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2009年6月 1日 (月)

新型インフルエンザと心のケア(9) 感染症専門家の講話・教師のかかわり・アンケート

大阪の関西大倉高校も休校が解除され、2週間ぶりに、生徒たちの元気な声が戻ったらしい。感染症センター長の講話を生徒たちは聞いたという。正しいウイルスの知識をもつことが、誹謗中傷・不快な対応への毅然とした態度を形成する。高校生向けにわが国のこの分野の第一人者の講話は、ぜひ、公開してほしいものだ。感染症センターのHpや文部科学省・厚生労働省のHpでもいい、いそいで、専門家によるわかりやすい新型インフルエンザの知識を提供してほしい。http://sankei.jp.msn.com/life/education/090601/edc0906011139005-n1.htm

さて、学校は再開されると日常が一気に戻ってくる。そのなかで、少しほっとしたころに、さまざまな反応を自覚するようになる。今回の出来事は、季節性インフルエンザと変わらないというが少しずつ明らかになったためトラウマ体験に該当しないかもしれない。しかし、中傷や誹謗などの二次被害が強かったと聞いている。

学校生活が再開され、1週間ほどして、自分の心身反応を、把握して、その反応の意味と適切な対処の方法を学ぶアンケートを実施してもいいだろう。ただ、災害と異なり、被害にあった人とあわなかった人に分かれるため、クラス単位で、トラウマの心身反応についてのアンケートを行うことは、躊躇されるかもしれない。

郵送法や個別の対応で、心身反応をモニターし、適切な対処のアドバイスをそえたリーフレットを送り、希望者には、個別相談を受けるようにした方がいいかもしれない。前回のリーフレットなどを活用し、望ましい対処を行っていけば、強い心身反応は必ず収束する。

授業が再開されれば、教師は授業に力がはいる。当然のことである。一方で、怒り・無力感などの感情を心の中に閉じこめ続けると、そこにエネルギーを使い、知らずに、勉強に集中できなくなったり、やる気が起こらなかったりする。

担任が声をかけ話を聞く、がんばったことをねぎらう、そういったかかわりが、生徒の心を元気にしていく。そして、その反応が強く続くようであれば、臨床心理士とともに、対応する、もちろん、睡眠障害などを伴う場合は、医療機関に積極的に繋ぎ、いち早く、ストレスによる心身反応の回復を後押しすることが望ましいだろう。

作成したアンケートは、Ies-r、K6で構成し、二次被害の実態を把握し、今後の感染症対策の活かせるように、自由記述で、二次被害について尋ねている。

「iesrk6flu.xls」をダウンロード

もし、活用するときは、臨床心理士の助言によって活用してほしい。

また、メール(hotanshin@hotmail.com)でアクセスしてほしい。

個別のケアの伴わないアンケートは、二次被害を与えるので、アンケートは、心理教育と個別ケアを必ずセットで、実施しなければならない。

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