Around40-戦場のトラウマ?
私にしてはめずらしくTVドラマを楽しんでいます。金曜日の10時、around40です。
第4話は、戦場のカメラマンの聡子の元カレが登場。自分が撮影した戦場の写真をみて、からだに力がはいり、フラッシュバックが起きていることが推測される映像が流れました。
次回(第5話)の予告を、Hpでみると
「そんな折、貞夫(筒井道隆)の店を訪れた和哉は、会話の途中、突然倒れてしまうのだった。その話を聞いた恵太朗は、聡子に内緒で独自に和哉のカウンセリングを始める。やがて和哉の衝撃的な過去が明かされるのだった。」
聡子のところに戻ってきたのは、戦場のトラウマにによって、カメラがもてない、写真が撮れなくなっているんでしょうね。トラウマ反応は、だれにでも起こる当然な反応ですが、その反応が消失せずに、持続して、日常生活を阻害するときに、PTSDと診断されますね。報道写真が命の和哉が写真がとれないというのは、日常生活を阻害していますし、再体験症状(フラッシュバックや悪夢)と回避(カメラがもてない)があるので、PTSDでしょうね。PTSDに移行する2つの要因-回避と否定的認知-とすれば、「衝撃的な過去」というのは、自責感情をともなう出来事ではないかと推測してしまいます。自分のせいで、だれかが死に至ったという文脈でしょうね。
臨床心理士の恵太朗のカウンセリングのみでは、PTSDが治癒せず、聡子の精神療法で、治って、ふたたび、戦場に旅立つ、というストーリーを予測してしまいますね。
ps.第1話で、精神科医は診療時間が長くとれないので、という場面がありましたので、聡子が直接、精神療法をするというのは、現実的ではないですね。PTSDの心理療法・精神療法は、60分の面接時間の枠では、なかなかむつかしいですから。長時間曝露も、EMDRも1セッション90分はかけますよね。まだ、知られていないイメージ動作法もそうですね。脚本家の橋部敦子さんが、どこまで、PTSD治療を調べているかですね。PTSDの症状の描き方は、よく調べていると思いますよ。悪夢の場面もありましたよね。問題は、治療ですね。第4話では、なりたい自分のイメージを提案していましたから、ブリーフセラピーのトレーニングは受けているようですね。でも、どうなんでしょう、トラウマセラピーのトレーニングは受けていますかね。
さて、長時間曝露療法が登場するのか、EMDRなのか、興味津々ですね。
精神科医と臨床心理士がなかよく仕事をしているドラマは、好感がもてますね。
ドラマのなかで、「臨床心理士は国家資格ではないんだよね。一部の医療団体が反対していて、国家資格法案が上程できずに、とまっているんだよね」なんて、いってくれたら、インパクトがあるのになー、なんて思いながら、みています。
ps.2008.5.4 加筆しました。
ps.2 家内の推測ですが、アフガンの写真集にでてきた少年の写真、あの少年が、和哉に近づいてくるところで、殺害されたのでは?それで、自責感を抱えて、PTSDに移行したのではないかというのですが。どうでしょうね。
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コメント
先週見ていたときに、「あ、PTSDやん」って
思いました。その後どうPTSDを描いて、展開させていくのかな、と考えていました。
精神科医は長く診療時間がとれないので・・・
彼女が精神療法を行うのは、現実的ではない、と書かれていましたが、私は別の意味でどうなんだろうと思いました。
彼らは、元恋人同士そしてまた、やり直そうという感じの関係ですよね。だから、そういう関係の中で治療関係を結ぶのかな、と感じました。
とりあえず、今晩の展開が楽しみです。
投稿 kei | 2008年5月 9日 (金) 11時13分