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2017年2月22日 (水)

公認心理師について(23)実務経験2-3年、この怒りをどう表現するか?

公認心理師カリキュラム試案が提出されました。
驚きは、
実務経験
 
3. 期間について
・実務経験プログラムを持つ施設において2~3年の実務経験
どこから、2年~がでてきたのか。
WGの議事録をみても、どこにもこの発言はなかったのに、「2年~」
 
いや、医療関係の委員は「2年」を主張していました。しかし、議論のなかで、座長が「3年」を提案して、それに対して、激しい異議がでなかったのでは?直に、WG委員会に立ち会ったひと補足願います。
 
「これ、公の会議以外で、大きな力が動いているしか、考えられない。
これを許していると、公認心理師資格の未来は危ういですよ。
公認心理師養成の7条の1より2で受験するものが増えていき、大学院教育は崩壊するかも。〇法試験の二の舞になる。・・・」と心の中で激しくつぶやく。
 

2017年2月16日 (木)

自殺予防のために必要なのは、道徳教育ではなく、健康教育です。

の記事を読んで、「誕生学」なるプログラムの危うさが、少し理解できた。
 
松本先生のこの記事のなかでの「自殺予防のために必要なのは、道徳教育ではなく、健康教育です。」という一文に、日本の現状を憂う。
 
というのは、健康教育の時間が学校教育ではほとんど確保されていないからです。「保健体育」の保健に、健康教育が位置づけられていますが、「心の健康」に関して言えば、小学校5・6年の保健体育の教科書に3時間分がおさめられているのみです。
 
道徳が特別の教科になって、体験的な学習や問題解決型学習を取り入れるようになったものの、やはり「道徳教育」という枠のなかでのこと。
 
今度の学習指導要領の改訂には、「健康教育」の拡大はみえてこない。
 
道徳の時間、35コマのうち、15コマを心の健康教育の時間にするといった改革を次の学習指導要領の改訂で実現してほしい。
そのためには、松本先生のような有識者を教育改革の会議のメンバーにして、大改革をおこなわなければ、いじめ・自殺を抑止することはできないのではないか。
中国では、2003年に、道徳とは別に、心理健康教育が科目として打ち立てられている。
中国にできて日本にできないことはない。

2017年2月 5日 (日)

災害・紛争後の子どもの心のケア(13)台風10号から5ヶ月スクールカウンセラーと教師の協働

岩手めんこいテレビが、東日本大震災、台風10号の被災小学校での教師とスクールカウンセラーの連携について取材したものがFNNニュースに掲載されています。
http://www.fnn-news.com/localtime/iwate/detail.html?id=FNNL00046318
掲載の期間は限定でしょうから、はやめにアクセスして、ご覧ください。
やはり地元のメディアは、息長く取材を続けていますね。

2017年1月29日 (日)

熊本地震と心のケア(44)21の団体による親子教室

2017年1月28日(土)の午前中に、益城町の小学校にて、「親子あったか体験教室」が開催されました。全国から22のボランティアが、小学校にかけつけました。「段ボールジオラマ防災教室」「フラワーアレンジメント教室」「食品サンプル製作体験教室」・・・・「ミュージカル俳優さんと楽しくダンス」「おもしろ理科実験講座」「世界が拡がる国際理解講座」などなど。
私は「試合で実力を発揮するためのイメージトレーニング講座」を担当しました。いっぱい楽しい企画があるので、メンタルトレーニングには参加希望者はいないかな、と思いましたが、親子、姉妹での参加がありました。
 
ワークシートを活用して、大リーガーで活躍した選手の呼吸法、オリンピック選手のストレス対処を紹介、そしてイメージトレーニング。親子や姉妹での参加だったので、最後は、絆のワーク。
ブログに掲載していいよという感想を掲載します。
 

【子どもの感想】

・息をゆっくりはいてすうという感じでやると心と体が温まりました。前にも、授業でやって、授業の復習をしたので、ふり返りみたいで楽しかったです。

・きょうはありがとうございます。

・来年の大会に生かしたいと思います。

・ねむりにつくやつがおもしろくて家でもやってみようとおもう。

・試合前とかはすごくきんちょうしていたけど、次の試合でリラックスして試合ができると思いました。

・これから様々な試験やコンクールや発表でもやってみようと思いました。

・きもちよかったです。

・試合とかに使っていきたいです。かたに手をあてたりするのが気持ちよかったです。今日はありがとうございました。

・大切な日の前は考えすぎて眠れなかったりしたので今日教えてもらったイメージトレーニングを寝る前と起きる前にやってみたいと思います。

 

【おとなの感想】

・イメージする大切さを知りました。ついつい悪くことを考えがちですが、常に良いイメージを喪ち、緊張しやすい性格なので、呼吸法でリラックスし、何事も思い通り、うまくいくようになれらたいいなーと思います。ありがとうございました。

・リラックスの方法が役に立った。子供の視線と親の視線でわかりやすかったと思います。

・約20年ぶりに仕事を始めて家事をうまくこなせていないのが先生に教えていただいたイメトレで、できるような気がしてきました。がんばってみます!また、小6・高1の子どもについつい「~しなさい」と言い続けてしまっているので、言い方を変えようと思いました。そして、マッサージをしてあげようと思います。ありがとうございました。

 

「imagetrainingws.pdf」をダウンロード 使ったワークシートです。

益城町の倒壊した家屋のあと、ほとんどが更地になっていましたが、まだ倒壊したままの家屋も少しありました。

これから報道が増えていくでしょう。アニバーサリー反応の意味と対処について、多くの人が知ることが大切だと、被災地の学校を訪問して思いました。

 

2017年1月16日 (月)

公認心理師について(22)教育新聞-SCとしての配置も検討

「教育新聞」は「SCとしての配置も検討」という見出しで、公認心理師カリキュラム検討委員会ワーキングの会議のもようを紹介しました。
今検討されているカリキュラム案をみると、5領域+災害支援を打ち出しているものの、医療にあつく、教育での検討がもう一つのようにみうけられます。ですから、教育新聞が大きく公認心理師カリキュラムについて取り上げることは、大変社会的な意味があると思います。
 
到達目標を例にとると
1.たたき台に記載されている応用心理学の「教育心理学」の到達目標について、

17. 教育に関する心理学
17-1. 教育現場において生じる問題とその背景について説明できる。
17-2. 教育現場において生じる問題に対して必要な心理に関する支援とその方法について説明できる。
であり、
これには、公認心理師法第2条の4つの業に対応した目標と災害時の心理支援がはいるべきです。

17-1 教育現場において生じる問題のアセスメントと分析の方法を説明できる。 
17-2 教育現場において生じる問題に対して児童生徒・保護者へのカウンセリングによる相談・助言などの支援のあり方を説明できる。
17-3 教育現場において生じる問題に対して教職員とのコラボレーションやコンサルテーション、福祉・医療を含めたチーム支援のあり方を説明できる。 
17-4 教育現場において生じる問題を未然に予防するため、心の健康に関する活動のあり方を説明できる。
17-5  教育現場において災害時に必要な心理に関する支援
 
災害時に必要な心理に関する支援は、「健康・医療に関する心理学」の15-4にのみにしかはいっていません。全ての領域で必要なはずです。
 
こういった修正・加筆がこれからの課題でしょう。
 
それと、学部の心理実習は80時間以上になったようですね。
学部での実習は、
1児童養護施設での学習支援・生活支援をとおした心理支援を体験的に学ぶ、
2幼小中学校での心の健康に関する活動をとおした心理支援を体験的に学ぶ
2は、心の健康授業(ストレスマネジメント、ソーシャルスキル、構成的グループエンカウンターなど)の補助の体験を意味します。
そういった内容を考えないといけないと思います。
今の私学は、学部の定員がとても多いので、心理学コースのなかに、社会心理学コース(心理学を専門にしない企業・自治体などへの就職)、公認心理師養成コース、などを再構成する必要があるように思います。
 

2016年12月30日 (金)

公認心理師法について(21)第2回WG議事録から、「学内実習」について

20161116日、第2回公認心理師カリキュラム等検討会ワーキングチームの議事録が公開されています。各団体からのカリキュラム等のプレゼンが行われた会議の討議内容はわが国のこれからの心理専門職養成の歴史的なページとして後世に語り継いでいきたいですね。各団体のプレゼンティターの方々のご尽力に感謝いたします。私は某学会のカリキュラム委員長を2年でしたが務めましたので、この議論に大変注目しております。「知識と技能」「実習・演習」といった議論が展開されています。

  わが国の医学教育の第一人者の北村先生が座長を務められていることが、なにより本質的な議論を展開できている最大の要因だと議事録を読みながら思います。

そこで、今回は、北村先生のご発言を受けて、私の大学・大学院で行われている臨床心理実習を少し紹介させていただきたいと思いました。

 

〇北村座長

次に、内容と施設を一緒に考えますが、学内施設というのはそんなに有用でしょうか。

というのは、私自身が知らなくて、この前勉強したのですね。大学院 1 種はみんな持っていると聞いたのですが、もちろんどの電車に乗っても広告にも書いていませんし、誰かが言ったという話も余り聞いていなくて、そんなにクライアントが来て 1 学年 30 人や 50 人いらっしゃる人が、十分経験できる量があるのかなと。

 

〇北村座長

もう 1 つは、患者のバイアスなのです。多くの人が、仕事は医療分野にいらっしゃっていて、大学院の中では学内でやっていると、学内の人は普通の人ですよね。その人が国家資格を取ったら、次の日に急に精神病院へ行ったと。そうすると、生まれて初めて精神科の患者のカウンセリングになってしまったというのもまずい。あるいは、子供に会ったことがない、定員のまま公認心理師の国家資格が受けられるでは、まずいかなと。

 

私の大学院の心理臨床実習施設は、大都市と小都市にそれぞれ1つずつ設置されています。それは夜間大学院を開設したために大都市の某新聞社のビルの3階をほぼ貸し切り講義室・演習室・図書室を整備しています。そして、臨床心理相談室には、大プレイルーム、観察室、小プレイルーム、面接室2室、箱庭ができる面接室1室、カンファレンスルームを整備しています。本学の教員の専門性は、発達障害、トラウマ、認知行動療法、行動分析、家族療法、精神分析的療法、動作療法、EMDRと多岐にわたっています。もちろん、精神科医で臨床心理士の教員もいます。

相談ケースは、精神科クリニックからの紹介が多く、うつ、PTSDなど医療機関と連携をとりながらすすめているケースが大変多いです。精神科クリニックから、「カウンセリングをお願いしたい」、「認知行動療法をお願いしたい」と、依頼がきます。また、発達臨床が専門の教員が多いため、発達に関する相談依頼も大変多く、教員がスーパーバイズしながら大学院生が担当するため、すぐにウエイティングをお願いしないといけない状況になります。

「学内(施設)の人は普通の人」とはどのような方をイメージされているかわかりませんが、うつで休職中、被害にあってPTSDで苦しんでいる、そういう方を大学院生と教員スタッフで担当しています。医療機関には臨床心理士がいないので、本学の相談室に依頼があるわけです。150分~60分で、2000円+消費税ですから、11万円が相場のカウンセリングに比べるとはるかに安価になります。また、不登校の相談も多く、また、大人の発達障害の方からの相談も多いです。もちろん、電車に広告は載せていません。ホームページがあるぐらいです。それでも、すぐにウエイティングをかけないといけない状況です。

各面接セッション後は担当者は逐語記録を作成し、毎回スーパーバイズを受けます。また、毎回のスーパーバイズとは別に、M2では、一人で4回以上担当したケースをまとめ、3名の教員のスーパーバイズのもと本コースの大学院生参加の事例検討会があります。その発表を最低2回しなければ、臨床心理実習の単位の認定はされません。

 私の経験では、ケースを担当することで、大学院生は確実に力をつけていきます。もちろん、医療機関での実習、学校や養護施設などでの実習も必須にしなければならないと思います。

2016年12月24日 (土)

公認心理師法について(20)12月22日ワーキング傍聴者からの貴重な情報

 2016年12月22日に開催された「第4回公認心理師カリキュラム等検討会ワーキングチーム」を傍聴されたお二人から、貴重な情報が提供されています。
お二人のツイッターへの書き込みに心より感謝申し上げます。
 
7条の2の実務経験が3年にそしてプログラム認証機構により認められた機関に限定されることが、決まったようです。
法科大学院の予備試験の「二の舞」にならない制度設計になるといいですね。
 また、国家試験の250問の構成の半数が事例問題であれば、大学院での実習での学びが試験問題に反映されるわけですから、よかったです。臨床心理士の筆記試験は近年事例問題が増えていますから、事例問題の作成にノウハウはあるでしょう。国家試験は全問公開ですから、問題作成の質も問われることになりますね。
 
北村座長の公認心理師を国民のための資格にしようとする意気込みとバランス感覚に心より敬意を表します。
 
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福島哲夫 12月22日
公認心理師WT第4回終了! 2号ルート(学部+実務)の実務を5年とするか2年とするかで議論された結果、北村座長から3年案が出された。 学部卒をメインルートにしてはいけない。そして無給のインターンを数年やればいいとか、大学院が受験予備校となる事も避けたいとの事。
そして実務経験現場にはしっかりしたプログラムを提出させて認定する形にしたいとの事。 それが本当にきちんとされればいいけれど。。

公認心理師試験はマークシート250問程度を1日で実施と。 北村座長は「事例問題を半分は必須に」と。丹野先生「医学と違い心理は唯一の正解を導くような問題を沢山作るのは難しい」と。北村座長「それでも、こういう事例にはまずはどの検査をすべきかなど問えるはず」と。 うーん、なかなか難問。
 
山田太郎 12月22日
公認心理師カリュキラム速報! 学部卒は3年の実務経験が必要。現場でただ実務をするのではなく、プログラム認証機関を作り、そこが認めた機関だけを実務機関として認める、と。今回の会議のメインはこれ!

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大学院の実践科目が6単位(90時間)とわずかですから、臨床心理士、臨床発達心理士、学校心理士、特別支援コーディネーターと、大学院でプラスアルファの特色をだせることになりました。
いち早く臨床心理士養成の募集を停止した大学は今後この特色ある大学院をどうやって打ち出すのでしょうか。
 
それと、日本臨床心理士資格認定協会は、この大学院履修で 国家資格・公認心理師と共存共栄とうちどめとしないで、さらに上位資格を独自で提案してほしいと思います。それは、修了後研修の充実とそれにともなう「専門臨床心理士」(心理療法ができるという資格)や「スクールカウンセラースーパーバイザー」資格を制度設計してほしいと思います。学校心理士はスーパーバイザー資格をだしており、熊本地震後の子どもの心のケアでは、学校心理士スーパーバイザーが現に活躍しています。
 

2016年12月17日 (土)

公認心理師法について(19)7条の2は誰のための条文なのか

厚労省から「たたき台」案が提出されネットでもさまざまな議論が相次いでいます。
日本心理学会WG学術会議案では、7条の2と7条の1の公平性の主張がなされています。
 
そもそも7条の2(学部卒+実務経験ルート)が誰のための条文なのかとカリキュラムが検討されていくにつけ、改めて思います。日心WG学術会議案では、7条の2があるから、大学院は技能を、学部は知識をと棲み分ける。だから、国家試験には、大学院で学ぶ知識は出題してはいけない、という論理のようです。このように、知識の習得を学部レベルに抑える主張を日心WG学術会議案が主張しているように推測できます。
 
7条の2ルートの受験生は、大学院に行く学費がなく、まじめな学生のために設置したとすれば、司法試験の予備試験制度の悪例を踏襲することになります。予備試験は法科大学院にいかずに司法試験の合格を勝ち取ることができる制度です。「予備試験、〇〇塾」と検索すれば、予備試験を受ける学生は高額の塾費を納入していることがわかります。司法修習生のあこがれの4大法律事務所の弁護士のうち、半数は予備試験合格組だそうです。
 
ネットで、「公認心理師、〇〇リーガル」と検索すると、すでに、司法試験の塾が公認心理師養成に動き出しているのがわかります。7条の2を推進する委員は、このことをご存じでしょうか。
 
7条の2を推進しているWG委員、カリキュラム等委員は公開の場で、これが国民の利益になるという根拠を明快に述べてほしいと思います。

2016年12月14日 (水)

公認心理師法について(18)実習の内容と質の担保

叩き台に以下のスライドがあります。

 

医療は必須というのはいいと思いますが、深いかかわりをもったケースを担当できるのは、学内実習施設や学校などです。登校はできているが、対人関係がうまくとれない、すぐかっとなる、そして、親もカウンセリングを希望している、といったケースは医療機関より、学校でのケースとしてかかわる方が、大学院生の力量形成に寄与します。また、スーパーバイズをしっかりと受け、場合によっては、スーパーバイザー(指導教員)が、保護者面談をして、医療につなぐ方がよければ、学校管理職等と相談して、提案するなど、チームアプローチの実際を学ぶ場になります。ですから、医療だけでなく、教育、福祉、少なくとも3領域での実習が必要です。

医療だけで十分というのは、公認心理師法が汎用資格であることからして、論理的ではないわけです。

 

それと、2条の4の業として、心の健康に関する活動をぜひ、実習で位置づけてほしいと思います。それは、学校や福祉施設で行うことができます。もちろん、指導者にその経験がないといけませんが。業務の1つとして掲げられたのですから、指導教員もモデルを示してほしいと思います。子どもは、どんな肩書きがあっても、本物をみやぶる力をもってますから。

 

 

2-2 実習の内容と質の担保について①

 

(1)実習を実施する施設の種類や数等についてどのように考えるか。

 

(現状)

 

○ 現在、心理分野の大学院では、大学院の附属臨床心理相談室での実習や医療機関をはじめとする学外施設での実習を実施している。

 

○ 具体的な実習の形式としては、大きく分けて、①自身の担当症例によるもの(実際の相談者への面接や心理検査の実施等)、②指導者の業務の見学等、がある。

 

(検討に当たってのたたき台)

 

○ 将来どの活動分野においても、精神疾患が疑われる場合に医療機関へつなぐ等の適切な対応が求められる点を踏まえ、精神疾患の診断を行う医療機関での実習を必須としてはどうか。

 

○ 医療分野以外の施設における実習について、以下の点を踏まえどのように考えるか。

 

保健、教育、福祉、司法及び産業の各分野の実習施設において、実際のケースを担当する等の深い関わりをもった実習が可能であるか。

 

上記の各分野の施設における、実習生の指導体制の確保が可能であるか。

 

○ 複数分野の施設における実習を課すことについてどのように考えるか。また、課す場合において、具体的な規定についてどのように考えるか。

2-2 実習の内容と質の担保について①

(1)実習を実施する施設の種類や数等についてどのように考えるか。

(現状)

○ 現在、心理分野の大学院では、大学院の附属臨床心理相談室での実習や医療機関をはじめとする学外施設での実習を実施している。

○ 具体的な実習の形式としては、大きく分けて、①自身の担当症例によるもの(実際の相談者への面接や心理検査の実施等)、②指導者の業務の見学等、がある。

(検討に当たってのたたき台)

○ 将来どの活動分野においても、精神疾患が疑われる場合に医療機関へつなぐ等の適切な対応が求められる点を踏まえ、精神疾患の診断を行う医療機関での実習を必須としてはどうか。

○ 医療分野以外の施設における実習について、以下の点を踏まえどのように考えるか。

保健、教育、福祉、司法及び産業の各分野の実習施設において、実際のケースを担当する等の深い関わりをもった実習が可能であるか。

上記の各分野の施設における、実習生の指導体制の確保が可能であるか。

○ 複数分野の施設における実習を課すことについてどのように考えるか。また、課す場合において、具体的な規定についてどのように考えるか。

2016年12月12日 (月)

公認心理師について(17)学部の「心理実習」や「教育心理学」について考えてみました

公認心理師法のたたき台を何度も読んでいるうちに、学部の「心理実習」や「教育心理学」について、スクールカウンセラー養成に長くかかわってきた立場から考えてみました。
1.たたき台に記載されている応用心理学の「教育心理学」の到達目標について、
 
17. 教育に関する心理学
17-1. 教育現場において生じる問題とその背景について説明できる。
17-2. 教育現場において生じる問題に対して必要な心理に関する支援とその方法について説明できる。
これは学部の科目名が「教育心理学」になってますが、従来の概念の教育心理学ではないですね。
 
17-1は教育現場において生じる問題とその背景 ですから、いじめ・不登校・暴力・虐待などのアセスメントと分析 ですよね。 
17-2は問題に対して必要な心理に関する支援とその方法 ですから、いじめ・不登校・暴力・虐待などの問題を抱える児童生徒・保護者へのカウンセリングによる相談・助言などの支援 と 教師とのコラボレーションや教師へのコンサルテーション、または、児童相談所職員、SSWなどとのチーム支援がはいりますね。
ですから、公認心理師法第二条の4つの業に対応する到達目標を記載した方がいいですね。
17-2は、相談・助言など
17-3は、教師とのコラボやコンサル・チーム支援 
17-4は、心の健康に関する知識の普及、すなわち予防的な活動をいれたいですよね。
それと、学部の「心理実習」では、学校での 「心の健康」授業を担任教師との協働で行うといいですね。福祉施設では、児童養護施設で、学習支援・スポーツ支援を心理実習でやれるといいですね。
気をとりなおして、生産的に考えてみることにしました。

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