長島一茂「学校の授業に“心のケア”の時間を作ります」(太田総理)No.2
学校の授業に”心のケア”の時間を!という提案の太田総理の番組を、詳しくまとめているブログを発見しました。
「もと歌舞伎町ホストでいま大学院生のブログ」さんです。一部抜粋すると、
雑になるがまとめると、主張には大きく2つの柱があった。
・子供の現代的ストレスをセラピー等で軽減する(不登校・自殺者・いじめ等の増加)
・子供のときからストレスマネジメントを身に付けることで、大人になってからの
ストレスや、パニック障害・うつ病等の精神疾患とうまく付き合えるようにする
反対の論点は大きく2つあって、
①子ども手当を削るのに反対
②むしろ今の子供は過保護で、もっとストレス必要
②については、金美麗さんが「3食足りているのに甘えている!」といった発言を紹介しています。このブログ是非一読してください。
今日ある県の臨床心理士会の研修会に参加していました。午後は、事件事故後の心のケアの取り組みが紹介されました。教師、スクールカウンセラー、医師が見事に連携し、対応していった取り組みでした。
なぜ、当該の学校の教師が、これほどまでに、子どもの心のケアにあたれたのか疑問でした。もちろん中心に活動した教師の教育観・個性がすばらしいことはいうまでもありませんが、討論であきらかになったことは、一つは、その地域が小学校から高校までストレスマネジメント教育に長く力をいれていたということでした。
死ぬほどの恐怖を体験したあと、これまで経験したことのない心身反応が生じます。その反応に対しては、望ましい対処の方法が、これまでの科学的知見から明らかにされてきています。
「心のケアの授業」とは、そのような出来事に遭遇するまえに、予め、子どもや教師がそのような科学的知識と望ましい対処方法を身につける教育です。
最近、将来の総理大臣候補のお一人だった中川昭一前議員が急逝しました。新聞報道によると、父親の亡くなった札幌のホテルには決して近寄らなかったとか、それを繊細な面があると紹介されていました。私はその記事を読んだとき、それは、トラウマ反応の回避反応だと思いました。また、氏は腰痛を抱えていたり、アルコールの問題があったようです。医療分野の方も含めて、多くの人が、心のケア、トラウマケアの知識をもつ社会であれば、氏を社会により生かすことができたのにと残念に思うのです。
心のケアとは、見えない暴力や見えない自然の力との闘いです。過保護にするというものではありません。
ストレスにつよい人とは、自分の考えを落ち着いて伝える力がある人、プラス思考ができる人、日々感謝の気持ちがもてる人であり、がまんしつづける人ではないのです。
また、ストレスマネジメント=呼吸法でもありません。もちろん、呼吸法もストレスマネジメント技法の一つではありますが。イライラ、むかつき、それをほかのことをして、解消しましょう!というのがストレスマネジメントの本質ではありません。このイライラはどこからきているのだろうか?あ!宿題していないためだ!宿題しよう!そのようにストレッサーを明らかにし、問題に立ち向かう力を培うことが、ストレスマネジメントの本質です。でも、勉強する、練習するといった問題に立ち向かうばかりで、試験や試合の本番で、緊張しすぎては、悔しいので、心を落ち着けるメンタルトレーニングを学ぶこともストレスマネジメントです。
怒りや悲しみを、人を傷つけずに、自分を傷つけずに、表現に変える方法を学ぶこともストレスマネジメントです。
長島一茂さんに、期待します。スクールカウンセラーを常勤化し、「心のケアの授業」を教師とともに、展開する教育運動の要になってください!!!
あすは、学会理事会で、臨床心理職の資格問題が議論されます。
わが国も、心のケアの制度化に向けて、大きく動きだす第二世代の時代にはいりつつあります。
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コメント
番組見ました。
太田さんが民主の横粂議員に対して「(ストレスのない世の中になんて)なるわけねーよ」って言っていたのが印象的でした。
うつ=甘え という考えが一般にあるという事実。
これも仕方ないことだと思います。
“うつ”という言葉が、簡単に使われるようになってしまっている現状もよく見かけます。
(この前、ファミレスで若者が「私ほんまうつ病やわー(笑)」なんて語ってたり)
最近少なくなりましたが、メディアで、つらさやしんどさばかりをピックアップして報道されている場合もあり、
どうしても“弱い”“負け”というイメージを植え付けてしまいがちかな印象も受けます。
そこから如何にして回復したか。そういうメッセージをもっと押し出して欲しい。
だからこそ「心の“教育”」だと思います。
ストレスを受けると、さまざまな反応が出て、心も体もつらくなってしまう。
これは、誰にでも起こりうる自然なこと。
でもストレスは、自分を成長させるチャンスにもなる。
だから、ストレスに適切に対処し、上手に付き合っていくことが大切です。
番組後半で民主党の渡辺周議員が“ストレスマネジメント”という単語を使ってらっしゃいました。
大まかですがちゃんとテロップで解説も出ていました。嬉しかった!
もっと社会にストマネを!
投稿: hrm | 2009年10月12日 (月) 18時42分
hrmさん、番組情報ありがとうございます。
>番組後半で民主党の渡辺周議員が“ストレスマネジメント”という単語を使ってらっしゃいました。大まかですがちゃんとテロップで解説も出ていました。
そうですか、渡辺議員が”ストレスマネジメント”と言ってたんですね。静岡選出の議員さんのようですね。
放送局も構成するにあたり取材していると思うのですが、この分野の専門家がいなかったのが残念ですね。
投稿: Tomy | 2009年10月12日 (月) 20時36分
仙太郎さん
お久しぶりです。貴重な情報ありがとうございました。仙太郎さんのメールを読み、長島さんに、お礼のメールを送っておきました。
投稿: Tomy | 2009年10月12日 (月) 20時37分
心のケアの時間を作ることは大賛成です。
今自殺者で多いのは、自分の感情を表現してこなかった世代とその子供たちです。
応援しています!!
投稿: 琉寧 | 2009年10月13日 (火) 17時57分