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2008年8月15日 (金)

ツナミ被災地・インドネシア・アチェでのトラウマカウンセリングと防災教育

 8月11日、インドネシア・アチェで、トラウマシンポジウムが、EI(Educational International)の主催で行われました。EIのアチェ・コーディネーターのフェルナンデス先生が企画しました。2005年6月、7月に、アチェを訪問し、被災した教師のためのトラウマカウンセリングセミナーがEIによって企画され、EARTH(震災・学校支援チーム)が世界の代表として、派遣されました。95年の阪神淡路大震災の後に立ち上がった教師と臨床心理士(スクールカウンセラー)をメンバーとするチームです。
 今回のチームは、高橋哲さん、諏訪清二さん、宮下啓子さん、そして私の4名でした。

 あれから3年、アチェの街はずいぶん復興しました。シンポジウムでは、6月にアチェの中学・高校30校、297名の生徒へのPtsr-ed-tsunamiのアンケート調査を実施した結果と、これまで訪問するたびに、アチェの学校で行ってきたトラウマティックストレスマネジメントを動画を使って紹介しました。

 アンケートで心配な結果は、「またあんなこと(ツナミ)が起こるのではないかと心配」に、98%の生徒が、yesと回答していたということです。

 12日、13日は、小学校、中学校、高等学校をそれぞれ、1校ずつ訪問し、災害トラウマからの回復と防災教育の授業を行いました。
 高橋さんが絶妙の話術で生徒へトラウマを克服する方法を実習を交えて行い、諏訪さんが防災教育を行い、私は全体をオーガナイズし、トラウマの心理教育を担当しました。
 ある高校生が感想に書きました。
 「このプログラムを被災したアチェ全土で展開してほしい」
 それぞれの詳細は、まもなくこのブログにupします。

 もう一つインドネシアに行って思いました。日本のスクールカウンセラー制度-週5時間の勤務体制-はダメだということです。日本は本気で、子どもたちの心の健康、心の発達のことを考えているのでしょうか。インドネシア・アチェの中学・高校では、養護教諭と同じように、カウンセラーが常勤で働いているのです。しかも、1校に2-3名カウンセラーがいる学校もあります。

いろいろと考えることのあった一週間でした。

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