四川大地震後の心理援助8-再び中国へ
7月1日~8日、四川大地震後の心理援助について、中国の心理士へ日本のノウハウを伝えるために、再び中国を訪問します。
第二次派遣です。今回は、11名でチームを編成し、1-3日は、北京グループと重慶グループの2班に分かれます。
北京では、中国心理学会の本部で、重慶では、西南大学心理学院にて、それぞれ2日間の研修・意見交換を行います。3日の夜に、北京グループは、重慶に飛びます。4日は、西南大学を訪問中のアメリカチームを交えて、中米日の「被災者への心理援助」に関するシンポジウムが予定されています。その夜、11名で、成都に向かいます。おそらく列車での移動になると思います。
5日~7日は、2班にわかれて、1班は、西華大学での研修、もうひと班は、被災地に出かけ、地域心理援助ステーションを訪問します。
私たちは、被災者に直接出会いかかわるのではなく、地域で活動する心理士のみなさんに、日本での災害後の心のケアのノウハウを伝え、アジアでの災害後の心のケアについて、いっしょに考えていくのが目的です。
今阪神淡路大震災を振り返れば、当時、河合隼雄先生が、「地震の絵や作文をかかせることが心のケアではない」とメディアを通じて何度も繰り返しメッセージを送ったことを思い出します。当時、アメリカからディブリーフィングの考えが推奨されて、マスメディアは「怖い感情をはき出しましょう」とメッセージを送りました。しかし、9.11以降、災害後のディブリーフィングは、世界的に、評価されなくなり、むしろ、有害である、との見解も一般的になりつつあります。
また、河合先生は、「悲しみを中心に据えて日常生活をしっかり送りましょう」と朝日新聞に掲載した記事をいまでも覚えています。それは、神戸児童連続殺傷事件(1997)の時に掲載されたと記憶しています。
Stroebe M, Schut H が、Dual process modelを提案したのが1999年ですから、それに先駆けていたわけですね。.
第一次派遣で出会った中国の人たちとの再会を心待ちにしています。そして、あらたに出会う中国の人たちとの出会いも楽しみです。
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