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2007年10月27日 (土)

眠りのためのリラクセーション-漸進性弛緩法

 安全な場所では、安心を!

 人や動物は、活動と眠りを繰り返します。

 眠りは、活動のためのエネルギー補充でしょうか。

 Jacobson.E は、Progressive Relaxation を公刊しました(1929)。

いま、Progressive Relaxation(漸進性弛緩法)は、一流選手のメンタルトレーニングの方法として活用されています。

鹿児島大学の山中寛さんが、オリンピック選手のメンタルトレーニングとして、成瀬悟策先生から伝授された方法を簡便化したのが、つぎの方法です。

簡易漸進性弛緩法

  両手首をまげます。・・はい、リラックス。

  両足首をまげます。・・はい、リラックス。

  肩をあげて、背中に力をいれます。・・はい、リラックス。

  お尻・腰に力を入れて、・・はい、リラックス。

  顔に力を入れて、額、頬、顎に力をいれます。・・はい、リラックス。

  身体に一度、力を入れて、力をぬくと、ふわーっとして、リラックスできます。

  それでも、眠たくならなかったら、少しずつ、力を入れて、ぬきましょう。

  両手首をまげて、
  両足首をまげます。ほかはリラックスです。
    両手首に力を入れたまま、両足首の力を抜きます。
    両手首の力も抜きます。

    両手首をまげます。両足首もまげます。つぎに、肩を開いて背中にも力を入れます。
    両手、両足は力をいれたまま、肩・背中の力を抜きます。
    両手首に力を入れたまま、両足首の力を抜きます。
    両手首の力も抜きます。

    両手首をまげます。両足首もまげます。肩・背中にも力を入れます。腰・お尻に力を  いれます。
    両手、両足、肩背中は力をいれたまま、腰・お尻の力を抜きます。
    背中・肩の力を抜きます。
  両足首の力を抜きます。
  両手首の力も抜きます。

    両手首をまげます。両足首もまげます。肩・背中にも力を入れます。腰・お尻に力を  いれます。最後に、顔に力を入れます。奥歯をかみしめて目をぎゅっとつぶります。  これで、身体全部に力が入っています。
    両手、両足、肩背中、腰お尻は力をいれたまま、顔の力を抜きます。
    両手首、両足首、背中・肩に力を入れたまま、腰・お尻の力を抜きます。
    背中・肩の力を抜きます。
  両足首の力を抜きます。
  両手首の力も抜きます。

    全部の力が抜けました。ここからもっと力が抜けていきます。まだ、足に力が入って  いたなー、とか、身体のすみずみまで気持ちを向けることで、さらに、力が抜けていきます。それを、じっくり、味わいましょう。

  あ、肩に力がまだはいっている。そこをぬこうとしなくていいんです。そこが、楽になればいいなーと思ってください。・・・そういうふうに、身体のあちこちの緊張とお話します。

力が抜けるたびに、ねむたーくなっていきます。

あーもうねむりそうだ、と思ったら、『ぐっすりねむって、あすの朝○時にすっきりめがさめます』と自分にメッセージを送りましょう。すると、目覚ましが鳴る直前に、自分のペースで目が覚めます。

しかし、お布団の中でなくて、

  つぎに、なにかしなければならない時は、そのまま目をあけると、ぼんやりします。

 試合の直前だったら、「あがらなかったけど、もえなかった」ということになってしまいます。それで、「終了覚醒動作(すっきり動作)」を必ずしましょう!
                                                                              
{ 終了覚醒動作}  リラックスした状態から、気持ちをはっきりさせるために、      
   「両手をグーパーグーパーします。次に、肘をまげて伸ばして、脚も伸ばせたら伸ばしましょう。両肘を前に突き出すか、高く上げて、はっきりと目を開けましょう」

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2007年10月20日 (土)

加古川小2刺殺事件-防犯体制と心のケアの両輪で

9児童が心身の不調、本格対策へ…加古川・小2刺殺(読売新聞、関西版、2007/10/20)

同小が全児童約430人に配布した「心のチェックシート」に、9人の児童が心身の不調を記入していることがわかった。過去の事件・事故では時間が経過してからショック症状を訴える例も多く、同小では週明けの22、23両日、児童の心のケアを図る教員の研修などを行い、本格的な対策に乗り出す。

 市教委などによると、チェックシートは、子どもの睡眠状況や食欲など6項目について質問。事件発生翌日の17日夜の保護者説明会で配られ、症状が出た場合は同小に提出することになっている。

 18日はなかったが、19日になって低学年から高学年までの9人が相次いで提出。「ニュースを見ていて涙が止まらない」「嘔吐(おうと)が続いている」「ヘリコプターの音を恐れる」など具体的な症状が書かれていたという。

 反応をだせることは、よいことです。そこで、ヨシヨシしてもらう、介抱してもらう、そういった他者のかかわりが、安全な場所では安心できる感覚を取り戻していきます。

 トラウマの反応は、衝撃的な出来事のあとには、誰にでも起こる自然な反応です。反応をだすことで、受け容れがたいこの出来事を心のなかにおさめていくのです。

事件後、現場周辺地域では、教師や保護者が付き添う物々しい雰囲気の中で児童が登下校し、多くの家庭では子どもに外で遊ぶのを禁じるなど緊迫した日々が続く。

 市教委などによると、別府小では「子どもが『眠れない』と訴えている」「いつまでこの状況が続くのか」「子どもが外で遊べなくてストレスがたまっているようだ」などの声が寄せられ始めた。事件直後から同校に詰めているPTA役員らにも、同様の相談が保護者から届いているという。

 そうした状況を受け、市教委が十八日から同校に派遣しているカウンセラーは、柚希さんの三年生の姉が在籍しているクラスで、ざわざわして落ち着かない雰囲気を感じ、児童らに配慮が必要と判断。県教委が十九日に派遣した臨床心理士の高橋哲さんにも伝えた。

 高橋さんは十九日午前、そのクラスを訪問。「怖いことがあったが、心や体がかちかちになってないかな。適度に力を抜くことが大切なんだよ」と語りかけ、手を握りしめた後にゆっくり全身の力を抜き、緊張をほぐす体操を紹介した。

 

 とても信じられない悲しい事件が起こりました。犯人への激しい怒りを感じます。亡くなられたゆずきさんのご冥福をお祈りするとともに、ご家族の深い悲しみに、心からお悔やみ申し上げます。

  犯人が未逮捕なため、日々の安心な生活がおびやかされています。このような事態では、子どもを守る「防犯体制」と子どもの「心のケア」の両輪を、大人たちがすすめていかなければなりません。子どもを守るためにも、おとなの落ち着いた行動が求められます。

 また、安全な場所(家庭や学校など)では、安心のメッセージを子どもたちに送り、

警戒すべき場所では、適切な緊張感と望ましい行動を、落ち着いて教えなければなりません。

このような事件のあとには、子どもたちはさまざまな心とからだの変化を起こします。

それは、大変なできごとを乗りこえようとしている、心とからだの自然な反応です。

まず、いま、起こっている心と身体の反応と、その反応に対する適切な対処や対応の仕方を知ることが、大切です。

1,安全な場所では、安心のメッセージを!

    家・学校など、安全な場所では、安心のメッセージを送って下さい。

  子どもは、不安やこわさで、安心な場所でも、おとなにしがみついたり、離れようとしなかったりします。

→ それは、不安やこわさを、行動で表現しているのです。叱らないで、その気持ちを認めてあげて、抱きしめてあげたり、「心配なんだね、でも、おかあさん・おとうさんはここにいるよ。だいじょうぶだよ」とメッセージを送ってあげて下さい。

  子どもの心に安心感がひろがっていくと、安全な場所では、大人から、少し離れて、あそんだり、勉強したりすることができはじめます。

2,警戒すべき場所では、適切な行動と落ち着いた行動を教えましょう!

    登下校をはじめ、外出時に、子どもがふざけたり、はしゃいだりして、おとなを心配させることがあります。

    → こんな異常事態では、心と身体を興奮させてしまうものです。ことばで叱るのではなく、行動で、「こうすればいいんだよ」、と教えてあげて下さい。

  また、「ボク(私)は、こわくない!」といって、親にだまって、外出して心配させることもあります。

    →「お父さん・お母さんは、心配なの。だから、お父さん・お母さんに、ちゃんと言ってね!」と伝えるといいでしょう。

 かちんこちんになってがんばっている身体に、「いまは、安心していいんだよ」というメッセージを届けながら、からだをほぐすリラックス法も有効でしょう。

学校、教育委員会、警察、地域をあげて全力で、子どもたちを守っていきたいと思います。

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2007年10月12日 (金)

マスメディアは自殺防止に全力をあげてほしい!

自殺報道に関するマスメディアの手引きは、WHOが作成しています(自殺予防総合対策センター掲載;原文訳文)。

日本臨床心理士会(自殺に関する報道についてのお願い)も、わかりやすい文言で、警告しています。

しかし、最近の報道では、「自殺の具体的方法、その場面の映像の放映の自粛」といった基本すらまったく守られていません。

TV局は、「現場の校舎」をくりかえしくりかえし放映してるではないですか。

青少年は、悩みを抱えたとき、解決する手段の幅が狭いのです。だから、そういった情報は、知らず知らずに、「この苦しみを解決するには、××しかない」と思い込ませてしまうのです。

わが国は、失敗から学ぶ、ということがない国なのでしょうか。

昨年の月別の青少年の自殺数の統計資料をみると、この過ちを犯してはいけないということがわかると思います。

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2007年10月11日 (木)

受験に向けてのストレス・マネンジメント授業

受験に向けてのストレス・マネンジメント授業、中学校での実践事例が紹介されています。

ワークシート添付します。

「solutionimagetraining.doc」をダウンロード

これは、「イメージと動作によるストレスマネジメント教育・展開編」に掲載されている黒河内さんの論文をもとにしています。

生徒は、結構、勉強への「やる気」がわいてくるんですよね。

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2007年10月10日 (水)

インドネシアの困難な状況で暮らす子ども達を支援するグループ

 今年の日本心理臨床学会第26回大会のワークショップでであったSさんは、海外在住経験がながい臨床心理士さんです。

 Sさんの紹介で、今日、「インドネシアの困難な状況で暮らす子ども達を支援するボランティアグループ」のHpを紹介していただきました。

障害者の支援をはじめとして、さまざまな活動をやっているようです。

また、「海外に住む子どもたちの心の健康をサポートする臨床心理士の会」があるようです。

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2007年10月 3日 (水)

臨床心理士国家資格へ、市民運動の展開を!

日本心理臨床学会第26回大会にて、臨床心理士の国家資格に向けてのシンポジウムが開催されました。国家資格化にご尽力いただいている衆議院議員・河村建夫先生のブログ(臨床心理士国家資格化問題の動向について)に、シンポジウムで発言いただいた内容と法案成立に向けてのご決意が掲載されています。

一部抜粋させていただきます!

私としては、この臨床心理士国家資格化を強く望まれていた、元文化庁長官の河合隼雄先生のご存命の間に実現させたかったが、それが叶わずとても残念に思っている。今日のシンポジウムに於いて、臨床心理士にかかわる学会として、いったい資格問題がどうなっているのか、それを立法化に携わってきた私にその動向を説明をする機会を与えていただいた。私からは、反対している諸団体は、臨床心理士に対する誤解から生じている反対もあることもあり、今後は反対されている諸団体関係者と膝を付き合わせて、必要なら一部修正もしながら、本格的に詰めて早期成案としたいと発言させていただいた。

大変心強いご発言です!沖縄市民11万人が、教科書検定の結果を覆すうねりをおこしたように、法案成立に、市民運動を展開しようではありませんか!

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