心をケアすべき弱者という思い込み
河北新報社の記事に、自死遺族や犯罪遺族とかかわる心理専門家にとって、きわめて重要な警告が、掲載されている。 私は犯罪遺族の自助グループに参加してきた。そこで、私は、心理的技法を、彼らに提案したことはなかった。自助グループでのテーマは、裁判でいかに加害者や司法の理不尽さと闘うか。加害者が未逮捕の事件では、いかに犯人逮捕に、どのように活動すればいいのか。懸賞金やビラ配り、マスメディアとのつきあい方。決して弱者ではなく、闘う遺族である。 自死遺族の自助グループには参加したことはないが、おそらく、過労死の問題や受診時での対応など、社会や医療・相談をどうよりよくしていくことができるのか。そういったことを自死遺族は求めているのではないだろうか。 犯罪遺族の多くの方は、「時が心を癒すと人はいうけれど、時が立てば、悲しみはさらに深くなる」ともいわれる。 「心のケア」という言葉が、「他者が保護する」...
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