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2007年5月21日 (月)

臨床心理職の国家資格実現をめざす市民向け企画-一日相談会とシンポジウムを終わって

市民向けシンポジウムは、第1部-臨床心理士と出会った当事者の声 では、3人の方に、ご発言をいただきました。

 中村恵子さんは、震災後のさまざまな不調がからだの問題ではなく心の問題だと気づき、臨床心理士のカウンセリングを受けた体験をお話いただきました。(兵庫県臨床心理士会発行の「被災地だより」に、その時の体験をまとめられています)

 松井直子さんは、高校生のお嬢様を、飲酒運転犯罪により、亡くされた後、身近な人がよかれと思ってかけてくれた言葉に傷つき、犯人の裁判が終わった頃、心もからだもぼろぼろになっている自分に気づき、警察の被害者対策室の紹介でカウンセリングを受けられ、その体験をお話いただきました。(ホームページ「早紀からのメッセージ」をご覧ください)

 諏訪清二さんは、「防災教育と心のケア」というテーマで、県立舞子高校の生徒やその卒業生と、さまざまな被災地-インド洋大津波の被災地スリランカ・インドネシア、中越地震、台風23号被災地、能登地震-にでかけて活動した経験の中から、心のケアの大切さをお話いただきました。

 第2部では、「なぜ臨床心理士の国家資格が必要か!」というテーマで、3人のスピーカーのお話をいただき、フロアをまじえて討論をいたしました。

 第2部の開会にあたり、参議院議員辻泰弘先生が、おいでくださり、参加者にメッセージを送っていただきました。そればかりか、最後まで、参加くださり、討論でも貴重なご発言をしていただきました。

 はじめに日本臨床心理士会理事の平陽一さんが、資格問題の歴史から現状に至るまでパワポを使いながら、わかりやすく説明してくださいました。

 つぎに、医療分野・教育分野で臨床心理士として活動してこられた岡嵜順子さんが、ご自分の体験から、なぜ国家資格が必要かを、お話くださいました。学校で出会ったある生徒の状態から、精神科医にすぐつながなければならないと判断され、その後、よい方向へ変化した事例も含めてのお話でした。(このブログでのコメントを早速いただいていますし、岡嵜さんのブログも参考にしてください)

 名取琢自さんは、スイスユング研究所に留学したとき、さまざまな国から来ている人たちと資格の現状の話になったとき、「日本に臨床心理士の国家資格がないなんて、嘘だろう」といわれた経験から、世界の資格の状況をプロジェクトチームを作り、調査した結果を報告していただきました。あらゆる国の心理士の国家資格の要件が最低修士修了レベルであることを、その調査結果をまとめた資料に基づき説明してくれました。

 フロアからは、次々に、質問・意見が発表され、最後に、辻議員のコメント・質問を受けて、平さんからの現状が報告され、シンポを終了しました。

 シンポの内容や参加者の感想・意見は、いずれ、兵庫県臨床心理士会から報告されると思います。

 当日は、衆議院議員・西村康稔先生、衆議院議員・谷公一先生から、臨床心理職の国家資格をめざす心強いメッセージをいただきました。また、衆議院議員・大前繁雄先生の秘書の方がかけつけてくださり、シンポを最後まで聞いてくださいました。

 シンポが終わって、JR元町駅南側で、臨床心理職の国家資格をめざすビラ「shikakubira.pdf」をダウンロード 配りを40名ほどで行いました。道行く人から、「え、臨床心理士は国家資格ではないのですか?」とか「河合隼雄先生のおかげんはいかがですか?」といった声をかけてくださる方もおられ、このような活動も、とても大切だと思いました。

 その後、元町の居酒屋で、40名ほどが一室を貸し切り、今日の事業の感想・資格問題を熱く語りあいました。ブログ仲間の「つなでさん」や「はらちゃん」も参加していただき、資格問題の情報発信をどんどんやっていこう!と意気投合しました。

 この企画に参集・そして準備してくださったみなさん、マスメデアの多くのみなさんに、感謝申し上げます。

 さあ!臨床心理職の国家資格実現のために、声をあげましょう!

神戸新聞に、本シンポジウムのことが掲載されました。記者の石崎さんありがとうございました。また、サンテレビは、昨日の夕方のニュースで報道してくれました。感謝申し上げます。(21日、16:40記す)

臨床心理職を「国家資格に」 甲南大でシンポ

「臨床心理職の国家資格実現をめざして」をテーマにしたシンポジウムが20日、神戸市東灘区岡本の甲南大で開かれた。心のケアへのニーズが高まる中、阪神・淡路大震災の被災者や犯罪被害者が、カウンセリングを受けた経験を紹介。臨床心理士らは「市民が安心して相談を受けられるようにし、心理職の技能をさらに向上させるためにも、責任を明確にした国家資格が必要だ」と訴えた。(石崎勝伸)

 シンポは県臨床心理士会が主催し、約百三十人が参加した。心理職については多くの民間団体が研修や試験を実施、資格を認定し、うち臨床心理士が最も知られている。

 震災後に心的外傷後ストレス傷害(PTSD)の症状が出たという東灘区の養護学校教諭、中村恵子さんは「周囲に『頑張れ』と言われ『これ以上どう頑張るのか』と思っていた時、臨床心理士は自分の存在を丸ごと受け止めてくれ、救いになった」と指摘。飲酒運転の車にはねられ娘を亡くした加西市の松井直子さんも臨床心理士の役割を「深い穴に突き落とされた時、上から声をかけるのではなく穴の底から地上を一緒に見上げてくれるような存在」と強調した。

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» トラウマ [トラウマ - 理解する為の基礎知識]
トラウマとは、精神的外傷や外傷体験などというらしい。そもそも語源の由来はギリシャ語の「傷」という意味であるとのこと。 [続きを読む]

受信: 2007年5月29日 (火) 12時56分

コメント

Tominaga先生

昨日は、本当にありがとうございました。
心温まる良い会に参加できて嬉しいです。
人を大切にし、人を信じる力を、またひとつ分けていただけたように感じています。
これをまた「次」につなげていきたいですね。
今後ともよろしくお願いします。
お疲れ様でした!

投稿 つなで | 2007年5月21日 (月) 20時50分

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