The mothers hold the hands of their children, encouraging them to walk faster, anxious to reach the warmth of the camp and a chance to finally rest.

The strength and resolve displayed by the mothers is remarkable. Most travel alone, without their partners. Most men aged between 18 and 60 are banned from leaving and must stay in Ukraine to help with the war effort. The responsibility and care of their children rests solely on the mothers' shoulders, while thoughts of their partners left behind to fight must carry unimaginable worry. Yet in their haste and urgency to cross the border, the women carry themselves with dignity.

With each arrival there's a visual story. An old man clutching a plastic bag of belongings appears lost, unsure of where he should go now. A 10-year-old boy moves slowly along on crutches, but there's a steely resolve evident on his young face. A young mother struggles to carry her bags while keeping her three young children safely in tow. An old woman is pushed along in a wheelchair by her elderly husband. The scenes are pitiful and poignant.

Against the flow, re-entering a war-torn country

It is late and we are about to return to our accommodation when I notice a woman walking against the flow of people. Her name is Veronika and she is carrying a little dog. I'm taken aback when she tells me she is heading back across the border into Ukraine. She fled Kyiv for Stuttgart nine days ago. Even though the Russian army still threatens her city, she tells me that she misses her family and her friends who have remained in Kyiv.

She says she is proud of her country and its beautiful people. I ask her if she is afraid of returning. "No," she replies with conviction. I ask her why. "Ukraine is my home. I miss my home. My home is in my heart. My home is my heart."

Ten minutes later, Veronika disappears across the border, re-entering a country being ravaged by war.

Veronika, who went back into Ukraine
A few days later we are filming high up in the mountains at the border crossing of Ubl'a. The crossing is eerily quiet. The Ukrainian forces have by now recaptured much of the territory once occupied by the Russians to the north of Kyiv. A light dusting of snow is falling and we see a number women and children being dropped off by cars. They are re-entering Ukraine. They feel it's safe to return.

Later that evening, we travel south again to the Vysné Nemecké crossing. We see more women and children walking towards the border here. The majority we speak to live in western Ukraine, in areas that have largely escaped the conflict, and they believe it is now safe to return. Some tell us it will only be a short visit. They want to see their partners, meet relatives and friends and make sure their homes are secure.

Others believe the war has turned in Ukraine’s favour. There's a growing confidence and they now intend to return to their homes permanently.

Back in Košice train station I’ve finished interviewing some of the volunteers and refugees. I decide to go for a walk in the nearby 'old town'. I enter the beautiful medieval church of St Elizabeth. I sit for a while admiring the elegant stained-glass windows and ornate altar. I've spent about 10 minutes sitting at the back of the church when I hear the rattle and creak of the big oak door as it opens.

A young woman enters. She is wearing a distinctive white woollen hat and has a bag on her back. I have seen her earlier, seeking information from volunteers in the train station. She begins to slowly wander around the church. I don't think any more of it. My attention is drawn to a beautiful old sculpture of the scene on Calvary and I venture over to take a closer look at it.

I eventually decide it’s time to leave the church, but as I make my way towards the door, I see the young woman again. She is now off to the side in one of the darker corners. She is kneeling on the cold stone slabs, directly beneath a religious portrait. She has her back to me and she is gazing up at the painting, her hands clasped. In the still silence of the church I can hear her whispering prayers, but I also hear her sobbing heavily as she whispers them. They are prayers and tears for her homeland.

It’s a moving scene. Sorrowful, yet beautiful. I quietly leave the church and sit on a bench on the other side of the little square in front of the church. The young woman emerges a short time later, wiping tears from her eyes before turning the corner and walking back in the direction of the station.

I re-enter the church and walk over to look at the painting under which she had knelt. It's St Jude - the patron saint of hopeless cases and lost causes.

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