2008年1月27日 (日)

新しい学習指導要領-道徳は変わるのだろうか!

新しい学習指導要領の改訂がすすんでいる。

2008年1月17日 中央教育審議会において、「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善について」(答申)をとりまとめました。(「答申」全文はこちら)(PDF:893KB)

この答申を読むと、道徳教育がどのように変わるのか危惧せざるえない。

この答申の52p

「第四は、道徳教育の充実である。道徳性の涵養については家庭の果たす役割がおおきいことを前提にしつつ、学校教育においては、発達の段階に応じた指導や体験活動などを通じた生活習慣や最低限の規範意識の確立、民主主義における法やルールの意義の理解など5.(7)で示した基本的な考え方に従って道徳教育を充実する必要がある。」

そして、「心のノート」の活用などがあげられている。

 これまでも、心のノートについては、このブログでも取り上げてきたが、残念なことに、「怒りや悲しみとのつきあい方」についてのページがみあたらない。

 規範意識の形成には賛成だが、「親が子どもを虐待する、暴力をふるう」現実のなかで、子どもがそれをどう受けとめ、どう対処したらよいかについて、だれが伝え教えるのか!

 当然、家庭で親が教えることはできない。それは学校教育で行うしかないのだ。もちろん、地域の社会教育が行ってもよい。しかし、このようなハードなテーマに、子どもたちが集まるだろうか。だから、暴力がいかに人の心を傷つけ、人生の長きにわたって、影響を及ぼすかを、トラウマや臨床心理学・精神医学の知見をもとに、子どもにもわかりやすい言葉で教えなければならない。その場は、学校、教室しかないのだ。

 また、「暴力はいけない」と大人が何度も唱えても、効果は乏しい。むかついたとき、怒りがわき上がったとき、暴力以外の方法で、その感情をどう伝えるのか、どう表現すればいいのかを、教室のなかで、しっかりと子どもが体験しなければ、決して暴力はなくならない。

いまの道徳教育の実践には、このようなテーマがみあたらないように思うが、どうだろうか。行われていても、一部の熱心な教師だけだろう。

ここは、学習指導要領の改訂を機に、おおきく変えてほしい。

特に現職の教員のみなさん、いまの道徳教育がどのように行われており、どのような問題を含んでいるのか、声をあげてほしい。

道徳で、人間関係のストレス(ストレスマネジメント)やアンガーマネジメント、アサーショントレーニング、ピアサポート、いじめ防止授業を、積極的に年間指導案に組んで実践している学校があれば、その成果について、教えてほしい。

そして、なぜ、そのような授業が、どの学校でも実践できないのか、なにが問題なのかについて、このブログにコメントを寄せてほしい。

まもなく、文科省は、2月にパブリックコメントを求める。現場がひとり一人声をあげないと、わが国の道徳教育は変わらない。

日本ストレスマネジメント学会、日本ピアサポート学会などが連名で、「発達段階に応じた体験活動」の実際を、具体的に、提案する必要があるように思う。

この機会を失うと、わが国の心の教育が、もう10年、遅れることになる。

少なくとも兵庫県ですすめている「命の大切さを実感させる教育プログラム」が、道徳教育の改訂に反映されることを望みたい。

学習指導要領改訂の今後のスケジュールが文科省のHpに掲載されている。

学習指導要領改訂の今後のスケジュールについて、渡海文部科学大臣から、
・本答申に示された提言を受け止め、直ちに小・中学校学習指導要領の改訂作業に取り組み、2月中旬を目途に改訂案を公表し、1ヶ月間のパブリックコメントを行った上で、今年度内の改訂を目指す 

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2007年10月12日 (金)

マスメディアは自殺防止に全力をあげてほしい!

自殺報道に関するマスメディアの手引きは、WHOが作成しています(自殺予防総合対策センター掲載;原文訳文)。

日本臨床心理士会(自殺に関する報道についてのお願い)も、わかりやすい文言で、警告しています。

しかし、最近の報道では、「自殺の具体的方法、その場面の映像の放映の自粛」といった基本すらまったく守られていません。

TV局は、「現場の校舎」をくりかえしくりかえし放映してるではないですか。

青少年は、悩みを抱えたとき、解決する手段の幅が狭いのです。だから、そういった情報は、知らず知らずに、「この苦しみを解決するには、××しかない」と思い込ませてしまうのです。

わが国は、失敗から学ぶ、ということがない国なのでしょうか。

昨年の月別の青少年の自殺数の統計資料をみると、この過ちを犯してはいけないということがわかると思います。

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2007年5月25日 (金)

道徳を変えよう!命の教育・心の教育を道徳教育の中心に据えよう!

教育再生会議は、道徳を変えようと提言を打ち出した。私は、これには賛成だが、問題は内容・中身である。本hpの「いじめ防止に関する国会での議論」でも述べたように、ロールプレイやストレスマネジメントなどの体験を盛り込んだ道徳教育に衣替えしてほしい。

 確かに「心のノート」は配布されている。しかし、あの「心のノート」には残念なことに、「怒りや憎しみや悲しみ」といった感情について、その感情との望ましいつきあい方といったページがみあたらない。

 兵庫県では、阪神淡路大震災と神戸児童連続殺傷事件を受けて、心の教育・命の教育を展開してきた。淳君が殺害されてから10年となった5月24日の前後に、地元神戸新聞はさまざまな特集を組んだ。ひとつが「事件によって兵庫の教育がどう変わったか」である。

 私は、心の教育総合センターに当初からかかわっている関係で、3つの教育施策の展開を記者に伝えた。一つは、「トライやるウィーク」(中学2年生の社会体験)、もう一つは、「スクールカウンセリング」(これは1995年からはじまった事業だが、少年事件の時にさらに心のケアの重要性が展開していった)、そして3つめが、心の教育実践授業開発そして2年前からそれを包含した「命の大切さを実感させる教育プログラム」である。

 道徳教育を革新するのなら、いま、この「命の大切さを実感させる教育プログラム」を中心に据えてほしい。これは、従来の道徳教育をもちろん含んでいる。だけれども、それだけではない!

 池坊文部科学副大臣はじめ、本当の心の教育・命の教育に理解のある国会議員をまきこんで、超党派で、道徳教育のよりよい改革を進めてほしい。

 道徳に検定教科書…再生会議(読売新聞より)

 政府の教育再生会議は25日、現在、小中学校で正式な教科でない「道徳の時間」を、「徳育」として「特別な教科」に位置づけ、国の検定教科書の使用を求める提言を打ち出すことで大筋一致した。

続きを読む "道徳を変えよう!命の教育・心の教育を道徳教育の中心に据えよう!"

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2007年3月 3日 (土)

日本の、これから-いじめ

「いじめる側も変わるべき?」という設問を、NHKでやっている!

諸富さんや香山さんも出演しているNHK特番。

いじめは、いじめる子の心の問題です。「いじめられる子にも問題がある」という考えは間違えです。

ひとはみな、課題をもっています。自己主張が苦手。整理整頓がうまくできない。。。。。

でも、だからといって、「死ね」と言われていいはずがない、たたかれたりなぐられたりしていいはずがない、当たり前じゃないですか。

まだ、そんな設問を、公共の放送でやっているんですか?

みていて腹が立ってきました。

そして、いじめる子も、被害者です。家庭や社会の。この点を考えないといじめ問題は解決しない!

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2007年2月19日 (月)

いじめ防止の為のストレスマネジメント授業

最近は、児童生徒にいじめ防止授業をすることが、本当に、楽しくなってきました。

同じ授業案でも、各クラス、違うんですよね。当たり前ですが。

授業のあとに、担任の先生や管理職の先生と話すのも、いろんなことがわかります。

授業が終わると、子どもたちも、「今度、昼休みに、スクールカウンセラーの相談室、行ってみようかな?」って言ってくれます。

私の授業案を、写真で紹介してくださった学校があります。

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2007年2月16日 (金)

文科省事例集 いじめ 加害者の出席停止“効果”

文科省事例集 いじめ 加害者の出席停止“効果”

2月16日8時0分配信 産経新聞文部科学省は15日の有識者会議で、いじめに対する教育現場の取り組み事例集を公表した。そのなかで、いじめの加害児童・生徒に対する「出席停止」について成果があったとされる事例が紹介されているが、具体的ないじめの内容については「個人情報保護」の観点から触れていない。このため関係者からは「出席停止適用の参考材料にはできない」と疑問の声も上がっている。

 出席停止の件数は平成17年度は43件。加害生徒の学習権の侵害にあたるため、市町村教委が他の子供の教育を妨害すると認めた場合に命じることができる。

 出席停止の活用例が紹介されたのは、ある県の中学校。特定の生徒に対し公園で暴力を振るうなどしたとして、加害生徒7人を出席停止4日間の処分とし、担任らが毎日1回の家庭訪問を行った上で、課題学習や日誌記入をさせた。

 その後の3カ月間は、同校の全職員がローテーションを組んで別室で個別指導。特養老人ホームや郷土芸能教室での体験活動も取り入れたほか、スクールカウンセラーが加害生徒や保護者への相談にあたった。その結果、生徒たちの生活態度は改善されたという。

 事例集は、教育現場が出席停止適用を判断する際の指針となる。だが、いじめの内容については「公園などで日を変えて数回にわたり暴力を受けた。(教委は)重篤な事件と判断した」と触れてあるだけだった。

 文科省では3月末までに、都道府県教委などを通じて全国の国公私立の小・中・高全校に事例集を配布するが、果たして参考になるのかどうか…。

最終更新:2月16日8時0分

これって、出席停止に効果があった、ではなく、その間、教師、カウンセラーが、本人の気持ちをしっかり聴き、行った行為に向き合い、そのことをきっかけに、よい変化が起きたんですよね。

具体的ないじめの内容については「個人情報保護」の観点から触れていない。このため関係者からは「出席停止適用の参考材料にはできない」と疑問の声も上がっている。」
だれが疑問の声をあげているんですか、はっきり書いて下さいよ。
具体的ないじめの内容がわからないから参考にならないというのではなく、出席停止の間に、いろいろなかかわりを積極的に行ったことを込みに、評価しましょう!ということではないですか?記者さんの考えひとつで、伝わり方がかわります。これは、出席停止、よいか悪いか、という二分法的結論がさきにあるから、こんな記事になるんだと思います。それで、いじめの内容がわからないから、参考にならないと。いじめの内容より、いじめた子のストレスや心が問題なんですよ。
 法的には、いじめの内容が問題でしょうが、いじめ加害の子の更生や成長を考えると、いじめた子の心理こそ問題なんです。そして、大人のかかわりによって、自分の悲しみや怒りに向き合い、同じ過ちをしないように、悲しみや怒りを人を傷つけずに表現できるように学んでいくんです。この営みがこれまで、強調されなかったのは、なぜでしょうか?更生カウンセリング、立ち直りカウンセリング、立ち直りのための教育相談、いろんないい方ができると思います。
 そして、過ちを犯しているなら、出席停止をする覚悟で、かつ、立ち直りを支援する教育相談体制とその営みが不可欠なんです。だから、Aか、Bかではなく、AもBも必要というのが、いじめ問題の解決に向けた取組だと思います。

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いじめ解決成功集-文部科学省

いじめ解決成功集を文部科学省が全国に配布する

全国からいじめ解決事例集を公募し、180の中から37事例を選び、いじめ解決成功事例集を配布すると、読売新聞が報道しています。

いいですね。10年前に、いじめ防止地域連携事業で、保護者へのアンケートに、いじめ解決に役立ったことを記載してもらいました。

いじめは、人の心を圧倒し弱体化していきますが、一方で、対処できる、解決できるという信念があれば、圧倒されずにすみます。また、成功事例を学ぶことで、対処する方法を考えることができます。

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2007年2月15日 (木)

なぜに本質的な提言がメディアに流れないんだろう?いじめ問題!

共同通信からのニュースでは、いじめ対策有識者会議の速報が流れている。

本当に、携帯電話の使用制限が提言のtopだったんだろうか?

いじめ加害の子どもの対応、いじめの防止教育、その2つはどうなったんだろうか?

携帯電話の利用制限求める・いじめ対策有識者会議

 いじめ対策を検討している文部科学省の有識者会議(座長・梶田叡一兵庫教育大学長)は15日、子どもの携帯電話の利用制限を親に求めることなどを盛り込んだ提言の素案をまとめた。

 提言は学校の教員や保護者、地域の大人たちに向けたもので、一部修正を加えた上で27日に最終決定する。

 素案では、子どもにとってメディアの影響が非常に大きいと指摘。携帯電話のサイト上でのプライバシー侵害やメールを使ったいじめなどが問題になっていることから「携帯電話を学校に持ち込まないことや、活用の方法を子どもと考えることが必要」などと保護者に求めた。

 また、マスコミ関係者に対しては「教育的配慮を持った番組づくりや報道」「いじめを増幅させないよう、被害者らの心理状態に配慮した取材」などを要請。

 教員らには「子どもに生きる喜びや希望と同時に、死を美化しないよう教えることが必要」などとしている。

[2007年2月15日/共同]

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2007年2月13日 (火)

小学生への「いじめとストレス」授業

今日、ある市の小学5年生2クラスで、「いじめとストレス」授業を行いました。

いいですね。授業は!

「ijimestresslesson2.jtd」をダウンロード

「ijime-kanban2.jtd」をダウンロード

「abc-san.ppt」をダウンロード

定番の授業案を進めていき、

「Aさん(いじめをしている)の心はどうなっているんだろうか?」という設問に、

『つよがっている』『かまってもらいたい』『さみしい』『目立ってみたい』『家でお母さんにおこられているから』

『自分もされたことがあるから』『イライラしているから』と次々と発言があった。

<「さみしい」「かまってもらいたい」んだったら、『ねえ、遊ぼうよ!』っていえばいいんだよね>と。

<いじめている子の心が問題です>というまでもなく、子どもたちはよくわかっているんですね。

むかついたら、『○○と落ち着いて主張すればいいんだよ』とからなず、大人が望ましいいい方・行動の仕方をきちんと、伝えてあげたらいいんですよね。

授業のおわりに気分調査票の感想欄に書いてくれたものを紹介します。

<先生のブログに、感想を書いてもいいよっていう人は○、いやだという人は×をつけていてね。>とお願いして、○をつけてくれた児童の感想からいくつかupします。

「ストレスっていう意味がはっきりわからなかったので、この授業でよく分かりました」

「この授業でいじめている人はストレスや不満から人にあたってしまうから、信じられる人にそのことをそうだん、すっきりすることがよくわかりました」

「この授業なんかすごく安心がもてた。いじめている人やいじめられている人がいたらどうすればいいかわかった」

「いじめはいじめている人の心の問題でおきることが分かったから、自分はほぼ悪くないとわかった」

「私はいじめられたことはないけど、いじめみたいなかんじで、それはお母さんにも友だちにも言わなかった。けれども、冬休みに、お母さんに話してかいけつしてもらった。その時の気分はとてもスッキリでした」

「おいしい言葉とくさった言葉。おいしい言葉を友だちや自分に送りたいです」

次々に発言してくれる子どもたち。担任のこれまでのかかわりの成果なんだろうと思いました。

この小学校の校長室に「姿勢・言葉・命・感謝」とかかれた色紙が飾っていました。

すてきな校長先生でした。

ちょうどいじめなどの被害にあっている子どもの声を聴くためのアンケートを実施したばかりでした。熱心に語る担任教師のすばらしさに感激しました。教師はこんなにがんばっているのに。がんばっている教師を保護者・地域の人たちがもっと応援しましょう!

また、この小学校に行きたくなりました。

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2007年2月 7日 (水)

いじめ問題検討会議

いじめ問題検討会議

兵庫県はいじめ問題検討会議(わが国のいじめ問題の第一人者森田洋司教授が委員長)を設置して、いじめ問題への総合施策を検討している。

兵庫県のスクールカウンセラーへの「いじめ問題」へのアンケートを本年1月に実施し、スクールカウンセラーがかかわって好転した事例、困難事例を分析している。

好転事例は、教師との連携が緊密にとれているものがほとんどである。いじめの実態調査やストレスアンケートからいじめを発見し、教師と連携して対応したケースなどが報告されている。詳細は、追って公開されるだろう。

困難事例や課題のひとつは、この記事でもとりあげられているが、インターネット・ブログ・携帯への中傷・誹謗である。

そして、教育再生会議では全くふれられていないが、いじめ加害をした子どもへの積極的カウンセリング(立ち直りカウンセリング)である。

 「また、兵庫県心の教育総合センターが一月に実施した県内百四十三人のスクールカウンセラー(SC)へのアンケートで、いじめを扱ったSCがいた小中学校は百九十六校中百七十一校(約87%)に上った。約二割は加害児童・生徒へのカウンセリング経験があった。

 岡野幸弘・県教育次長は「加害者へのカウンセリングが必要という指摘にはっとさせられた。家庭との連携も含めて学校の体制づくりを考えたい」と話した。(霍見真一郎)」

霍見さん、大事な点を抜き取って記事にしてくれましたね。ちなみに、被害児童生徒へのカウンセリングは70%でした。

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2007年2月 4日 (日)

いじめ防止のためのトラウマストレスアンケートの開発

いじめ防止のために、いじめ被害・加害のアンケートは、その実態を把握し、児童生徒たちに、いまの現状を、フィードバックして、よりよいクラス・学年・学校づくりのためには、必要です。その場合、多くは、記名を強制しない無記名方式で行われることが多いと思います。私は、「名前を書いてもいい人は書いてね!」というのがいいと思うんですが。というのは、声を大人に届けたくても、直接話すのは、ちょっと。という子どもに、アンケートは、声をだしやすくするツールだからです。

でも、無記名調査で、感想欄に「死にたい!」と書かれてあったら、どのこだろう!と教師は、その対応に追われることになります。

そこで、いじめという出来事(ストレッサー)に重点を置いたアンケートではなく、どれだけ心と身体がしんどくなっているか、というストレス反応・トラウマ反応に焦点をあてたアンケートから、子どもたちの苦悩を推し量り、心のケアにすぐにつなげていけないか、ということで、開発しているのが、このアンケートです。これは、災害後のストレス反応をチェックするときに用いたアンケートをベースに、いじめ加害する子どもの心理について4項目加えたものです。まだ、これからデータを蓄積していき、子どもの苦しみをいちはやく発見できるものに高めていきたいと思います。

「ptsrb-ed.xls」をダウンロード

もし、活用したい方はご一報いただければ幸いです。

実施にあたり、保護者への通信や、実施直後の対処についてのメッセージプリントを用意しています。

このようなアンケートを実施する上で大切なことは、「大変な出来事があると、いろいろ心と身体が変化するけど、人はそのことに対処する力をもっているんだよ」というメッセージを伝え、具体的にどのような対処があるかをわかりやすく伝えることです。

そのためこのアンケートのファイル名は、ptsrb-ed( Post Traumatic Stress Reactions by Bullying for psychoEDucation)なんです。

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2007年2月 3日 (土)

つらいニュース-いじめ謝罪、翌日自殺

いじめ謝罪、翌日自殺(日刊県民福井)

 「千葉県松戸市で、中2年の男子生徒(14)が、ほかの生徒とともに同級生をいじめたとして教諭から事情を聴かれた翌日に、市内のマンションから飛び降り自殺した。」

つらいニュースですね。被害から加害、加害から被害。

教育再生会議報告の「いじめ加害者には出席停止」という答申が、あまりにむなしく響きますね。

立ち直りカウンセリング(更生カウンセリングという名称よりいいかもしれません)の必要性を、もっと強調しないと、取り返しのつかない行動に至ってしまいます。

あるひとりの教師の取組を思いだしました。

いじめ加害をした児童が、事実を認めました。でも、表情はなく、顔面蒼白になっていました。教師は、このままでは家に返せない。そう思い、親子のペアリラクセーションを提案しました。(親御さんも、学校に来て、できごとの全てに立ち会われ、被害児童・家族にも謝罪していたんです。)すると、いじめ加害をした児童が、嘔吐しはじめたんです。教師は、流しにつれていき、『君の悪い心が全部(からだの外に)でていっているんだよ』と、背をさすりながら声をかけたそうです。その児童は、大きな声をあげて泣きはじめたそうです。

そうして、涙がとまって、表情がすっきりして、親子で帰宅したそうです。

私がいう立ち直りカウンセリングとは、この教師が行ったかかわりそのものを意味しています。

今朝のTVニュースで、ヤンキー先生こと義家さんが、「いじめ指導に問題があった」といった趣旨の発言をしていた。現場の経験がある方とは思えない発言。経緯を詳しく把握しての発言なのだろうか。自分の立場がわかっているのだろうか。当該の中学校の生徒・保護者・教師の苦しみを考えれば、とても軽々な発言だと思う。

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2007年2月 1日 (木)

中学生への「いじめとストレス」授業

今日、ある市の中学1年生の1クラスで、「いじめとストレス」の授業を行った。

絨毯の敷かれた落ち着いた視聴覚教室で、50分の授業を行った。修士2年のKさんに手伝ってもらった。研究授業だったので、ほかのクラスの先生はじめ教育委員会の先生も授業をみてくださった。

はじめに校長先生から生徒たちに、いじめについて、昨年、全国でおこった悲しい出来事についてお話しがあり、私を紹介してくださいった。

改訂いじめとストレス授業案「ijimestresslesson2.jtd」をダウンロード である。

<この顔、緊張していますね。どんなときに、緊張するかな?>と発問。

だれも手をあげない。うー、これはてごわいなー。小学生は、積極的に発言するが、中学になるとみんなの前での発言が減ってくる。

そこで<Kさんは、どんなとき緊張するかな?>とKさんと少しやりとりした。

<緊張したとき、心や身体はどうなるかな?>という発問に、一人の生徒が

「心臓がバクバクする」と答えてくれた。

気分調査表をチェックしてもらって、本題のいじめにはいっていった。

「Bさんは大変です。どんなことがあれば、Bさんは元気になりますか」という発問に、

4人のグループで考えてもらうことにした。でも、あまり話が弾んでいない。3分ほど時間をとって、ジャンケンで発表者を決めてもらって、発表してもらった。

「家族に相談する」「Cさん、Dさん、がBさんと仲良くする」「CさんとDさんがEさんにやめるように話に行って、EさんがAさんにいじめをやめさせる」

「C,D,Bが、やりかえす!」

<え!いじめ返すの?>「うん(うなずく)」<そうか、はい、これも後で考えましょう>

そして、Bさんがどうすれば元気になるかを話した。つぎに、

<Aさん、どうして、こんないやなことをしてしまうんでしょうか?Aさんの心はどうなっているか話してください!>

少しずつ、グループで話す声が大きくなっていった。

「Aさんは心が弱いんだ」「むかついている」「イライラしている」「以前いじめられたから」

どんどん発言がでてきた。

<いじめられる人にも問題があるっていう人もいるけど、それは間違いです。人はみんな課題をもっています。『はっきり自分の気持ちをいえない』『整理整頓ができない』それはその人の課題です。だからといって、たたかれたり、悪口をいわれていい、ということはありません>

「むかむか」「イライラ」の発言を受けて、

<そうだよね。Aさんは、むかむか、イライラしています。それは、

きょうだい比較をされていたり、家族がいつもケンカしていたり、部活でせんぱいにいじめられたり。そういうことで、むかむかしているんです。>

<じゃ、むかむか、イライラをやわらげる方法、やってみたいと思います>

漸進性弛緩法はみんなやってくれた。

そして、できるかどうか不安だったか、絆のワークを提案した。

つねったり、たたいたりしていない。落ち着いて、肩に手をおいている。

<すごーい、みんなしっかりやさしく、手を置けてるね!>

授業の後の教師との意見交換会で、担任の先生の感想として

「あんなにやさしく人にかかわったことは、はじめてではないかと思うんです。それだけでもよかった!」と。

授業の感想も、ほとんど肯定的なものばかりだった。

いろんなクラスで、この授業をやってみたくなった。

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2007年1月29日 (月)

教育再生会議報告の発達障害についての記載

教育再生会議一次報告で、「(1)いじめられている子を全力で守る」 という(1)には、発達障害の子どもへの配慮がふれられていないのに、「(2)いじめている子や暴力を振るう子には..」にのみ発達障害の記載がある。

「その際、LD、ADHD、アスペルガー症候群や虐待等による行動でないか等、問題行動の背景に十分注意する必要がある」

ここにLD、ADHD、アスペといった素因的要因と、虐待といった環境的要因を同列に記載するのも誤解をあたえる(ただし、虐待は、ADHDを引き起こすことがあるが、素因によるADHDとは区別した方が良い)。LD,アスペ、ADHDなどの障害のある子どもは、むしろ、いじめ被害の対象となり、長年、苦しんでいるという現状がある。

被害から加害に転ずる可能性は、被害を受けていた人なら、だれでも可能性があり、それを踏みとどまる力が、トラウマカウンセリングや、他者から大切にされる体験であろう。

いじめ加害の欄にのみ発達障害について記載したことは、教育再生会議はすぐに謝罪・訂正すべきであろう。

井上雅彦先生出番ですよ!)

教育再生会議報告に「発達障害への偏見助長」と抗議(朝日新聞)

2007年01月29日19時04分

 自民党の尾辻秀久元厚労相、公明党の福島豊衆院議員らは29日、政府の教育再生会議がまとめた第1次報告書について、「発達障害の子どもへの偏見を助長しかねない表現がある」として説明を求める公開質問状を、同会議の野依良治座長あてに提出した。

 尾辻氏らが問題にしているのは、報告書の「いじめている子どもや暴力をふるう子どもには厳しく対処する」という提言中で、「いじめがLD(学習障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、アスペルガー症候群や虐待による行動でないかなど、問題行動の背景に十分注意する必要がある」とした部分。

 「報告書の中には、障害児教育について一切記述がないにもかかわらず、この部分でだけ発達障害について触れると、障害児がいじめの加害者になる可能性が高いと一般の人びとから誤解される」として、表現の訂正などを求めている。

 対応した再生会議担当の山谷えり子首相補佐官は「表現は偏見に基づくものではなく、発達障害の子どもへの十分な配慮を求めたもの」として、訂正に応じるのは困難との考えを示した。

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2007年1月28日 (日)

いじめと犯罪の関係を明確にする

いじめの定義が新たに見直されることはすでにこのブログでも紹介した。

「一定の人間関係にある者から、心理的・物理的な攻撃を受け、精神的な苦痛を感じている」

この定義の『精神的な苦痛』は身体的苦痛もあるので、『精神的な』は必要ないと思うが、新たな定義見直しで重要なことは、犯罪との関連であろう。

 「いじめは犯罪の芽」ととらえるのか。「いじめは犯罪である」ととらえるのか。

 どちらのメッセージが、いじめ・犯罪の抑止につながるのか。

 例えば、「なぐる・ける」といった行為の場合、身体にあざができた場合、医師に診断書を書いてもらい、そのことを証拠として、被害届を提出する、という手続きをとって、刑事、民事訴訟ということになろう。

 このとき、もし、医師によって、あざなど身体的損傷がみとめられないときは、その行為によって精神的打撃を受けたことが立証できれば、上記の手続きとなるのか?

 いじめ防止と心のケア緊急シンポで話題提供していただいた梅野正信先生のご意見をうかがいたい。

 また、仙太郎君もこの分野のプロだから是非ご意見を頂戴したい。

 いじめの定義幅広く・被害者の立場重視(日本経済新聞社、2007.1.19)

続きを読む "いじめと犯罪の関係を明確にする"

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2007年1月27日 (土)

第166回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説 教育新時代について

公共の精神や自律の精神、自分たちが生まれ育った地域や国に対する愛着愛情、道徳心、そういった価値観を今までおろそかにしてきたのではないでしょうか。こうした価値観を、しっかりと子どもたちに教えていくことこそ、日本の将来にとって極めて重要であると考えます。」( 第166回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説

 現実は、親が虐待ないしは虐待的養育(心情を一切聴かずに、自分の価値観を押しつけることも含む)をしていることが、いじめ・犯罪といったさまざまな問題を引き起こしているのに、24時間電話相談しか、施策として掲げていないのはなぜだろう!

 教育再生会議の答申に、子どものストレスや心理についての記述がないのが気になる。自分の心の中にわき上がる「怒りや悲しみとの望ましいつき合い方」を、体験的に学ぶ教育が必要である。しかし、規範意識の形成という一面しか、取り上げられていないように思う。

 いや、私たちが、こうあるべき教育施策をどんどん提言していくことが必要なんだろう。

・スクールカウンセラーの勤務日を増やしてほしい。いまは、週に8時間である。しかし、今年度2割カットされていたことを、世間の人はほとんどしらない。いじめを苦にした自殺が問題になり、この2割が2月・3月に戻ってきた。補正予算でついたわけだが、すでに予定をいれているSCも多い。そのため次年度の構想をしっかり提案してほしい。ことが起こっての対策では、後手後手に回る。

一方で、スクールカウンセラー(以下、SC)もなにを学校でやっているのかを世間に積極的に公表していく必要がある。もちろん、プライバシーの問題があるので、詳細はだせない。しかし、教師がSCと連携して、さまざまな取組をして、いじめ問題にも、効果をあげている事例を知っている。

・道徳・特別活動を大きく変える時代がきている。「ゆとり教育」が批判されても、「総合的な学習」への批判の声はあまり聞かない。それは、地域へでかけていったりといった体験が組み込まれているからであろう。西欧社会では、社会的スキル学習、ストレスマネジメント、アサーショントレーニングなどが授業に取り入れられている。それらは、「怒りや悲しみとの望ましいつき合い方」について、体験的に学ぶ教育である。

「道徳・特別活動・総合的な学習・保健体育」

これらの中に縦断的に織り込まれているのだが、教員養成の段階で、しっかりとカリキュラムの織り込む必要がある。

もちろん、教育施策として、教員定数を増やすことは、当然必要なことである。

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いじめアンケート調査は是か否か!

学部生対象に、「いじめアンケート調査」について考える授業を行った。10名ほどの少人数の授業なので、3-4名ほどのグループを作って、まずは「いじめアンケート調査は是か否か」という討議をしてもらった。

グループ1;クラスでいじめの疑惑があるときはやるが、そうでないときはやらない。

グループ2;アンケートをして、本当のことを書かないかもしれないし、その結果にふりまわされることになるかもしれないので、アンケートは積極的にしたくない。

グループ3;した方がいい。学校でやると見られるので、家でやるようにする。それから、具体的なことを尋ねる。なぐられたりけられたりしたことがありますか。「みんなから無視されていますか。」といったように。

私は、グループ3の意見に賛成と表明し、海外でのいじめ防止教育の取組を紹介した。そして、実施するとしたら、どのようなアンケートにするのか考えてもらった。

「ともだちフレンズチェックリスト」「学校生活アンケート」などタイトルをつけて作成した学生もいた。内容も、具体的な行動を尋ねるリストをあげたり、「学校は楽しいですか?」といった普通に答えられるような質問をしてから、だんだんといじめの内容にしていくのがよいと考えた学生もいた。

保護者へのいじめ調査についてのインフォームドコンセントのメッセージを書いたプリント。

アンケートを実施するとき「テストではないこと。答えたくないときは、無回答でもいいこと。途中でやめてもいいこと」などを伝える必要があることなどの留意点にふれた。

アンケートは、子どもの声を聴くための方法として、有効なツールのひとつだ。だが、その活用によっては、やりっぱなしで、子どもに利益のないものになってしまう。

いま、ストレス反応(トラウマ反応)のセフルチェックを行い、「その反応には、こんな対処ができるんだよ」というメッセージを含めたアンケート調査のやり方を模索している。

いわゆる「心のケアをともなうアンケート」の実施である。

 このような授業は、教員養成系の大学であれば、どこでも行っているのだろうか?

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2007年1月24日 (水)

北海道のいじめ調査の真相は?

「いじめ調査への協力拒否 北海道教組「必要ない」」

というタイトルで、以下の記事が共同通信から配信された。読んだ時、「なんやねん!北教組はどないなってるんや!」と思った。

次に、朝日新聞の夕刊を読むと

「北教組の小関顕太郎書記長は「いじめについては学校ごとに教職員が子どもの顔を見て対応すべき問題だ。調査は、いじめの実態を知らなければならない教師が目を通せない形で集めており、おかしい。数字が独り歩きしてしまう危険もある」などとしている。」

という記事があった。なるほど、このいじめ調査は、そのアンケートそれ自身を教師がみることができないようになっているのか!教育委員会が、いわゆる実態調査するための調査なんだということがわかった。そして、中国新聞には、42万人中約2万人が「今もいじめられている」と回答したと発表。とある。

うーん!いじめ調査のあとのケア体制を考えていない調査なのか!各学校でその実態はどのようにケアにいかされるのだろうか?それに、質問項目は「いじめられたことがあるか」「どんないじめをしたか」とあるが、具体的な行動(無視、なぐるける、など)を尋ねていないのだろうか?

教育委員会も教職員組合も一体となって、いじめに立ち向かわなければならないのに。いじめ調査に反対するなら、「こうやろう!」という対案をだして、徹底的に議論して早急に対応すべきであろう。いじめ調査の真相が知りたい。

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2007年1月15日 (月)

教師(保護者・地域)の「いじめ」の共通認識チェックリスト

以下の問は○か×か。項目の番号に、チェックしてみましょう。本音でね!その理由も考えてください。後で、グループで討議してもらいます。

 1)いじめとケンカは同じ
 2)いじめ・いじめられっ子で子どもは成長する
 3)明るさ・楽しさを装ったいじめがある
 4)いじめは教室や学校を舞台にした劇場性を持っている
 5)ブログ・ネット・携帯メールでの中傷といった情報化社会のひずみのいじめがある
 6) いじめが恐喝・暴行となっている場合は、被害状況を警察に申し出る

 7)いじめの行為は決して許されない
 8)いじめられる子は弱い子であり、「考えすぎ」「気にしすぎ」である
 9)いじめられる子にも原因や問題がある
10)いじめ加害をやめられない子どもは、家庭・社会では被害者である
11)子ども自身がいじめられたと感じたら、いじめである

12) いじめた子、いじめられたと言った子への事実確認は、学級会を開いて行う
13)「自分たちで話し合って解決しておくように」と指導する
14)いじめた子、いじめられている子を同じ部屋に呼んで事情を聴く
15)いじめた子に注意、叱責、説教をする
16)いじめた子に謝らせて、喧嘩両成敗であると指導する
17)自分のクラスでいじめがあった場合、担任は一人で解決しようと努力する
18)クラスでいじめが発覚した場合、いじめられた子の保護者に連絡し話し合う
19)いじめ加害者の心の奥には、自己否定感、見捨てられ感がある
20)いじめ加害者には、大人や教師に対する不信感がある
21)いじめ加害者の背景を知る努力をする
22)いじめ加害者は、ある意味被害者である

23)いじめ加害者のケアは、被害者以上に難しい
24)いじめの実態調査はいじめ防止教育の第一歩である
25)いじめの実態調査は結果を集計して子ども・保護者にフィードバックする
26)いじめの防止にはストレスマネジメントの体験学習が重要である

本音で、討議しあって、教師のいじめに対する共通認識をまずははかりましょう!

以下に、回答例記載。

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いじめ防止ツール(アンケート・リーフレット・いじめとストレス授業案)

いじめ防止教育に関するツールはすでにブログで紹介していますが、ここでまとめて掲載します。

アンケート

「ijimeptss15.jtd」をダウンロード いじめとトラウマテックストレス反応を測る尺度です。 冨永・高橋作成。

「ijimestressanke-to.jtd」をダウンロード  いじめとストレスの調査票-教師といっしょに作成した児童生徒のアンケート用紙です。

「ijimestressanke-to.pdf」をダウンロード

「bullyingberiefscale.doc」をダウンロード  いじめの意識を測る尺度です。田門侑子作成。

「feelingscale-hiragana2.xls」をダウンロード  12項目の気分調査票です。授業の中で2回体験的ワークの前後にとります。子どもが授業でどのような体験をしたかがあとでふり返ることができます。

いじめとストレス授業案

「ijimestresslesson2.jtd」をダウンロード いじめとストレス授業案です。

「ijimestresslesson2.pdf」をダウンロード

「ijime-kanban2.jtd」をダウンロード  授業の時に黒板にはる表情絵やせりふです。

「ijime-kanban2.pdf」をダウンロード

「abc-san.ppt」をダウンロード  A,B,Cさん・君のカードです。

いじめリーフレット

「ijimepanf.jtd」をダウンロード  いじめとストレス調査の結果を子ども・保護者にリーフレットでフィードバックしたものです。

ほかにもあれば、順次このコーナーで紹介します。

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2007年1月11日 (木)

いじめの定義見直し-文科省

いじめ定義見直し、「一方的」など文言削除へ…文科省
文部科学省は、従来のいじめの定義に盛り込まれていた「一方的」「継続的」「深刻」などの条件を見直す方針を決めた。」

 2006年11月10日のブログに「いじめの定義に異議あり」と記載した。

読売新聞等で報道されている情報によると文科省は、いじめの定義を見直すとのこと。

「一方的」を削除とあるが、「弱い者に対して一方的に」という文言を削除してほしい。

また、「継続的」の削除は、一回でも、トラウマとなる出来事はありうる。この削除も妥当であろう。

さらに、「深刻な苦痛」というのは、臨床心理学的に定義すると「日常生活の障害を来している」という状態であろう。例えば、眠れない、勉強に集中できない、食欲がない・・・。いわゆるトラウマ反応が日常生活の障害を引き起こしている。そのような状態になる前に、手をさしのべるべきであろう。

定義で言えば、「平成3年9月26日判決、東京地裁」の判例が最も事実に近いであろう。ただ、これには、「継続的」という文言が入っているが。いじめの内容として、「インターネットないしはメールによる中傷」というのは、もちろんいれるべきであろう。

「いじめ」とは「学校及びその周辺において、生徒の間で、一定の者から特定の者に対し、集中的、継続的に繰り返される心理的、物理的、暴力的な苦痛を与える行為を総称するものであり、具体的には、心理的なものとして、『仲間はずれ』、『無視』、『悪口』などが、
物理的なものとして、『物を隠す』、『物を壊す』などが、暴力的なものとして、『殴る』、『蹴る』などが考えられる」(平成3年9月26日判決、東京地裁、日本弁護士連合会『いじめ問題ハンドブック』より)

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2006年12月 4日 (月)

いじめ-クローズアップ現代をみて

 クローズアップ現代「いじめ」を、録画でみました。新潟・上越市の学校や、長崎の学校での取組が参考になりました。

 とりわけ、長崎の取組では、悲しみ・怒りといった感情を表現しない子どもへのかかわりを、アンケートなどをもちいて、きめこまかに対応していました。一連の事件の悲しみと怒りから生まれた取組だろうと見ながら思いました。

 もうひとつ、いじめ加害の子どもの心理と対応を浮き彫りにする番組ができるといいな、と思いました。教育再生会議で、いじめ加害の子の対応をアピールしたのは、一歩前