市民向けシンポジウムは、第1部-臨床心理士と出会った当事者の声 では、3人の方に、ご発言をいただきました。
中村恵子さんは、震災後のさまざまな不調がからだの問題ではなく心の問題だと気づき、臨床心理士のカウンセリングを受けた体験をお話いただきました。(兵庫県臨床心理士会発行の「被災地だより」に、その時の体験をまとめられています)
松井直子さんは、高校生のお嬢様を、飲酒運転犯罪により、亡くされた後、身近な人がよかれと思ってかけてくれた言葉に傷つき、犯人の裁判が終わった頃、心もからだもぼろぼろになっている自分に気づき、警察の被害者対策室の紹介でカウンセリングを受けられ、その体験をお話いただきました。(ホームページ「早紀からのメッセージ」をご覧ください)
諏訪清二さんは、「防災教育と心のケア」というテーマで、県立舞子高校の生徒やその卒業生と、さまざまな被災地-インド洋大津波の被災地スリランカ・インドネシア、中越地震、台風23号被災地、能登地震-にでかけて活動した経験の中から、心のケアの大切さをお話いただきました。
第2部では、「なぜ臨床心理士の国家資格が必要か!」というテーマで、3人のスピーカーのお話をいただき、フロアをまじえて討論をいたしました。
第2部の開会にあたり、参議院議員辻泰弘先生が、おいでくださり、参加者にメッセージを送っていただきました。そればかりか、最後まで、参加くださり、討論でも貴重なご発言をしていただきました。
はじめに日本臨床心理士会理事の平陽一さんが、資格問題の歴史から現状に至るまでパワポを使いながら、わかりやすく説明してくださいました。
つぎに、医療分野・教育分野で臨床心理士として活動してこられた岡嵜順子さんが、ご自分の体験から、なぜ国家資格が必要かを、お話くださいました。学校で出会ったある生徒の状態から、精神科医にすぐつながなければならないと判断され、その後、よい方向へ変化した事例も含めてのお話でした。(このブログでのコメントを早速いただいていますし、岡嵜さんのブログも参考にしてください)
名取琢自さんは、スイスユング研究所に留学したとき、さまざまな国から来ている人たちと資格の現状の話になったとき、「日本に臨床心理士の国家資格がないなんて、嘘だろう」といわれた経験から、世界の資格の状況をプロジェクトチームを作り、調査した結果を報告していただきました。あらゆる国の心理士の国家資格の要件が最低修士修了レベルであることを、その調査結果をまとめた資料に基づき説明してくれました。
フロアからは、次々に、質問・意見が発表され、最後に、辻議員のコメント・質問を受けて、平さんからの現状が報告され、シンポを終了しました。
シンポの内容や参加者の感想・意見は、いずれ、兵庫県臨床心理士会から報告されると思います。
当日は、衆議院議員・西村康稔先生、衆議院議員・谷公一先生から、臨床心理職の国家資格をめざす心強いメッセージをいただきました。また、衆議院議員・大前繁雄先生の秘書の方がかけつけてくださり、シンポを最後まで聞いてくださいました。
シンポが終わって、JR元町駅南側で、臨床心理職の国家資格をめざすビラ「shikakubira.pdf」をダウンロード 配りを40名ほどで行いました。道行く人から、「え、臨床心理士は国家資格ではないのですか?」とか「河合隼雄先生のおかげんはいかがですか?」といった声をかけてくださる方もおられ、このような活動も、とても大切だと思いました。
その後、元町の居酒屋で、40名ほどが一室を貸し切り、今日の事業の感想・資格問題を熱く語りあいました。ブログ仲間の「つなでさん」や「はらちゃん」も参加していただき、資格問題の情報発信をどんどんやっていこう!と意気投合しました。
この企画に参集・そして準備してくださったみなさん、マスメデアの多くのみなさんに、感謝申し上げます。
さあ!臨床心理職の国家資格実現のために、声をあげましょう!
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