四川大地震後の心理援助9-四川地震被災者へのマスメディアの関心を
阪神淡路大震災から約2ヶ月後、地下鉄サリン事件が起きた。被災地のメディアは、さーっといなくなった。被災者が、興奮期からうつ期にはいるのと時を同じくして、メディアが消えていった。単発のイベントは、祭りのあとの深い寂しさだけを残していった。
しかし、「四川」という言葉をgoogleで検索すると、おおきなプロジェクトが2つ掲載されていた。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080627/tnr0806272331018-n1.htm
四川大地震被災者支援へコンサート
http://mainichi.jp/select/world/news/20080628ddm002030084000c.html
中国・四川大地震:復興で協力、日中首脳会談で合意へ
前者は、ジュディオングさんをはじめとする歌手たちのチャリティコンサートの企画だ。
後者は、日本政府のプロジェクトだ。
民官両方で、四川大地震の被災者を支援しようとする試みだ。
「四川大地震こころのケアーチーム」(日本心理臨床学会・日本臨床心理士会)の第一次派遣、第二次派遣は、できれば、日本政府の支援がほしい。第二次派遣では、格安運賃チケットを手配しても11名の航空運賃だけでも150万円は支出することになる。学会の会計だけで支弁するには、心苦しい。
いくつかの国際ボランティアへの基金をあたってみた。しかし、どこも、今年度の事業計画は、すでに昨年度の申し込みにて終了しているとの返事であった。少しでも、補助をだしてくれる団体・企業はないのだろうか。
日本心理臨床学会は、Hpに第一次派遣の報告を掲載している。
http://www.ajcp.info/download/ShisenReport1.pdf
「お金が欲しい!」と声高に叫ぶのは、どうも品がない。しかし、継続支援には、資金は必要だ。新潟中越地震で、ながく「リラックス動作法」を被災者に提供していった長岡チームに、日本臨床動作学会大会の折に募金を呼びかけ、ボランティアの交通費(高速自動車道を使って若い臨床心理士たちのチームを派遣していたので)にあててもらった。
兵庫教育大学梶田学長は、第二次派遣のことで、色々と助言してくださった。そして、中国で使う中国語に翻訳した心理援助の冊子の印刷代と国際郵送費などを学長裁量経費で支出してくださった。「国際交流だから、がんばっていってらっしゃい」と声をかけてくださった。ありがたかった。
インドネシア・アチェのコーディネーター・フェルナンデスさんから最近メールがきた。「トラウマのアンケートを316名回収しました」と。ツナミから3年半、被災者の苦しみはどれほど癒えているのか、データを手にする日が待ち遠しい。もちろん、トラウマのアンケートには、心理教育のリーフレット(絵入り)を作成して、担任に読んでもらい配布した。自由記述にどのようなことを中学生が書いているだろう。八月にアチェで開催されるトラウマシンポジウムで発表したい。
いよいよ、来週、中国を再び訪問できる。西南大学の副学長先生、心理学院の李教授はじめチョウ先生、湯先生、おおくの人との再会も楽しみだ。
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/hyogo/080625/hyg0806250314002-n1.htm
中国・四川大地震で心のケアチーム再派遣 兵庫教育大などの専門家11人
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001169764.shtml
紙芝居で心のケア 「パンダの気もち」中国の被災児童へ
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080614/trd0806141100007-n1.htm
心のケア教材・紙芝居「パンダの気もち」 中国・四川大地震の被災者へ
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