« 新型インフルエンザと心のケア(6)-リーフレット作ってみました | トップページ | 新型インフルエンザと心のケア(8)-豊岡市のアピール »

2009年5月29日 (金)

新型インフルエンザと心のケア(7)-広げよう防疫教育・豊岡市の実践

いまの8:45のNHK神戸のニュースで、豊岡市の小学校で、新型インフルエンザについての二次被害を防止するための小学校での授業が紹介されていました。

中学生が修学旅行で中傷を受けて、豊岡市教育委員会が、”防疫教育”をはじめたようです。豊岡は、2004年の台風23号豪雨災害のときも、市教委をあげて、心のケアに取り組んだんです。

この授業案をすぐに紹介し、この”防疫教育”を全国に広げたいものですね!

新型インフル、兵庫の生徒、修学旅行先で中傷受ける
市教委、立ち向かう人権教育実施へ

 新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染拡大による休校措置が解除されたのに伴い、修学旅行に出かけた兵庫県豊岡市内の市立中学校の生徒が、旅行先で中傷とも受け取れる言葉をかけられていたことがわかり、同市教委は28日、中傷などに立ち向かう姿勢を養うための人権教育を市立の全40小中学校で行うと発表した。6月5日まで各学校で、資料に基づいた指導を行うよう通知した。

 市教委によると、25日から2泊3日で、東京方面を旅行。浅草でマスク姿の生徒に、女性が「どこから来たの」と声をかけ、生徒が「兵庫県」と答えると、「やばいな」と話したという。

 また、東京ディズニーランドでは、中傷とも受け取れる言葉をかけられたのが3件あったという。このほか、市にも「関東に住んでいる人間は迷惑です。ディズニーランドで感染者が出たらあなたたちのせいだと疑います」との内容のメールが1件、同様の趣旨の電話も1件あったという。

 このため、市教委は、不愉快な言葉をかけられた場合を想定した指導用の資料を作成。小学高学年・中学生用では、感染者が出た小学校が、校外学習で訪れる別の市から「とても迷惑。感染者が出たらあなたたちのせい」とするメールを受けとった場合を想定。

 指導のポイントとして、「感染者や感染者が出た市に差別的なメールを送ることが人として問題」などとし、児童・生徒には感想を書かせる。

 同校の校長は「誹謗(ひぼう)中傷とも受け取れる言葉を受けた生徒からは不愉快な思いをしたと聞いている。心ない発言を受け、残念だ」と話した。

(2009年5月29日  読売新聞)

|

« 新型インフルエンザと心のケア(6)-リーフレット作ってみました | トップページ | 新型インフルエンザと心のケア(8)-豊岡市のアピール »

コメント

冨永先生、お久しぶりです。
お元気そうで、うれしく思いました。

インフルのこと、秋にも同じ事が起こるかも知れないという思いを持ちながらの、とりあえずの安定です。少なくとも今回経験した人たちは、社会現象に対しての免疫は出来たのかも知れないですね。

リーフレット、見ました。
感染した後、不安な反応だけではなく、平気でいようとする人もいるのでは。こうした場合の周囲の対応も、みんなの思いやりを持った関わりが一番、ということもどこかに書いてもらえるとうれしいです。それから、こんな状況下で病院に行くと大変なことになるから行きたくない、という思いもあるように思います。こうした気持ちにはどう対応していくと良いでしょう。。。

いろいろなことを考えます。誹謗中傷はとてもつらいこと、不安な状況な時ほど、お互い思いやりの気持ちは大切ですね。でも、正しい知識で対応しようとしても、今は情報がいろいろ、専門家の意見も何が本当で何を信じて行動すればよいのか・・という感じもあります。これだけはっきりしない状況であれば、誹謗中傷する人の気持ちも(実際言うかどうかは別にして)、分からなくもないのです。どちらが悪いのか、どちらが正しいのか、といった問題だけでは片付けられないものでもあること、過剰反応ではあっても、人それぞれ受けとめ方の違いがあり、自分たちの安全を守ろうとしている結果であることも、どこかで知っておきたい(伝えておきたい)気もしています。


投稿: kappa | 2009年5月30日 (土) 10時12分

kappaさん、お久しぶりです。最近、書き込みが少ないので、ちょっとさびしいなーと思っていたところでした。

作ったリーフレットは、高校生用・教師・保護者用に作ったので、ちょっとメッセージ性は、むつかしいかもしれません。

それで、kappaさんにも、作ってもらえませんか?

豊岡でよい実践がはじまったようなので、そのような実践もいれて、発信することが大事だと思います。

そうなんですよ、感染症の専門家でも、意見が割れている印象をもちますよね。「ウイルスは変異するぞ!」というメッセージを送ることも必要かもしれませんが、いま、困っている人がいるんですよ、そのことに、すぐに回答してほしいですよね。
北陸の運動部の学校がどうして過剰反応なのか、きちんと説明してほしいですよね。
いまから、東京出張なので、みんながどういう顔で、私をみるのか、ちょっと???複雑な気持ちです。
私の息子が通っている関東甲信越の大学も、感染地帯には行くな!ってHpに書いてますよ。だから、北陸の学校が、そう思うのも、当然かもしれません。はやく、ちゃんとした情報ながしてくださいよ!と思いますね。

投稿: Tominaga,Y | 2009年5月30日 (土) 10時34分

冨永先生、ありがとうございます。

私も出来ること、がんばってます。

情報が錯綜する中、これからのことにも対応できるよう落ち着くこと、ほっとする時間や日常を大切にすること、力を合わせることの出来る環境作り、が大事かなあ、と感じています。

投稿: kappa | 2009年5月30日 (土) 11時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/165488/45168608

この記事へのトラックバック一覧です: 新型インフルエンザと心のケア(7)-広げよう防疫教育・豊岡市の実践:

» 【新型インフル】「やばいな」 兵庫の生徒、修学旅行先の浅草で中傷受ける [The ポータルサイト(情報と意見交換の場)]
新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染拡大による休校措置が解除されたのに伴い、修学旅行に出かけた兵庫県豊岡市内の市立中学校の生徒が、旅行先で中傷とも受け取れる言葉をかけられていたことがわかり、同市教委は28日、中傷などに立ち向かう姿勢を養うための人権教育を市立の全40小中学校で行うと発表した。6月5日まで各学校で、資料に基づいた指導を行うよう通知した。... [続きを読む]

受信: 2009年5月30日 (土) 03時05分

« 新型インフルエンザと心のケア(6)-リーフレット作ってみました | トップページ | 新型インフルエンザと心のケア(8)-豊岡市のアピール »